まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイド製作で、「インテリア収納袋」という裏地付きの巾着袋を製作しています。
生地をめいっぱい使うということがコンセプトなのですが、面積の多い大きいサイズから順番に作って行きました。
サイズ展開は「大・中・小・ミニ」の4種。
大と中もその差は目で見て分かるほど歴然、小とミニに関しても似たコンパクトサイズながら、マチが15cmと10cmでその差は目で見て分かる違いです。
こうしてできるだけ1点1点の存在価値を高めています。
大きいサイズから順番に製作し、月日が流れ、現在では小やミニの段階になってきました。
このたびならではの特徴の部分は、「巻き薔薇」を思い切って存分に利用したことです。
ワンポイントでなく、全体に柄のように散りばめるという配置の仕方なのでです。
このたびお伝えしたいのは、草木柄にお花を飾ることを次の段階として製作しながら加えていく元の続きのような不思議な繋がりです。
是非お楽しみどうぞ、そして別の例でもご引用下されば大変光栄でございます。
ジャガードの表面と裏面をそれぞれ表地と裏地に使った濃淡の違いが一本調子を解消、巻き薔薇でさらに凹凸感が出た
クッションカバーやカーテン地になるようなインテリア生地です。
幅もたっぷりあり、つるりとした高級感がある生地が多いのがインテリア生地。
ただ、このオフ色は裏地選びが難しく、どの裏地も浮き過ぎてしまうということで、結局同じ生地の裏面を使うことにしたという経緯。
生地屋様で表示がされていた表面は、背景がベージュで柄が白。
一方、内側の裏地は、この反対の面を使いましたのでカラーの出方が反転しまして、背景が白で柄がベージュです↓。
上の表地と色の出方が真反対で違った感じが新鮮、ジャガードではこういったことが起こるので、裏面も楽しめます。
裏地側の面の方が白く映りますが、両面使いをそれぞれ比べることで、示された通りの片一方だけで裏面が内部に隠れてしまうよりもはるかに新しい発見が広がります。
互いに違うということこそがお品全体の価値を高めてくれる可能性を秘めます。
巻き薔薇を飾った理由がただの「飾り」ではなくなる時、草木柄にお花を咲かせたのは生地ユーザーであったという業界全体のストーリー
過去に、巻き薔薇を使ってある小物などのお店で拝見したところ、ほとんどが、巻き薔薇は正面にしか付いていませんでした。
持ち歩く時に擦れて薔薇が傷んだりほつれたりするから正面だけということなのだと思いますが、インテリ袋としての差別化をしたいと思ったのです。
後ろにも同じようにたっぷりと薔薇を飾りました。
サイドにも下の方に現れる配置になりましたので、存分に巻き薔薇を配したことになります。
草木柄に「柄の続き」とでも呼ぶようなアートな作りをしたことになります。
部分的にワンポイントとしてしか使ってこなかった過去からは新しいタイプの巻き薔薇の使い方ができたこのたびでした。
あとがき
巻き薔薇はキュンとするかわいらしさがあります。
ただ飾るだけではなく、意味を持った機能的な一面も巻き薔薇にはあったのだという新発見。
この度で言うと、柄になったという役割です。
こうしたことをいろいろな別の事柄に落とし込んでみてくださいませ、考え方1つで今までは見えなかったことが広がってくる、新しいことが見つかるかもしれません(^-^)。