<パッチワーク企画④>ミシンパッチワークのハギ目が十文字に美しく交わるための準備【1174】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中のパッチワークシートのご紹介を続けてまいります。

①から始まり、完成まで番号が連なっていきます。

シリーズでお楽しみどうぞ(^-^)。

パッチワークシートを作った上でやっとバッグを作って行く段階に入りますので、その材料を作っているのが現在と見ることができます。

少しずつ手間をかけることで、またとない生地同士の組み合わせが実現します。

パッチワークで作るには大きめサイズのバッグになりますので、たくさんパッチワークの破片を使います。

そのことが、本来表地と裏地の2種で作る政策との違いです。

複数のいろんな生地の集合で1つになっていることの価値や美しさもあるという点を見てもらえると幸いです。

ここではっきりしてきたのは、ちょうど4点のバッグが表地も裏地もパッチワークシートで出来上がる見込みです。

そして、気になるバッグのデザインなのですが。。。

ナップサックに決まりました。

私が、この先ダウンロード型のデジタルコンテンツにまとめていく「餅巾着」です。

巾着袋やトートバッグも考えましたが、ここ数か月たくさん製作してまいりましたし、実際に作ってみたダイヤキルトがかかったナップサック型が非常に使い勝手が良いことを実感。

ダイヤキルトで作るナップサックとパッチワークで作るナップサックの違いも私も見てみたいですし、ちょっとした実験もさせていただくことも兼ねています。

やや不足しているラインナップのナップサック型を4点共パッチワークで完成しようと決めました。

パッチワークの並べ方が独特で、同じ種類を点在させずに、片寄せて集結する並べ方です。

その1つのグループの色や柄を他のグループと更にくっつけて並べていくスタイルです。

前回までは、最初の細かいパーツを横に4枚ずつ並べて縫い合わせてつなげる作業が終了しています。

今回は、それを縦に繋げて1枚のパッチワークシートが完成していく様子をお送りします。

十文字のハギ目のそろい方の徹底のための2つ

パッチワークはブロック型ですので、縦も横もハギ目が出ます。

そのハギ目が十文字に美しくぴったりと出ることを目標にしていきます。

そもそも、最初の裁断が物を言うというのが1つで、裁断をミリ単位で正確に行うことでこの十文字のそろいに影響があります。

そして、もう1つの十文字ぴったり対策は、今回の作業の縫い合わせの時の待ち針です。

待ち針をハギ目から打っていく:待ち針は端っこからその間をとっていく留め方が流儀みたいなものですが、
パッチワークの場合ハギ目から打つということをお勧めします。
こんな風に中表の2パーツの縦のハギ目をピッタリ合わせて待ち針します。
まずは、ハギ目の3箇所を固定。そこは動かさずその間での調整になります。
さらに間にも細かめに待ち針を打っていきます。
十文字の重なりの成功場面。:綺麗に十文字が重なりました。
パッチワークシートの裏側:こんな感じにすべて1cmの縫い代が両割れして平たく固定されています。
十文字失敗の箇所:こちら裏面ですが、1mm程ずれてしまいました。ハギ目が縦に連なっていませんね。
最後に糸の色を生地に馴染むように交換しながら、ハギ目の両サイドを1-2mmでステッチ。
縦も横も行います。これでシートがかなり固定されます。

パッチワークにすることの中で起こる悩み

いろいろな生地が集まるので、薄手の生地がヨレッとなることがあります。

悩みもあります。それはヨレっとしわが寄ることです。

アイロンがけを一応するのですが、これだけハギ目が多いと仕方がないことだと思います。

今回は、このヨレがあまり目立たない巾着型ですので、接着芯が貼ってあるこの状態でそのまま表からのステッチを入れていきました。

もし、しっかりとしたトートバッグ型で行く場合などは、このステッチの時に、裏側にハード薄芯をシートとして当て、待ち針で留めて、このステッチを入れることで違った感じになっていくと思います。

巾着袋ではしっかりし過ぎるのでやりませんでしたが、キルトと同じ考え方で、このステッチの時が裏側に接着芯意外の芯地をさらに当てるタイミングです。

あとがき

今回のこの場面で、まだ表地だけが出来上がったに過ぎません。

引き続き裏地用に決めたグループも同じように作業していくことでやっと1点目の材料がそろったことになります。

こうして、手間をかけながらじっくりと製作していくパッチワークバッグになります。

今回の十文字が美しく出るためのコツも、その場のテクニックではなくて、最初の裁断の正確さが大いに影響することがそもそも重要なことだと分かります。

1つ1つの最初から最後までの作業のきちんとしたことの集結で出来上がるものだということを、パッチワークが教えてくれるのです。