<リメイク図解>口が大きく開いたマイバッグはプチ改良できる可能性、セキュリティー性を高めるための「タブ」の後付けでバッグとポーチを繋げる対策【1301】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コロナ」が2023年5月頭にインフルエンザのような部類の病状に認定されたことが大きいです。

新緑の季節も相まって、お出かけする人が増加。

コロナ以来の3年ぶりの海外旅行だとの外国人の方が嬉しそうにはしゃいでいる映像も拝見します。

今や物価が世界の中では低めの日本が「お得感」がある、更に安心な場所であるという信用のもと、多くの外国人観光客でにぎわう様子が見られます。

日本人としては誇らしいことですが、反対に日本人が外国へ旅行する機会も増えていくでしょう。

ただ、外国では世界的物価高のせいでお食事代が高くついてしまうというデメリットもありますので躊躇する一定の人数もあるかと。

とはいえ、旅行全体の出費としては、ほんの一瞬だと考えれば仕方が無いのかもしれなく、それ以上にこれまでの溢れんばかりの気持ちが爆発しているのではと。

遠出の旅には、持ち物の安全性が求められます。

紛失や盗難を避けるために、ハンドメイドバッグを製作してきた実体験から、ご提案できることが1つありまして、ご紹介したいと思います。

大切な物を入れるミニポーチとバッグにタブを後付け、タブにひもを通し抜き取られないようにつなげることでセキュリティー性を高める案

左はバッグの内側、ポケットが上寄りについています。右は小さなポーチです。

遠出では、この右の小さなポーチが不安です。

スッと抜き取りやすかったり、はずみで飛び出したりする心配があるのです。

そんな不安を解消しセキュリティー性を高めるために1つの案を思いつきます↓。

タブを縫い付ける:例えば、ポケットの入り口辺り、取り付けやすいバッグのサイド、ポーチのサイド。
タブを赤で表示:バッグのデザインにもよりますが、このような位置に後からタブを縫い付けるという案です。

実際は、もしかして困難だったり不可能だったりすることもあるかもしれません。

バッグの内側やポーチも多種多様な作りがありますので、すべてがこのやり方で可能ではないかもしれませんが出来そうかどうかを一度は考えてみることはお勧めです。

このように、バッグとポーチに互いにタブを付けることがまずはポイント。

そして、その後タブに紐を通したりチェーンを通してバッグからポーチがこぼれてもつながっているという状態を作っていくのです。

あとがき

このたびは、アイデアの図解のみでしたが、出来上がりの商品では「著作権の侵害」を考慮し、このような形のご紹介としています。

バッグやポーチもすべてハンドメイドで作るわけではありません。

もうすでにお手持ちのブランドバッグなどはそれ以上何も策が無いとあきらめがちですが、タブを縫い付ける程度の手の加え方なら、デザインへの影響はありません。

。。とこのように、自分の持ち物を自分ででアレンジすることは無限だと思っていたのですが、ここ最近はブランド様からのメッセージのようなもので自分使いにおいてもアレンジを控えてほしいとの意向があるという情報が。。

ブランディングがユーザーの使い方にまで威力を及ぼしている一場面として、この情報を見逃すわけにはいきませんでしたが、同時に矛盾も感じています。

元々セキュリティー性が弱い商品だったのであれば別問題ではないか。。これです。

こうしたことを反面教師に、ハンドメイド業の者は自分が製作するものに使い勝手やセキュリティー性の配慮を入れていくべきなのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

追加だけなら「タブ式」を推奨、マグネットボタンの交換なら跡をカバーできる「直接式」、トートバッグへのマジックテープ後付け2通り【1199】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグの留め具。。

かつてはお決まりだった「マグネットボタン」、時代の変遷と共に、複数持ち歩くカード類はマグネットの磁気の影響で機能が故障する事態を実体験しました。

今や、外注リフォームでお願いしてまでも、すべてのマグネットボタンを手持ちのバッグから排除しています。

特に入口にメインに付いている大きめのマグネットボタンは強力であり、カード類や通帳を片っ端から壊したのです(*_*)。

このたびは、何も入口に留め具が無いタイプにマジックテープ付のタブを設置する「タブ式」とマグネットボタンを取り外して新たにマジックテープを付け直す「直接式」の2つのマジックテープ開閉の留め具の付け方をざっくりと図解でご紹介したいと思います。

具体的なやり方はまた別で投稿しますので、このたびは1つのアイデアとして、困った時のアイデアの一助になればと思い、2通りをご紹介したいと思います。

トートバッグにマジックテープを後付け2通り、「タブ式」はタブにマジックテープを、「直接式」は本体に直接マジックテープを縫い付ける

バッグの中でダントツに多いモデルは、「トート型」ではないでしょうか。

なかなかの高級品でありながらも入口は何もついていないことも多いトートバッグ。

ここへもっと使用シーンを広げるために、マジックテープを付けていきます。

その付け方としてご紹介したいのが実際に行った2通りです。

「タブ式」のマジックテープ付け:追加するのみの場合にはこれが作業しやすいです。オスメス両方。
「直接式」のマジックテープ付け:マグネットボタン取り外しのリフォームを伴う際に有効。オスメス両方。
それぞれの実物写真を附随:「タブ式」の方がバッグ内の容量を確保できるかもしれませんがケースバイケース。

あとがき

このたびのマジックテープの設置方法は、既製品に対しても満足のいかない点がある時・最初から自主製作する時のいずれにも使えるやり方です。

「シンプルなデザイン」と呼ぶのも奥が深いと思うのです。

シンプルで、何も機能を付けないことがかえって良いのか、シンプルと呼ぶものでもあるべき機能の1つに加えるのかの選択があります。

この入り口のセキュリティー性は今までも工夫してきたことですが、価値観もかなり分かれます。

近くへ持ち歩くエコバッグには入り口のマジックテープは無い方がストレスが無いこともあるのです。

一方、遠くへお出かけ・人混みを通り抜け・交通機関を利用のようなシーンには、セキュリティー性が気になります。

様々な可能性に対応できるのは、「ミシン1台携えて、自主リフォームが可能な環境」とも言えます。

どうしてもブランドバッグのお直しは「著作権」「商標権」がグレーゾーンな部分があります。

実物を伝達することはこうして控えましたが、「不足の安全性の強化」という目的なら認めていただきたいアレンジなのではないかと考えます(^-^)。

ポケットを後からバッグに追加したい時に。。共布製ストラップが真ん中に付いた安定感のある吊り下げ式のフラップポケットの設置【1186】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ほんの些細な場所であっても、バッグ製作において「失敗からの学び」は大きいものです。

また、「ただでは転ばない」という強い言葉も非常に共感できます。

現在製作中のパッチワークナップサックの途中にポケットを付けなければならなかったのですが、準備してあったにもかかわらず、縫い付け忘れてしまいました。

その後気付かず、裏地の返し口を縫い閉じてその後も進めていったかなり最終段階で気付いたのです。

せっかくなので、今までたどってきた作業はやり直さずに別の案を考えました。

それが「後付けポケット」です。

手持ちのブランドのバッグでファスナー使いのポーチが共布紐でサイド部分に挟み込んで縫い付けてありました。

ただ、固定位置にはなくただ繋がれていることのセキュリティー性と言った感じ。

実際の使い勝手としては、場所が移動するので少々ストレスがあったことです。

そこからは、心地を意識しながら全く別の考え方をしていきます。

確実に見つけやすい内部での使用、見栄えもスタイリッシュな外側での使用もできる真っすぐに吊り下げたモデルです。

斜めやフリースタイルでは見失いやすいことを解消、今度はまっすぐに吊り下がり安定的で確実に見つけやすいポケットを考案した

手持ちのブランドのバッグでは、ポーチの位置があまり定まっていない点が、紐でつながれていながら探しにくいものでした。

そして、よくねじれることもストレスの1つ。

そこで、じっくりと使い勝手の「心地」を重視したのです。

上からの真っすぐの吊り下げが位置が固定されてい見やすいです↓。

吊り下げ式ポケット:これだけで1つの商品みたいなポーチになっています。バッグの外付けも想像できるもの。

あまり見かけないユニークなタイプです。

そのしっかりした様相は、まずは接着芯を貼り、更に全パーツに全面にボンドでハード薄芯を貼ったからです。

この硬さにこそ高級感が生まれ、フラップの曲線も綺麗に出ています。

ハード薄芯を使用していないとふにゃふにゃで歪んだラインだったと思います。

もとは、フラップポケットで縫い付けるパーツをそのまま利用していますが、壁みたいな役割の新たな一周り広い背後の「わ」のパーツも利用しました。

上のひもはそれほど長いものではなくて、挟み込んで、上部を縫い付けます。

その縫い付ける位置はここを予定しています↓。

本来ポケットを縫い付ける位置とだいたい同じ位置に来るように紐の長さを設定。
巾着ひもホールのステッチに重ねて数度の返し縫いで、馴染むように縫い付けができる場所がここです。

これで、むしろ、素敵なデザインになるかもしれないということで、失敗をなんとかフォローしたのでした(^_^;)。

あとがき

こんなシンプルな作りのナップサックにこれ以上の工夫などあるわけがない。。

そう思ってきましたが、たまたまのこの度のミスが新しいアイデアをくれました。

条件の限られた中で、どうにかしてポケットを取り付けようと考案していったその結果は、むしろこのデザインが特徴のようなアイテムになったことに驚いています。

限られた条件・手段が豊富ではない・厳しい状況であるといったがんじがらめの中で何とか考案していくことで生まれたものの素晴らしさがあると思いました。

今後のハンドメイドバッグ製作では、考案背景ということは1つのポイントになると思います。

まずはそのエピソードやストーリーからして違ってきますので、なぜこのデザインが生まれたかなどを語る際にはこの「ドジ」な失敗経験が常に生きるのです。

ミスや失敗は苦い思い出ではありますが、冒頭のように、「失敗からの学び」や「ただでは転ばない」ということを常に心の中に持って今後も活動していきたいことを誓ったものです(^-^)。