元は一重仕立て、三脚専用の巾着袋に、10cmダイヤキルト中綿入りの内袋を「後から追加設置」は、一重の巾着袋への裏地追加に引用できる【965】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

主にYouTube撮影用で使用しております、カメラ用の三脚。

三脚の中では王道のブランドらしいのですが、「Velbon(ベルボン)」様のお品です。2018年購入の¥7,000代。

三脚もレベルがあるようですが、比較的良質のまずまずのレベルということを「ビックカメラ」様の店員様と相談の上購入。

キャンプグッズの「Colman:コールマン」様くらいの位置付けらしいです。

手ブレがありますので、三脚の安定感はとても有効だと後で動画を見直しても感じます。

ずっと同じ三脚を使わせていただいていますが、そのしっかり感は大変安心なものです。

このたびは、元はそのまま保管していた三脚を一度一重の巾着袋を作ったものの、更にふんわりと包み込むような収納ができるために、中綿キルト付きの保護性の高い内袋を設置することに致しました。

その完成の様子をこのたびご紹介したいと思います。

割れ物やハードな機材にはこれ、カメラの三脚用巾着袋に、裏地中綿キルトをかけた裏地の後付けのやり方

最初の附随のナイロンのケースがあったのですが、何か味気がなかったのと、マチもわずか、お部屋で使うのにそのケースがちょっと違和感がありました。

その後ケースは売却。

そしてある時、「著作権」が行使されている「商業利用不可」をうっかり何も考えずに購入してしまい、自分使いを余儀なくされた過去の生地がそのままであることを思い出し、自前の三脚ケースにしようと決意。

イタリア製で原色マルチカラーの大花、大変美しいプリント生地です。

生地がたまたまふんわりとした厚みがある程度あったので、とりあえず、一重仕立てで作り、しばらく使っていました。

使っていく中で、不安定で置く時に「ゴンッ」と音がして、薄さが気になり始めます。

ただ袋に入れているだけで、中身が守られている感じがしなかったのです。

そこで、最近作業机を1つ、引っ越しによってやめました「デスククロス」として使っていた生地も余っていました。

この生地をまるっと利用するとサイズ感が合うという嬉しいミラクル、この生地を裏地に利用させていただくことにしたのでした。

そして、10cmのダイヤキルトを中綿入りで作り、裏地として内側に設置。

イメージ:表地含む中表に取り付けます。こちらは全体としては内側にあたり現在ひっくり返している状態。

赤い点線は入り口から3cm程下の位置、ここへ完成したキルト裏地袋を後から縫い付け。

巾着袋の裏地付きは、裏地の方に返し口を作ってそこからひっくり返して作りますが、この場合はもっと単純です。

裏地単独で表地よりも縦のみ3cm短い出来上がりにマチ付き袋を作っておいて、そのまま表地(中表にした状態)を裏地(外表にした状態)の内部に入れ、図の赤い点線(上から3cm)に縫い付けるのみ。

赤い線はちょうど表地の巾着紐のホールのステッチが位置するところ(上から3cm)。

裏地縫い付けの際のステッチが余計な場所に汚く出てしまうのではなく、巾着ホールのステッチに重なるという見かけの綺麗さのキープも兼ねます。

<裏地:オリーブグリーン>インテリアジャカード:フィーユ、ポリエステル/100%、日本製。
底の部分:マチ付きでほぼ正方形になっています。
10cmダイヤキルト:中綿が入り厚みができました、もとのジャガード生地自体が厚手ですので相乗効果あり。

あとがき

このたびの方法で証明できたことは、どんな一重仕立ての袋であっても後から裏地を追加して取り付けることが「可能」であることです。

この度の上から3cmが巾着ひもホールのステッチに一致する位置ということも後から取り付けたデメリット解消の大切なポイントなのです。

こうして一重仕立てに後から裏地を取り付けることが可能、使い道の大幅変更や気持ちのリフレッシュにも良き効果、そして物を末永く持ち続けるためのアレンジとしては大変意味があることです(^-^)。

これまで随分中綿キルトのリュックを作ってきたが、バッグ類以外に中綿キルトが利用できるアイテムを考案し可能性を広げる回【900】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

リュックやバッグにお作りしてきたこれまでの中綿キルトをそれ以外に何か使い道は無いのかを考案してみましたのがこの度の投稿です。

とにかく固定観念を作らないように時々広い見方をしてみるのも良いのではないかと思います。

広く見るためには、「根本」を見る必要があります。

広い見方は「切り口の違い」へのヒント、日常に眠る「ニーズ」の本からも着想を得た中綿キルトの引用

以前読んだマーケティングの本の中で、「ニーズというのは身近に眠っている」、といような内容の本がありました。

【821】で投稿の、「サイレントニーズ:ヤン・チップチェイス/サイモン・スタインハルト 著/福田篤人 訳」という本です。

案外身近にニーズがあるのかもしれません。

今回はゆったりとした考えるだけの時間を記事にしてみました。

こんな感じの中綿キルトをリュックに作ってきましたが、品物違いでバッグ以外にも使えるものだと思います。
中綿キルトでバッグを作った例。バッグ専門で製作しているものの、大きく俯瞰した目線も必要です。

なぜ中綿を入れているのかということをまず改めて掘り下げます。

ふんわりした綿のクッションで緩衝(かんしょう)の役割を果たしてくれるわけですので、「壊れやすいアイテム」を守ってくれるイメージです。

1)重いもの

2)大切にしたいもの

3)落としやすいもの

4)割れやすいもの

こんな数種の目的が浮かびました。

すべて日常的な当たり前のことばかりです。

このようにあえてまとめますと、随分ユーザー側の立場になって考えられることに気づきます。

その他機能に関しては、例えば、型紙使っている小道具の「文鎮」。

文鎮は重いので1)に該当するのですが、中綿キルトの巾着袋に入れることで、「まとめる」とか「収納」の役割も生まれます。

そして、ここ近年では、「動物」のクッションです。

かわいい小動物達は家族の一員。

お昼寝用のちょっとしたスペースであるだけでもふんわりキルトの役割や、そのような場所をもらえた動物達の喜びなど「心地」の面にも触れる何かがあるのではないかと。

こうして、たった1つのみの単純な役割ではない深みのある品物になることができるのだという可能性が価値を高めます。

あとがき

そもそもバッグ製作のノウハウを研究してきましたが、バッグという括りも時々外してみる見方も必要だと思いました。

キルトだけのことに限らずなのですが、少しスライドした見方で随分新しい可能性や発見があるかもしれません(^-^)。

バニティーバッグの中に「日本」という文字を入れた製作、「豆絞り手ぬぐい」生地(反物からカット購入)の新しい解釈【852】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

年末から足を踏み入れておりました、「アーティスティック企画」のバニティーバッグ、このたび完成しました。

ここで、この企画の「バッグの中に隠した2文字の種明かし」の部分が明らかになります。

ただ、上手く出来上がらなかった部分があったのが残念ですが、そんな点のお話も交えながら、「豆絞り手ぬぐい」の新しい見方・解釈という一例としてまとめ締めくくりたいと思います。

日本の伝統の素材を使い、「日本」の文字を隠し込んだバニティーバッグが新しい印象で出来上がった

「日本」という名前の作品です。もはや「豆絞り手ぬぐい」のイメージは忘れているほどではないでしょうか。
中側はこんな感じ。赤と白のツートンカラーです。

さて、ここで、アートな部分の種明かしとなります。

まず、この製作したバッグのタイトルは、「日本」です。

実は、バッグの中に、日本という文字が隠れています。

この線コキ。「日」という字をしのばせているのです。
そして、この多重リボン、「本」の姿だったのです。「物文字」として表現していたのでした。

「人文字」があれば、「物文字」もあってもいい、本を物体で表したものになります。

その他の、「日本」の部分は、表地に使用の「豆絞り手ぬぐい」という紛れもないこの生地自体が日本に昔から使われてきたものであることです。

失敗してしまったヶ所の「しわ寄せ」の原因は、楕円底パーツと側面パーツの寸法のキルトによる縮みか!?

上述にもありますように、実は、今回出来としてはあまり良くありませんでした。

こんな風にしわが寄って重なり部分に問題があった出来になってしまった結果となりました。

この原因を予測するに、キルトをかけたことで底面、側面共に縮んだのだと思われます。

ただその縮率が、面積の大きな側面パーツでは大きく、側面パーツの寸法が小さかった差が出たのかなあなどと予想しました。

楕円底パーツの寸法が結果長いことで、楕円底パーツにタックが寄ってしまったのだと。。

この度の製作で思ったこと、この「卵焼き」デザインを今後廃止にする意向です。

綺麗に作ることに限界や条件があることをこのキルトがけ仕様をしてみたことで感じています。

年始に2022年に作っていくデザイン4種の内の1つでしたが、年始に早くも廃版になりそうです。

あとがき

いろいろバラエティー豊かに製作していけることに意外と限界があることを知るのは、「どの生地でも必ず成功する作り方」をコンセプトにしているからです。

こうした「組み立て式」は二次元のミシンでの限界があり、「ゆがみ」「ずれ」が起きるので美しく仕上がる確率が非常に低いということを学んでいます。

しかし、非常に良い経験であり、そういったことが分からずずっと作り続けていることより良いのかもしれません。

このデザインは、よくあるバニティーのサイズ感を逸脱し、縦に長いリュック型にしてみたりなど、サイズを大きくすることで一度トライしてみたいと思ってもみました。

しかし、それならば、トート型の楕円底を巾着ホールタブ付の巾着で絞るモデルと大差がないと思いまして、ファスナー付きであることのみが特性になるような気がします。

「丸底巾着リュック」の案は、この失敗を活かせるかもしれません。

ただ、キルトによる縮み率の違いで起こる寸法の差は解決していく課題には相変わらずなると思います。

「うまくできるわけがないから作らない」という未経験と「難しいけど挑戦した、その結果うまくできなかった」という経験有りとの価値の差をどこかでリベンジしたいと心に誓ったのでした。