今回でリフォームが最終、メッシュ素材でハンドメイドリュックを作ってきての総まとめレビュー【837】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

結構間に、他のお仕事などがいろいろ入りながらも、ハンドメイドリュック、「餅巾着:もちきんちゃく」の新型の入り口フラップの取り付け直しリフォームを行ってきました。

いよいよ今回まとめて2点のお直しですべて完了。

今後、改良後の大きくてセキュリティー性が高まった方のフラップがデザインとなって作っていくベースができました。

今回の完成2点の内1点は完成自体が初めてなので、興味深く見ていただけるかと思います。

2点リフォームの完成レビュー

今回リフォーム完了した2点の餅巾着:両方黒ベースです。
左側のスポーツメッシュ素材にはこんな感じの内側の雰囲気の生地をチョイス。メッシュを意識した花柄のナイロン撥水生地や、内袋の巾着袋が同じく隙間の小さいタイプのスポーツメッシュであるところに統一感。ジャージスタイル、スウェットスタイルなどの装いにもマッチしそうなリュックになるかも(^-^)。
右側のメッシュのストライプの内側はこれ。ストライプ柄にリンクさせて、マルチカラーのストライプ柄の内貼り、そして、その中の紫色や黒ベースにリンクして、巾着袋は鮮やかな紫色と黒のコンビです。

マルチカラーとは言え、その中の登場の色に合わせていくことで、ガチャガチャしすぎない、落ち着いた大人っぽい雰囲気ができあがります。

このラメ生地は、もともと衣装向けの生地。

シャンブレー織で、地はブツブツしたのが特徴。

そこにこのような美しい色のラメ糸が交差した、実はなかなかの高級な生地です。

メッシュ素材を作ってきてのまとめ

今回メッシュ素材が初挑戦でして、いろーんなタイプのメッシュを集めて連続製作してまいりました。

この結構長かったスパンの製作でメッシュ素材に対して思うことを書きたいと思います。

まず、メッシュ素材のイメージが夏であったことが、季節感をそれほど問わないオールシーズン行ける素材なのではないかと思い直したことが1つです。

私の製作のテーマの1つとして、流行を感じない永久なものという点がありまして、そういう意味で、メッシュが季節感なく使えそうだという点はとても嬉しい発見でした。

そして、ごわついた生地の良さというのが2点目です。

最初、こんなのミシンで縫えるのかなあと心配でしたが、実際はなんのその、いたってスムーズでした。

ごわついているのだけど融通が利く生地だったのです。

そしてほつれにくかったりもします。とても扱いやすい。

写真の右側の方にも現れていますが、こういった今回のようなひっくり返しのデザインに向いているようで、ふっくらと仕上がり、形がキープされること。

このことも今回の中の発見で、こういった生地の特徴が非常にバッグに合っています。

もともとパンプスになるような素材であったことで、バッグにも同じように立体感を出しやすいのだと思います。

一方、今回の左のようなスポーツメッシュのような、洋服になったりする素材はやわらかでした。

なので、右と同じように考えずに、左側には、右側には入れていないハード厚芯を貼っています。

同じメッシュでも、その言葉だけに翻弄されずに、実際の生地の性質の違いはしっかり見分けて、使う材料に違いを入れていくことも時には必要であることも学びとしてありました。

総合して、非常に商品の技術をアップしていくことの重要な局面を体験できた有意義な製作出会ったと思っています。

あとがき

この餅巾着は、今後は私の製作の中ではお値段が一番大きくなります。

今回のお直しの分までは、どうしても、ほついたり手を加えて、いじったりしているので、SALE品のような感じになりますので、お得にご購入いただけます。

餅巾着のデザイン、ちゃんとした2WAYですので、私はリュックの使い方を特にご紹介していますが、トートバッグにも十分なります。

この完全な2WAYがあるリュックはなかなかないです。

リュックだけの機能であると可能であった取り付け方も2WAYだと不可能だから試行錯誤が非常に多くありましたので、その価値をお値段へ反映させています。

そして、このデザインは、通常の他の私の製作のデザインよりも内側に生地をたくさん使います。

そんなことから原価も大きいです。

なので、このデザインだけぐんととびぬけて高価ですが、実は必然であるということをご理解いただけますよう。

最大限のセキュリティー性の追求と良質さを追求すると、どうしても生地をうんと使うデザインに、結果的にはなってしまったということです。

量産品でよくある、削ぎ落しのコストダウンに対して、私のようなプチ業者がやれることとして、その真逆です。

ゴールを良質さということで決める。

そして、その結果、生地が多く必要だったり、手間がかかったりする点もその良質さにたどりつく過程であるならば、いとわないということが可能なのですね。

量産品を作る大手さんではできないことをやっています。

そんなことがゆくゆく伝わって受け入れられて行けばよいなあと思っています。