<コンテンツ販売ご紹介シリーズ④>みんなで共有するデザインや手法であり、自分だけの物にはならないコンテンツであること【1088】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、コンテンツ販売の「切餅」のご紹介の際に特に著作権フリーが及ぼす、もしくは、生じそうな問題というのを事前に防止策として勘違いなどがないようにご説明するシリーズの④です。

一言ずつまとめますと、その①-④というのは、①制作の動機、②ルール設置の必要性、③生地の著作権の有無、④共有型であること  が主な内容です。

今回は、この「共有型」ということを掘ってお伝えしたいと思います。

自分だけのデザインにはなり得ないということ

Created with GIMP

よく考えたら当然の事なのかもしれませんが、人間だれしも自分の作ったものに誇りを持ちたいものです。しかし、それが他の方の発信の著作権のあったお品だということが後に分かり、トラブルが過去にあったかのようなエピソードをネットで拝見しました。

私も、ある時点(2019年春)から著作権の大切さに目覚め、意識してきたつもりです。

きっかけは、リメイク動画を出しまくっていた2019年春の3か月程の最中にふとジーンズメーカー様にお問合せのお電話をしたことがきっかけです。

どなたかから指摘されたのではなく、自分で何かが降りてくるようにふと著作権の事を考え始めたのです。

そのお電話では、リメイクをされたメーカー様の気持ちとか考え方はどんなものかを聞けました。

その後、リメイクの動画アップ=著作権侵害行為だと自分で判断し、過去のリメイク動画とブログ等の発信をすべて削除するという決断がありました。

あれ以来、youtuberへの道は望めなくなりましたが、それと引き換えに、とても大切な教訓を得たと思っています。

最近目にした過去の情報では、著作権に気を付けていたにもかかわらず、他の方の著作権フリーだとの説明によりそのデザインを商業利用したら、結局それはフリーではなかったという誤情報であったということで大きくハンドメイド人生が変わってしまったというエピソードでした。

その著作権フリーだと偽った人物は一番悪いに決まっていますが、俯瞰して見てみると、最終的には、自分だけのオリジナルを作ることが一番製造者として堂々と誇れるわけです。

他の方のアウトプットの型紙での利用はある途中の一段階にとどめることをお勧めしたいです。

じゃあ、私がご提供する著作権フリーも同じことではないのか。。。。ただ、ご安心下さいませ。

私のコンテンツをご利用いただければ、訓練中、技術向上の途中として、アウトプットして商業利用しながら早く、向上して行けるということです。

型紙だけではなく、作り方の1からすべてをコンテンツにまとめてあるのです。

ここが一番のメリットかもしれませんが、技術だけを向上していくだけでなく、同時進行で販売したそのお客様のフィードバックを試みる機会が早く得られるのも、この著作権フリーの醍醐味です。

そのままの出来上がりデザインで商業利用OKのコンテンツだからです。

もちろん私は、この「切餅」を型紙から考案しました。そして、日々他の人の作品をあまり見ていません。

ネットサーフィンしていろんな他の人のデザインを見ている時間をお品を高める研究に費やすのです。

ということで、このコンテンツ「共有型のハンドメイドバッグ」も自分だけの物にはならないけれども、自分のものになっているので、それを利用して、商業利用をして手ごたえをつかんだりできるのです。

それをご質問とかサポートにより、私も一緒にお客様の技術向上を目指す形です。

なので私自身も、もう私のデザインではないという感覚です。

ある意味自分から手放した形なのです。

よって、いずれは、自分自身の根こそぎ、オリジナル制作ができるようになるための前のステップとして安心なこのコンテンツのご利用をお勧めします。

他の人の型紙などをフリーだとご利用いただくにしても、その人にちゃんと自作のオリジナルなのかをしっかり問うことが大切ですね。

私の場合型紙は、コンテンツ内で、自分で作る方法を解説していきますので、それを見ながらご自身で作って行くので、物体としては型紙が存在しないわけです。

ご用意してもあまり意味はないということになるのですね。

その型紙のご説明によって、私が型紙も考案した様子を感じていただけるはずです(^-^)。

と、そこまで言える人の型紙ならば、型紙購入も良いでしょうね。

ということで、今回のまとめは、

「著作権フリーのコンテンツを多くの人が利用するので、完全に自分のオリジナルにはならないけれども商業利用が自由にだれもができるというもの」

こういったものだということです。

「誰のものでもあるデザインだけど、誰のものでもないデザイン」といったニュアンスです。

まずは、ここのしっかりした認識が大切です。お願いしますね<m(__)m>。

あとがき

どうでしょう、著作権って深いですね。

著作権フリーと言っているのに、注意点が逆にあるということです。

いかに著作権行使の限定されたものが楽なのかということですが、私は、それでもこちらを選びました。

やはり、「広まる」ということを目指すからです。

①の動機のところでも書きましたが、良質なお品を作るその精神とか細かい作業が美しく仕上げられるその技術が日本人特有の文化であることを外国人様に見てもらいたいのです(^-^)。

<コンテンツ販売ご紹介シリーズ③>著作権フリーコンテンツ商業利用の材料である生地にも著作権があることをお忘れなく【1086】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「切餅」というデザインのハンドメイドバッグの作り方のノウハウをじっくりと解説しました、型紙作りからバッグ完成までのやり方やコツがぎっしり詰まったコンテンツをデジタルのダウンロード型で販売しています。

こういったスタイルのコンテンツは現在はちょっとなじみがないものかもしれません。

型紙そのものの購入だとか、YOUTUBEなどで作り方を見るなどは経験があるかもしれません。

有料ながら、その価値は大きく、商業利用が可能な著作権フリーにしてあるところが特に際立つ特徴になります。

こちらのご検討になるよう、事前にコンセプトとか著作権についてのご説明が多々必要だと思いました。

よく言われているのがハンドメイド界が特に著作権の認識に甘いと言われています。

気軽に、洋服をリメイクできてしまう身近な存在である裁縫ですが、その洋服自体が元はどこかの誰かが考案したデザインで作られたお品であり、手軽にその出来上がりを拝借して商業利用することのイメージを冷静に考えたら、いやはや、随分と図々しいことをしているとも考えられるのです。

その図々しいだけでは済まないのが、訴えられることもあるということです。

著作権フリーだからこその生じる可能性のある問題を事前に予想してみて、その防止策として何をしておくべきなのかを私が考えたのが、「ルール作り」でした。

そのことは、【1084】の記事の<コンテンツ販売ご紹介シリーズ②>で発信させていただいておりますので、後程どうぞ(^-^)。

今回は、③で、材料である生地にも著作権が既に存在しているので、生地の著作権のことも調べて商業利用するべきであるというお話になります。

1つの商品は著作権多数の集まりであるという実態を把握することからのスタート

例えば、制作ということでいうと、映画はたくさんの著作権の集まりではないでしょうか。

映画はチケット代によって上がる収益を映画制作会社様や俳優様、声優様が対価を得ますものね。

いろんな出来上がりの商品を引用することで、その細かい1点1点の商品が商業利用可能なものか、もしくは、対価を払って、ロイヤリティのような著作権料の支払いによって利用させてもらう音楽などもあるかと思います。

そうしないと音楽専門の事業の人も提供している利益を得るべきですので、よく考えれば、当然の事なのです。

この「切餅」は単純な材料で、生地と糸だけで作りました。

糸は、附属品に当たりますが、ほぼ著作権ある糸というのは無いと思います。

デザイン性のある特殊な糸となれば、それは分かりませんので、附属品であっても材料ならば見直してみる必要はあるかと思います。

メインは生地ですね、やはり。

今回、私がこうして撮影して見本サンプルをモデルとして作ったその生地も、もし、キャラクター生地で作ったとしたら、それこそ、私自身がアウトです。

商業としているコンテンツ販売に許可なしで引用していることになります。

私がどれだけ著作権フリーのコンテンツをご提供したところで、元の材料それ自体が著作権フリーでなければ、そのできあがったお品自体は商業利用不可ということになるのです。

一部でもそういったフリーでない部分がある商品は、著作権を有する部分に負けますので、いかに著作権というものが強い効力であるのかが分かりますね。

なので、著作権のある生地をこのフリーコンテンツに当てはめて利用する場合は、自分使いとか家族に使ってもらって使い勝手の意見を聞くなどの範囲内に限られます。

まとめますと、材料は、その材料の製造業者の著作権に従っていただくということで、このフリーの範囲が材料には及ばないので別で考えていただくという意味になります。

どうぞ、ここを勘違いしないようくれぐれもお願いします。

当然洋服の既製品を裁断した布地の利用の仕方も、最終的には調べれば明らかになることです。リメイク生地も、引用に関しては、不可であるという考え方でお願いします。

あとがき

著作権は結構深いのです。

けれども、単純には、それを作った製造者へ商業利用して良いかを聞いて、OKをもらえばよいのです。

対価をお支払いしての利用であれば、そこは話し合いの元OKになることもあるのでしょうが、現実としては、ほぼ禁止だと思います。

一人一人にそのような契約をしている細かい作業を生地メーカーさんもできないと思いますしね。

著作権行使の方が、著作権フリーよりもすっきりしていてやりやすいのです。

もともと、私もリメイクを商業利用したいなあと思ってきましたが、著作権にどうしても阻まれました。

であれば、それは、まだ先の夢としておいて、とりあえず、自分が自ら、デザインを著作権無料にしなよ、という心の声からが始まりです。

他人様のことばかり目が行きがちですが、自分はどうなのかをあらためて見つめてみると、結構同じことを自分自身がやっていたりするものです。

まずは、自らがというところがスタートとなっています(^-^)。