まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
偶然にも似た形式で書かれている2冊の本を手にしまして、パラパラ読み形式の読書をしました。
じっくり最初から最後まで読むこととは違った読み方です。
1冊は「アフリカで生きる:ブレインワークス 編著」、もう1冊は「和僑:渡辺賢一 著」です。
いずれも形式が同じで、1項目ずつ一人の起業者を数ページで会社名等の宣伝を含め紹介するようなスタイルの本。
想像しにくい海外での企業のきっかけや現在、今後の見通しなどが綴られています。
得に、アフリカという場所は「最後のフロンティア」と呼ばれ、押さえ尽くした世界中の市場の中ではビッグ市場と呼ばれるポテンシャルのある残りの地域というような意味。
アフリカが発展していくということは経済の効果が大きいと見込めると考えられているのです。
輸出入の盛んな現在、遠くの人の力と資源があってこそのお品物の円滑な入手なのであるということに対してどれだけの人がそこまでの思いを巡らせているのでしょうか。
おそらく当たり前過ぎてピンと来ないと思います。
そこで、「資源の採掘」「人の労力」という2つのことについて今後意識していきたいことを綴りたいと思います。
地球に無事存在出来ていることにまずは感謝、自然の恵みが無ければ今はない、誰かの労力が無ければ必要なモノを買うことができない
本によりますと、海外での事業開始のきっかけの大半が「海外協力隊:JICA」の経験からの継続。
その地アフリカで生きていく決意のもと、起業して現地でビジネスを始められていることが多いようでした。
共通のきっかけが大半ということで、まだまだ新しい人の参入のゲートの狭さを感じました。
1つ商品の例では、「モリンガの木」という素材がアフリカならではの原料の1つ。
洗顔が好きで、毎日ルーティーンとして、朝晩泡立て洗顔を「米ぬか石鹸」で行っています。
モリンガの石鹸に対して興味が湧いたところから目をとめて、パラパラ読みの途中でじっくり読みも取り入れます。
「モリンガ」は通販でもあるみたいですので、すでに日本へ運ばれていることでしょう。
こういったお品物が激安ということは決してありません。
それ相応に「永久持続性」を考えられた相応しい値段が付けてあるのです。
もう1冊の「和僑」の方の東南アジアで働く15人の日本人達の本は、苦労した点をリアルに語られ、その苦労からの解決の様子なども綺麗ごとではない実直さがありました。
苦労をしてでも成し遂げた意欲や熱意が、人のためになる何かを生み出しているのです。
当ブログ記事は最初の投稿の2022.10.15からおよそ2年後の2024.10.07にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2024年では、随分世界情勢が不安定で、国内でも「強盗」が多発しています。
非常にピンチな情勢に対して、今一度今ある有難みをまずは考えることから見直したいと思います。
人の物を奪うという上述の行為はもちろん憎むべきことです。
1つの品物がどんな風に作られたのかに思いを巡らせながら使うことは、製造に携わったヒトとの気持ちの共有であり非常に意味があることだと思うのです。
「我欲・儲け」のために「他人」を踏み台にして平気でいる行為は、上述の「強盗」にリンクする部分を感じます。
当たり前の毎日は「資源」あってのもの、「人の労力」あってのものだと感謝するべきなのです。
あとがき
ここ近年「サスティナブル」のワードが謳われますが、「建て前」も多く存在していると思うのです。
例としては、本革レザーは動物を犠牲にし、加工薬品で人間を犠牲にすることで合皮のような素材で代用することです。
結局その代用素材は環境に悪かったりするのですから。。「ヴィーガンレザー」がその例です。
素敵なワードですが、要するに「合皮」、経年劣化の未来が予想され、「サスティナブル」ではないと思っています。
それだけどこまでも「儲け」が商業の軸にあるのです。
確かに商業が成り立たなければ欲しい物を手にすることができないわけですが、「資源の採掘」「人の労力」に対する意識は忘れてはならないことだと思います。
ちっぽけな一人一人に何ができるのかということなのですが、まずは「感謝」だと思いますし、もう1つは「安物」に対して懐疑的な視点を持つこと、裏で苦しんでいる人間がいるかもしれないことを見通すことです。