巾着型リュックの入り口の隙間解消の工夫の最終局面【806】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在改良中の「餅巾着:もちきんちゃく」というリュックの入り口フラップ周辺の隙間解消の対策も最終局面に。。

もう、これで、やることはやったというようなところまで来ています。

今回は、少しだけですが、現在の状態をお伝えしてみようかと思います。

フラップが取っ手の間をスムーズに通り抜けるようにしたサイズ感

前は、縫い代込みで20cmあった横幅を2.5cm削り、17.5cmにしました。これ以上だとまた隙間が現れるので、2.5cmだけにしました。
やや端折りますが、背に二列に縫うことで取り付け。この2列が綺麗ではないですね。上のステッチを本当は入れたくないです。けれど入れなければ入り口がひらひらに。どうなんでしょうか。入口ヒラヒラとはいっても縫ってはあるわけで、蓋がひらひらしているだけと考えると、ステッチ入れない方が見た目の姿は良いですね。これが難しい所で、表地のみに縫い付けるので、段階が早いので、こうならざるを得ないのですね。表地と裏地の縫い合わせ前にすでに縫われているんです。そうするとこうならざるを得ない。。。ここが今の悩みどころです。
取っ手の間のひっかかりはまだ少しありますが、これを完全に無くすともっと小さい幅にしなければなりません。そうすると隙間が空いてしまいます。がんじがらめな状況というやつですね(^_^;)。
今回縦の長さを7.5cm長くして、下の方に付いたDカンにゆとりを持ってしわが寄らないように合わせたのですが、これが良くなかったです。縦にフラップが長いと隙間が空きました。ここは、今一度短くすることへ考え直しです。

あとがき

隙間が空きがちなデザインでありながらも、できる限りには埋めていく工夫という点で今が難関の時です。

何となく、もう最終局面といった感じがしまして、次の記事くらいで、改良後の状態の良いものがご覧いただけそうです。

また、お楽しみにどうぞ(^-^)。

ファスナーを使わない巾着タイプのリュックをいかにすき間を埋めるかの研究と改善【794】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在連続製作している「餅巾着:もちきんちゃく」デザイン。

いろいろ試行錯誤して本来セキュリティー性の弱い巾着型をセキュリティー性をアップする工夫をしてきたデザインです。

ここ最近、早速の新型をご購入者様にフィードバックいただく機会がありました。

友人なので、直接商品を目の前に、現実的な場面での使い方や変形の仕方などを教えていただきました。

このフィードバック自体の内容の記事は、少し前の、【791】が該当しますので、後程お立ち寄りくださればと思います。

今回は、そのフィードバックの中にある大きな課題を解決するために、改良に向かって動き出した第一歩の記事になります。

同じデザインでも生地の柔らかさや伸び具合によって隙間は大きくなるという学び

よく考えたら当然のことだと言えますが、作り手は、使っていく中でのバッグの変形の仕方なども知っているべきだと痛感しました。

今回の素材はメッシュなのですが、これまで順にメッシュ素材で同じデザインをお作りしてきた中では特に柔らかい方のメッシュ生地であったのです。

ポリウレタンも入っているので、結構引っ張られて伸びるのですね。

そうするとその伸びで、通常の硬い伸びにくい生地よりもすき間が多く開くということなんです。

「餅巾着:もちきんちゃく」というデザインのリュック・・・セキュリティー性の弱い部分は、入り口周辺の空き部分です。その空く部分の多さのデメリットを解消するために工夫してきたのが、内側に設置の巾着袋の存在。きゅっと口が縛られれば、外の隙間の奥にまだお部屋が設けられているという工夫です。ただ、実際に使用する中では、その巾着には入れない使い方もしたく、巾着袋の外部分でありながらセキュリティー性を高めるということをするのが今回の研究になります。
この部分ですね。リボンなどを使ってすき間を狭く絞るような工夫はしましたが、こうして写真の時の動きのない状態と、実際に背負う中に物が入った時の変形具合がだいぶ変わり、隙間がこの写真よりもうんと広がるということです。

硬めの素材のメッシュの方は、硬いので、それほどこの状態と実際に使う時の差があまりないと思われます。

この素材の場合、ポリウレタンが混在するので、よく伸びる性質から、余計に隙間が生まれます。

改良点の2点の実行

引き続き、2点のデザインの改良を実施しました。

1つは、入り口フラップの現在の幅をもっとどっしりとした覆う部分の多い面積の大きいものに換えること。

もう1つは、留め具の相手方のDカンの位置を下の方へ下げることです。

この2本立てで今できる最大限の効果を出していくことをやってみました。

改良1:元の、10cm以内の幅のベース板タイプデザインから、8角形の巾広の入り口フラップへ変えました。とりあえず、取っ手の間をくぐれる大きさにしかしておりませんが、根っこに細いタブを付けましたので、もっと広くすることも可能なんです。トートバッグでご使用時の入り口フラップを使わない場合には、内側へ入れ込めます。
改良2:もともと上から10cmの位置に縫い付けていたDカン+Dカンタブをさらに10cm下におろします。この箇所は、底の手前なのでめいいっぱいの位置です。
上から見るとこんな感じです。このシュミレーションですでに、入り口がきゅっと縮まったのが分かりました。効果を期待できそうです(^-^)。

あとがき

まだ、実際に、一番最初の小花柄の切り替えの方のお直しは完了しておりませんが、現在このシュミレーションを実行してくところです。

さて、この効果がどのように出るのか、やるだけのことはやった工夫が効果としてちゃんと現れると良いと思います。

その完成の際には、また記事にアップさせていただきたいと思います(^-^)。