3色のみの無彩色カラー黒・茶・白が織りなす、ストライプ・ボーダー・市松それぞれが別物の四角いバッグ【18】

アイキャッチ画像18

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作にパッチワークを取り入れることがあります。

むやみにぶつ切りのパッチワークを企画することはせっかくの繋がりをわざわざ切る行為、望ましくはないと考えます。

パッチワークは、あくまでも「苦肉の策」で行います。

そして、もう1つのケースもこのたび発見。

残布ではないけれどもそれ1色では何とも味気がない場合に独自の解釈をもってマルチカラー展開をしていくというもの。

同じ生地で色違いを無地1点ずつで3点製作する一般的な展開とは別の道なのです。

たった1点ずつを同時に使用のマルチカラーのパッチワークが織りなす世界観をもって「貴重なバッグ」を3点作っていくという考え方です。

無彩色の黒・茶・白それぞれ1色では成し遂げられない、3色同時使いx3種のパッチワークは3点別物のバッグへ

使用生地:アムンゼン(3カラー共通)、ポリエステル/100%、日本製。表地は3色、裏地は黒1色使いです。

もともとぶつぶつの織柄が高級感があり美しい生地ではあるのですが、1色のみで製作した地味さは物足りなかったこれまで。

このたびのマルチカラーの案はそのような味気無さを解決するための一歩進んだアイデアです。

3色の同じ「アムンゼン」を均等配分に使うところがポイント、ストライプ・ボーダー・市松の3種の柄をパッチワークで作り出していきます↓。

左上から、ストライプ・ボーダー・市松のパッチワーク。どれもそれぞれの唯一の柄になっていきました。

手順は、短冊状にカットし接着芯を貼りミシンで縫い繋げていきます。

そして、裏をアイロンで割り、表に出たハギ目の線の両サイド1mm程度をミシンステッチで固定。

丈夫でありながら、整った美しい柄が出ます。

この最後の表面からのステッチは大変美しく映え、柄が美しく出ることにも一役買うのです。

完成:<サイズ>ストライプが縦33cmx横29cm(マチ無し)。右の2つは縦35cmx横31cm(マチ無し)。
左上から時計回りにボトルホルダー・フラップポケット(外)・フラップポケット(内)。充実した内部です。
入り口開閉:生地の中表ひっくり返しにより反り、マチが自然に出来上がることでファスナーの両サイドに比翼。

裏地には、表地の中の1つ黒(実際はチャコール)のみを採用、黒無地1色ですが立派な内部構造です。

ボトルホルダーのボックスキルト・大きい方のポケットのストライプキルト・内部のランダムキルトと3種をそれぞれに引用。

ポケットの二重構造はセキュリティー性が高く、大切な物入れに向いていまして安心感で満たされるという「心地」を得ます。

このたびは、マジックテープ同士の二重構造でしたが、奥の方をファスナーにするなどすれば、もっとセキュリティ性を高めることも可能。

まるで複雑なパスワードのようです。

着用のサイズ感:上の写真の右2つの内の「市松」パッチワークです。縦35cmx横31cmというのは大きいです。

あとがき

マチが無いのに随分容量があるバッグです。

1泊旅行を気軽に計画する時に、たくさんの荷物を詰め込む手間やストレスを、このバッグが払拭できるような存在になればと。

おでかけの背中を後押しできるような存在になれば、それはそれは本望です(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク