ふと生地屋さんで見つけた予定外のはぎれ購入のその後にちゃんと150円のコスパが活きる行動【1219】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

こんなお話をよく聞きます。

「たくさんの生地を購入しておくと、保管だけで製作が追い付かず生地ストックがたまってしまう。。。」

これは、私も同じで、かつて2019年頃から力を入れて集めた生地が、その時だけしかないからという事情もありどんどんたまっていきました。

そして、去年2022年と今年2023年で今までのストックをたくさん製作していき活用するということに力を入れています。

そうして、せっかく生地ストックをどんどん無くしていっているのに、またもや素敵なはぎれに出会ってしまったある1日がありました。

これだけで合計¥150、お得に有難くいただいたからこそ良い物を作るという考え方の勧め

全部で¥150の生地:内訳は、左の麻のベージュが0.55mで¥90、右のマルチな柄が0.4mで¥60です。

同じはぎれコーナーの中でこの2つの組み合わせのイメージがピンと来たこともあり、その瞬間心が躍りました♪。

左の麻を表地に、右の柄を裏地にバッグを作るイメージが出来たのです。

いつもは、原産国も入念に情報として入手しますが、はぎれの場合は、原産国は不明です。

店員様もそこまで分かりません。

しかしながら、生地名も分からない、原産国も分からないということも変な固定観念が無く見た目でピンと来たことが何よりの情報なのかもしれません(^-^)。

そして持ち帰り、この状態のままいずれ作ろうと保管しておくことが、「ちょっと待った!」なのです。

今までの私がこれでした。

そこを、この2023年に大きく変えていきたいと思いました。

生地を調達したその時のホットな感動の気持ち、これを大切にするのです。

そして、その日の内に型紙をササッと作り、裁断、接着芯貼りまで進捗度を上げておきます。

裁断、接着芯貼り済みのパーツ:生地をほぼ使い切りました。

作るアイテムは、「ワンショルダーバッグ」です。

巾着型なので、ナップサックにそっくりですが、この裏地の幾何柄のテイストに合うような、角張ったピンタックを入れた巾着型をイメージしています。

ショルダーの長いひもは、150cm以上必要なので、生地幅が110cm程度では届きません。

よって、真ん中ではぎ目を作り、切替えた2パーツを合体します。

そうしますと、出来上がったショルダーの部分が2種の生地が並行に走るのです。

そして、はぎれなのに、随分と充実のポケット2個が装着となります。

はぎれに対しての向き合い方の極意x2つ

ここで、私は、自身のこれまでのことの反省と改善、そして出会ったはぎれに対する最初のホットな気持ちを大切にする為に2つの事をポイントにしたいと思います。

1)はぎれは購入したその日に製作に着手しておく

できれは、その日に完成したいところですが、そうもいきません。

しかし、型紙作り、裁断、接着芯貼りまで進めておけば、その後は継続しやすくなりますので、いい具合に一歩を踏み出しています。

そうして、出会った時のそのコンビとかインスピレーションをそのままの形でキープしておくのです。

このキープの仕方は、ただ生地をそのまま何もせずにキープしておくだけとは雲泥の差なのです。

2)はぎれと言えどもゆるりとしたものではなく、真剣に製作していく

そして、こちらは、今後の私の行動になりますが、すでに、ポケットを充実させている裁断の時からそれは始まっています。

はぎれだから、いかにもはぎれで作ったものだという固定観念があります。

まあそれも、「はぎれでこんなものが作れるのだ」という世界観の中では、はぎれならではのルーズ感が残されて味わいがあるのかもしれません。

しかし、私は少しずらした見方をしていきます。

はぎれでありながら、立派な生地であるということで、コスパの良い材料をいただいたことを有難く思いながら、真剣に良質なものを製作していくということになります。

この気持ちがはぎれを「本物」にしていくのだと。

あとがき

よくお世話になっている「大塚屋」様。

今回も大塚屋様のはぎれです。

名古屋の本店、大阪、岐阜と日本には3店舗。

私は地域が愛知県なので、本店と時々岐阜にも赴きます。

東京の生地街である「日暮里」は、以前にネットで日暮里の生地屋様での購入の際にパンフをいただき、片っ端からその生地屋さんについてネット検索でお店のホームページなどを調べたことがあります。

YOUTUBEをやっておられる生地屋さんもあれば、頻繁にメルマガで生地入荷をお知らせくださる日暮里界隈の生地屋さんもありますが、全体としては店舗のみが大半。

こうしたはぎれなどは、やはり、店舗に訪れないと入手できない体験であったり偶然であったり、今回のように同じワゴン内に組み合わせが見つかるという「ミラクル」もあります。

実際に目で見るということは、ネット購入とのすみ分けです。

ネットの生地も「ネットでは出品しきれないから、倉庫には何倍もの生地があるのだ」とおっしゃっていた大阪の生地問屋様もいらっしゃいました。

ハンドメイドライフがより充実するよう、職業用ミシンを持つことをまずはお勧めします。

今後もこんな感じでご紹介してまいります。

今回の裁断後の製作と完成の様子は近日ブログ投稿で後日アップしてまいります。

また、是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

生地屋様へお願いしたい、十分な生地情報をハンドメイド製作者である私達にいただけませんか【1096】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、ハンドメイドバッグを製作するにあたり、メイン材料である生地をいろいろな生地屋様にお世話になってきました。

いろんな生地屋様があるとはいえ、同じ生地でもお得であったり、素敵な生地があったりするメリットなどで、贔屓の生地屋さんができるものです。

今回は、生地屋さんの生地情報がハンドメイドバッグを製作した完成品の情報の中に材料分部の情報として盛り込む際に十分であるかなどをお話致しました。

ハンドメイドバッグの完成品の生地情報で必要なスペック

論外なのは、生地情報が何もない生地屋さんです。

商業利用が可能であるかさえ分からない、原産国も何も表示がない、ただ生地だけを販売してみえる問屋さんです。

ひょっとして意図はあるのかもしれません。

原産国などが表示があったりすると固定観念が働いて、本当に良い生地が選ばれないから。。。とか考えてみましたが。。。

やはり、私の結論は、そういったことも、ユーザーが決めることだと思いました。

よって、提供者側というのは、素直にありのままの情報を提示してあげて、購入者様がジャッジできる体勢というのが、一番にお客様のことを思ったやり方だと思いました。

なので、私は生地情報が定かでない生地屋さんはリピートすることがありません。

お店をのぞかないので、良い生地を逃しているのかもしれませんが、結局は、そういうことではない、その生地屋様の姿勢のようなものを信頼して購入するのだということです。

これを自分に置き換えたら、ハンドメイドバッグを販売するものも同じことです。

お客様の事を考えて、情報を素直にひねりなくストレートにさっぱりとお伝えする数々の作業や姿勢が長い時間をかけて信頼を生むのだと思います。

私が、生地情報として求めることは、

1)生地名・・・生地の織り方が現れたような具体的なネーミングが一番しっくりきます。ただのプリント生地だけでは、多くのプリント生地との差別化がされていないネーミングなので、結局織り方などを自分で判断せねばならなく、分からなかったりします。

2)生地巾・・・実際に計れば分かるということもありますが、やはり事前の表示で作るものの計画が立てやすいです。量産時にも生地巾は大切でマーキング(型入れ)のシュミレーションにも役立ちます。

3)混率・・・これはとても大切です。ポリエステルだけでは、100%なのか一部の混入なのかが不明で何か曖昧です。細かくとも、全体が100%になるような混率を正確に示していただくのがとても有難いです。

4)原産国・・・生機(きばた:生地のベースの染色前の白生地)は海外で、輸入後日本であれこれ手を加え、最終整理をして仕上がる生地でも、最終の作業が行われた国が原産国になるとのことです。それでも、日本製と表示されれば、自国の作業が加わっていることが分かりますので必要です。イタリアやフランスはその国の表示だけで目を引きますので、原産国によっては付加価値にもなる生地もあります。

その他、「密度」、「打ち込み本数」などが、生地では情報として本来あると思うのですが、ハンドメイドバッグ販売ではとてもマニアックな情報で必要ないです。

密度や打ち込み本数は、厚みなどに表れて、実際に目で見て感じたことの方が勝ると思うので、数字的なものからはあまりイメージしにくいので必要がないです。

実際にここまで表示されている生地は見かけません。これで良いと思います。

ということで、上の1)-5)に関しては必要です。

あとがき

結局は情報が親切な生地を購入したことで、自分自身も情報が親切な商品を販売できるということになります。

そうしますと、信頼できる生地屋様で継続して購入したいと思うわけで、情報表示のない生地屋様は、有名であっても、もう通うことはありません。

そういうジャッジをしています。

小さめなサイズながらたくさんのパーツで成り立つバッグ【854】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回から、定番ハンドメイドバッグとしている「餅巾着」のリュックデザインがありますが、こちらの製作を開始しました。

今回からは、表地にキルトをかけていこうと思っています。

キルトは丈夫に強固にする働きがあるので、デザインだけの効果ではない、長持ちになる効果もあるようです。

たくさんあるパーツのご紹介(主にYOUTUBE動画にて)

芯地を粗裁ちしたところの段階なので、少しはみ出していますが、パーツに裁断後接着芯を貼るところまでの進捗度です。左上が、メインの表地です。テディボアという名前で、アクリル/100%、日本製。そして右は、先染チェックという名前の生地で綿/100%m、日本製。下は、黒色なのですが、薄手です。生地名は不明で、混率も不明<m(__)m>。喪服なのどのようなしわが寄りにくく丈夫さのある生地でとても良質なのが分かります。原産国は不明です。

テディボア生地が表地、タータンチェックは、裏地と内側の巾着袋の外面、黒無地は巾着袋の内側です。

こうして、これらの生地のコーデで製作していきますが、YOUTUBE動画で裁断後のパーツを1つずつどこに使うのかのお話をさせていただいています↓。

あとがき

最近だんだん考え方が変わってきてしまいました。

この2022年スタート時点では、4デザインにデザインの種類をかなりしぼったつもりでしたが、早くも1点「卵焼き」デザインを外すことを決断しました。

上手くいく時と行かない時があるので出来上がりが不安定だったのです。

それが理由です。

この餅巾着には、現在は見込みを感じておりまして、多くを今年は製作していくつもりでいます。

こういった気持ちの変化というのも、これだけ追求して長くやってきてのことですから、確かなものなのだと思っています。

表地にキルトがかかっていくことで、前とはイメージも変わりますので、かなり変化するかと思います。

その点をどうぞ見守っていただきたいと思います(^-^)。