まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「メッセンジャーバッグ」「リュック」など、元々カジュアルなイメージが定着したバッグを真逆のエレガントな生地で製作することに挑戦。
元のイメージとのギャップの新鮮さと共に、フラットな見方をした広い範囲からの材料の選び方のご提案になればとこの体験を記録しています。
当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.03からおよそ5年半後の2025.01.24にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。
2025年から見ると、2019年の高級生地であり極めてエレガントな生地を使わせていただきました製作は非常に貴重なものでした。
まだ技術も未熟な2019年ですので課題は残る出来上がりではあったのですが、2025年の今でもこうした高級生地の利用は変わらず続行の意向です。
このたびは特に製作途中の四角いパーツの作り方に特徴がありますので、そんなところを中心に綴ってまいりたいと思います。
エレガントなメッセンジャーバッグが斬新、伝統的なカジュアルアイテムに違ったエッセンスを注入できればと思う
生地調達の中ではあまり登場しないレアなフランス製の形状記憶生地です。
元は、ステージ衣装のドレスやジャケットを作るための服地向けの生地だと思います。
表地はのブルーは、@¥2,980/m、裏地の濃紺ベースの花柄生地は、@¥1,780/mという生地価格でした。
縫い代は1.5cm。これをビシッと内側に折り込んで「わ」に重ねて縫い付けるというやり方です。
計上記憶の良さがここで現れ、ビシッとしっかり重なってくれるので作りやすいのです。
途中のファスナーの「務歯:むし」部分は返し縫いをして頑丈に縫い付けます。
あとがき
ブログの「手直し」の際に追記する内容としては、現時点から見た過去という視点での感想です。
もし、2025年の現在にこの同じ生地を使用するとしたら、表地には使わず、裏地にキルトをかけて厚みを追加して使用すると思います。
とはいえ、元の生地のネーミング「タフタ」、2019年のこのメッセンジャーバッグの製作のつるりとしたデザインにこそ「らしさ」が現れていたかと。
同じ生地は、もうその後は見つけることはできませんでした。
その時のみの生地との出会いがあったからこそ未熟な技術ながらも体験できたことが生まれました。
またとない体験は大変貴重であり「手直し」してでも記録に残したかったほど素晴らしい生地だったのです。
「生地頼み」と自らが呼ぶ製作のこの2019年の頃は非常になつかしく、思いっきり生地の素敵さに依存していました。
そこから技術が高まった今、別の素晴らしさをバッグ製造者が生み出すという追加に意味があると考えます。
優れた生地を利用させていただく本当の意味は、バッグに出来上がることで高まる価値にあるのだと2025年では振り返っています。