<型紙>素材が無限の定番デザインの楕円底ナップサック、シンプルなデザインに隠れた構造が盛り込まれる【1437】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業活動名でもある「共有型のハンドメイドバッグ」。

この「共有型」というワードらしさの1つの企画として、型紙のすべてのパーツをご紹介するという回になります。

確かにデザインや作り方は自らが考案しましたが、その後というのは多くの方との共有のスタイルに、自分一人では到底広がらないノウハウやスタイルを広く文化として広がる目的1つに絞ることにしたのです。

こうした決断は、作家なる地位をお持ちの方では到底躊躇することであり、だんだんとこうしたスタイルに自然になっていったことこそがピクチャレスクらしさなのだと受け取っていただければと思います。

「素敵なバッグを作る方への応援」のような存在でありたいのです。

そして、自らもこのノウハウやデザインを共有し一緒に活動していきたいという、何ら先生とか指導者などというスタンスとは別のものなのです。

2024年末頃にデザインが確定してきた「楕円底ナップサック」の型紙と寸法を当投稿で伝達します。

ここ最近で楕円底のカーブを半径5cmから半径10cmへと変更、それに伴いぴったり合う寸法の本体の横の長さとの一致も確定しました。

ただ、その寸法が理論上であり、実際の生地の性質によりどこまで変わるのかなどは、自らもたくさん今後製作せねば分からないことです。

この機会に、是非一緒に製作をしていこうではありませんか。

<型紙>楕円底の大きめナップサックのすべての型紙寸法を表示、型紙からイメージする製作全体の流れの解説

ブログもYouTubeも「型紙」をメインに提示した場合は、今後タイトルの頭に<型紙>を付記します。

全く同じで作っても・アレンジでも・一部引用でも、とにかく「商業利用が可能の著作権フリースタイル(ただし「特許」などの独占は不可)」で行きます。

安心して、自由にハンドメイドバッグの製作を広げていって下さいませ。

楕円底のカーブ変更前のナップサック:写真が以前の半径5cmの製作品、もっとカーブが緩やかになりました。

近々、ピクチャレスクも製作をどんどん進めていきますので、ご質問など是非コミュニケーションを取りながら、一緒に活動していこうではありませんか。

アパレル用型紙で作ったナップサック用の型紙すべて:全部で①-⑩までの10種。ポケットパーツが多い特徴あり。
型紙の寸法(すべて縫い代込み):縫い代込みで統一した方が解釈がシンプルであるとこのスタイルに。

用尺に関しては、表地と裏地の他に別布を登場させるかどうかによって変わってきます。

だいたいで言うと、生地が広幅の140cm程度あると本体95cmの長さと底の35cmの長さが横に並びますので、表地のみで縦50cmの用尺が可能。

シングル巾ならば、縦に並びますので、余った分を裏地の一部に使ったり、共布ベルトに使ったりすることで1mの調達という手もあります。

裁断の時は、型紙のすれすれをカットするということになりまして、出来上がりタイプの型紙などとはやり方が違うと思います。

特にお洋服では、型紙の周りに縫い代を見込んで周りを空けてカットすると思うので、その違いのやりにくさの解消のために裁ちばさみを先のとがったタイプにしています↓。

先のとがった裁ちばさみの有効性:細かい部分のカットも正確、縫い代込みの裁断で型紙の横すれすれをカット。

おおまかな作り方を下に貼りますYouTube動画の後半で3分の2くらいの時点からざっくりとお話致しました。

ざっくりなのに、随分時間がかかったのも、そのノウハウがなかなかのボリュームであることの証拠です↓。

あとがき

音楽の作曲もそう、このSNS中心の時代を受け入れ大いに利用したらよいのです。

「こんな曲はとても披露できない。。」と思ってもどこかの誰かが共感してくれる可能性というのは、この世に出して初めて分かること。

そういった意味では実験的なことが許されるSNSは敷居が低いのです。

バッグ製作品もそう、未熟であっても是非せっかくの限りある人生の一部の時間を利用して作り上げたもの。

この世に出していくという意味では、どこかの誰か数人にでも知ってもらうことに意味があるのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

コンテンツ制作で妥協した「動画」、写真では超えることの無かった「メガ」が動画では「ギガ」に達したことで容量を奪われる限界を知る【925】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまでひたすら製作+販売の活動だったハンドメイドバッグ、今後は「手法・技術」を広めることに焦点を当てて、そのノウハウをコンテンツ化していくことを始めています。

猛スピードで始めた行動は良き一歩の踏みだしではあったのですが、早速コンテンツ作りの中で問題が発生。

あれもこれも伝えておきたいという思いがいっぱいになり、内容ぎっしり。

その結果、どうしても中身が増えてしまいました。

当初動画だけで行こうなどと思っていたことが、いかに無謀な事かを知ることになります。

このたびは、実際にかかり過ぎてしまった容量を数値で見る回としまして、コンパクトな容量にいかにまとめるかというところに注視していく学びとして綴っていきたいと思います。

動画が見やすいとはいえ、動画だけのコンテンツはギガ級になってしまう、使いやすい軽い容量にするための写真での妥協

最初は、動画だけのコンテンツが見やすいのだと思い、20分ほどのALL動画のコンテンツにナレーションと字幕を少し加えて作りました。

すると20分だけで容易に1ギガを超えました。

「これってまずいんじゃないかなー」と思いながらも、HPへ直接アップしてみようと思いましたが、すごく容量的にパソコンに負担であると感じました。

そこで、ダウンロードのストーレッジサイトにお目にかかり、そこのURLでお世話になる方向でとりあえずは1-2ギガになってもダウンロードできる道は開けました。

ただ、実際にお客様がダウンロードしていただくとなると、お客様のパソコンで非常に容量を占めてしまいご迷惑をおかけすることになることを懸念。

行き着いた案というのは、動画は全部は無理だということです。

本当に必要な場面だけを動画にして、どうしても動画にする必要がない箇所に関しては、写真を細かく埋め込むコンテンツで分かりやすくすればよいではないかということです。

そしたら、その結果、同じ20分程度で、動画では1ギガを超えてしまったコンテンツが、36メガほどにおさめることができたのです。

字幕とナレーションはそれほど容量には影響を及ぼさないけれども、写真と動画の違いが大きく影響します。

実験を兼ねてやってみたこの比較、今後の良い参考になりました。

単純に動画コンテンツといっても簡単な事ではなかったということです。

せっかくコンパクトに容量がおさまったところで、解説のナレーションなり字幕も豊富に入れるようになりました。

あとがき

最初作った動画だけのコンテンツは、「かえって静止画の方が見やすいのではないか」という場面がほとんどでしたので、じっくり見れる点が静止画の良さ、コンテンツには向く場合もあるようです。

例えば、型紙の作り方の場面などは、型紙の写真をじっくり見て、その用紙のマス目でサイズを字幕と共に確認するとなると、静止画の方が格段に安定しています。

実際のご利用の場面を想定することも大切で、スマホを横に立てて、見ながら作業していくとなると、字幕のサイズの記載などは、一瞬の長さではなく、長い時間出しっぱなしの方が効果的であることにも気づきました。

そして、型紙にも番号を付けていくことで、飛ばして、ピンポイントでコンテンツ内から探していくケースでは、スマホの画面の字幕が手がかりであることも役立つのです。

エンタメとかストーリーのような内容ではない、「ハウツー」分野は特に、ピンポイントでそこを探しに行くなどという見方も想定せねばならないのです。

いやはや、コンテンツ制作自体も奥が深いのだと実感しています。

「ユーザー側の立場になる」ことを忘れなければ、気の利いた作り方だとご理解いただけるのではないかと思います(^-^)。

みんなでハンドメイドバッグの1つのデザインを縛りなく共有、ハンドメイドバッグ作りの技術を高めた結果、手先が器用な国民性へ【917】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

初めて一重仕立てのポーチや袋っぽいバッグからのスタートで始めた2007年スタートのハンドメイドバッグ製作+販売。

その中で技術強化と機能の強化をたくさんやってきまして、ようやく、これぞという腑に落ちた商品を製作できるようになってまいりました。

その時に、同時に起こった変化の1つとして、製作時間が長くなったというのがあります。

手間をかけずして商品の質を高めるということはなかなかできないことなのです。

単純ではありますが、その強化の分、製作時間がかかるようになっていきました。

ただ、この方向を追求したことは決して間違っていなかったと思っております。

そして、一人がこのデザインで作って行くことの限界を受け止めました。

これまで手の内にしかなかったデザインや作り方ノウハウをもっとストレートな形で思い切って100%の形で手放していこうと決意。

それが、「共有型のハンドメイドバッグ」という事業になります。

ハンドメイドバッグの作り方やデザインの「著作権の解放」により、多くの方が共有するデザインへ

こんなことを考えました。

自分一人でデザインを持っていることをやめる。。

もしかして、このデザインは気に入ってくれているけれども、違う素材で持ちたいのかもしれない、少し違ったパーツになったデザインが良いのかもしれない、象徴的なパーツの一部だけを引用したデザインでバッグを持ちたいのかもしれない、そして、販売して対価を得たいのかもしれない。。

このようなたくさんの多種のニーズや可能性にもっと思い切ってお役に立てないかと考えました。

そして、たどり着いたのが「著作権」のフリー。

あくまで、このデザインと作り方という私が担当した部分のみになりまして、生地などの材料に関しては、それ以前の材料メーカー様の「著作権」がそれぞれ存在しますので、それは従っていただかねばなりません。

あとがき

コンテンツと言えばYouTubeもそうなのですが、YouTubeのみでは正直丁寧に一度にお伝えすることには限界があるのです。

過去に30分程度の動画も投稿してまいりましたが、それでもすべてをきっちりノウハウとしてお伝えすることは全然足りないのです。

アップロードに時間が随分かかってしまい、効率もよくないことで、短い10分前後にまとめることがどうしても行き着くところでした。

よって、無料の価値であるざっくりと疾走感ある流れでのご紹介がYouTube、ざっくりとは対極に、丁寧に事細かく学べる「有料コンテンツ」には必ず価値があると思ったのです。

YouTubeには無い良さが有料でもあると思います。

よって、ぱっと見やYouTubeだけを見てノウハウをつかんでいただいても、有料でじっくり学んでいただくことも同等としようとしています。

その方が変な縛りが無くなり「使いやすい情報」になると思うのです。

目指すところは、「ハンドメイド文化の高まり」というところになります。

手作りが得意な国民性みたいなことに繋がれば大変嬉しいことです(^-^)。

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まるでストーリー、リュックを作っていく過程の第一章から第四章までを要約してご紹介します【874】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「YouTube」では、なかなかすべての製作過程を一度に投稿することが難しいです。

よって、毎回1ポイントずつのピックアップでざっくりとお伝えする10分以内の動画がかえって見やすいと判断のもと、部分的な投稿スタイルです。

このたびは、そのような投稿スタイルの分かりにくさの面をフォローするべく、1点のリュックの全製作過程をまとめた1記事にしてみます。

こうした記事も時々入れ込んで、分かりやすくお伝えできればと思い考えたアイデアです。

その代わりに1つのじっくりとした深堀りはできないので、このケースは全体をまとめてざっくりと知るという機会の1つとなります。

リュック製作がだいたい5日程の期間を要する、内蔵巾着袋設置のデザインでご紹介したいと思います。

全4-5日の中で約1日分ずつの章ごとの製作内容のご紹介

全4過程:表地にキルトをかけることが多かった後半の製作では①と②の間に「キルトがけ」が入ります。

「キルトがけ」が入る場合は、5日間となりますので、4-5日間としています。

生地の選定は、①以前のことになるので、生地をチョイスした後の製作部分に関してが4つのまとまりになります。

③は裏地製作+合体とも言うことができ、巾着袋と裏地を合体します。

④は裏地と表地の合体になります。

①裁断・芯貼り:基本的にすべてのパーツに接着芯を貼ります。その他の追加芯地は場所に応じて。
②巾着袋製作:これだけでも1つの商品みたい。これを内部に「マチ」の縫い代同士を合体し、縫い込み。
③裏地製作:ポケットを内側に充実させ、②の巾着袋も内蔵した裏地です。
④表地製作+合体:裏地の入り口を表地と縫い付けることで合体します。合体直前に内部に底板も設置。
完成:外から見たら分かりにくいですが、これまでの過程がこの内部に詰まっているリュックなのです。

あとがき

随分たくさんやることがあるかのようですが、実は、細かい1つ1つの作業は、超基本的で単純です。

それがいくつか集まってボリュームのある内容になっているだけと考えればそれほど難しい製作ではありません。

このモデルは、その後廃止になるわけですが、この過程は非常に重要でした。

内部の2つのポケットは、フラップポケットと隠しポケットの合体型で1つに、複数使っていた金属パーツは、Dカンのみにとミニマムな「ナップサック型」の製作へと移行していきました。

ただ、その後の「ナップサック型」はリュック1wayですので、この時のトートバッグにもなる2wayリュックはナップサックとは違うモデルならではの良さもあったかもしれません。