かつて存在していた「事務」という会社の部門はお気楽では決してない、「折衷」「経理」「外出」と多分野に渡る重要な任務であった【677】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前「経理事務」を勤め先で担当していたことがあります。

特に事務作業というのは複数の種類の違う項目を掛け持ちして同時に仕上げて提出ということも多いです。

複数というのはなかなかバランスよく進めることが難しいと思ってしまいますが、今回、そのような焦りとか不安も起こりがちな複数の同時進行のちょっとしたコツを一例としてご紹介です。

何かの本を読んだわけでもない、ただの実体験からのご紹介となります。

最初に少しずつ手を付けておくということがとても大きな効果となる

このようにABCと3種のお仕事がある場合を想定。打ち合わせ、複数の人との絡みでは、それ1本に集中。
ピンクのマーカーは、進捗度です。最初にどの作業も少しずつ手を付けておくということ。これが秘訣です。

ほぼ同じ分量にしてしまいましたが、作業の種類によっては、ちょっと多めだったり差があっても良いかと思います。

ただ、「少しずつ手を付けておく」というところが肝心です。

どこまで手を付けておくのかというのが、その後は、ひたすら繰り返しになるだけの割と単純な作業の連続であると見込める手前まで。

その後との境界線に相応しい位置でいったんやめるのです。

このやめて他の作業に移るというのが人のタイプや性格によっては、1つを完成した後次に移りたい人も多く、無理強いはよくないです。

あくまで自分に合えばということになります。

そして、少しずつ手を付けた後です↓。

少しずつ手を付けた後の進捗状況の例:Aを完成させてしまってBに移っています。第二段階は一気に。。

時間がかかる部分はすでに手を付けて完了しているので、その後はそれほどあれこれ移っていかずとも、進捗度は増すという考え方です。

こういうやり方のメリットとしては、何も手を付けていないのに時間が迫った時の、焦りや不安が解消され、完了までの見通しが立てられている状態なので、とにかく作業する本人の気持ちがゆったりします。

何なら、その後楽しく軽やかにお仕事できるのかもしれません。

少しずつ手を付けておいた後の進み具合というものは結構大きく進むかと思いますので、この最初の見通しが立てられるわずかな部分こそがポイントです。

あとがき

このたびは、経理部時代に複数のお仕事が重なった時に、どうにかして気持ちがゆったりとして達成できていくかを考えてきたことで採用してきた手法です。

女性が「事務」という任務に長い間携わる「しきたり」のようなものがずっと昭和時代から企業においては、続いていました。

ここ最近、「女性も活躍の場を」ということで、今まで男性のみであった分野に女性が飛び込むという新しい動きも一部では見られるものの、多くが女性は事務仕事という区分のようなものがある実態だと思います。

ただ、もっと「事務」という仕事をちゃんと見なければなりません。

この曖昧な言葉の実態というのは、女性でも男性と同じように人間同士の関係が重要な「折衷:せっちゅう」もありますし、大いにコミュニケーションの場があったのです。

それに加えて、事務作業の中で伝票を打つことやお金にまつわる作業も絡み、「数字を見る目」というのも培っているのです。

「事務」という任務を決して侮ってはいけません。

マルチタスクをこなさねばならない手際の良さや配分の調整などの能力が問われる重要なお仕事なのです。

それを「お気楽で良い」と価値づけるのもまずは当の本人次第であり、今後はAIに大半が担われるであろうこれまでの人間の作業が消えた時に、それでもお仕事を任される方というのは、丁寧に多種のお仕事を着実にこなしてきた結果です(^-^)。