まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
<雨の日シリーズ>をここ最近お送りしてまいりましたが、今回は4点目となります。
巾着+フラップ型が最初の2点、比翼仕様のデザインが残りの2点です。
残りの2点目になります。
前回は、ナイロンオックスという撥水加工生地で黒白水玉のシックなリュックを製作しました。
その様子は、【84】の記事でご紹介致しました。
今回の【86】は、その同じ比翼デザインで、違う生地で製作。
今回ならではの装飾も登場します。生地の裏面に柄が入っていたのです。
これは何か利用していくのが良いであろうと、リボン型の装飾をアップリケでほどこしました。
コーティングとは何なのか
表地は、ストライプコーティングというややあいまいな名前。
コーティングとは?となりそうですが、表面にツヤがあり、雨をしのぐコーティング剤が載せてあるといった感じです。
このコーティング剤こそが、PVC樹脂だということでしょうか。。謎です。
もとは綿/100%の生地ですが、コーティング剤の影響でツルリと光って、とてもまったりとしているのが特徴です。
色がグレージュと呼ばれるようなカーキベージュなので、裏地の色は黒よりも焦げ茶が相性が良いと思いました。
チョコ茶だとマイルドになりすぎるので、この焦げ茶がマッチするのではとの組み合わせです。
さて、このコーティングの様子、ツヤがありますが、PVCとは異なるものなのでしょうか。
PVCコーティングと記載があれば良かったのですが、そうは記載が無し。
その点が謎です。何かPVCではない材料のコーティングなのでしょうか。。
今回は推察だけですので、詳しいことが明らかになり次第当ブログに付け加えたり別の記事でご紹介したりしてまいりますね。
撥水加工にかんしては、PVC加工と違い劣化ということは顕著ではありません。
ただ、摩擦によって撥水剤が剥がれ落ちることで効果が薄まるとのことです。
劣化するわけではない点は、撥水加工は見た目のダメージが少なそうですね。
裏面のストライプ柄でリボンアップリケを施すことに決めたいきさつ
やはり、こういった無地は何かリュックにすると素朴すぎることがあります。
それも味の1つではあるのですが、今回は、逆に華やかにしてみようと試みました。
ということで、せっかく、裏面が素敵なストライプ柄なのだから、この裏面で、映えるように、アップリケを思いつきました。
今回もお花のアップリケを最初考えましたが、お花は円形なので場所を必要とします。
表には隠しポケットを結構深い容量で取り付けますので、ファスナーやフラップが真ん中あたりに来るのです。
そうするとお花が大きすぎることになります。
小さいお花であると、一番下が中途半端に開いてしまうようです。
比翼取り付けに起こる物理的な矛盾についての悩み
型紙は、比翼と底部分をファスナーの終わり部分の先端周辺で切り替えています。
ところで、比翼のパーツの幅と底のパーツの幅は同じにしてあるのですが、実際比翼をファスナーを覆うように少し飛び出して取り付けると物理的におかしなことが起こりました。
前回の水玉の時にも同じようだったので、今後改善しなければならない点です。
少しわかりにくいのですが、おそらく、正面はファスナーの務歯に向かってやや斜めになっているかと思われます。
比翼が飛び出すことで切り替え後の底の部分が幅が同じ型紙なのに、比翼が飛び出して、反対側の地縫いの線が合っているというのが、「矛盾」です。
矛盾の改善方法
こんなことを考えてみました。
まるでかぐや姫の髪型みたいな現在の比翼の先端部分を少し変形して、ゆるやかに細くなっていくように削ってみるということ。
今の状態でも悪いことはないのですが、もっとすっきりするのではないかと思います。
2度同じように矛盾が起きたということは、やはり引っかかるものがあります。
一度型紙の端を少し変えてみて作ってみてみたいと思います。
それで良い方に見栄えが変化することを目標に。。
完成品ご披露
では、出来上がりです。
この後、またのリボンアップリケの機会用に、型紙を縦に細長く変更しました。
また、いずれどこかで登場させるつもりです。どうぞお楽しみに。
あとがき
次回のお知らせなのですが、この<雨の日シリーズ>4点目の今回で終了の予定でしたが、もう1回分、<特別編>をしたいと思います。
特別編では、素材頼みの今までから一転します。
好きな布が、雨をしのぐどころかお水が浸透してしまうようなよくある普通の布でもお気に入りの布であれば、それで雨をしのぐことをしてみようと。
その方法は、「強力撥水剤」です。強力であるとはいえ、優しく作られた安心の定番品です。
これがあると、劣化するようなデメリットのある布のビニールコーティング・ポリ塩化ビニール・PVCを使用せずとも、雨対策ができるというものです。