装飾的にダイヤモンドが配されたかなりおしゃれ度が高いジュエリー、1ct以下であることなどどこ吹く風の美しさ【970】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

必ずct(カラット)で計られるダイヤモンド。

確かに数値としては出ていますので、情報の1つとしては正しくキャッチしお伝えするのですが、一番に重視する値ではないというのが当「本物志向のレンタルジュエリー」のスタンス。

一番に重視するところは「おしゃれ度」なのです。

このたびは、1ct以下のジュエリーをご紹介しながら、数値だけでの判断で「素敵さ」を見逃す方が残念であるという「おしゃれ度」の貴重さをお伝えできればと思います。

象徴的な地金バイカラーコンビのリングと1ct程度のフラワージュエリーをそのおしゃれ度の面から眺めた

左-K18YG/PT900台コンビダイヤモンドリング、右-K18WGダイヤモンドフラワーリング。いずれも1ct以下。

リングは、幅広で大変存在感があるタイプ、ダイヤモンドの白さが銀色に素敵に馴染むことがよく計算された地金バイカラーコンビ。

あまりにデザインが象徴的なので、見逃しがちなのですが、結構大胆にK18YGとPT900が使い分けられている1つのリングなのです。

すごくバランスがとれていてスタイリッシュ。

ただ、これが他のジュエリーとの組み合わせが難しいのが悩み。

四角いモチーフをよく見ながら、このモチーフに同じパーツを含むアイテムを探すのが1つのアイデア。

先にリングが見つかっている状態は比較的難しいものですが、もしこれがペンダントだった場合に。。などと考えてみるのも良いかもしれません。

「リングだから。。」などという固定観念にも縛られないこともアイデアが思いつきやすいための柔軟な見方ではないかと。

または、K18YGの部分のツイストデザインに注目して地金だけのネックレスやブレスを考える手もあるかと。。

結構組み合わせを考える中での難易度はあると思います。

さて、ブレスレットは、こんな風にフローラルでまとめた組み合わせが完成しています↓。

3点セット:マルチカラーの間に割って入っているようなイメージ。5つ花がすべてのフラワーでリンク。

もうこの時点で、ダイヤモンドのカラットを気にすることは全くありません。

重視するところが組み合わせの完成された姿のイメージだからです。

あとがき

リングの方は結局最後まで決まらなかった難しさが悔しかったのですが、じっくり時間をかけるとふとした時にもしかして相応しい組み合わせアイテムが見つかっていたかもしれません。

こうした苦労から思うことは、「ある一定の期間の内に決める」ということさえ「縛り」であるということ。

それだけ自由が奪われると決まるものが決まらないことがある、これは今後の課題です。

まるでジャガード生地のようだ、オレンジサファイアの花柄パヴェリングには実は相方がいた【709】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「無難である」ということと「個性的である」というのはどんな点がそう感じさせているのでしょうか。

当店picturesqueの「本物志向のレンタルジュエリー」においては、特に後者に拘りが強いです。

それは、事業者本人が自然な形で意識してきたことなので、しっくりくるのが後者の方だからです。

前者だと腑に落ちない感じが残ってしまってなかなか前向きに考えられなかったのです。

前者テイストも、もちろんありだと思いますし、万人受けというものがあるので、もしかしたら対極にある良きライバルのようなテイストなのかもしれません。

ということで、この両極を、このように解決しています↓。

「お手持ちの付け回し可能な機能的な優れた万人受けアイテムに、個性的なアイテムを重ね付けでご一緒させていただく」ということ。

これをコンセプトのような、当レンタルジュエリーの意義として、宝石のレンタルの存在価値として考えるようになりました。

そんな存在には最もらしいのがこの度ご紹介の花柄の入ったジュエリーです。

是非お楽しみくださいませ。

そもそも地金部分が超レアな「青金」であることから個性が始まっているジュエリー

「青金:あおきん」という地金があることを知ったのは、微妙な台の色のペンダントトップを数か月前に入手したのがきっかけです。

最初はK18WGのロジウムが無いものなのだろうなどとよく分からずに想像するにとどまっていましたが、複数のプロの方(宝石商様とリフォーム屋様)からの聞き取りにより、これが実は奥が深かった。。

K18YGにもいろいろ色の展開があったのです。

私達が慣れ親しんだ昔から世代を渡りながら、祖母のネックレス、母のブレスなどと見てきた地金の18金というのはおそらく圧倒的にイエローゴールドが多かったかと思います。

あのオレンジと黄色の間のトーンの地金をイメージされることと思うのです。

その他だとプラチナのPT850という刻印のものがチェーン類では見たことがあったかもしれません。

しかし、それだけではなかったということです。

1つはやや身近な例として、ピンクゴールドがあります。

あのピンクという呼び名も分かりやすくて、分類しやすいネーミングですが、元は「品物全体の75%が24金、残りの割金25%の多くを銅が占める」ということで赤い地金色になっていることであの色になります。

よく、古いビンテージ物のイエローゴールドが、オレンジ寄りな色になってくる経年の例は、割金の中の銅の存在にあります。

リフォーム屋様にお願いするお手入れでイエローゴールドらしく戻るようになるようですが、意外に「25%の割金の中の銅」が全体の色に影響するものなのです。

そこで、今回の「青金」というのは、「割金に銀をチョイス」したものということのようです。

銀がほとんどなのか銀のみなのかは、製作者様の知るところですが、「青金」は「グリーンゴールド」とも呼ばれる色で、ホワイトゴールドとイエローゴールドの中間のような感じがします。

プラチナやホワイトゴールドと一緒に並べるとやはり「青金」もイエロー色をしているというのが実際の姿になります。

まず、それが台に使われていることで、非常にあっさりとしたクールさがあります。

花柄のパヴェリング:K18YG台。ブラウンダイヤモンドとオレンジサファイア。「青金:あおきん」が希少。
もう少し地金の色がはっきりと分かるショットで撮影したもの。金色とはかなりかけ離れたカラーです。

そして、このリングをいよいよ元あるペンダントにブレスと共に合わせていきます↓。

3点セット:せっかくの出会いを大切に丁寧にセットを考案しました。もうこれ以外にはありえないとまでに。。

ペンダントトップとリングは明らかに同じ仲間だと思います。

こうして、もとは同じ製造元だったと思われる(あくまで想像です)2つが再び時を経て出会ったと考えると大変ロマンチックな気分になりました。

「青金」の良いチェーンやブレスはほとんど皆無。

ジュエリーには「青金」はあまり作られていないようなのです。

チェーンもブレスも同じツイストで、K18YG/PT850コンビが半分ずつの割合のツイストの目に映るその映り方がぼやけてK18YGとPT850の中間的にミックスして見えるという効果を考えた策です。

どうしても同じ地金そのものが無い場合の考えに考えた工夫。

もし、今後「青金」に出会うことがありましたら、このことを思い出してみてくださいませ。

あとがき

簡単な一声ではありますが、とてもかわいいです。

地金のボリュームも十分で、個性的になっているのは、この花柄が無いタイプが非常に多く、そこが無難であることと個性的であることの大きな分かれ道になったようです。

ところで、レアな入手しにくい数の少ない「青金」という地金のアイテムというのは、1アイテムを手にした瞬間、そこからがある険しい山道を登ることになります。

他の一緒に付けるアイテムも青金でそろえなければ色が合わないのです。

その難しさから本来敬遠されている部分もあるし、そもそもあまり生産されないと思われますが、リングのメーカー様/デザイナー様のこの挑戦のような部分に脱帽です(^-^)。

和柄の王道「七宝繋ぎ」が総柄になった平打ちリングに求めるもの、「もっと重厚にならないですか?」【512】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私たちは日本人なので、なじみの昔ながらの柄を主体的な呼び名で「和風」と呼びます。

けれど、外国の方からすると和柄が異国情緒あふれた「東洋風=オリエンタル」などというように映るのかもしれません。

しかし、その目に映るものが心で思う印象というのは私達と共通するところが大いにあると思います。

今回出会ったのは、「七宝繋ぎ:しっぽうつなぎ」という和柄がリング全体にほどこされたリングです。

このリングを含めた他のジュエリーをどんな風に組み合わせた考案をしたのかも興味深く見ていただきたいと思います。

「七宝繋ぎ」という柄の意味が素敵♪、プレーンな平打ちリングとの違いは柄の意味が入る価値

七宝という言葉は仏教用語で、そのまま「七つの宝」です。

「円」が模様に描かれますが、元は同じ音の「縁」から来ていると。

そして、家族や人間同士の繋がりの無限を表現した一連の柄です。

七宝繋ぎ柄の平打ちリング:K18YG製。

プレーンな1枚板に七宝繋ぎ柄の面が貼り付けてあるような二重構造のような感触だと実際に試着してみて感じました。

お菓子のウエハースみたいです。

七宝繋ぎを正面から別のアイテムでじっくり見てみます。

ワードローブの中にあった七宝繋ぎ:〇モチーフが重なり合って四つ花みたいな柄が生まれます。

こちら、ロングワンピースの素材になっている黒色なのですが、まさに七宝繋ぎです。

配列良く永遠につながっていく縁起の良い柄なのです。

この柄をじっくり見る際に、円形の重なりとして見るだけでなく、重なった部分だけが織りなす柄のアーモンド型に注目したり、そのアーモンド形が集まった4枚の花びらがとがった四つ花と見たりしながら、他のジュエリーとコンビにしていく案を考えます。

柄もどの部分を見るかによって「解釈」なるものが変わるということです。

そうして、他のジュエリーとの組み合わせを考えていきました。

これ1つでは重厚感が出なかった「七宝繋ぎリング」への要望

3点セット:ペンダントは和柄。ブレスも和の雰囲気のあるものを選択。リングは2個。

リングを2個付けにした理由としてこの七宝繋ぎリング1つでは軽くてペンダントトップとのギャップがあり過ぎました。

後になってこのリングは当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止となりました。

七宝繋ぎの美しさに関しては何も問題ありません。

希望としては幅がもっと欲しいこと、そしてもっと重厚な作りが良いと思いました。

おそらく量産品だと思われます。

とにかくこのリング1点だけ見ると素敵な和柄なのですが、いかに他のジュエリーとのバランスとかボリュームなども重要なのかというところを学んだ一品です。

平打ちリングは地金を存分に使ったものであってほしいという強い希望があります。

あとがき

このたびは廃止の七宝繋ぎのリングでしたが、もっと重みのある地金がたっぷり使われたものがあれば注目したいです。

とはいえ、個人のジュエリー集めの時代であれば間違いなくそのまま持っていたと思います。

使いやすさは十分にあり、華やかで素敵なリングです。

このたびの七宝繋ぎジュエリーに出会い、「柄に意味がある」ということが1つのキーワードとして貴重だと思っております。

「意味」を含むアイテムというのは今後の「商品」には重要なのかなと(^-^)。