基本的なトートバッグの型紙、4種のサイズの工夫をこめた寸法の差の付け方【981】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、インテリアに使える入れ物機能としての袋を製作中。

主に、巾着型とトート型です。

ここ最近巾着型を連続製作してきましたが、今回はトートの完成になります。

今回の製作で、だいたいの生地の面積の大小にほぼすべて対応できるような4種のサイズ展開の型紙が整いましたので、今回の完成品に使った型紙を含めて4種のサイズ展開の型紙をご紹介。

巾着袋タイプとトートタイプとで本体の型紙を兼用している点がシンプル。

そして、4種の型紙はどんなサイズ感でサイズの差をつけているのかという点もお話させていただきたいと思います。

華やかな赤ベースのマルチカラートートバッグがインテリアで映える

完成したビッグトート:<サイズ>縦35cmx横42/61cmxマチ20cm・・・お部屋に収納用として花柄のボストンバッグのゴブラン織りのものを個人的に集めてきましたが、なかなかビッグと言えるサイズがなくて、横の長さがどうしても不足しがちです。そんな自分の体験から、横幅も十分に有するビッグバッグを生地のダブル幅のものを利用することで望みが叶います。
<表地:赤>花柄ジャガード、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:黒>ニットレース、ポリエステル/70%、ナイロン/30%、イタリア製。

一応、表地として赤の花柄の方を主体にしましたが、構造は、リバーシブルです。

取っ手も挟み込みなので、ひっくり返しても同じ位置。表と裏で何一つ違いが無いので、すべて対象に出来上がっています。

リバーシブルで。。とはもともと考えていませんでしたが、今気づきました(^_^;)。

気分によって、黒のレースの花柄を主体に使うことができますね。

2倍の価値です(^o^)丿。

型紙のご紹介

今回のビッグトートに使用の型紙:縦が50cmで横が67.5cm。下の左右のマチ部分は出来上がり20cmになるよう半分の10cm四方を削っておきます。そうして、冒頭のような、サイズで出来上がるということになります。

とてもビッグですね。生地はダブル幅でないとできないサイズです。

今記事を書いていてあることを思いつきました。

型紙が決まっている場合の生地の選び方として、生地幅に注目するという件です。

これは、次ぐらいの記事でYOUTUBE動画と共に、解説したいと思います。

ここでは、いよいよ決まってきた4種のサイズ違いについて型紙での寸法の差という点に注目し、私流に考えたサイズ感でお伝えしたいと思います。

必ずしも、デジタル的に均等に縮小されるわけではないところがポイント。

「大」(縦50cmx横67.5cm):先ほどご紹介しましたがあらためて。
マス目が1マス5cm四方、その半分の2.5cm。この分かりやすい目盛りに合わせたサイズで決めています。
「中」(縦50cmx横52.5cm):縦の長さが「大」と同じというところが作ってみて決断したことです。横が15cm狭まりますので、かなり大との差がありますが、縦が同じなので、縦長のサイズ感の出来上がりで、全体としては大きめの領域をキープ。
「小」(縦32.5cmx横37.5cm):ここで急にコンパクトになっていきます。「中」との差が歴然。このサイズ辺りから、お弁当袋のようなサイズ感になっていきます。
「ミニ」(縦25cmx横30cm):インテリア収納としてのものはこのあたりまで。これ以上小さいと「はぎれ」になるようです。生地が少しもったいないかなあ。。という余り具合の時にぎりぎりとれたりするのも、このサイズがあると有効活用ができそうです。
取っ手2種(長め:32.5cm・短かめ:22.5cm):本体は共通で、トートと巾着袋とで兼用して型紙を使用します。巾着袋の場合は江戸打ちひもを利用させていただくので、トートの場合のみ取っ手が付きます。おそらく、「
大」と「中には長い方を、「小」と「ミニ」には短い方がバランスとしては良さそうですが、生地の余り具合でこれもチョイスが自由にできる型紙です。

型紙に関するまとめ

4種の差の中に自分の拘りを入れてみました。

ただサイズの展開というのも効果が出ていないと意味がなく、10cm以上の差をそれぞれ設けているのが分かっていただけるかと思います。

見た目はだいたい5cmくらいからがサイズ違いに気づく範囲になってくるかと思いまして、2.5cm程の差では、同じ物を作っているに等しいような出来上がりになってしまうので、サイズの違いを付けた意味があるような寸法の違いを示していくのが良いかと思います。

あとがき

今後の製作では、都度、どのサイズの型紙を使用したかをここを起点に解説に加えていくつもりです。

シンプルな袋の製作は、ミシン道に入り立ての人も作りたいお品の1つになるかと思います。

たくさん製作してきたことからの学びやコツ、ワザに関しても余すところなくご紹介していきますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。