ツルツルと滑る生地同士を重ねて縫う巾着ひもホールの固定ステッチの待ち針の打ち方【792】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、巾着袋の裏地付きを内側に設置するリュックを製作中です。

その巾着袋の裏地付きを製作する際にひも通しホールの固定ステッチの作業があるのですが、これが意外に奥が深かった(^_^;)。

その点についてこのたびスポットを当ててご紹介したいと思います。

特に、ツルツル同士の重ね合わせの素材で分かったずれやすさとその対策

綿/100%素材であるとガサっとした生地も多いので気づかないことかもしれません。

今回、表地も裏地もツルツルとしたポリエステル/100%、そして、ナイロン混のポリエルというさらにいっそうツルツル感の増す素材の組み合わせで巾着袋のひもホールを製作しました。

その時に表地と裏地をきちんと重ねてステッチで固定するのが最後の方の場面の巾着ひもホール。

こんな風に外面からものさしで3.5cmのところをストレートにステッチしていくのですが、この写真のようにやったら、最後にしわが寄せられました。寸法がずれているという原因ではありません。生地がすべってずれたのです。
表地と裏地の重なりのスタートと最後の地点に待ち針で固定。そして、先ほどのように縫い直しましたが、これもしわが寄りました。なかなか簡単ではありません(^_^;)。
そして、先ほどの最初と最後の地点に加えて、途中もこまめに待ち針でずれないように固定。
このまま、同じようにステッチをかけ直していきました。

結果は、成功です。

皺が起きませんでした。待ち針は大変優れている固定ツールだと実感します。
ぴったりと重なって綺麗です。

あとがき

つるりとした生地は、「ずれ」に注意ですね。

ずれにくいからつるりとした生地を使わないのか、その生地を使いたいから、ずれ防止の対策を考えるのか。

なかなかここは考え方が分かれるところですが、生地選びは無限でありたいので、後者を迷わず選択しました。