生地プレート組み立て式で作ったふわ心地ニットリュック【60】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、【58】の記事で前半を製作したパッチワークのミニリュックが完成致しました。

無彩色のマルチカラー3色の黒、グレー、白を組み合わせてパッチワークボーダーシートを作ところまでが前回の記事です。

その後は、表地と裏地をあらかじめ中表にして、ひっくり返したプレートを作り、前面、後面の間にマチ布を挟み、立体的に組み立てていきます。

今回は、そんな流れをざっくりと解説してまいります。

その構造が分かりやすい組み立て式のリュックの作り方

裏地にフラップポケットを取り付けます。
本体と裏地を合体した1枚のプレートをひっくり返し仕様で作ります。
プレートの状態のまま縁を固定ステッチします。・・・このステッチは後に見直していまして、
最後の組み立ての時のステッチのみにするということに変えていますが、今回はかけて行いました。
長い口布/マチ布にファスナーを縫い付けます。
玉縁方式で枠をボックス状に開けたところへファスナーを当てはめて縫い付けます。
ファスナーの両サイドは中へ隠すことはできないです。
しつけ糸で口布/マチ布と本体面を縫い合わせ。・・・これがいわゆる組み立てになります。上述で後になってプレート上でのステッチをやめた理由は、ここでステッチが上手く重ならないので、
ステッチはここでピッタリ重ねた二度が毛をすることの方が綺麗だとの結論に至ったからです。
リュックのショルダーを取り付けます。
それぞれのボーダーのパーツの糸の色をなじませたことと同じ考え方。
本体と口布/マチ布の合体も糸の色をそれぞれ変えて
なじませて綺麗に見えるように手間をかけました。
完成です。
小さくても最低限の容量があるリュックです。
内側に付けたポケットの位置はこんな感じです。
鍵などを入れたいですね。
意外と機能を発揮するのがこの取っ手です。
背負っていない時にはここを持つと便利です。

ニットリュックは、背中で柔らかさを感じますので、織物生地にはない良さも追加されますね。

ニットをリュックにするということが少し邪道のようですが、思い切って作りました。

しかもパッチワークで。。。

確かに綺麗に作りにくいというのが率直な感想です。

あまり急がずに少しずつ丁寧に作っていくことですね。

あとがき

今回、実は、型紙を変更しています。

カーブに円の一部を利用すると、自然なラインであることで縫い易かったり、そのフォルムが美しいです。

とても大きな円の一部を利用するカーブなどの場合は、コンパスの限界を超えるので、文鎮でひもを押さえその先に鉛筆を巻き付けて作図したりもできます。

そう考えるとカーブも無限です。古典的なやり方ですが、適当よりもはるかに美しいです。

今回のニットは背中でふんわり感じるその心地が付加価値にもつながるというポイントがありました。

同じような考え方で、真冬の背中の寒さをリュックでしのぐべく、ボアなどの素材で季節感あるリュックというアイデアもお勧めしたいです。

冬の防寒は、マフラーだけじゃない、リュックでもできるのだと(^-^)。