よく耳にするみんなが知る天然石の意外【600】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、「天然石と宝石の図鑑:松原聰 監修/塚田眞弘 著」という本を読み終え、ここからの学びを3点チョイスしてお送りしたいと思います。

こういった図鑑のような鉱物の本は今後もちょくちょくいろんな著者様だったり、別の本だったりで書き方も違うようなので、そういう読み方をしていきたいと思います。

なかなかの量の鉱物ですので、そういったところどころに繰り返し登場の覚え方が何か板につきそうだと思いました。

もう少し時間がかかります。

私もまだ入り口に立った状態で、博士というほどの詳細には長けていない状態。

簡単なところから、少しずつ知っていこうかと思っています。

この本から得た天然石の意外なこと3点ご紹介

私ならではのチョイスではありますが、3点程興味深かった内容をピックアップさせていただきたいと思います。

<1>エメラルドは難点の多い石だと思う件

エメラルドが世界四大宝石の1つに並んでいます。

それだけ魅力的な石ではあるのですが、これが、とても扱いの難しい石だと分かります。

内包物を含みやすいので、そのままでは丈夫な宝石にならないので、加工処理によってオイルや樹脂を投入して耐久性を高めることをしての宝石なのです。

そうすると、天然そのもののエメラルドというのが実現が難しいわけです。

<2>ムーンストーン、ラブラドライト、サンストーンは同じ仲間

以前からムーンストーン、ラブラドライト、サンストーンいずれも実際に持っていましたが、この3つを別々に考えてきました。

同じようにクリーミーな感じが魅力でした。

今回の本で、これら3つが、同じ長石類(ちょうせきるい)という鉱物の仲間だということを知り、驚きました。

それぞれ、違いは細かくはあるものの、ここでは、大まかに同じ仲間であるところまでの学びでしたが、とても意外でした。

<3>トルマリンに電気が帯びる理由

トルマリンは別名「電気石」と呼ばれているようです。

なぜ電気が関係あるのか。それは、結晶の両極が性質が異なるから、+と-の性質を互いに持ち、電気を帯びる性質になるというもの。

トルマリンのカラー展開が美しいことには目を向けていましたが、そういった性質の面でも他と違う特徴があったことが新しい学びです。

トルマリンは13種ほども展開があり、実は、トルマリンはグループの総称で、1つだけの名ではないとのこと。

その種類が豊富なだけ成分もそれだけ豊富ということになります。

あとがき

ここ最近私もレンタルジュエリーに、ピンクトルマリン、カナリートルマリンを取り入れました。

現在目を付けているのはグリーントルマリンのスクエアの大粒リングのプラチナ台。

トルマリンはサファイアと同様、色の展開の豊富さでおしゃれに使えそうです。

ハイブランドプラリングの自然なジュエリーコーデへの織り交ぜ方【163】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

一時、随分多くの天然石のネックレスやブレスをただひたすらつなげて作るということを趣味としている時期がありました。

2015年辺りのことです。

目指すは、ただ1つのゴール。

ブレスやリングと合わせるセットコーデをするところが完成です。

ネックレスに使う天然石も色や形を最初から決めて探すことが多いです。

そうでないとあまりに豊富な量の天然石から選べないのです(^_^;)。

このセットコーデというのは、ジュエリーのみで組み合わせる、3アイテムです。

ネックレス、ブレス、リングです。

ペンダントはネックレスと同類で、バングルや時計はブレスと同類ですので結局3アイテムのどこかへ入っていきます。

ネックレスを作るにもある目的をもってピンポイントで決めて作るというやり方をご紹介致します。

チョコ茶のシャネルのプラリングを主体としたジュエリー同士の組み合わせの考案

さて、今回は、リングやブレスがすでにもうコーデしてあり、それらに合うネックレスを作って行くということになります。

リングはシャネルのチョコ茶のプラスチックリング。

ブレスは、マーカサイトのスクエアモチーフが美しい2連です。。

プラスチックリング「シャネル」:チョコ茶ベースにシルバー色プレート風塗装がユニークなスクエアデザイン。
ブレス2点「マーカサイト」:左側も右側もスクエアなモチーフがベースで足並みをそろえます。

そうなりますと、これらに合うネックレスの石の1粒がスクエアな物をチョイスということに。。

そして、数多くあり選びきれないような豊富な天然石の種類の中から、ピンポイントで選ぶのです。

そこで、プラスチックリングのカラーの茶色とリンクするようチョコ茶の色の天然石を探しました。

こうしてどんどん形や色の関連付きでネックレスの天然石の種類をしぼっていくのです。

茶色の天然石にはスモーキークォーツが浮かびますが、今までスモーキークォーツは存分にロングネックレスなどを作ってきまして見慣れています。

それらも驚くほど美しいもので、レアなカットの仕方で魅力的でしたが、もっと目新しい天然石があればなあと新しい出会いを求めていたところです。

そこへ石問屋様の色別の天然石検索をさせてもらい現れたのが、「チョコレートムーンストーン」という天然石でした。

「ケンケンジェムズ」様というネットの自社HPの石屋様で購入しました。

私としましては、ムーンストーンのイメージがこのお品で一気に変わりました。

どちらかというとカジュアルなお洋服向きのストーンだと思っていたのですが、エレガントにもなるのだと感じたのは、その美しいキューブ型の多面カットのおかげです。

天然石のチョコレートムーンストーンの連:1連が短いので、ネックレスには2連使います。
ロットが少し違うようで、左側がやや濃いめ。
つなげる時には交互につなげるという単純な考え方で濃淡を均等にしようという案です。
サイズは7mm周辺。小粒寄りで華奢であることがかえって上品です。

こっ、これは。。。キューブカットであることが珍しいこととさらに多面カットもしてあり、よりツヤツヤときらめく美しさが見られました。

かつてはカジュアルなイメージだけだったムーンストーンがすごくエレガントに見えた瞬間でした。

金属アレルギー対策でダルマ板と引き輪をステンレスに、つぶし玉はステンレスが見つからず925で製作のショートネックレス

留め具を付けるにあたってポイントがあります。

綺麗なネックレスを作るために。。といった感じです。

まず、留め具の金属の色を統一。これは誰でもそうしたくなるので、当然かもしれません。

ただ、それでも悩みがあるものです。

ネックレスの基本留め具:引き輪、つぶし玉2個、ダルマ板があればネックレスができます。

金属アレルギー対策として、シルバー925の首に当たるネックレスに関しては、留め具をステンレスにしたいと思いました。

私に限ったことかもしれませんが、ブレスあたりは手首なので、首元よりもアレルギーをそれほど感じません。

手首の内側はたまにかゆくなったりもしますので少しは影響ありますが、それよりもシルバー925の良さが存分にデザインされたものを活かしたいので、925を選んでしまいました。

首部分は汗をかいた時に首が赤くなったりするので、一番アレルギーが出やすい部分です。

首はペンダントのチェーンにしてもネックレスの留め具にしてもシルバー925を避けたいというわけです。

上の写真のパーツすべてをステンレスでそろえることが出来たら気持ちが良かったのですが、つぶし玉のステンレス製にある問題がありました。

以前にそれ相応の穴の大きさでありながら、つぶし玉のステンレスを探したら、硬すぎてつぶれないという事態に。。

シルバー925とステンレスでは硬さが全く違い、シルバー925は柔らかいのでつぶし玉の役割としては十分。

その一方、ステンレスは硬すぎて、本来つぶし玉には向いていないと言えます。

ということで、仕方なくつぶし玉を925で。

一見色は同じなのであまり分かりませんが、金属アレルギーとしては、この小さな粒でも影響はあるのです。

ここが悩みの点ですね。

いずれ、ステンレスのつぶし玉のつぶしやすいものを見つけて解決していきたいと思います。

さて、ポイントの続きとなりますが、続いて、テグスである、釣り糸が最初と最後の位置が二重になるということで、その二重を天然石の穴に通すということ。

これが綺麗な仕上がりなのですが、通らないとこんな風に。

テグスの二重の片方が穴に入りきらずはみ出しました。

この対策は、最初の端っこの天然石、最後の端っこの天然石1粒づつの穴の大きい粒を選びすぐっておくこと。

不思議ですが、穴の大きさが統一ではなくてバラツキがあるのです。

どんな機械を使っているのか見てみたいものですが、実際穴のサイズに誤差があるのです。

ということで特に大きめ穴の2粒(最初と最後の部分1つずつ)を見つけておいてよけておくことがまず1つです。

それでもなかなか見つからなかったり、穴がまだ小さい場合は道具を使います。

「ビーズリーマー」という名前の小道具:真珠や天然石の穴が詰まっていたり拡張したりするときに使えます。
今回、つぶし玉の中にシリコンが入れてあって狭かったので、テグスが通りやすくする為にも使いました。

ジュエリー同士のセット組の出来上がりはこんな感じ。

チョコレートみたいなセットの完成。

クリーミーでピンクが混じったようなチョコレートムーンストーンのカラーがとても活きますね。

あとがき

今回のようなあらかじめセットになった組み合わせは、多忙で時間がかかるジュエリー選びに一役買えそうです。

「着回し」と同じように「付け回し」もあると思うのですが、だからこそ、迷う悩みもあるのです。

このセットそのままをお洋服と合わせていけばよいだけですので簡単です。

お洋服着用後ジュエリーの組み合わせを考えるのは時間が足りないことも多いものです。

最初から決めておいたセットの考え方、どうでしょう、一度引用してみて下さいませ(^-^)。