まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
こんな経験ってないでしょうか。
洋服の黒と濃紺を間違えて買ってしまったなどという経験。
ブルーとか、ネイビーと呼ぶ辺りまでの濃さであれば、紺色も黒ではないと分かりますが、限りなく黒に近いダークな紺色の場合は、一瞬黒と思ってしまう。。なんと人間の視覚というものがたよりない機能であることか。。
濃紺は黒以外のカラーの括りに入るという考え方
これは、私の考え方ではあるのですけど、黒と濃紺というのは、似て非なる色という言葉がぴったりな2色なのではないかと思っています。
黒の鋭さ、強さは、他のどの色にも劣らないとのこと。それが似ているような濃紺でも。
よって、濃紺は黒の代用というわけにもいかないのです。
例えば、黒の柄物が、同じ柄で濃紺色に変わった場合に黒よりやや強さが抜けます。
そういった意味で黒という色は唯一の色です。
ただ、黒に比べて、濃紺のマイルドな感じが程よいコーデを作ってくれることもあるので、濃紺の存在も確かな物なのです。
ということで、黒なのかそれ以外のカラーなのかでくくる場合に、濃紺はそれ以外のカラーの方になるかと。
やはり黒は唯一の色であり特別、最強の色であるとまで言われているようです。
限りなく黒に近い濃紺が黒と間違われたエピソード
この2色を比べてみてください。
私が、Windowsの中のユーザー設定というグラデーションのカラーの中からピックアップさせていただきましたカラーです。
このように2色並べれば何とか、左が黒で、右が濃紺と分かりますが、もし、右側だけを単独で目にした場合、第一印象は黒だと錯覚してしまいがちですよね。
私も、自身がないです。実のところ、もともと紺が苦手なので、紺だったら避けるから確かめたくなります。
この難しい色、黒に限りなく近い濃紺にまつわるエピソードがありました。
よくヤフオクやメルカリでビンテージのような30年以上は前だと思われる洋服を探して、購入してはワードローブに加えています。
出品者様が、黒x白の水玉です、と記載していた半袖ジャケットを落札して、届いたところ、なんと、紺色だった事件があったのです。
私としては、黒x白の水玉こそが粋(いき)であると考えて購入しましたので、紺色となると、かなり話が違うわけです。
ただ、こういうビンテージ物は1点物。
同じ物が黒で見つかるなんて、ファンタジーの世界の話です。
よって、これは、着ていくことにしました。
その代わり、黒白水玉という雰囲気に近くなるように、ボタンを黒っぽいものにに替えました。色の変装です(^_^;)。
なぜ、黒として買った水玉ジャケットが紺だと気づいたのか
ところで、なぜ私は限りなく黒に近い濃紺なのに紺であることが分かったのでしょうか。
ここが、今回のポイントの部分になります。
実は、以前にも、ウールのコートで、黒だということで買ったものが、ダークネイビーだった経験がありました。
だから、この水玉ジャケットも黒だと聞いてはいても自分の目で確かめるまでは、紺かもしれないと疑う部分はどこかにあったと思います。
それで、なぜ、どこを見て濃紺だと分かったかなのですが、洋服に付いている附属品の色を数か所において確かめたのです。
①ボタンの色
②裏地の色
③糸の色
などです。
表のボタンは、黒に取り換えてしまってしまっているので、裏ボタンを見てみます。
そうすると、どうですか、紺ですよね。
洋裁とか縫製というものの昔からのしきたりや常識として通っているのが、メイン生地の色に附属品の色もマッチさせて作り上げるものだということがあります。
だから、私が取り換えたボタンがもともと紺が付いていたとこともそうですし、この裏ボタンも紺を使っていることから生地が紺色であることを導けるわけです。
紺色の生地に、黒のボタンを付けたりすることは、もしかすると、現代や未来には型破りのような形であり得ないことではないです。
しかし、このようなビンテージ物は、型通りのしきたりに従って縫製されていることが多いと思うので、メイン生地の色に合わせた附属品の色を選ぶという型通りの作業がなされているわけです。
ですから、ボタンの色が紺であることが、メイン生地が紺であると確定できる手がかりとなったのでした。
②の裏地の色は、今回の商品は裏地が付いてないので判断できなかったです。
③の糸の色は、なかなか分かりやすく表れていました。
1本線の縫い糸より、ロックミシンの糸がある場合はこちらを見た方が糸が密集していることによって色が明確に出ていますので分かりやすいと思います。
明らかに紺色の糸を使っていることが分かりますものね。
その他、芯地の色が紺色のようですし、生地の裏側が、表側よりも紺色が明るいので、生地の裏側を見てみるなんて手段もあるかもしれません。
このように、附属品の色から判断するということがとても確かな色判断の手がかりとなるわけです。
今回たまたま裏地が付いていませんでしたが、裏地が付いていれば、裏地でほぼ確定して良いと思います。
それぐらい、裏地は表生地の色に沿ってチョイスされるものです。
ということで、この水玉ジャケットは限りなく黒に近い濃紺x白の水玉だったのでした。
言葉のご説明を頼りにしてしまうだけの判断が招いたことだとも言えます。
YOUTUBE動画もございますので、よろしければ、是非(^-^)。
あとがき
今回は、濃紺と黒の見分け方および間違えないコツだったのですが、特にリサイクル品や古着でこういう場面に遭遇することが多いと思います。
情報がどうしても少ない古着を手にしたときに、一度今回の記事やYOUTUBE動画のようなことを思い出してみてくださいね。