<経理>貴金属ジュエリー中心のレンタル事業をしている個人事業主が商品購入時と決算にする仕訳【856】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も、ずばり、タイトルにそのままの答えが入るように設定してみました。

本当の答えはタイトルが長すぎてしまいますので、中に必ず答えがある導きとなるタイトルに致しました。

その理由は、自分がいろいろネットで調べさせていただく時に、タイトルに期待して中を読むと答えがなかったりする驚きと絶望から、逆の立場になってみて、自分は答えをちゃんと示していきたいという意向です。

情報というものは、とりあえず無料でよいのではないだろうかと、どうしてもそういう考え方に行き着きます。。

どなたかがこの記事を見つけていただいて豆知識にでもなればと(^-^)。

18金やプラチナ台の宝石のレンタルをしている私の商品調達時の仕訳

今回2つの場面の仕訳をご紹介しますが、そのベースとして、18金とかプラチナなどの貴金属主体の宝石を扱っている点がとてもベースになるのでまずはここをしっかり認識する必要があり。

18金やプラチナは、質屋さんでの換金場面などがテレビなどでも印象的ですが、価値がほぼほぼキープされます。

車や建物と比べると分かりやすいかもしれませんが、劣化が非常に少なくて、ほぼほぼ一生物となります。

キズや破損などでも換金してもらうと価値がそのままであることからもそういうことが言えますね。

ということから、まず、商品購入時は、 「商品仕入 - 普通預金」 などの仕訳をします。

振込の場合が多いので、普通預金を例にしましたが、右側の貸方は、買掛金だったり、現金だったりすることがあります。

この商品仕入という言葉使いは私のただの拘り。

ハンドメイドバッグ事業の場合に、生地や附属の材料を購入する時に、「材料仕入」という独自で作った科目を使いますので、その区別をあえてします。

出来上がりの既製品を仕入れるので商品仕入といったニュアンスです。しかし、申告時には、ただの「仕入」に合算して入っていきますがね。

ちなみに自分で作ったハンドメイドバッグの棚卸仕訳の時は、「製品」という科目を使っています。

ジュエリーは、「商品」、ハンドメイドバッグは「製品」という区別です。

ただの拘りです(^_^;)。

さて、この購入時に、私は、実はネットの誤情報を信じ、消耗品費-普通預金でこの1年やっていました。

そして、減価償却費を決算の時に計上してくのだと思っていました。

ところが、消耗品費だと、仕入と売上が同じ期の中でひも付かないのでまずいとのこと。

ネット情報も鵜呑みはまずかったです。

何もわからない場合はいくつか見比べて本当に正しい情報なのかを疑うこともひつようですね。一番良いのは、税務署さんへ聞くことです。

今回も税務署さんへ念のため確認して確定申告前に分かったことでした。

そして、すべての消耗品費でやっていた仕訳を昨日の時点でやり直しし終わりました。

ジュエリー類の決算の時は、「仕入」勘定に含まれる内容という流れで、「棚卸資産計上」をするという認識

そして、決算時の仕訳ですが、上述のように、減価償却費は金額がいくらであっても関係無し。減価償却費は計上しないという結論に至りました。

貴金属類がほぼほぼ劣化がないということで、棚卸資産にそのまま購入時の金額でアップ。

劣化しないものなので、しばらくずーっとこの購入時の金額を棚卸資産表に入力していくことになると思います。

棚卸仕訳というのは、期首の商品の在庫高、期末の商品の在庫高を示すものです。

「期首商品棚卸高 - 商品

商品 - 期末商品棚卸高」

この2段の仕訳をすることになります。

貴金属類は、ほぼ一生物というくらい長持ちですが、調達を増やすとどんどん在庫が増えていきます。

この点では、ジュエリーがたくさんで、たくさんの価値を持つようにも見えますが、実は、在庫を多く抱える事業であると言えます。

あとがき

今回は、レンタル業のその中でもレンタル物の内容に特化した事例です。

もしかして、レンタル品によっては、減価償却費に計上するものもあるのかもしれないので、その辺りは更なる確認が必要だと思いますのでお気を付けくださいね。

なかなか簿記の本などにはそこまで特化したことが書かれていないので情報が少ないですよね。

そんな時には、税務署さんのご意見とか回答を得るのがすっきりと腑に落ちることがあります。

税金のことをあれこれ考えている段階では現在は無いので、インプットの多い自分ですが、事業の方に力を入れていきたいので、こうした経理、会計のことは、実直で良いのです。