「コロナ禍」初期に通用したマスク、余ったハンドメイドバッグ用生地の綿/100%デニムライクを活用の友人が卸先【118】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

まさかのマスク作り。

ハンドメイドでマスクを作っている方に対して、「器用だなあ、マメだなあ」と思っていたこれまで。

まさか自分が作ることになるとはこれっぽっちも思っていませんでした。

2020年初頭に、これまで経験したことが無い流行病「コロナ」が到来、私も含めてこれまでの花粉対策のマスクの数枚程度のストックに緊張感と不安が走りました。

そして、並行してティッシュやトイレットペーパーも、不安からの大量備蓄により入手困難になっていくのでした。

そのような一変した日常の中、友人からの声掛けで、マスク作りをすることになったのでした。

マスクの表面はデニムライクを追加購入し、内側(裏地)には、もう1つの天然素材の「麻」の柔らかいニットを共通でチョイス。

こうしたコンビでネット上のご提供いただいた型紙を利用させていただきながらマスク作りを始めたのでした。

コロナ禍の早い時期に製作に着手することで、4-6月の3か月間に渡ったデニムライクのマスク作りと友人への卸売り

表地(ネイビー):ジャカード、綿/100%、日本製。裏地(オフ):麻テレコニット、麻/100%、日本製。
マスクの型紙:ネット上から有難く無料ダウンロードで入手。マスク不測の初期モデルで長方形に近いフォルム。
裁断:鼻と顎の角度の違いから上下向きもあり、左右の向きもありますので、2枚を左右対称に裁断。
糸の色選び:表地のネイビーにはブルーグレーカラーを、裏地のオフにはオフを選択。バッグ作りのままの30番。
縫い合わせ:マスクの真ん中のハギ目の縫い代は1cm。表地・裏地それぞれで「中表」で縫い合わせ。
縫い合わせ:先ほどの縫い代1cmの印に沿ってステッチ。その後は縫い代を細かくカットしアイロンで両割り↓。
表地と裏地の合体:「中表」で上下の縫い代1cmでステッチして、ひっくり返します。
ひっくり返し後の作業:上下を端から2mmで固定ステッチ。左右1.5cmずつの三つ折りステッチでゴムホールに。
ゴム通し:ヘアピンや細かめのひも通しを使い、2-4mmの幅のゴムを通ししっかり結びます。ゴムは27cm程度。
「おしゃれマスク」完成:適当にマスクのネーミングを決めました。裁断時の幾何柄の左右対称が美しく配置。
情報の伝達:お品物を世に出す以上情報は不可欠。シールに素材の混率や日本製であることを記載しました。
量産品の梱包:個別に衛生的にビニールに入れたマスクを更にまとめて納品用の紙袋へ投入。持参型納品です。
卸売先への納品の瞬間:納品先は、過去の勤務先の同期の「VERACE:ベラーチェ」様。ありがとうございました。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.04.10からおよそ5年後の2025.04.30にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

当時、@¥800/点というお値段が何とか通ったのも、早期の着手があったからです。

今思えばほんの一瞬のマスク製作期間、いち早く行動に移す素早い提案してくれた友人はアンテナが鋭いと尊敬。

一方で、もっとチャリティー的な@¥400/点くらいのお値段であるべきであったとも振り返ります。

そして、6月くらいには、本格的に大手が量産品としてマスク製造に着手、「アベノマスク」も政府から配布していただきました。

私たちの出番はもう終わったと感じた6月の終盤。

駆け巡るような短い期間だったと今では思いますが、「流行」に似た動きを実体験できたことが貴重でした。

「もうここで潮時だ」と感じた6月末、その後も少し続けてしまったことでマスク用の生地在庫だけが残っていったのです。

「辞め時の見極め・早期撤退」というのは、ある意味前向きなジャッジなのです。

もう1つブログ記事で、その後にマスクを製作した記録が【167】です。

もうマスクは多くの方へ十分に行き渡ったと思われる時期の2020年7月でしたが、こちらは生地を送付していただいたオーダー品でしたので、背景が少し違います。

とはいえ、あれからはもうマスクを製作することが無く、溢れた量産品の中から購入しています。

「いざ」という時にハンドメイドのノウハウが役に立つということが非常に素晴らしい収穫でした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ただの入れ物としての箱がその価値を大きく越えた!インドネシアからの素敵な贈り物「パンダンボックス」のソフト感と高級感【209】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パンダンという葉っぱ(正式名称:パンダンリーフ)を編み込んだ「パンダンボックス」がとても好きで今までたくさん集めてきました。

パンダンは熱帯地域に生息する植物。

主にインドネシア含む東南アジアに育つ広々としたパンダンの葉っぱを編み込んでインテリア品の入れ物が作られます。

その編み込みの「イントレチャート」のような様相は大変高級感があります。

さらに親しみやすいのが非常にソフトな手触りだということです。

お部屋の上の方にも躊躇なく置けるのはこのソフトな素材感がもたらす心理的なメリットでもあります。

手触りがごつごつしていなくてなめらか、レザーの代替品になるようなレベルの素材だともよく謳われているようです。

パンダンボックスを最初に見つけた時のエピソード

一番最初にパンダンに出会ったのは、手芸屋さんにちょこんとと1つだけ置いてあったのが初めてでした。

他のお品物のついでのように置かれた雑貨類の1つでした。

年代で思い出すと1990年代後半だったかと。。

その当時は、まだまだパンダンを置いているお店などなかったと思います。

その色はナチュラルな、今思えばパンダンの製造の初期の頃の無染色のハート型の入れ物でした。

見たことも無い素敵な編み込みの素材と、きちんとした深さ7-8cmもあるのあるハート型にうっとりと見惚れていまいました。

即決でそのハート型パンダンボックスを購入。

当時パンダンという名前さえ知りませんでした。

何か個性的な素敵な雑貨を見つけたと喜んでいたものです。

これがパンダンボックスとの初めての出会いです。

その後アジアンテイストの雑貨屋さんが多く出てきて、ネット販売も浸透。

パンダンボックスをネットのECサイトでたくさん見るようになったのは、2000年代に入ってからだと記憶しています。

熱帯地方のお品なのですべて輸入品。

売り切れると入手がなかなか困難ななようで、見つけた時のタイミングでまとめ買いをしたものです。

インテリアにおいては茶色が好きなので、茶ばかり登場させていますが、現在は少しだけ色の展開があり、黒、ナチュラル、グリーン、ピンクなどがある様子。

茶も染めてあるので、水には弱く色落ちは多少出てきます。

パンダンに魅せられると、とことん好きになるのではないかと、自分のパンダンだらけの部屋を見て思います。

一度気に入ったら集めたくなってしまう心理、一度持つと飽きないアイテムなのだということを実感しておりまして、その魅力は不思議なまでにとりこなりました。

自分なりのアレンジの仕方でインテリアをユニークにする案

さて、長年のパンダン好きが行き着いたところというのは、使い方のアレンジです。

もともと「〇〇入れ」として入れる目的をしぼった販売されているところを、あえてそのサイズに着目し、自分なりの使い方をしていくことです。

このアレンジがまたパンダンボックスを楽しむ醍醐味の1つです。

ユーザーに使い方の自由を与えてくれる「入れ物」の素晴らしさがここにあります。

では、実際の使い方アレンジをご紹介をしてまいります。

蓋付きのトイレットペーパーストッカー→マット入れと決めて購入。
ヨガマットが入る便利な筒形ボックスです。

上の筒形は、もともとトイレットペーパー入れとして売っていたのですが、トイレットペーパー入れとしては一度も使わずに、ヨガマット入れを探す中でそのサイズの相性に納得し購入しました。

もとは蓋がついているので、これも活かし、ほこりがかぶらぬようぽんと載せて使います。

次の写真はシューズボックス。

紙製の靴箱に比べたら、かなりインテリア性が高く良い見栄えとなります。

ミニマム志向へ変更することで13足ぽっちの現在、すべての靴をパンダンボックスに入れることが可能。
リモコン入れのような小さなパンダンボックスもあります。
キッチンでもパンダンボックスを使用した過去。染めははがれがちですが、使い心地の良さはお皿には相性良し。

ボックスには、キッチン周りのお皿などはちゃんと乾いた状態で入れていますが、水まわりの場所であるので、ボックスの表面のブラウンが色むらになってきます。

元は同じ焦げ茶の2つの箱:上はかつてキッチンでも使っていたことがありますので染めがはがれました。

過去のビッグサイズが廃版になった事情とその後新産の折りたたみ式

折り畳み式のボックスがたくさん増えてきている事情というのは、輸入時のコスト削減だと読めます。

折り畳み式により体積の圧縮の工夫でリーズナブルさも実現。

そうすることで、パンダン購入者の需要が増えたことに対応した新しい作りだと思いました。

折り畳み式は輸送のコストダウンがはかれるようですが、折りたたみの際にハギ目の線が出ます。

しかし、初期の頃にあった今ではレアなビッグサイズのボックスに対して、非常に価値を抱いています。

すごく大きな箱で、折り畳み式がまだ出てきていなかった時のお品です。

折り畳み式は、上の写真のように、どうしても真ん中あたりに折り畳み用に必要な節目の線が入っしまいます。

「そのまま式」は、見た目が整い底も折り畳み式よりもうんとしっかりしています。

だからこそ、廃版になった今でも持ち続けるレア感と有難さがあります。

「そのまま式」のビッグサイズのパンダンボックス(2015年頃廃版):縦33cmx横44cmx深さ20cm。

これは、おそらくパンダンのボックスの中で一番大きいサイズではないかと思います。

バッグ作りをしていますので、このビッグサイズの5点程の内、材料の糸を大量に保管しておくのにも使用しているものがあります。

この大きなボックスは、廃盤になるということで、ぎりぎりの残り在庫を駆け込み購入した記憶ですが、その後はこのサイズに出会うことはありませんでした。

折りたたみ仕様にするにはサイズが大きすぎて壊れやすい/ぐらつきやすいのでもう製造されないとなると、かえって過去の輸入コスト削減前の貴重なサイズのモデルと言えるかと思うのです。

よく、衣類のストックにプラスチックの大きな箱がご紹介されますが、それに似たサイズ感のビッグタイプ。

クローゼットの中ではなくても、思いっきり外に出して「見せる箱」としても活躍できるのがその様相が美しく高級感あるパンダンの良さです。

あとがき

パンダンに関しては、折り畳み式が登場したり、色の展開が多くなったり、形がどんどん新しく増えたり、進化した変遷が見られました。

進化はユーザーの使い勝手や製造の存続を考えた試みだと思うのですが、一方で過去の良かったお品が消えてしまったことへの寂しさも持っています。

だからこそ、その時の直感で良いと思ったら購入するということも即断即決の勧めとしてございます。

これからも、パンダンを使っていきたいと、10年以上も使わせていただいているパンダンボックスの数々を持ちながら思っています。

そのソフト感というのは不動のものであり、デメリットである染色の色落ちを仕方が無いと受け入れるほどの圧巻の良さを持っています。

ここまでとことんパンダンボックスをとことん集めてきて言えることは、水と日光に弱い染色であるということでおうちの中の日陰で使用するアイテムだと気を付けていただくことです。

使う場所、使う方法などを失敗したいくつかのケースからもお伝えできることがそんなところです。

天然素材は難しい、素敵な雑貨を末永く持てるためには、そのお品自体だけに完璧を求めるだけでなく、長持ちできるような工夫を対策していくことも大切です(^-^)。