ワンピースの裏地のパンクをミシンと手縫いの両方を使い分けてのリフォーム【927】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

YOUTUBE動画に関してなのですが、いつも記事内に1動画同じ番号のアップ済動画を埋め込んでいます。

このやり方は今後も継続。

最近YOUTUBE動画で少しやり方を新しくしたのは、以前は、ALLナレーションを後から付け加えていましたが、作業しながらしゃべったそのリアルタイムの時の言葉と後からのナレーションの言葉との違いを重視し始めました。

ナレーションは確かにマイクを通しますし、口の部分にガードというネットの機材を当てるので声がこもらないという点はメリットですが、言葉そのものの内容がリアルタイムで撮影しながらお話した時と少し変わってしまいます。

それもそれで、後にまとめた言葉であるという良さもありますが、時々、リアルタイムの言葉そのものを動画内のお話の言葉にそのまま採用するのもいいのでは。。貴重なのでは。。と考えました。

今回もリフォーム作業しながら撮影すると同時にお話したことをそのままお届けする場面がほとんどのバージョンでやってみました。

ワンピースの背中からヒップにかけての圧力によるほつれのリフォーム(ミシンと手まつりの混合)

今回は、ちりめんのワンピースの素敵なお品をメルカリ様の出品者様からご購入致しました。

出品者様、どうもありがとうございました(^-^)。

難ありということで、もともとパンクの件はお聞きしていましたが、何となく、自分でリフォームできそうな範囲だと思い、今回早速やってみたわけです。

ワンピースの背中から裾にかけて時々パンクが見られます。ここでは、左上の方が手まつりが外れています。
ここが、背中部分。ファスナー周辺が一番ほつれています。ここは、ファスナーや表地と一体化している箇所なので、表に貫通しないように、手まつりでリフォームします。
写真の下の方がワンピースの裾。パンクは、ヒップ周辺で大きく起きています。ヒップ周辺は表地の花柄とは分離しているので、ミシンで可能。元もミシンでやってあります。

よって、前半でミシンでできそうなヒップから裾周辺を縫い加えて、後半で、手まつりの背中周辺をリフォームするという順番でやりました。

割ってある状態をアイロンで一度起こして、このように待ち針で左右の見頃をきっちり重ねて、ペンで縫い代を前の縫い目通りに描きます。そして、ここをミシンで縫います。
ヒップ周辺:縫い始めの箇所。返し縫いが見えますね。元の残りのステッチよりもっと前から返し縫いもしながらやっていくと安心です。
裾近く:リフォームの縫い終わりがこの辺り。返し縫いで、玉止めもしてきちんと終わります。
手まつりのリフォーム:後半は手まつりの部分として、背中周辺をこうして、ファスナーを囲うように元のやり方の延長で、まつりました。まだ私は、技術が無くて上手くはないですが、こんな風にファスナーに固定してでき上ります。

手まつりの際に元の糸を活かすアイデア

この、手まつりのリフォームの中で、1つ元の残りの部分からの糸のつなげ方を思いつきました。

上に出ている薄い色の糸は、元の糸の余りです。これをカットしてしまわずに、残します。そして、新しい縫い糸の最後の余り部分と合体して結ぶのです。これは、背中の上の方ですが、もう1方の端である、背中の下の方も同じことをします。

あとがき

こういった今回のようなパンクのケースは、体型が合わなくなって泣く泣く手放された前の持ち主様も多いかと思います。

そんな「無念」を引き継いで、リフォームして、私のように別の人に着用してもらう時の、元の持ち主様というのは、心が晴れるものです。

そういった体験を私も別のワンピースでしまして、実際にそういうお声を聞きました。

ずっと長年着用していくには、体型が変わらないことも1つ条件がありますが、やむなく手放す際に別の人へのバトンタッチで、そのお品が着用されるサイクルというのは、素晴らしいものであると思います(^-^)。

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バニティバッグ-キルトによる生地強化整ったフォルムの実現【846】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

年末最後には、ミシンを使うという作業をして終了しました。

その作業は、キルトがけ。

以前にキルトはヘルメットバッグの裏地で取り入れたことがあるのですが、今回は、バニティ型のデザインの表地に入れるという点が初になります。

キルト無しに比べたキルトありの効果

今回製作中の「卵焼き:バニティバッグ」は、側面がどうしても反りがち。

仕方がないことですが、これの解消にもなるかもしれないキルトがけとなります。

その理由が、この構造を見ていただくとご理解いただけるかも。

表地である赤白水玉生地にはすでに接着芯が貼ってあります。そして、楕円パーツのてっぺんと底部分にカットした2枚と、側面の長い長方形パーツ1枚をこうして、表地とハード薄芯の間に中綿を挟み込み待ち針で固定。
そうして、表地のパーツ合わせて粗裁ちの部分の中綿やハード薄芯をカットするという工程です。ボンドなどは使いません。
ハード薄芯にシャープペンシルで真ん中から二等辺三角形を描き、その底辺を縫い線に等しく作図。最初の二等辺三角形の長さは特に3cmである必要もないです。1本描ければ、あとは、横へ3cmずつ幅をとり、ストライプ状に作図していきます。そして、ダイヤキルトを作るので、対称の向きにも(十字)作図。その上をミシンでひたすら縫い付けます。最初と最後は返し縫いを少しして、玉結び、玉止めもまめに1本のステッチごとにします。

こういったパーツになってからかけるキルトの良さは、お店にある既製品のキルト生地だとカットした時にステッチが途切れてしまいますが、そういうことが起こりません。

長持ちする1つのポイントでありメリットだということです。

こちらは、側面パーツの方。こちらは、角から数センチの二等辺三角形の底辺を結んだ1本の線をスタートに、横へ3cmずつ作図。対称の向きにも作図。そして同じようにステッチします。最初の二等辺三角形の斜辺は特に長さはどうでも良いですが、2-3cm程度くらいまでにしておいた方が、縁の方までキルトがかけられるのでしっかりしたものになりますね。

キルトがけに関しては、待ち針が大切であること

少し前に段階を巻き戻ししますが、この時に待ち針は端っこだけです。しかし、この後、カットしてからは、真ん中の方にもおよそ等間隔でところどころに待ち針をして、ステッチの時にしわが寄らないようにすることが大切。ステッチが待ち針に当たってもいけないので、直前で裏から外しながらキルトステッチをかけていくのです。そのまま待ち針を付けたままだと待ち針にミシン針がぶつかりやすいので、そこは新調にゆっくりと、待ち針を外しながらのステッチとなりますね。だからこそ手間と時間を要する作業になるわけです。
しかし、出来上がった時の喜びは大きいものです。3つのパーツのキルトがけが完成。非常に美しく出来上がりました。3cm四方の正方形を90度傾けたダイヤキルトの完成です。

あとがき

出来上がりのダイヤキルトがかかった生地はもとの1枚仕立てに比べて雲泥の差。

厚手の1枚の生地に匹敵するほどの強固なものになりました。

そうすると側面の所が反るのをかなり解消できると思います。

今回は、年末の夕方の作業をここで打ち切り。

次の作業からは、通常の作業工程と同じことをやっていくことになります。

キルトがけをすることで、余分な時間を要するということですね。

しかしその効果はあるということです。

その効果を完成で改めて実感し、また記事にアップしたいと思います。

お楽しみにどうぞ(^-^)。