今までは床カーペット、お気に入りなら使用場所を変えて使い続ける、二つ折りで丈夫さを高めた十分な長さの薔薇柄キッチンマット【1196】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近特に、物を末永く使いたいという志向に自然に変わっていきました。

世の中で「SDGs」「サスティナブル」「エシカル」というワードが行き交い、言葉の一人歩きも多いです。

では、実際にはどんなことをしていけるのかを行動しながら照らし合わせ考えてみるということを意識。

日常で毎日使うような家電製品、インテリア小物などは、末永く使っていくことは、考えてみれば自然にずっと前からしてきたこと。

動かすものではなく、ずっとそこにあるものであることがそうなりやすかったのかもしれませんが。

かれこれ15年くらい使っている自作のピンクの薔薇柄のキルティングマットがありました(縦90cmx横170cmくらいの1枚)。

元は、以前の居住先でのキッチン部分の角のクセにも忠実に凸凹した端っこを再現しながらの1枚の自作マットでした。

そのマットを2022年2月頭の引っ越し時に継続して使用するために、凸凹をすべてそぎ落とし、細長く二つ折りにしてキッチンマットとして使用することに使い方を変えるというアレンジをしていたのです。

ただ、その後使用する内にずれて、内側が見えていることが気になってきました。

今までの状態:もともと15年間くらい、以前居住の1Kのキッチンにフローリングに敷いていた自作です。薔薇柄。

そして、このたび、二つ折りを完全な1点のキッチン専用へと特化する縫い留めをしました。

ただそれだけの単純なリフォームではあるのですが、キッチンマットもお台所の構造により長さが様々。

あれこれ見合うサイズを探すことに時間をかけるならば、自作という手がありまして、キルティング素材で申し分ない役割を果たしてくれるのだということも同時にお伝えできればと思います。

リフォーム方法はいたって単純、二つ折りにし、ステッチをなじむ糸の色でスタイリッシュな縫い目の見え方を意識しながら固定した

この二つ折りの端っこを縫い閉じてしまおうというのがこの度のリフォームになります。

「わ」の端のラインのコの字を縫うだけなので短い単純な作業です。

「わ」の端からスタート、元の三つ折りのステッチ線と先端のちょうど真ん中を目で見ながら縫い閉じ。

最初の案は、元あるステッチの上をなぞるように2つ目のステッチを入れるというやり方でしたが、やり始めて、途中で裏側を見てみるとステッチが汚くずれていたのです。

よって、それなら、新たなステッチ線を1本横に並べて追加していく方が綺麗にまとまると判断。

今一度やり直しをしまして、ステッチの位置をあえてずらす方法を採用。

こうして、2本線が入っている状態で仕上がります。このジャッジは成功だったと言えます。
玉結び・玉止めは、二つ折りの溝の中に綺麗に隠し込みます。キッチンマットはよく擦れる物品なのでマストで。
溝というのはここです。せっかくなので、糸をブチッと切らないこともすっきりしたインテリアへの工夫。
完成:インテリア環境の中でのこのたびのリフォーム後のキッチンマットの配置。長さが少し不足ですが。。

もう、最初の写真のような裏面が見えてくることがありません。

そのストレスの無さというのが1つ生まれた価値です。

そして、最初の元の三つ折りの上をなぞるステッチ位置ではなく、もっと端っこに寄った位置の、先端との真ん中をステッチしたことでしっかりと端が固定されました。

これが、やってみて分かった2つ目の価値で、やってみなければ分からなかったこと。

何か物を作る時に、しっかりさせたい場合に、「ステッチを1本増やす」というだけで、特に中身に硬い物を入れたりせずも、結果が見込めるということです。

上述のように、少し長さが不足の件は仕方がありません。

もともとこれだけの長さしかなかったのですから。。

ただ、もし1から自作で新調するならば、是非お勧めしたいのがたっぷりとした横幅を見積もることです。

端っこが足りないとお水が飛んだりしてストレスを感じますので、せっかくの自由な自作であれば十分なゆとりを見ることがメリットです。

あとがき

毎日のストレスはもわずかながら不健康、少しのことでも見直すことをお勧めしたいです。

自らの「心地」を大切にした一場面をお届けしましたわけですが、身近なことこそ大切に望ましい姿に配置できると良いと思います。

おうち生活が好きになるように、是非心地良いライフスタイルを貫いていってくださいませ(^-^)。

巻き薔薇の配置が悪く作り直し、カジュアル感あふれるデニムライクな素材をエレガントに近づけた巾着袋の裏地の薔薇柄と巻き薔薇の役割【1100】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事件は、1つ前の記事【1099】で起こっていました。

巻き薔薇の配置ミスをし、正面に巻き薔薇が来ていない事態に。。

ということで、解体して1からの作りをしたのがこのたびです。

巻き薔薇はミシンで縫い付けてありましたが、外すのではなく、表生地は在庫があるので、再び裁断して1からの作り直しでした。

裏地は製作した「中」サイズに設置していただけしかなかったので、解体して、小さく裁断し直し「小」で出来上がったのがこの度の完成品です。

作り直しの結果分かってきた巻き薔薇の配置図、裏地の薔薇柄とリンクして本来カジュアル志向なデニムライクをエレガントに表現した巾着袋へ

今度は、巻き薔薇は1個ずつ個別に縫い付けることに変更です。

そして、薔薇同士の間隔を出来上がりで均一に映るようにと考えました。

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
巻き薔薇は青味のピンク。前面と後ろ面の両面装飾です。写真よりも実際はもっとピンク色が付いています。
小さめながらマチたっぷり容量であるところが「小」というサイズのポテンシャルの高さです。
裏地は、解体前の「中」サイズの時のものを小サイズへ面積を落としてそのまま継続利用できました。

失敗すると容量が減ることがあるので、本当は望ましくないことです。

巻き薔薇の数は全部で9個ずつx両面の18個使いでした。

巻き薔薇の配置のシミュレーション:左右の2段目がわずかに外側に配置しても良かったと思います。
2022年に初の「ショート動画」にチャレンジ。非常に投稿しづらく、全5回程度のみの利用でした(*_*)。

あとがき

巾着袋作りは、「インテリア収納袋」のシリーズ製作であり、短い時間で完成できるアイテムを短期間で、過去の在庫生地を一掃する目的で始めました。

もう在庫生地はおおわく一掃できた2024年現在、少しだけその後にまた増えた生地が残っているのです。

きりがないことではあるのですが、過去よりももっと特化した生地を今後調達するようにしていくつもりです。

そして、ノウハウのコンテンツ作りの方も進めています。

こうして、活動の方向性もはっきりとしてまいりまして、この2024年はおそらく今までで一番方向性がまとまる年末を迎えるのではないかという気がしています。

本日、ハンドメイドバッグをご購入していただくことに恵まれました(先ほど発送完了)、心より感謝申し上げます<m(__)m>。

画郭に収める絵のように柄を配置したインテリア巾着袋、大柄の生地で製作するバッグの柄の配置の研究材料になれば。。【990】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去の生地在庫を一掃することを兼ね、比較的短い時間で完成する「インテリア収納袋」を連続製作しています。

このたびは、生地の柄が特殊、柄が均一ではない大花柄の場合に狭い面積にどの柄の部分をあてはめていくかを、実際に選択した結果どう出来上がったのかという姿で見ていただくことができます。

大花柄と小花柄とではその柄の大きさによって随分判断が変わってきます。

大花柄の方が悩むことが当然多くなります。

「お花」や「盆栽」の世界も、ある枠の中に「小宇宙」を創るという伝統文化であり、そんなあたりに通ずるところがあるかもしれませんので、巾着袋を作るという全く同じ行為ではなくても別で引用していただける点があるかもしれません。

そもそも「小」になってしまった理由と実際に採用した大花柄の部分

さて、前にも記事などでお話させていただきましたが、この度のインテリア収納袋の製作というのは、生地をめいっぱい使い、材料を余らせないというコンセプトがあります。

在庫ストックの生地をめいっぱい使うと生地巾によって「大・中・小・ミニ」に分かれていきます。

このたびは、「小」で製作しました。

片割れをインテリアマットに使ってしまった残りの生地だったというのが「小」になった経緯です。

「小」:<サイズ>縦22cmx横19/43cmxマチ15cm。面積が狭い「小」に花の薔薇の花をこのように配置。
巾着を絞った時の柄の出方:赤い薔薇は、地のカーキグレー色に綺麗に映えます。お花を斜め上に寄せた配置。
<表地:カーキグレー>:朱子織薔薇柄ジャガード、ポリエステル/100%、ドイツ製。

この写真の赤い薔薇の配置ですが、薔薇はその他ピンクもこの生地の一角に柄としてありました。

なんとかして、ピンクの薔薇も入れたいと思ったのすが、そうすると、こちらの赤い薔薇もとぎれてしまうようであったので断念。

結果こんな感じで、左側から薔薇が「こんにちは」と挨拶をしているかのような配置にしてみました。

反対面も全く同じ位置を採用していますので、全く同じ左側の位置にこうして薔薇柄が出ています、前後の別は無しです。

正面を向けて使う意識はあまりせずによく、お気軽にお使いいただけそうです。

<裏地>ポリエステル/レーヨン混、ポリエステル/90%、レーション/10%、日本製。
※お詫びと訂正:YOUTUBE動画内の3:00以降で、<表地>の薔薇柄を「日本製」と字幕に記載してしまいましたが、間違えておりまして、正しくは、「ドイツ製」でした<m(__)m>。

あとがき

大花は柄の位置を意識する/しないで見栄えが随分変わりますので、普段から柄合わせや柄の配置の意識はあった方が良いです。

小花柄とか、水玉柄などの均等な配列の柄がいかに易しい製作であるかとうこともよく分かります。

この配置は、「デザイン性」だけではなく、「機能性」としまして、ジャガードの柄の部分の厚みが傷みやすい角に来ていることでメリットなのかもしれません。

ここへこの柄を持ってきたいなどと裁断の時にじっくり時間をかけ、出来上がった時の柄の素敵な配置の成功を祈りたいと思います(^-^)。

嗜好は正直、どうしても自然に現れてしまうカジュアルorエレガントのテイストの違いの面白味【720】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いくつかの記事でお話させていただいておりました、2021年のハンドメイドバッグ製作を「黒ベース」にしていく件についてもう少し深堀りしてお伝えしたいことが当記事になります。

もともとお洋服の黒コーデ嗜好の者が実際に持つバッグで重宝している黒のバッグ。

しかも凹凸感のある立体的な素材がピンときていました。

それをアウトプットの1つとしてバッグに製作して販売して行こうと決めたのです。

「テリーヌ」というブリーフケース「切餅」というエコバッグ、「餅巾着」というリュック、「巻き寿司」というリュック、「卵焼き」というバニティなど美味しそうな名前のデザインに黒ベースを落とし込んでいくのです。

組み合わせる裏地によって顔が変わる、メッシュ生地がエレガントなのかカジュアルなのかを反対に裏地の薔薇生地に教えてもらった

後で貼りますYouTubeY動画の中でも一番最後にお話させていただいておりますが、黒いバッグという分野に絞ったその中でも、テイストが主に2つに分かれます。

「エレガント」と「カジュアル」です。

お洋服でも、よくこの2つのテイストを比較することがありますが、結局は他の人などのお洋服と比較すると、独自の最大限は、「カジュアル寄りのエレガント」なのです。

これは、どんな物を集めてもそうなってしまう自然なことであり、どうしてもそうなるのです。

そうしますと、自らが製作するのでは可能性が狭いままというところまで考えるようになりました。

またそのお話については別の記事にするとしまして、このたびは、上述のような「カジュアル寄りのエレガント」を最大限に「エレガント~カジュアル寄りのエレガント」という範囲の製作であるという目で見てもらうと良いです。

左-<表地>グラデーションストライプチュール、ナイロン/100%、日本製。
右-<裏地>生地名不明(オックスフォード織)、混率不明(綿混)、原産国不明。

左の生地はチャコールグレーです。まるで網戸のようにメッシュでごわごわしています。

とても洋服には使われるような素材ではなく、ポーチなどのアメニティー関連では見かけたことがあるかもしれません。

実はこの素材、メッシュパンプスなどとして使われる生地なのです。

その余り生地を購入させていただきました(「ヤフオク」にて)。

右側は、一見キャンパス地かとも思ったのですが、オックスフォードでしょうか、詳細が不明です。

こちらもデッドストックのようなものだとのことで、「ヤフオク」にて購入させていただきました。

詳細不明でも、とにかく素敵でしたので採用。

この2種の生地で製作するのは、「餅巾着」です。

このたびは、これらの生地(メッシュと薔薇柄)がリュックに出来上がっていきます。

あとがき

このたびとても微妙な「テイスト」の深堀りをしてみました。

どうしてもその製造者が考案する場合「嗜好」が自然と表れてしまうというのが不思議であり面白味だということです。

そもそも、このたびのメッシュと薔薇のオックスフォード生地は見る人によっては違ったテイストに感じるかもしれないのです。

そう考えますと、「考案者」が変わることによって随分いろんな可能性が広がります。

この、「ポテンシャル」に重きを置く場合、私だけが製作するのではなく多くの方が製作できるように、多くの「考案者」が生まれるようにと、こうした文化を広めたいと思うようになりました。

今後、そのようなところを目指す活動として「共有型のハンドメイドバッグ」事業を進めていきたいと思います(^-^)。

かしこまりがちなブリーフケースと対極にあるテイストをデザインに落とし込んだエキゾチックなバラ柄の書類リュックでビジネスシーンを柔らかく彩る【93】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ<簡易リュックシリーズ>の製作がラストの1デザインとなります。

今回製作のリュックは、A4のクリアファイルが入るペタンコの四角型。

もしかして、ビジネスシーンでも活躍できるかもしれないと思っております。

そうなれば、これまでの堅苦しいイメージなビジネスシーンに彩(いろどり)を添えられそうです(^-^)。

スエードライクな毛羽立ちがやわらかな生地をビジネスアイテム入れに落とし込む

<表地・裏地共通>スエードプリント、ポリエステル/100%、日本製。

名前が、スエードプリント。しかしながら。。。実際は、あの本革スエードではないです。

ただのネーミングです。

スエードと呼ぶには「皮革」であることがベースであるという一応の定義のようですので、スエード調と呼ぶのが正解かな。

しかしながら、近年はいろんな布地をスエードと呼んでいるようで、今後個のスエードという言葉の定義も変わっていくのかもしれません。

生地の毛羽立ち、さらさら感、ポリエステル/100%であるということ、生地の斜めにラインが入った綾のような織り目、「ピーチ」という素材にも類似しているなあと思いました。

いつもの生地屋様ですから、ピーチという名前を表示されるでしょうから、正式には、違うのでしょうね。

とにかく薔薇の花柄の色がとても華やかな紫がかったピンクで、その周りの、黄緑色とか、オレンジと一緒になって、エキゾチックな景色です。

ファスナー使いにおいてのpicturesque流なこだわり

メインの開閉には、ファスナーを取り付けていきます。

私は、過去にファスナー使いを何度もポーチやバッグで製作してきましたが、その中で、ファスナーには、物理的な負担はかけない方が長持ちだな、と思う部分があります。

というのは、あるエピソードがあるのです。

基本的なポーチは、ファスナーをてっぺんに取り付ける方法が王道ですね。

ただ、あの方法は、基本的でありながら、ファスナーを取り付けた後に、縫い代を隠すためにひっくり返すので、とてもファスナーに負担がかかります。

上述はこのタイプの事をお話しています。
これこそがファスナーポーチの王道みたいになっていますが。。。

つまり、無理なことをしているといった感じです。

あれが、すごく不安になるんです。ファスナーさんも可哀そうだと思ってしまうのです。

いずれ、ファスナーの務歯が開いてきて、ファスナーの機能が壊れる気がします。

実際、過去に、ハンドメイドを始めたばかりの頃に何百個と作ったポーチやバッグに取り付けたファスナーがサイズによっては、留め具の部分でちょうど終わらない場合、カットすることがあります。

この時に、カットした部分を一応、開いてこないように留めることをミシン+手縫い(刺繍みたいに行ったり来たりのコイルみたいに始末する)をしていましたが、それでもなんとなく不安でした。

実際にファスナーの務歯が割れて、開いてきたこともあり、「えーっ、新品のファスナーなのに」と、思いながら、無理矢理とじるみたいな作業をしたことが思い出されます。

自由にファスナーの長さをカットするとこんな風に端を工夫せねばなりませんでした。

当然です。本来の定位置から真反対にくねらせてうなぎのような体制でそのまま出来上がるのですから。

ファスナーに圧力がかかって開こうとする力が働いてしまうのです。

こんな体験から、だんだんあの基本的なタイプのファスナーの取り付けをひかえていくようになりました。

ゆるやかに取り付けたら気持ちがいい♪、そして、ゆったりと無理なく取り付けられたファスナーはいかにも安定していて見ていても心地よいのです。

ということで、今回こんな感じで、まっすぐにファスナーを無理のない体勢で取り付け、その代わり、ひっくり返せなかった縫い代を外にそのまま飛び出すことにしました。

このようにファスナーに無理な体勢を強いずに、まっすぐに取り付けました。

ファスナーが飛び出した縫い代を美しくラッピングする方法

では、外に飛び出したこの縫い代はどうするかということが、今回のポイントとなります。

共布ラッピングという方法です。

バッグの底ラインは、裏地と表地とを向かい合わせて互いに中側に1.5cm折り込んでのステッチを施したので(ひっくり返しをしていません)、縫い代は隠れました。

残るはサイドの縫い代のみ。

硬いファスナーの務歯があるサイドは底部分のように内側に縫い代を折り曲げる方法は無理です。

そういった時は、そのままの安定した状態に共布ラッピングをかぶせることが効果的な方法の1つです。

縫い代1cm程ででスタートとゴール部分を縫い代を隠すように折り込みます。
ラップ巾は2cm。地縫いで1度、最後の縫いとじで1度の合計2度のステッチの2段階作業。
ラッピングの縫いとじの場面:待ち針を留めながら正確にくるみます。
このショットの場面こそ、ラッピングで一番大切な場面。幅をいかに正確に一定にするかです。
そうして、ミシンの縫い目が裏面にも同じような位置に出るのです。

これが、カーブの部分だと難易度が極端にアップしますし、そもそもバイヤス裁断が必須ですが、今回はまっすぐの線なので、トレート裁断のテープで大丈夫。

幅が2cmもあると比較的難易度は下がります。

両サイドのラッピング始末出来上がり:もう1点ポイントがあるとすれば、どちらの面から行うかということ。
表面を最後の縫い付けに持ってくるのが裏側よりも綺麗です。
よって、ラッピングは、どんな時も裏側からスタートして、表で縫い閉じるというのが綺麗かなと。

完成品をご披露

A4書類スクエアリュック完成:縦35cmx横29cmxマチ無し。

この1つ前の記事の【92】と同じように、共布ショルダーにジグザグキルトをかけました。

そして、同じく、調節機能は付けていません。直接挟み込みの縫い付けをています。

マチが無いタイプの書類中心のリュックですが、スタイリッシュですね。

まさに、「簡易リュックシリーズ」の「簡易」が感じられるものです。

この「簡易」ということは、上手くポイント箇所をしっかりしていくと、「粋:いき」や、「瀟洒:しょうしゃ」という雰囲気が実現できます。

この柄が、まさかビジネスシーンに使用するということは想像しませんね。

「世の中に多すぎるほどのビジネスバッグがあふれている、その中で目立つのはその対極のテイストをその型に落とし込むこと」、こんな風に考えてみたのです。

ビジネスなのだから、引き締まったイメージもあり、緊張し過ぎないようなリラックスした柄というバランスを取ったコンビなのです。

このバランスは私ならではです。

あまり堅苦しくはない分野の会社に勤務した過去があったことで着想できたことだと思います。

業界は、「ファッション業界」でした。

あとがき

今回で簡易リュックシリーズ終わります。

3点の違うデザインの製作でしたが、どれも、とてもやさしい作りをしています。

「作るのが簡単な易しさ」と、「無理な材料の使い方をしない優しさ」の2つのやさしさが込められたものです。

リュックは、ああいう形のことを言うのだというような固定観念はとうに打ち破っています。

しっかりと作って、機能があれば、素敵になります。

今回のような弓矢のような弾力性のあるショルダーのように、単純でも、しっかりした作りこそがまずは大切なのです。

あるジャズピアニストのインタビューでの言葉を思い出します。「ビル・エヴァンス」様です。

「華やかにただ弾くのが素敵な音色なのではない、シンプルでもポイントの音を押さえれば、素晴らしい音色になる」と。

木製の良質な椅子(スツール)の長持ちと座り心地を同時に追求、カバーのような役割の小さめの薔薇柄低反発クッションを縫いとじで製作【10】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年くらいのこと、高い部分に上るためも兼ねた安定的な椅子を探しました。

コンパクトで安定感もあるしっかりした作り。木製と金属のコンビもかえって使いやすいです。

記憶では、¥6,000代だったかと。

なかなかのお品物で、おそらく木の部分の厚みや「マホガニー調」の価値が入る価格ではなかったかと。

このたびは、ここに低反発クッションカバーを製作した過程です。

当ブログ記事は、最初の2019.03.15からおよそ5年半後の2024.08.17にブログ記事の「手直し」の順番で当記事を書き直しています。

実は、2024年現在この椅子は継続使用中なのですが、低反発クッションの製作後の改良がありました。

このタイミングでその後もどんな様子に改良したのかが分かるように現在の姿と共にご紹介したいと思います。

後に貼りますYouTube動画は当時の2019.03.15のままですので、動画はその時点で終わっていることをどうぞご了承いただければと思います<m(__)m>。

インテリア性も兼ねて、集めている「薔薇柄」で低反発クッションの2枚重ねで製作した椅子カバー

生地に選びましたのが、中間くらいの厚みのツイルという丈夫な織り方の生地です。

ダークなカーキグリーン地に、バラの花がぎっしりとつまった好みの柄は、薔薇柄で集めたインテリアに馴染みます。

自分らしい椅子カバーを作る:自分サイズ、自分柄
使用生地:ダークなカーキグリーンの薔薇柄生地、綿/100%。縦37cmx横92cm。

こういったクラシックなバラ柄でインテリアを埋め尽くしています。

この生地を、本体のカバーと、4サイドに取り付けるひもに作っていきます。

自分らしい椅子カバーを作る:自分サイズ、自分柄
中に入れ込む低反発クッション用のウレタンシート、40cmx40cm。

生地とこのウレタンの2種類だけを材料としてクッションを作っていきます。

このウレタンの厚みは2cm、椅子が縦22cmx横31cmなので2枚重ねて厚みが4cmのクッションにしようと思います。

椅子の横幅は、31cmくらいです。

アイロンもほとんど使わずに製作、インテリア小物の作りやすさ

できるだけ簡単に製作したく、型紙などの作成は無しです。

自分らしい椅子カバーを作る:自分サイズ、自分柄
①生地を真っ二つにカット:出来上がりの縦22cmX32cmに対して、縦横それぞれ+15cmずつのゆとり。

余計な材料は徹底的に省くやり方なので、ファスナーを使わないので、最終的に、縫い閉じて仕上げてしまいます。

よって、最後に空き口を縫う時にミシン目が4cmの厚みに引っ張られて、物理的に落ちてしまわぬよう、結構なゆとりが必要なのです。

自分らしい椅子カバーを作る:自分サイズ、自分柄
②中表に、返し口の1辺意外の3辺を、端より3cmのところを縫い合わせ。
③この直後、3cmある縫い代を1cmくらいずつラッピングを兼ねた三つ折りステッチ。
空き口の1辺を残し、3辺の縫い代始末と縫いとじ完了。
自分らしい椅子カバーを作る:自分サイズ、自分柄
④それを3方とも行ったら、ひっくり返して、1か所だけ残ったてっぺんぐるり1週を三つ折りステッチして、すべての縫い代を無くします。

自分らしい椅子カバーを作る:自分サイズ、自分柄
⑤ウレタンを2枚重ねて、カバーの中に入口をきちんと合わせてミシンで縫い閉じます。

この時が、やはりウレタンの厚みで、縫いにくいので、最初の15cmのゆとりが効力を発揮するのです。

⑥余った生地で幅8cmのリボンテープを作り、十文字の位置の4箇所に縫い付けます。

以上で、完成です。

完成:リボンテープの長さは、左右は55cm、上下は45cmと椅子の座り面の差10cmを付けました。

さて、ここまでが、2019年当時の完成の状態でしたが、その後使っていくにつれて2024年ではこうなりました↓。

ぺたんこです。ウレタン2cmx2枚の合計4cmでは5年後にはこうなることが分かりました。

5年もの間ずっと使い続けたというわけではなく、時々使いながら、2024年になってある一定の期間のみ毎日使い続け、短い期間でペタンコに。。

あと、お気づきかどうかは分かりませんが、四角を楕円にモデルチェンジも途中でしています。

元の座面が楕円でしたので、楕円の方がよく沿いました。

最終的には、このように改良↓。

2024年現在:この製作は、別の記事で投稿しましたが、5cmのウレタンを2枚重ねの10cmの厚みで作ったもの。

これでも座ると沈みますので、最初から10cmくらいで作ると良いのかもしれません。

ただ、過去に作ったペタンコは、座面カバーとして活かし、その上に10cmの厚みの長方形を置いているだけの使い方ですので、過去の分も活躍しているのです。

あとがき

既製品では探してもなかなか自分の思うようなサイズって見つからないことが多いかと思います。

そんな時、自分で作るということは、大変満足度が高いです。

是非ミシン1台購入し日常的な風景を思うように描いてみませんか?、その際には「職業用ミシン」をお勧めしたいです(^-^)。

picturesque

デフォルトのビニール素材のカバーの寿命短し、もっと永続的なミシンカバーを自作品のリメイクで作る【9】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バラ柄が相変わらず好きです。

花柄はマルチカラーで、主に赤系とグリーン系のコントラストが映えて素敵なのです。

今まで、エコバッグとして作って持っていたあまり使い道が今後はなさそうな大きなバッグがありました。

インテリア的にも映える薔薇柄のミシンカバーを作ってみた記録
元の自作バッグ:綿素材の大きなサイズの薔薇が大変美しい生地。洋服を運んだりする際に利用してきました。

飽きもあり、生地がもったいないので、リメイクして今後も使い続けようとしたものになります。

生地にも著作権が謳われていない、商業利用が自由の生地を自分使いに作ったものを解体したリメイクなので、「著作権」を正当にくぐり抜けたものだと判断したものになります。

これが、元が何かの洋服から解体したものだとアウトで、この記事にすることもしなかったと思いますので、その辺りはよくご理解いただきたいと思います<m(__)m>。

今回作ったのは、ミシンカバーです。

このミシンは、「JUKI」社製の「シュプール:TL25」という職業用ミシンの超初期の頃の型番です。

同じ型番のミシンを持ってみえる方、よろしかったらご注目くださいね。

実際に作業した手順

ここで、製作の作業のおおまかな手順をお知らせしたいと思います。

①元のエコバッグ解体:縫い目をすべてほどきます。

②型紙作り:単純な3パーツのみです。

③裁断+芯貼り

④取っ手部分くりぬき作業

⑤組み立て作業

⑥表地と裏地の縫い合わせ

以上です。

この中での、一番のネックは、④の取っ手くり抜き作業の位置の把握の難しさです。

ポイントとなる箇所は「取っ手のくり抜き」の位置の確認

インテリア的にも映える薔薇柄のミシンカバーを作ってみた記録
ミシンの取っ手:カバーがついたままカバーのくり抜き~取っ手を出して持ち運びする機能です。

ミシンには、通常、持ち運び可能なように、取っ手が部品として付けてあり、もともとのビニールのカバーもこの取っ手の部分をくり抜いて作ってありました。

ビニールは、いずれ破れてしまい、永遠のものではなかったです。

そのきっかけで今回新しくミシンカバーを作ることになったわけです。

この記事を書いている時点では、もうすべて終了しているので、取っ手のくりぬき口の正しい位置をどこにしたら一番使いやすいかなどは最終的には分かりました。

しかし、途中の過程では、なにしろ、初めて作ったミシンカバーなので位置を失敗しました( ;∀;)。

位置を失敗して2度ほどいてやり直しましたので、結構日数もかかっていますが、やはりどうしても、最初からはどの位置にしたらよいか、くり抜きのサイズなどがなかなかつかめなかったです。

製作過程

細かな製作過程に関しましては、YouTube詰め込みましたので、ご視聴いただければ光栄でございます。

「シュプールTL25」の場合ではありますが、くり抜きの位置は、ど真ん中であるハギの中心の縫い目の縦線から右に1cmの位置でありながら、ど真ん中より1cm下の位置に表から見たときにくり抜き穴が見える位置が一番ぴったりでした。

インテリア的にも映える薔薇柄のミシンカバーを作ってみた記録
くり抜き穴の位置について

最終的に分かったことなので、この写真は、中心から3cmの位置になってしまっていて、しかも、ど真ん中の縦位置になってしまいましたが、もう生地が残っておらず、良しとしました。

通常縫うときは、裏面からミシンをかけて、ひっくり返しますので、ど真ん中の場合だと前面と後面が対象のものなのであまり考える必要はないですが、真ん中より1cm下で出来上がるようにということは、裏から見ると真ん中より1cm上に下図を描かなければなりません。

このあたりが、間違いやすいというか、私も最初意識しておらず、失敗しました(^_^;)。

どうぞ、ご注意くださいませ。

もう1点の反省は、3cmx12cmで作ってしまいましたが、もっとずれた時の柔軟性を持たせ、4cmx15cmなどと、くり抜きの枠を広げておいた方が、後々使いやすいです。

どのみち、おおい布で口をふさぐような形に作りますから、穴が大きいからと言ってホコリの心配もないですので、柔軟性のある大き目のくり抜きは1つ成功の工夫かも。

あとがき

今回実は一番時間がかかったのが最初の解体と、間違えて2回ほどやり直してほどく取っ手くり抜き部分の作業だったということです。

作るという作業より、ほどくという作業の方が当然スピードが弱まりますので、時間がかかります。

ミシンカバーも当初のものが破れたら、布で自分の好きな柄や色のものにするとより愛着がわきます。

ミシンは特に、どこかへしまい込んで視界から消え去るという配置よりは、重いものであるし、あまり運ばなくてもすぐ使えるように、そのまま目に付くところに置いているのが常であることが多いでしょう。

そうすると、インテリア映えする柄とか、お気に入りの柄であると、見るたびに気持ちが良いです(^-^)。

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