まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
生地を選ぶひと時はハンドメイドバッグ製作者にとっては至福(^-^)。
同時にちゃんと針が通るのかなどの注意も必要ですが、生地自体にピンと来たことを一番において、そのように製作を対応させていくといった感じです。
そうしますと、時折難しめの生地を選んでしまうこともあります(^_^;)。
そんな風に、とにかく生地の素敵さでまずはチョイスしたその製作前の生地段階コレクションを今回はご紹介したいと思います。
「マルチカラー」、「ジャガード」がキーワードで見つけた結果になっていた
どの生地もすべて生地屋さんで目で見て購入の生地なのですが、まるでネット検索で、キーワードを入れてヒットした生地を探したような結果になったコレクションである所が面白いかもしれません。
見事にその分野が偏っています(^_^;)。
こちらは、絨毯(じゅうたん)の国トルコ製の生地。
魚のうろこのような配列が美しい腹です。向きはこの方向がピンと来ましたが、使い方は自由。
グリーンに対する対象色気味なモカ色がコントラストを聞かせてくれています。
中間色が落ち着きが合ってゆったりとした印象です。
厚みがあり硬めなので、ミシンの針の件をよく考えたデザインにせねばなりません。
そうしますと、トートバッグ系が限界かと。つまり2枚までの重なり以上は縫えないかもしれないような厚手です。
こちらは、花柄がぎっしりの鮮やかなマルチカラー。
スペイン製のインテリア素材もお洒落なものが見つかります。柄がエキゾチックです。
ゴブラン織りの典型的なバラ柄に関しては、ここでは登場しません。
最近は中国製がほとんどです。かつては日本製で見られたような柄がそのまま中国製として現在作られているイメージです。
日本製のゴブランはほぼ見かけません。
ラメがかった雰囲気がゴージャスです。
全体に糸がラメ糸を多く使って作られているのが縁の切り端で分かります。
着物にも合うようなバッグができそうな感じがしました。和柄にも通ずるところがあります。
薄いデニムのような素材のこちら。
私はお見せでの2019年の購入でしたが、当時ネットでこの生地の色違いを見ました。
私が調達している生地と同じものをネットの写真で見かけることがたまにあります。
これはブルー系ですが、ブラック系で同じ柄で巾着バッグを作ってありました。
こんな色目も爽やかです。
黄色とエメラルドグリーンのコントラストが非常に美しい大花柄です。
こちらは、シンプルな色使いの黒xゴールドの薔薇柄です。
ゴールドの部分が黒と50%ずつです。
アクセサリーで華やかにするのに加えて、このゴールドの部分がお洋服のトータルコーデのアクセントになりそう。
このブルーと黄色の色目を見て、ゴッホの夜のカフェテラスを思い浮かべてしまいました。
そして、天然石のラピスラズリも。ラピスの石の中に混じるゴールドの点々、あれは鉱石のパイライトという天然石です。
その昔鉱山の発掘業者がよく金と間違えたことがエピソードとしてあるみたいです。
いつも生地はお店で実際にじっくり見て買うのですが、ヤフオクで購入のちりめん生地。
グレー地に薔薇柄が2色展開され、ワイン色は特にグレー地に映えます。
ワンピースになるような生地。ボタニカルなデイジーの花々がとてもエレガントです。
スエードという呼び名が付けてありますが、あくまで、ネーミング。実際は、スエード風ということです。
私が思うに、元来の生地の織り方は、ピーチではないかと思います。
桃の皮のような少しけば立った表面がそんな気がします。
こちらも落ち着いた色ではあるのですけれど、大変美しいです。小花柄がたくさんある中で、こういう色使いは粋です。
地が黒ではっきりとしていて、中間的な控え目な花柄の色が魅力です。
なじみ深い典型的な昔からある薔薇柄。夏ならではの素材とも言われているサッカー。
あのスポーツのサッカーとは全く別物です。
スポーツのサッカーは、SOCCERだと思うのですが、正式なサッカーの英語は、football。
話がそれましたが、生地のサッカー。英語だとSUCKERという文字です。
日本語でしじら織という織り方が通っている物と同じです。
生地の構造が縦の糸の収縮率の違いで同時に織り込まれ、柄ができるようなイメージです。
ぽこぽこと膨らんで凹凸ができることから、夏のパジャマが、肌に当たる部分が凹凸にな
ることで、全部べったりと肌に触れないという機能から涼しい素材だとされています。
私は、季節感なくこのサッカーも使いたいというこで、黒地を選びましたが、生地の出回る季節は夏に限定されているみたいですね。
黒地にモカ茶色の薔薇柄がシックです。
こちらは、バティックという名前の生地。その染め方の手法がそのままネーミングになっているようです。
インドネシアなどの東南アジアでさかんなろうけつ染めの手法で作られたプリントです。
ろうを縁取り、染色液を塗りつけます。
東南アジアならではのように見えますが、日本でも作られています。
地がニットであることが特徴です。
リバーティーの柄のような小花柄ですけど、それとも異なる雰囲気がニットならではです。
思い切った鮮やかな色使いが華やかで綺麗です。
まるでタオルですね。タオルも綿/100%ですので、タオル地なんて呼んでもよさそうです。
この色なにかを思い浮かべませんか。
ミックスカラーが非常に綺麗ですが、まるで迷彩柄を思わせぶりな感じがとても魅力です。
キャメルベージュ色で、綾の織柄が美しいのが特徴です。名前に無地と付けてあるので、この綾柄は織り目であり柄ではないということです。
こちらは、一目惚れというような感じの生地です。葉っぱが密な美しいジャガードです。
木の実は少しありますが、花が描かれていなくて、草木にスポットを当てられています。
ちょっと驚きですね。ゴールド色の生地ってあるんです。
衣装用として作られた生地のようですが、混率のメタルって??と思いますよね。
別名ラメだということですが、上に粉をまぶしているわけではなく、メタル糸という糸を使って織り込まれているのだと思います。
ポリエステルは、ポリエステル糸で織られたものをそう呼ぶように、メタルもメタル糸で織られたものをそう呼んでいるというイメージで。
この柄の名前を私としては、まだら柄と勝手に名付けました。ジャガードとだけの名前が多くて、どんなジャガードなのかまでを記録しておかないと整理整頓が分かりにくいからです(^_^;)。
生地屋さんは、ジャガードと最低限しか表記されないようです。
こちらも、先ほどの草木柄のグリーン色と同じようにお花が描かれていないです。
草木のみの美しさもあるものです。
グリーンとオレンジが交わった部分が非常に美しいものになっていますね。
プリントとジャガードとのコンビなのですが、どこがジャガードかというと、写真にわずかに写る、水玉模様のような部分です。
このうっすらとした水玉はその漢字の読みの通りに、水滴を表現しているのではないでしょうか。いかにもロマンチックな生地です。
私自身が黒ののっぺりとした素材があまりに魅力的と思わないので、このように凹凸が表現されたものを黒無地として選びました。
ただのまっさらな黒に比べて、フクレ加工がされているこちらは、黒を素敵に見せてくれます。
さらに続いて、黒です。
塩縮加工というのは、糸の繊維に部分的に凹凸ある、しぼを出すように液体に浸して加工する方法の名前。
ボーダー柄のような配置になったところが、ボーダー柄の表地にマッチしそうだと思いました。
こちらも無地のまっさらな黒よりも楽しいものになりそうです。
生地の原産国により違いはあるのか
今回ご紹介した生地の原産国は、イタリア製と日本製が大半です。
たまに、同じヨーロッパ付近のスペイン、フランス、トルコがあります。
中国製とか韓国製もぱっと見は素敵な柄は多いですが、なんとなく織り方が粗めな感じがすることが多いです。台湾製もそうです。
今後変わっていくかもしれませんが、今のところ、繊細な日本製の生地に対してそれ以上の違ったすごさがある生地はイタリア製暗いですね。
日本製は、やはり織り方が緻密です。どの生地も平均してしっかりとした作りであると思います。
あとがき
縫いやすさを追及するとなると、やはり綿だと思います。
ただ、綿は、空気に長いこと触れていくと、焼けることがありますので長期保管が向きません。
たたんだTシャツやデニムパンツなどがそのたたみ目のところで焼けているのをご覧になったことがありますよね。
なので、そういう影響の少なめの素材となると綿/100%は避けることになります。