まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイドバッグを事業スタイルで開始しました当初、バッグには品質表示を付ける決まりなのかどうかを「消費者庁」様に問合せしたことがありました。
結果は、「法律としては衣服には必要だが、バッグには必要が無い」とのこと。
「ただ、消費者に対して情報をお伝えしてあげる意識を持ってほしい、下げ札なのでお知らせしてあげてください」とのことでした。
それ以来、完成したバッグの説明欄とご購入いただいた際に「しおり風下げ札」としてお伝えしています。
このたびは、この「混率」に目を向けてみます。
美しい生地をたくさんバッグにも取り扱いをさせていただきましたこれまで。
その生地の美しさは、どんな糸の種類がどんな構造で、そしてどんな配分で作られたのかを読み解く回とさせていただきます。
今後バッグ製造の生地調達の際に、パッと見だけにとどまらず、生地情報の中の「混率」にも目を向ける意識していただくことをお勧めしたいと思います。
製作のためにお世話になった生地に対しての敬意や理解のためです。
生地の混率表示で分かる、シンプルな混率でも凹凸感がある生地・複雑な糸が絡み合って絵画のように彩られている生地


以上は、混率が複数に渡ることがその見かけの濃淡に表れている生地でした。
一方、1種のみの混率なのに凹凸感がある美しい生地もありました↓。

この生地の場合は、グレー色でしたが同じような市松柄はセルヴィッチデニムでも可能なのか。。と想像するところです。
柄入りのセルヴィッチデニムが生まれると非常に新しい展開だと想像しワクワクします。

別の表現の仕方として、「基布:ポリエステル/100%、柄:ポリエステル/100%」という表現も伝わりやすいのかもしれません。


オフの部分はカツラギにそっくりな硬いごわついた素材、オフが綿/100%、黒が絹/100%なのではないかと想像します。

日本では、「レーヨン」で表現されることがほとんど。
「ビスコース」=「レーヨン」と考えて良いみたいです。

ナイロンはかなり重要な役割を果たしていると見ていましいて、綿/100%のみよりもツヤがあり、ハリコシが高まっていると感じます。

ビスコースは、再生繊維(ビスコース)ではなくても良いのでしょうか。。生地屋様そのままの表示をそのまま引用させていただいております。
あとがき

2018年から徹底してまいりましたのが「生地情報」の記録メモ。
生地屋様に許可をいただき、生地購入時にタグと本体の一部を同時に「パシャリ」とひかえさせていただいているのです。
過去バッグ製作の使用生地の混率は、該当のブログ投稿内に必ずその生地の混率が記録として残っているという調べ方ができるようにこれまですべて載せてまいりました。
そもそも、バッグ作りは二段階目としての製造です。
必ず元は材料である生地や附属品があってこそ作り上げられる製造物、このことを決して忘れずに、常に敬意を持って今後も利用させていただきたいと思います(^-^)。
