布製の「外表」で作るリュックの課題、組み立てステッチが美しく出ないのは余計な縫い閉じステッチが原因【77】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグの<同素材シリーズ>の最後です。

共通の表地と裏地をあえて使用し、全く違う5デザイン①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックを連続製作してまいりました。

いよいよシリーズの最終の⑤が完成したのです。

当企画で、素材が共通であることでデザインの違いによる難易度の違いやその後のデザインの絞り込みへの良きヒントが得られたと思います。

ピクチャレスクとしましては、最後のリュックは、人間が携える場合に「シンメトリー」というバランスを考えても、一番健康的なデザインであると思います。

背中にすべてを任せ、両手が自由に解放され、左右のバランスが良いバッグという点で①-⑤の中では強力なアドバンテージとなりました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.21からおよそ5年半後の2025.03.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2019年ではまだ実感していなかったのですが、2020年以降くらいでしょうか、圧倒的にリュックの存在感が世間では際立っていく流れがありました。

<同素材シリーズ:リュック-後編>「外表」組み立て縫いで出来上がる課題、ステッチが汚く多重に映ることの解決案を得た

この度のリュックに限らず、①②④に関してもこれまで「外表組み立て式」で製作してまいりましたが、縫い目の不ぞろいの課題がどうしても残りました。

板状のプレートパーツを「中表」で完成する時に、周りに端から3mmのステッチをかけてしまっていました。

組み立てる際に更に別のステッチをしますので、事前のステッチに重ならず、出来上がりが汚いステッチになるといった具合。

何度やってもぴったりではない部分がどうしても出てきました。

そうして汚い糸目で完成したミニリュックを見ながら、次へとつなげる解決案を考えるところで締めくくりました。

その解決案というのは、「中表」の後の返し口はボンドで、その他の部分もステッチを入れないで次に進むという「行程削除」の案です。

では、ここからはざっくりとパートごとの工程の一部をご覧いただきます↓。

前半の続きの直後の取っ手付け:仮止めしてあったDカンの2個横並びの外部を覆うように取っ手を仮止め縫い。
後に工程削除の外枠ステッチ:課題となった部分の見直し前のやり方、ステッチをここでも入れていたのです。
ファスナー取り付けの一部:ファスナーのボックスステッチを二重にかけている場面。
ファスナー付きの口布と本体の合体(外表):後の見直しでは、ここで初めてステッチが入ることになります。
サイドや底の合体後のフォルム:底とサイドの狭間はまっすぐラインが原因で難関になります。下は底のDカン。
リムーバブル底板:底板はこのようなサイズ感です。内蔵ができない構造なので生地に包み込んでの設置。
ミニリュック完成:<サイズ>縦23cmx横22cmxマチ7cm。全体のパーツバランスは悪くないと思います。
その他の角度:左から右へ後ろ面、正面斜めの2角度から。豆の半分が顔を出したようなかわいいカーブライン。

このカーブのラインはバランスが良かったと思います。

お洋服のコーデ例:デニム上下と。黒・パープル・ピンク・白・グレーなど青味やモノトーンと結構幅広い相性。

あとがき

さて、冒頭でお伝えしましたように①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックの5型すべてが完成しました。

2025年現在から見ると大変未熟な製作ではあるのですが、この挑戦は非常に後になってデザインを絞り込むための重要な体験になったのでした。

せっかくのシリーズ物ですので、後日の投稿【78】で同時に登場の投稿をしまして、それぞれ独自の名前を付けました。

そして、その次の【79】では、初の英語バージョン、【78】を英語にしたような内容でYouTubeも英語でナレーションしました。

引き続き【78】【79】にもお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

理由がある配置なら位置の邪道は無い、フラップにはマジックテープの「オス」をポケット袋には「メス」を設置【76】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在<同素材シリーズ>という同じ素材で全く別の5デザイン、①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックを連続製作中。

このたび、いよいよラストの⑤の製作に入りました。

当【76】の投稿は前半ですので、リュックの完成は次の番号の【77】でご覧いただけます。

前半工程では、フラップポケットに設置のマジックテープの「オス」と「メス」を「フラップ」か「袋」かどちらに付けるのかのピクチャレスクの判断をお伝えしたいと思います。

市販のものやレシピなどにもそれぞれその位置に配した理由が存在すると思うのですが、私もこれだとたどり着いた位置、必ずしも教科書通りではないという点にご注目いただければと。

<同素材シリーズ:ミニリュック-前編>くっつきに行くというアクティブな方を「オス」と決めた、フラップポケットのマジックテープ

フラップとポケット袋には、マジックテープを取り付けます。

「オス」というのは、固いごつごつした方、「メス」というのは、さらりとした柔らかい方です。

フラップには、マジックテープの「オス」、袋には「メス」を付けるという方針です。

小さいタブのマジックテープ仕様の場合も同じ考え方。

とにかく動きのある方、上からかぶせる方にオスを付けるというのを私は基本的な考え方としています。

それはこうした理屈、「マジックテープの開け閉めの際にオスを指が覆い、指によって防御されるから」というもの。

一方「むき出しのポケット袋の方には影響が無いサラサラのメスが付く」という現実的なシーンを考慮したもの。

これは、反対に取り付ける考え方の方がもしかして主流なのかもしれません。

特にむき出しの場合に、バッグの中でウールのアイテムである手袋やマフラーがくっついてしまうとげとげしい「オス」をどちらに付けることが接触を回避できる位置なのかを考えます。

柔らかい素材を引っ掛けやすい「オス」の位置がカギを握っているということです。

表地(黒地xパープル系花柄):風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。裏地(パープル):ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

↑これまで①-④まで裁断して使用してきた残りの生地の写真です。

フラップポケットの取り付け:フラップには「オス:硬い方」を、袋には「メス:柔らかい方」を設置しました。
フラップポケットの完成:フラップの縦幅は7cmというボリューム。
その他の作業:前半の初期段階で金属パーツを取り付け。上はショルダーのDカンを並べ、底はDカンを両端に。

取っ手の位置は、上のDカンの外側に左右を配置、この場所にはパーツが並ぶのです。

このたびの進捗度はここまで。

次回の【77】では、取っ手の取り付けからスターとして完成に至ります。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.19からおよそ5年半後の2025.03.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在でもマジックテープは、はぎれによる三つ折りポーチで利用。

マジックテープの「オス」と「メス」の位置は、この時の考え方と変わっておりません。

ただ、フラップポケットにマジックテープを付けるということ自体をその後廃止。

ポケットの袋を別のデザインに、出し入れしやすさも優先しながら手探りでポケットから物を取り出す現実的な状況を考慮。

とはいえ、マジックテープがあることでセキュリティー性は高いので、目的によっては必要な「ファスナー」です。

そうなんです、マジックテープは別名「ファスナー」とも呼ばれ、あのジッパーと同じ種類の「機能」の附属品である見方なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

一見バッグには縁遠そうなイメージのニット生地が背中に感じるソフト感、「外表」組み立て式のミニリュック【60】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、以前の【58】の記事の続きでございまして、モノトーンボーダーパッチワークのミニリュックが完成致しました。

無彩色のマルチカラー3色の黒、グレー、白は、「スポーツメッシュ」というユニークな凹凸感が魅力の生地。

製作したパッチワークシートから裁断後の「組み立て」がこのたびのメイン場面。

主に、「①ポケット付け」「②金属パーツ付け」「③ファスナー付け」の3箇所、完成前の途中段階の場面も写しながらその出来上がりまでの流れが分かるようお伝えします。

そして最後には、パッチワークのカラーが切り替わるところで糸の色も馴染ませながら交換した手間の成果もお伝えできればと思います。

あらかじめのひっくり返し済みにより生地の厚みの条件無く製作できる、「外表」組み立て式のモノトーンミニリュック

では上述のように、「①ポケット付け」「②金属パーツ付け」「③ファスナー付け」の3つの場面の流れの見方で完成までを追っていきます↓。

①ポケット付け(左から右へ):ポケットは裏地のみの状態で「一番最初」の順番で設置しておきます。
②金属パーツ付け(左上から右に):ポケットの次に作業。取っ手と四角カンタブ(上下)。

ショルダーは、バッグ本体が完成後、本当の最終で設置するというタイミングです。

③ファスナー付け(左上から右に):くり抜き枠に当てはめ設置。ファスナー先端付近の隙間が無い点が利点。
糸の馴染み:生地ごとにステッチ糸の色を交換。手間はかかりますが、これが非常に美しいです。
ミニリュック完成(モノトーンボーダーパッチワーク):<サイズ>縦24cmx横22cmxマチ7cm。

長財布が横向きに入りますので、最低限の横幅。

バッグにはあまり選ばれないニット生地で作った感想ですが、それほど無茶苦茶なチャレンジでもなく可能性があると見ています。

細かい点では、ボーダーの切り替え部分のラインが織物の方がまっすぐなのではないかなどもっと細かく追求していくとデメリットも見えることがあるかと思います。

ただ、こうして作ってみることで、選ぶ素材の可能性がニット分野にも広がる素晴らしさが発見できました。

このリュックを背中に背負うと柔らかな感触。

同じように「感触・心地」から素材を選んでいく際に、寒い冬にはウールの暖かい素材で作ったリュックは、素材自体が「あったか機能」になるかもしれないのです。

非常に素晴らしいことです。

コーデ例:セットアップでは比較的カジュアルな「別珍」の黒に合わせてみました。

あとがき

前半部分の投稿の【58】でもお話しましたが、このたび、カーブを思い切って半径12.5cmというダイナミックなフォルムに型紙を改良しています。

どうでしょう、まず最初に視線が行くのはトップのドーム型のカーブの部分ではないでしょうか。

それだけこの部分が注目の場所であり、ラインの美しさの見せ所なのです。

裁断の時に心配していた端にぼやけたオフカラーが配置されたことは、口布のグレー色でフォロー。

このたびの「外表」組み立て式の作り方は、後のリュック・ボストン・バニティーと複数の立体型のバッグ製作に引用できました。

当ブログ記事は最初の投稿の2019.09.28からおよそ5年半後の2025.03.01にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年では、「外表」組み立て式は採用しておりません。

というのも、ずっと引っ掛かりがあった完全ではない作りという点もあるからです。

2025年では、最初からひっくり返すやり方をもう少し研究して、そこそこ厚手の生地でも対応できるのかどうかの糸口を探してみたいと思います。

どうしても「外表」は裏地が見えてしまい、本来「中表」の目的の1つにそういったことを解消する意味があって採用されてきたことではないかと思うからです。

こうしたことに対しては決して蓋をせず、完全に腑に落ちるまで追求していきたいと思っております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

同生地の色違いの展開の美しさを見つけた時の判断、1色で複数作るよりも1点をパッチワークに詰め込む発想【58】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ハンドメイドバッグ道の中では3度目のリュック製作。

リュックのフォルムを型紙から見直し、新しいスタイルの製作をしていきます。

以前に製作の2点のミニリュック:角のカーブにご注目を。ここを型紙改良してからのスタートです。
ミニリュックのカーブラインの型紙変更場面:コンパスでよりダイナミックな半径12.5cmのカーブへ。

そして、更にこのたびの製作の特徴は、同じ生地の色違いの展開の美しさをそのまま1点の製作品へ投入するスタイル。

1点ずつを色違いで展開する量産的な考え方とは対極(量産品はライバルですから)、1点に色濃くその生地の色違いの美しさ、または同時に味わえるマルチカラーならではの贅沢な心地を詰め込みます。

ミニリュックの実際の完成は、後日投稿の【60】でご覧いただけます。

このたび綴らせていただきます場面は、3色のモノクロカラーの展開をミニリュックの面積に2度ずつ登場させたボーダーパッチワークシート作りと裁断までです。

同生地の色違いの味わいを同時に1点に詰め込む贅沢感、ミニリュックを作る下準備の無彩色ボーダーパッチワーク

3色以上がマルチカラーの定義、3色集まれば立派に多色が作られるのです。

表地(オフ、グレー、黒):スポーツメッシュ、ポリエステル/94%、ポリウレタン/6%、日本製。裏地(黒):フクレジャカード、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。
表地のスポーツメッシュはニット、裏地のフクレジャガードは織物。横伸び同士の相性は生地分野の垣根を超越。
ボーダーの幅7.5cmずつで3色を均等に裁断(左上)、接着芯を貼り、1.5cmずつの縫い代で縫い繋げ(右下)。
生地の色に馴染む同色糸で表面からもハギ目の左右にすべて固定ステッチ。その後型紙に当て裁断。
3色ボーダーの並び順(①案):先端付近に強いカラーが配置したことで、この時点ではフォルムがクリアです。

ただ、1パーツ生地の表と裏を間違えまして、反対に出来上がった時点で気付いたのでした。

よってこちらの①案はこの面の向き間違いのミスという理由でボツ。

3色ボーダーの並び順(②案):重い色はバッグの底の方へ。。という理論で並べた配置。こちらで進めます。

トップがややぼやけますが、こちらを採用しました。

ボツの方は後のポーチ作りに再利用していきました。

あとがき

裁断しただけでも顕著に感じたことは、ミニリュックのトップのカーブの美しさとダイナミックさ。

冒頭でご紹介しました、過去の製作品ではカーブが控え目過ぎてデザインがクリアに出ていなかったので、まず1つの改良が成し遂げられました。

この時の、「円の半径を大きくすることでフォルムをはっきりと出すことができる」というノウハウは後の製作に活かされました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.24からおよそ5年半後の2025.02.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

実は2025年現在でもパッチワーク製作スタイルは続行。

生地がもったいなく余った時のまず最初の対処法として行うことが多いです。

それこそ「サスティナブル」の製作スタイルにも大いに通じる部分。

一方でこのたびの製作は、最初からパッチワークを仕立てようとした背景違いのスタイル。

この生地の多色展開の魅力を1点のリュックに詰め込み価値を高めるというスタンスでした。

1色少しずつの生地の調達で成り立つ素晴らしさがあります。

その後、こちらの理由を伴ってのパッチワーク製作スタイルの方も何度かやっています↓。

左上は、この度と同じスポーツメッシュのカラー展開4色で製作のリュック。上の方はオフではなくライトグレー。

ボーダーパッチワークよりもストライプの方が生地が縦長に余りやすく、「上向き」の「運気」も込めてボーダーは現在ではやっておりません。

こうして年月が経過した今も、発展した形に変わりながらパッチワークを使ったバッグ作りのスタイルを続行中なのです。

パッチワークをして製作する定番タスクは、実はこの2019年のモノトーンボーダーミニリュックの製作から始まっていたのだと2025年からこうして懐かしく振り返ったのでした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ニットと織物コンビという意外、グリーンとオレンジ柄の美しいコントラストが内部に広がる外表構造のミニリュック【47】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびの【47】投稿は、1つ前の【46】の後半部分でありまして、カーキグリーンのパイル地で製作のミニリュックが完成していきます。

リュックのショルダー、Dカンタブ、取っ手など、折ってステッチで固定するベルトパーツが頻出、それぞれを定位置に設置します。

ミニリュックなので、パーツ同士の位置が隣り合うような混沌とした配置。

とはいえ、リュック自体のサイズは関係なく左右対称のパーツのバランス良き付け位置は存在すると思います。

混沌とはしているもののそれぞれの望ましい位置に配置された各パーツ。

その様子を含め完成までの様子をご紹介してまいりたいと思います。

取っ手付きミニリュック、ニットと織物コンビで完成のカーキグリーンとオレンジ柄の素材の美しさをうまく引き継げたのか

ファスナー付きの口布パーツ:四角さをしっかり出すために「中表」をせず「外表」で表地と裏地を合体。

次に、ショルダー、取っ手、タブの順に挟み込んでいく順番で、ミニリュックにベルトパーツを取り付けていきました。

この取り付けは、「中表」に表地と裏地を縫い閉じる前に表地単独に縫い付けて仮止め。

複数のベルトパーツの取り付け:左上から右に、ショルダー→取っ手の順で表地のみに縫い付け

続きは、表地と裏地を中表に縫い合わせ(左下)、ひっくり返してショルダーを間に挟んだ取っ手という位置付けで完成(右下)。

まだこの地点で返し口が開いたままです。

最後に返し口(リュックでいうと底の部分)にDカンタブを挟み込んで縫い付けて返し口を縫い閉じました↓。

リュックの底部分の始末:Dカンタブを挟み込み、返し口である真っすぐラインを縫い閉じました。
「外表」の組み立て縫い:最後は、本体パーツとファスナー付きの口布パーツを「外表」で組み立てていきます。

課題としては、パーツ自体に縫い閉じのステッチがかけてあるにもかかわらず、更なる組み立てのステッチが出てしまう汚さです。

まだこの時点では縫いとじ箇所もボンドのみにとどめておくということに仕様変更を決めました。

ミニリュック:<サイズ>縦30cmx横25cmxマチ7cm程。
この肉厚パイル地に「線コキ」はかなりのチャレンジ。飾りのみならば必要ないとも言えます。

線コキの幅の広いものにこの後替えたのでしたが、あまりに横にすき間が空いても不安定でガタつくのです。

こうしたショルダーは、ほとんどが既製品のベルトを使う製作者様が多いと思います。

ファスナーをオープンした時に広がる内部:裏地の魅力がここで現れます。まずこの組み合わせは唯一無二かと。

あとがき

詳しくは触れていませんでしたが、表地の伸びるパイルニット地にはニット接着芯はマスト。

裏地にも同じニット接着芯を共通に使えば問題はありません。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.07からおよそ5年半後の2025.02.16にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

実は、うっかり織芯を貼ってしまった表地、私がニット接着芯のマストをやっていなかったのでした。

その結果として、完成の左端のようなアタリみたいなことが起こったかと。。

接着芯は、地の目の向きも忠実にちゃんと沿うように、ニット地とナイロン/100%(織物でも特別な素材です)にはニット接着芯を貼るようにという心得です。

ニットと織物を組み合わせることは、お洋服でも「破壊」の表現の1つなのかそのようなブランド様もあります。

「タブー」と言われていることを守り続けてしまうと、素材同士の相性を逃したり、またとない素敵な組み合わせの機会を失うといけないと思い、そういったことに囚われない製作をしております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ミニリュックにポケット2個の充実感、安全性高めのファスナーポケットと物の出し入れスムーズなフラップポケット【46】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグにも必須機能としてポケットが付きます。

どんなデザインにするのか、設置する数などはそれぞれの企画次第。

ただ、一番にはユーザー様の使い勝手の良さに寄り添ったものであるべきではないかと考えます。

2007年からのハンドメイドバッグ道、一番最初に作ったポケットはこちら↓。

吊り下げ式ポケット:一重仕立てで出来上がります。一重仕立ての製作では、このポケットを1個付けていました。

どこかで作り方をご教授いただいた仕様、その後は自らのアイデアでポケットを数種類考案していくことに。。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.07からおよそ5年半後の2025.02.15にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2025年ではこうしたポケット1仕様のみに行き着きました↓。

コンビネーション型のフラップポケット:フラップを開けると中は片玉縁風隠しポケットがあるという構造。

このモデル1択に行き着くまの段階として、この2019年考案の2種類のポケットを2個設置するという期間がありました。

これはこれで、それぞれ1個ずつのポケットの良さや特性がありますので、このたびは、2019年当時を振り返りながらポケットを使う立場に立った見方でその完成部分をご紹介したいと思います。

ミニリュック自体の完成は、次の投稿の【47】になります。

ミニリュックの1面にそれぞれ最大限のサイズで設置したポケット2種、安全性と使い易さの両方を2個で実現

2025年というのは、このたび製作の2019年2個のポケットの特性をミックスしたものと考えていただくと分かりやすいかもしれません。

ミニサイズのリュックに、1面に最大限のサイズの2種のそれぞれのポケットを設置。

ファスナーポケット:こちらは表地の前面に設置。外面にあることでむき出しに対する安全性の実現。
フラップポケットは、先に袋の方を設置。マジックテープを設置して安全性をカバーしました。
フラップポケットの完成:背景と同じ生地ですが、気にせずに同じ柄で馴染むように設置してしまいました。
完成したそれぞれのポケットの俯瞰した眺め:左はファスナーポケット、右はフラップポケット。

ポケットの見かけは全く違いますが、ファスナーポケットは安全性が高い反面、ファスナーの開閉のわずらわしさが付きまといます。

右は、フラップの中はすぐに入り口なので、セキュリティー性がやや弱いことをマジックテープでカバー。

2個設置することで、互いのデメリットを解消しつつ全体の価値を高めるという工夫をしていたのでした。

使用生地:右が表地、左は裏地です。パイル地と服地などリュックには使われないような生地である点が差別化。
表地(カーキグリーンミックス):パイルニット、綿/100%、日本製。右は裏面。裁断すると端が丸くなる特徴。
裏地(グリーン系マルチ草木柄):ジャガードプリント、ポリエステル/100%、日本製。

右は、プリントの一部にまるで自然界の「露:つゆ」のようなぼやけた水玉が表現してあります。

このコンビで成り立つ柄の素敵さにうっとりと魅せられます。

あとがき

小さいバッグの場合は、容量のフォローとしてポケットが2個も付くことで価値が高まると考えました。

ただ、2025年ではファスナーポケットを採用していない理由として、①開け閉めのストレス②ファスナーの色の少なさがあり、最も快適に使える具合をユーザー様の立場に立った中間的な仕様に行き着いたのです。

また、別の切り口からは、表生地に設置すると柄が途切れることなどから、外側にポケットを付けることはしておりませんのが現在の判断です。

そうしますと生地を広々と愛でることができるということになります(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ラメジャガード薔薇柄リュックでご提案したい、エレガントな材料のカジュアルアイテムへの落とし込み方【22】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年は、より立体的なメインバッグ、「バニティ」「巾着」「ボストン」「ドーム型」「リュック」の5種類のデザインに挑戦しています。

技術が未熟ながら、一歩踏み出さずにはいられなかった高級生地も取り入れ始めてしまいました。

当ブログ記事は最初の投稿の2019.06.24からおよそ5年半後の、2025.01.22にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

少し前の投稿番号の【17】と当投稿の【22】で製作しました同じデザインであるリュックの構造はこのたび【22】をもって廃止。

ヘッドとボディを合体する切替デザインの難易度の高さ、柄が途切れることのデメリットを感じ、大きくデザインを見直すことを決意。

せっかくの美しい柄は壮大に一繋ぎのデザインであるべきであり、もっと大きいサイズの物を作るべきだったのです。

生地自体のm単価が高額(@¥4,000/m-@¥5,000/mのもの)であるからこそ、コストを抑えるために小さいバッグを作りがち。

その考え方を改め、めいっぱいコストを一度はかけて、その分を大きなゆとりあるサイズで作るのです。

そうして、たっぷりと出来上がった価値で何倍にも巻き返し、高級なお品物に作るのが良いという考えを持つようになったのが現在2025年です。

この度の製作は成功とは決して言えないものですたが、生地の素敵さは大変誇れるものでした。

よって、この製作で気づいたメリットの方もお伝えできればと思います。

ラメ薔薇柄ジャガード、エレガントな生地をカジュアルアイテムのリュックに落とし込む新しいバランスのご提案

ミニリュック:<サイズ>:縦23cmx横27cmxマチ6cm。取っ手の幅は2cm。ショルダーの幅は1.3cm。
<表地:黒x茶>:ジャカードプリント、ビスコース/70%、ナイロン/20%、ポリエステル/10%、イタリア製。

元は、ジャケットやふんわりドレスに服地として考えられた生地ですが、このハリコシはリュックにも十分でした。

製作者としては失敗の出来上がりだと判断しましたが、パッと見た感じそんな風には思えないと思っていただけたなら、それは生地自体の素晴らしさ。

まだまだ生地頼みの製作という、技術の未熟さだらけの時代であったのが2019年です。

その後製作を続けて、やっと自己評価でも技術が高まったと言えるのは2023年以降のことなのです。

<裏地:黒>スポーツメッシュ、。ナイロン94%、ポリウレタン/6%、日本製。

表地のエレガントさにはカジュアル過ぎた裏地だったかと思います。

確かにカジュアルアイテムなリュックへエレガントテイストを落とし込んでいくのですが、全体ではテイストの違うもの同士の融合でも、隣り合う部分同士はそろえているというバランスに対しては「音痴」でした。

2025年では、決してこの裏地を選びませんので、当時の手持ちの中から見つけようとした狭い見方なのか、納得のできない選択でした。

様々な角度から:左上から時計回りに、「ヘッド」「底面」「サイド」「入口オープン」の場面。

丈夫な生地を探す時に、生地そのものだけではなく、「ジャガード」であることもハリコシが出ることに繋がります。

特にこの度の場合は、膨らんだ加工を伴ったジャガードでありまして、「フクレ加工」「風通加工」などとコンビになったジャガードは「縫い」を伴うことで結果、ハリコシが生まれた出来上がりになるのです。

今後の生地の選択のご参考になればと思います。

着用イメージ:コンパクトなサイズの範囲では十分なサイズ感、カーブの部分は視線を集める部分だと再認識。
コーデ例:同じ薔薇柄でダークカラーのたっぷりとしたロングワンピースと。柄同士もかえって「粋」です。

あとがき

このたびも「共有型のハンドメイドバッグ」という事業活動の一環です。

この活動全体でお伝えしたいことの1つに、これまでの固定観念からのイメージを打ち破る新しいご提案ということがあります。

リュックはカジュアルなアイテムだというイメージ、あえてここに極めてエレガントなラメジャガード薔薇柄で挑んだことは、今後のバッグ製作の良きヒントに。

エレガントな素材こそリュックという対極のイメージであったこれまでに、新しい息吹を吹き込むことができるかもしれません(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

切替えの多いデザインで製作したミス、壮大な薔薇柄の生地はシンプルで広いバッグの造形でこそ立派に映える【17】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年では、バニティバッグ・巾着バッグ・ボストンバッグに並び並びもう1つ立体的なバッグである「リュック」に初挑戦。

エレガント志向のバッグ作りからは、カジュアルなテイストを持っているリュック。

しかしそれもイメージによる固定観念であると解き、カジュアルなイメージが広がっている現在のアイテムをいかにエレガントに寄せられるかも今後のポテンシャルであるととらえました。

近年の健康志向の高まりからは「シンメトリー」がキーワードのバランスの良さこそ大きな重要ポイントであり「価値」になると思います。

このたび掲載してまいります2019年に初製作のリュックの完成度、自主判断としては失敗でした。

せっかくのリュックに踏み出した第一歩でしたが、美しく出来上がらなかった一番の理由を見つけました。

服地を使用したリュックは正解ながら、黒地に映える豪華な薔薇柄が存分広がらなかった切替えデザインの失敗

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.05.06からおよそ5年販後の2025.01.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

せっかくの柄をわざわざ分割してしまったデザインに対して、全体を俯瞰していないこと、せっかくの素敵な生地を最大限に活かすための意識の欠如と未熟さが原因でした。

2025年にこうして振り返ることができることも2019年からの発展、当時においては精一杯の結果でしかなかったのでした。

あまり既製品を参考にしない独自の試行錯誤のみで、かえって難易度が高まる頭と本体を分けるなどという構造で製作したのでした。

表面がスエードのよう(あくまで、スエード風の域で実際は布地)ということで、スエードという言葉が使われているようです。

見たところ、「ピーチ」という桃の皮のような毛羽立った様相の織り方に類似です。

同時期に購入していた色違いも後の製作で使用していきます↓。

<表地:黒地のマルチカラー薔薇柄>スエードプリント、ポリエステル/100%、日本製。美しい生地です。
失敗の一番の理由:壮大な柄はこのように分割したデザインはせっかくの柄の一続きを途切ってしまうのでした。
当時の精一杯の考えで、ヘッドは「外表」ボディは「中表」という分け方をしたことから別々に分割したのです。

確かに当時ならではの考えあってのこの構造、むやみに分割したわけではなかったのでした。

完成(前面):<サイズ>縦22cmx横27cmxマチ6cm。コンパクトなサイズのリュックです。
完成(後ろ面):ショルダーの幅は1.5cm幅。ヘッドとボディを合体するデザインはかえって難易度だらけです。
入口ファスナーはアシンメトリーに設置。使い勝手としては柔らかい布の場合入り口がたっぷり開きます。
<裏地:黒>スポーツメッシュ、ナイロン/94%、ポリウレタン6%、日本製。後日色違いで調達するほどの生地。
実際の着用イメージ:この柄ならもっと丸みのある袋型の方が柄が生き生きと映えると思いました。

そもそもの、企画案への反省です。

素敵な薔薇柄生地、切替えなどせずむしろ一繋ぎのシンプルな形で柄を主役にすることは、「敬意ある製作」でもあるのでは。。

あとがき

2025年から見て、2019年は随分立体的なバッグ製作に挑戦していたのだと振り返ります。

同時に高級生地にも背伸びをするような形で一歩踏み出していましたから、未熟な技術のせいでほとんどが「幻」に。。

とはいえ、「製作品アーカイブ」にその姿を保管していますので、未熟な製作であろうが現在の技術が高まった製作であろうがフラットな気持ちで展示しています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク