まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
緑が増え、空気が気持ちの良い季節。。ふらりと旅に出たい気持ちの赴くままに旅をすることも素敵です。
最低限の荷物だけをササッと詰め込み、行動の一歩を踏み出すことを重視します。
そんな時に、気持ちの上での「身軽」な、布製のボストンバッグをご提案したいと思います。
作り方の特徴として、あらかじめ「中表」にひっくり返し縫い代を解決したプレートを「外表」で組み立てるという分かり易い構造のクラシックなデザインのボストンバッグです。
ゴロゴロのキャリーを引く重き心構えは不要、お出かけの一歩を踏み出しやすい布製マルチ和花ボストンバッグ






取っ手を作る際に、いつもの作り方の中にフリルの挟み込みを投入しました。
ヒラヒラし過ぎず、あくまでもひかえめなフリルがかえって粋です。




ショルダーは既製品の茶色ですが、既製品は色の展開が乏しいです。
共布なら、このマルチフラワーの中の明るい色を取って自作するところでした。

後ろ面に付けた長いファスナーは、A4のクリアファイルごと入ります。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.02.29からおよそ5年後の2025.04.21にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
この時のフリル設置の一番のきっかけは、「装飾」ではなく、「どうしても美しまとまらない先端ラインを隠すこと」という「機能」の部分であったという点にご注目を。
ラインが美しく出来上がらないのは、どれだけ綺麗さを長年試みても不可能であったことであり、角張ったラインの難点なのです。
よって、その汚いラインを隠すことを考えたフリルであったわけです。
決してヒラヒラと開いたフリルである必要は無く、隠れればそれで事足りるというミニマムさを持ち合わせたフリルであることにも機能重視のスタンスが現れます。
ここで大切なことは、「意味のある装飾」というワード、余計なものを一切そぎ落としたデザインの中にそれでも現れる装飾というのは、実は理由付きの「機能を持った装飾」であるということ。
この考え方は、やがて「機能美」というものを生み出してゆくのです(^-^)。
