<パッチワーク企画⑪:最終>パッチワークをとことん配したナップサックの連続製作を終えて一番お伝えしたいこと【1209】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回でこれまでしばらくやってきました、<パッチワーク企画>が終わりになります。

4点の「餅巾着」というナップサックをいろんな色や柄のパッチワークシートで作ってきました。

1点ずつは過去の投稿でご紹介済ですが、今回は、総まとめとしまして、全部を一望してみます。

そして、これまでやってきた感想とか学びをここでまとめたいと思います。

4点を同じ角度で見た違い

では、ここからは、ひたすら、同じ角度から見た4点の違いを見てみることにします。

まずは、メインの人に見える背の正面の部分からです。

メイン面:それぞれの出来上がりのパッチワークシートの中で
お洋服に合わせやすそうな強い印象の面を配置しました。
表面で背中に接する部分:左下だけは、こちらをメインでも良かったとも思えますが、
その他は、メインに比べてぼやけます。ですが、お好みに応じてこちらの面もメインに使えます。
内側のポケット面:このポケット面は内側では、背中から遠い方の面にあたります。
サイド面やてっぺん:下に置いている際などにはこんな風に映ります。

ポケット面の写真の中で、1つ吊り下げ式のポケットである右下は、ポケット付け忘れにより考案した後付け可能なポーチポケットになりました。

ミスや失敗からも新たなるデザインが生まれたということです。

困って行きどまりの時に考えた案というのは、思い出に残るものですね。

<パッチワーク企画>の感想と学び

まず、1つは、こういったパッチワークのつぎはぎだらけは、強度は強いものではないことで何とかステッチで固定するなどの工夫を凝らし丈夫にしました。

その分手間が非常にかかるものになりました。

そんなことから、最初から生地をわざわざ細かく刻んだファッション的な意味でのパッチワークバッグを製作するというのはお勧めしないという結論に至りました。

どうしても余ってしまったはぎれならではであり、こうしてたくさんの種類の柄が何年もかけたストックの寄せ集めであるところにこそ価値が出るということです。

はぎれの寄せ集めであることで、一度は過去に何かを製作した時の思い出や苦労などのストーリーが集まったものであるということなのです。

最初から細かく刻んでしまった生地というのは、その時点では価値は1枚の面積の広い生地に対しては劣ると思います。

特に、柄の場合は、つながって広々とした面積である方が、細かくカットされたぶつ切りよりも美しいに決まっています。

それなら、1枚の面積の広い生地にキルトをかけた仕様の方がきちんと仕上がります。

ただ、柄がとぎれてしまうことのフォローも、パッチワークの配置を同類を並べることでトライしてみたのが今回の「連続配置」のやり方です。

キルトの方も製作してきたことで、パッチワークとキルトの良き比較となりました。

見かけは、キルトもパッチワークもステッチがほどこされた点では類似のように見えますが、もう少し奥深い点では別物のようです。

あとがき

<パッチワーク企画>ご覧いただきましてありがとうございました。

この次の製作は、メンズライクに移っていきます。

まずは、「切餅」というデジタルコンテンツにもなるエコバッグ型の仕様を変えていきます。

やはり、支柱兼取っ手が150cm以上の生地巾を要するということでなかなか生地が見つからないという事態になることを解消します。

どんな生地でも作って行くことができる柔軟性のある仕様を考え、ハギ目を作ることにしました。

そのハギ目も上手く見えないようにするデザイン風なタブもご用意。

このことは、今回のパッチワーク企画の中で、ナップサックのショルダーの仕様を途中からハギに替えたところからのアイデアそのままです。

製作しやすいようなものでなければ、その作り方さえも受け入れられるものではないと考え直したからです。

また、どうぞ記事にお立ち寄りくださいませ(^-^)。