【641】の続編、メモホルダーの縁っこがよれてくるのを解消したデザインの考案【655】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

何気ない日常の動作の1つに予定のメモ書きがあります。

今回、そのメモ書きがスケジュールの把握としてはなかなか重要です。

決してその予定を逃さない、1つ1つの用事をカレンダーに書き込むのではない、メモ帳の形で実現していこうといものをハンドメイドとの組み合わせで実現してみました。

布製のメモホルダーというのを作ってみたのです。

以前の記事の【641】では、壁に掛ける機能をバッグの取っ手のデザインで作っていました。

バッグの取っ手デザインのメモホルダー

これはこれでこういうデザインもあるのですが、実際のところ、縁(ふち)がメモの重みで内側に反ってくることが分かりました(^_^;)。

よって、今回その反りが起こらないような物理的対策をしたデザインに変えていきます。

両端にループを作って画びょうやフックに掛けるデザイン

両端のループによって、反りが起こっていた部分を固定。もう反りは起こりません。

ループは共布に接着芯を丁寧に貼り、四方からのくるみタイプにステッチした丈夫な物。

インテリア品でここまでの仕立てはもしかして不必要というご意見もあるのかもしれませんが、これもハンドメイドバッグを仕立てている手法をそのまま移行したその名残を残したもので、特にわざわざ薄く仕立て直す必要もないかと、そのままバッグと同じ強度の頑丈なものにしました。

ちょっとしたことですが、迫力とかしっかり感というのは、やはり比べれば出るものだと思います。

今回も本体の前面側に接着芯に加え、ハード厚芯も貼っています。

こんな風に、専用の型紙も作ってカットしたハード厚芯をボンドで貼って思いっきりハリコシを出しますと、かなり布でも丈夫なメモホルダーになります。

あとがき

では、以前に作った取っ手デザインはもう無いのかということですが、あれも、ひと工夫することで、あのデザインのまま行けます。

反った部分を反らないようにパイプ状の木の棒などを縫いこんで横に設置。

そうすると反らない取っ手バージョンも完成型になります。

ただ余計な材料が1つ必要になるので、とりあえず、今回の両サイドのタブ型がまずは布だけで作れるものになります。

今回のようなメモホルダーはかなり日常的なアイテム。

すぐにご利用していただけそうです。

半分はメモホルダーによる機能、残りの半分は、洗濯ばさみを使ったメモの使い方でフル機能になります。

このことは、シンプルなお品でも、「使い方」によって随分生き生きとしたアイテムに発展できることのヒントになりました。

物を作るだけでない、その後の使い方を予想した案というのは実用性に繋がっいる点がとても重要。

コスパの良いお品というのを目指していますので、そういった意味で、すれたりなどの少ないインテリアテイストのある壁掛けで使うタイプのアイテムはなかなか長持ちすると予想できますね(^-^)。

おうちライフを楽しく充実したものにするための布製メモホルダー【641】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

毎日目に入るアイテムが好みの柄であったり、素敵なデザインであったりなど当たり前の日々に今回注目したお品を1つ考えました。

メモホルダー。

予定のスケジュールをカレンダーにメモすることがあるかと思いますが、実際に私が実践しているとても使い勝手の良い、用事を見逃さない確実なメモ帳。

そんなものを作ってみました。

生地は自由、サイズ感も自由な幅広いアレンジが可能のメモホルダー製作

まず型紙のご用意から、ざっくりと順を追っていきますね。

メモホルダーの型紙:左は取っ手、右は、本体です。マス目が5cmごと、右の本体はだいたいA4に対応するように一回り大きいくらいです。メモのサイズによっては小さくても良いでしょうね。それほど厳密なサイズは必要ないかと思います。
今回使用の生地は、リントンツイード(イギリスのリントン社のブランド生地)。この季節(初夏)に何なのですが、高級感のある生地が余っているので使います。こうして、2枚生地を用意。
丁寧な仕立てをしたい場合、接着芯を貼ります。結構この効果は大きいものになります。
そして、実はもう1つ型紙を製作。本体の縁を1.5cmくらいずつ小さくした枠の型紙をハード厚芯用として用意。お品をしっかりしたものにするためのハードな1mm程厚みのある芯地をボンドで背面側に貼ります。
少し見にくいかと思いますが、白い部分がハード厚芯です。少し小さく裁断したのは、こうして、縫い代を折る部分をうまく避けるため。
取っ手を作ります。真ん中で折り、そこに向かって両サイドから折る、そして、ボックスステッチ1周。もちろん取っ手にも接着芯が貼ってあります。
先ほど書きましたように背面をハード厚芯を貼った向きで、まずは、縫い代1cmを内側に折り込む2枚が重なったその端を2mm程度の位置にステッチ。ぐるり1周ボックス状に囲います。
その後、ポケット部分を折り返して、その両端を二度ステッチで固定。
そうして完成です。ひっくり返しなどはしない手法となります。角が上手く出ない悩みが起こるので、内側に折り込んで角の美しいとがりを完全に出すやり方です。ひっくり返すよりも単純で簡単です。
完成したものを実際私が使っているシュミレーションでご紹介。こんな風にA4の半分のサイズのメモ帳も入るゆったりしたものが今回の型紙で作れます。そして、予定メモのおおざっぱなものを、日付順に並べてポケットへ。そして、洗濯ばさみで、一番最新の用事を表に出して留めます。
こんな風に使います。予定が終わればメモを捨てて、次のポケット中の順番の最新のメモをまたここへ。おおざっぱな予定表ですが、私はこれで大変使い勝手の良さを感じています。

あとがき

柄に向きなどがある場合がありますね。背のハード厚芯を貼った側の柄は正面から見ると反対向きに設置するとポケットを折り返した時に正しい柄の向きになります。

ハード厚芯は折り返したポケットの正面に設置されている状態の向きになるわけですね。

こんな感じで当たり前の日常の中に好きな柄だったり良い素材の布製メモホルダーを取り入れてみるというご紹介でした。

これも1つサステイナブルの部類であると意識しています。

布のメモホルダーは壁なので、バッグなどと違って摩擦が少なく、素材が長持ちできればほぼ永久ではないかと思います。

プリントのお品は、色あせがあるかもしれないので、その辺りもジャガードとか色の落ちにくいものに工夫するなどでより長く使える工夫は可能のようです。