まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
おそらく誰でもミシンを使えば必ず出くわすであろう場面、縫っている途中で下糸が終了してしまう時があります。
こういった時に、上手くつなげる方法はないものであろうか。。
このたび、途中でステッチが途切れた際に美しい縫い目を自然に継続できる方法をご紹介したいと思います。
そのまま糸を放置するのはほつれの原因になる、きちんと隠し丁寧な仕立てを最後まで貫く姿勢
途切れた場所の右側は、「わ」なので、結構致命的な箇所。
その時に、糸を針で通せるくらいの長さが確保できるまでほつきます。
そして、一針のみ手縫いで進んだ、その針が内部に入ったまま左側のハギ目の溝の中心から糸を引っ張り出すのです。
引っ張り出した瞬間が上の写真になりますして、その位置で玉止めして溝へ納めます。
実際は内側で糸が宙ぶらりんに横たわりますが、後で、真ん中に縫い付けられるステッチの2本線で固定されるという見込みです。
ただ、このやり方、仕方がないとはいえやや跡が分かるものになります。
よって、もう少し計画的にこのことが起こりにくい状況を作ります↓。
そうはいっても、途中のボビンももったいないので使いたい、材料の糸のコスパを良くしたいものです。
別の箇所で、溝などに隠せる部分のあるパーツのところに残ったボビンンの下糸を使えば、消費できる可能性はあります。
途中で自然に糸目をつなぐもっとじっくりとやり方をご説明した記事がございまして、【123】の記事です。
あとがき
長い長い支柱などを製作する際には、下糸のボビンがどこまで持つのかは、なかなか読みにくいことです。
時間をかけないのは、②のボビンの複数の準備だと思います。
ちなみに、ものすごく長い支柱と取っ手のコンビのベルトの場合では、ボビンが1個でも事足りぬ場合があるかもしれません。
そんな時には、①の手法が嫌が応でも必要になってきますので、その際にはこの度のやり方を思い出してみてくださいませ。
先にハギ目の方からスタートしますので、糸が無くなるのは、「わ」の方で起こることも多いです。
ベルトだけではなく、他のケースにご利用できるやり方で、リフォームの際などにも大いにご利用いただけるやり方だと思います。
ただ、頻繁に途切れることは決してよくないと思いますので、出来る限り一続きの縫いで仕上げることがベースです(^-^)。