「一生物」と思わせ経年劣化で裏切る信用の喪失は取り返しがつかない、真の永続的なバッグは「素材」「作り」「使い方」を正直に意識したもの【1410】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグ製作もしています傍ら、ワードローブでは昔のモデルのヴィンテージブランドバッグを置いています。

ただ、それらの内の大半が何かしらのリフォームせずしては到底今も持ち続けていることができないほどの劣化が発売年20-30年の時点でありました。

皮肉ながら良質というイメージの本革レザー製で特にそれは起こっていました。

その部分的劣化を直してでも乗り越えて持ち続けていくという選択が必要だったのです。

しかし、元の価格からはそのようにリフォームしなければならない素材を高級品に使用していることに対して非常に憤りがありました。

ただ、そのリフォーム後、ここで初めて「一生物だ」と思えてきたような気がします。

このたびは、3つの視点で、今思う「バッグ」に対しての考え方を綴ってまいりたいと思います。

「バッグ」がテーマの3つのこと、今後のバッグのニーズの研究として思うことを3つの切り口でお伝えします

1)元は高額なヴィンテージバッグ

まえがきでお話しましたように、元は高額なバッグほど部分的劣化が見られました。

多くが「内張り」「内ポケット」の劣化です。

素材が「合皮・PVC」だから最初から劣化する運命にある素材が使われているのです。

その結果、もったいない存在のバッグになってしまい、部分的な差が生まれてしまったのでした。

最初からそのようなことは分かっていたこと、むしろ布製を内張りに、ポケットに使用されていた方が劣化してしまうような素材より100倍良かったのでした。

それができなかったのはなぜか、「見かけの高級感の重視」ではないでしょうか。

製造仕立ての数年はお店に並び劣化など起こり得ないような様相を保ちます。

いかにも商業的な計算による製造計画が見て取れ、このことに対しては大変憤りがあります。

現在では、もうこれ以上ヴィンテージバッグさえも新しく購入しないほどの気持ちになっています。

集め尽くしたと言っても良いですし、そういったお品物に愛想が尽きたという気持ちもあります。

もう1つは「裏事情」などが分かってしまい、意図的に価値を付けるやり方に、「良い品物を作る」という信念や実直さの欠如を感じたからなのです。

2)布バッグの長持ちレベル

1)からの流れで、「布製」であった裏地は現在も健在の美しい姿でいられる30年物のバッグ。

表地が本革レザーで裏地に布が貼られていたバッグや元々ナイロン製で作られていたバッグは現在も長持ちしています。

布の中では丈夫さがダントツのナイロン100%はブランドバッグにも多く使われています。

ナイロンオックス(ぶつぶつの凹凸感にツヤが加わる)・ナイロンタッサー(横ボーダー状の畝が凹凸感と高級感を生む)などをバッグに仕立てた過去があります。

ナイロンは、それ自体でも目が詰まりお水をある程度はじく機能があるのですが、そこへ更に撥水加工を施すことで防水に近づく機能のパワーアップがはかられます。

とはいえ、ナイロン素材が世の中に溢れ過ぎ、よくある素材のイメージになってしまったことやそれ以上に美しい生地を見ますと、「高級感」は表現しにくいのが実状です。

布製自体は、劣化のない無加工の方が永久的になり得る素材だと思い、使い方や使う回数の工夫で本革レザーよりも弱い「傷み」のデメリットをカバーしていくご提案をしています。

1点を毎日使う使い方ではなく、3点を順番に平均的に回数を統一することでそれぞれの傷みが起こりにくくなり、結果長持ちになるという持ち方などがその1つです。

3)バッグのサイズのニーズ

ここ最近のアンケート調査(自ら行ったもの)によりますと、このキャッシュレス化が高まった時代においても、今だに大きいサイズのバッグが求められていることを知って驚きました。

人によっては価値観は分かれるところですが、お財布だけがバッグの大きさを決めるわけではないのです。

ここ近年の「読書」文化の高まり1つとっても、本を1冊バッグの中に持ち歩き移動途中で読むということを想定しますと、本1冊分の容積が必要なのです。

その他、気象状況の変化で、いつまでも暑い日々が続くと、「日傘」を持ち歩くということはお財布をはるかに上回るサイズのアイテムがバッグの中に入るということになるのです。

「大は小を兼ねる」という言葉は確かにどんな状況にも対応できる考え方なのかもしれません。

思いの他「たっぷり感の容量」のバッグに対して「価値」を置かれていると見ることができます。

あとがき

バッグを作る者として、がっかりした経験と同じようなことは決してしないことを誓っています。

模倣やコピーの企画・製作はどちらかというと「プライドを落とすような行為」だと思えてしまい、そうした製造をする自分を誇りに思えないのです。

本来は、独自の表現でなければ受け入れられなかったはずのことではないでしょうか。

品物の購入者様やユーザー様も一緒に考えなければいけないことだと思います。

「入れ物」としては今後も必要な「機能」であるバッグ。

意味や理由をよく考えた姿で残していきたいものです(^-^)。

書き手:picturesque(ピクチャレスク)

「同じ・類似」はAIが得意技としている様子、では個性ある独自のスタイルなどを「違う・特殊」でAIが表現してくれるのだろうか【1226】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前にも拝読経験のある分野、「行動経済学」はマーケティングには非常に役立つ人間の行動を研究した学問とのことです。

このたびは、チームになった研究者様達の記録、「買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか? :デイビッド・ルイス 著/武田玲子 訳」を一読。

脳の未知の分野を探るような「ニューロマーケティング」というものです。

おそらく、テレビなどで頭に機械を装着し、行動をした時の体温や心拍数を測るような実験はイメージにあるかもしれません。

そんな我々のイメージを越えた遥か先に研究が進んでいるとも考えられます。

実験や検証から脳のどの部分が実際の「買い物」の時の反応に関係しているのか、ということなどから、購買するに至るための人間の体内で起きている反応を調べる興味深い研究がされているのです。

未解明の部分もまだ多い脳の構造は、大変複雑だと言えます。

「ビッグデータ」というものの活用についても触れられていましたので、このたびは、「AI」が分析して活躍中の人間の嗜好のようなものの読み取りに対する「疑問」を綴りたいと思います。

よくある「おすすめ」について思うこと、「同じ・類似」は「AI」が得意とするところであるが、「違う・特殊」の優れた点が埋没してしまわないだろうか

こんな疑問があります。

YouTubeでも、「関連動画」というものが評価されたりすることも皆様はご存知のところ。

いかに関連付くかというのがテーマであるといってもよいYouTubeの文化は現在のこのサイトの1つの特徴でもあると感じます。

しかし、人と同じような類似動画を投稿することに対して自分の満足度はありません。

やはり、差別化された特有のチャンネルにしたいとチャンネル主は思っているはずです。

そうすると、テーマが「差別化とか特異」ということも重要だと思っています。

こういったことをYouTube様によくアンケートでお伝えしていまして、みんながやっていないことをやると視聴してもらえないというジレンマに苦しむ思いを吐露。

そして、もう1つの例としましては、マーケットサイトで購入後に、「あなたの購入した商品と同じ商品を他の人も注目しています」というもの。

「は?」と思います。

もう購入後なので、一足遅いメッセージなのはどういった意味があるのだろうと。

購入したお品と同じ物を他の人が購入することに対しては興味が湧くものではありません。

反対に、他の人が購入したからと言ってそれに揺さぶられて購入したいと思うことなどないのです。

いかにそういった推奨の内容が実際の人物にマッチしていないのかの現実の1つを体験しています。

上述のように「同じ・類似」というベースがあっての単純な機能だと思っています。

しかし、有難いこともあります。

購入前に、探しているお品と類似のお品が登場してくれる「推奨」というのは、候補が増えますから、もしかして、見つけられていなかった範囲にあったお品を漏らさずに網羅してくれているようで、素晴らしいです。

よって、「同じ・類似」は世の中では最も最初に重視されることなのかもしれません。

この本を読みながら、このようなことを考えたわけです。

あとがき

想像以上に人間の脳は未解明の部分も多く複雑なのではないでしょうか。

商品を売れることばかりに力を入れていくと、変なサブリミナル効果にはまって本当は欲しくないものを購入させられたなどは決してあってほしくないことです。

一番は、本当に欲しい人へ欲しいものをお届けするベストマッチを目標にするべきなのだと思います。

それを機械的に変なトリックでいざなうということは決して起こってほしくないことです。

「AI」を伴う中で、脳のメカニズムの研究が良き明るい未来への発展に向かって利用されることを願っております(^-^)。

思い切ったお洋服の総入れ替えの際に続々と出品、マーケットサイトでの売れ行きの結果分かったこと、複数同時購入したい心理は「世界観」【1169】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれは2017年のこと、会社を退職後気持ちの変化も大きくありましたことから、これまで集めてきた古着を一気に売却することを決意。

ハイブランドのお洋服・リーバイス501の60点程度が中心の全100点くらいだったかと。

不用品販売も事業へのヒントになります。

たとえ個人間のお取引でも「取引」には変わりがありません。

ここから、実体験をした者が感じ取ったことをこのたびはエピソードとしてお伝えしたいと思います。

もしかして、事業のお客様の心をつかむことのヒントにもなることがあるかもしれません、是非ご一読下されば大変光栄です。

「ハイブランド古着」「リーバイス501USA製メンズW28」のキーワードの2種が織りなす世界観、それを求める人にとってはパラダイスだったテイストの統一

冒頭で少し触れましたが、会社を退職した直後は不安だらけでした。

気持ちの変化も相まって、整理整頓をせずにはいられませんでした。

そこで、心境的にこれまでのお洋服のコレクションを一気に手放し、入れ替えたかったのです。

大きく2つに分かれ、1つは「ハイブランド服」、もう1つは「リーバイス501のジーンズ」です。

お洋服とジーンズとで合計100点程だったかと思います。

ものすごい勢いで購入していただきまして完売しました。

その中で、一人の方がまとめて購入ということもありましたし、2点同時購入も頻繁でしたのでスピード感がすごかったのが印象的でした。

その理由は他ならぬ「特化型のお洋服のラインナップ」であったからこそだと思います。

リーバイスの501もすべてはメンズのW28でありUSA製がほとんど。

それはそれは価値を感じていただいたわけで、たった1点よりも同じ分野のアイテムがたくさんの集まったことが「価値」と「世界観」を作ったのだと思いました。

あれもこれも。。とたくさんの商品が存在するのがにぎやかな感じに一見思えますが、実はそうではないのです。

ある特定の分野をとことん追求した、すっきりとそろったテイストのお品を見せてくれるお店こそがファンを生み、魅力的で唯一となり得るということです。

商品というものを扱う事業すべてに活かせることではないかと思うのです。

あとがき

このたびのYouTube動画なのですが、蛍光色のピンクやブルーが入ってしまい、申し訳ございませんでした<m(__)m>。

原因はよく分かりませんが、編集ソフトからのダウンロード時にすでにそう出来上がっていたようであることまでは調べで分かりました。

この時の事業スタート直前の何でもない日用品のマーケットサイト販売体験は非常に重要でヒントが見つかりました。

「特化型」は成功の1つのスタイルなのではないかということです(^-^)。

4文字程度のキャッチ―な名前付け、多角形のパーツ多用に相応しい「ポリゴン」という名前をハンドメイドリュックに名付けた【1161】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2007年からの「ハンドメイドバッグ道」を歩み、15年経過の2022年でやっとそれらしい独自の物が作れるように。。

多くの流行に振り回されず、素敵な写真をヒョイと真似することなど決してすることなく製作活動を続けてこれたことをまずは自ら労いたいと思います。

決して良い売れ行きということには至っておりませんが、それでもそのノウハウをしっかりと学びながら、次にはアウトプットして多くのハンドメイドバッグを製作する方へ共有していきたいという転機を感じています。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.11.18からおよそ2年後の2024.10.16にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2022年当時は、この度ご紹介しますデザインも「ダウンロード型ノウハウコンテンツ制作」に取り入れるつもりでした。

ただ、あまりにもこのデザインに納得できず、限界を感じまして、2024年現在では製作していないのが実状です。

試行錯誤で機能を高め完成形になってもなお納得しなかったこのデザインは、2024年現在では廃版としています。

そのような廃版デザインをコンテンツ制作にしていくのなど、当然「しない」ということになります。

現在納得しているホットなデザインであるからこそ「価値」があるからです。

後で貼りますYouTubeは当時2022年のままなので、この点が2年間の変化であり違いがありまして、ブログの方がより進化した情報になっているとご理解いただきたいと思います<m(__)m>。

このたびは、<事業>カテゴリーならではの、「商品への名前付け」のヒントになればと、デザインとしては完成型となったリュックを名付けたその名前と共にご紹介したいと思います。

多角形パーツを多く採用していることからのネーミング「ポリゴン:POLYGON」、自社製品により一層「特別感」を感じていただく「名前付け」の勧め

もともと「餅巾着」という名前を付けていたのですが、「切餅」という別のデザインに「餅」を使っていることもあり別の名前へ変更といったような経緯があります。

6角形(ヘキサゴン)や8角形(オクタゴン)をパーツに多用。「多角形」とまとめた「polygon:ポリゴン」へ。

多角形は、こういった縫い付けパーツに使いやすく、多用しています。

よって、そのぱっと見の特徴でもある多角形使いから、その英語「POLYGON」をそのまま使わせていただいた「ポリゴン」に決定しました。

あとがき

たった2年の時の流れは、信じられないほどの心境の変化や状況の変化を生むものだと2024年現在非常に驚いています。

この2023-2024年で本当に様々な事があり様々な変化がありました。

恐ろしい体験、二度と遭遇したくないような嫌な体験などが被りながら次々に連続していったのです。

この2024年1年を1日3記事ずつのブログ記事の「手直し」の期間としたことは非常にどんぴしゃなタイミングでした。

1日3記事は現在の2024.10.16までに計画をパーフェクトで達成できていますので、2024年の終わりには過去の1,400あまりの投稿すべてがリライト完了できると思います。

その後2025年からは、1日1記事を再び【1】から順番にもっと深堀りし、丁寧な「更に内容を高めた手直し」をしていくつもりです。

なぜなら、この1年の手直しの間にも発展があったからなのです。

思えば、3記事は結構大変でした。

今度は1記事になることで、行き届き切れなかった細部の更なる手直しと、3記事の時よりもはるかに早く終了する1日の空いた時間を、「コンテンツ制作」「バッグの製作」に当てていきたいと思っております。

一人の人間が同時にできるタスクは有限、その年に一番重視することを決めなければいけません。

コンテンツにまとめるからとはいえ、バッグの製作の活動は続けていくところに、実際に製作している者が発信する内容の「現実味」が高まるのです。

日本人の手先の器用さ・地道な製作の姿勢などを良き文化として海外にも誇れるものにできたら素晴らしいのです(^-^)。

これまで見逃していたかもしれない自社の唯一の誇れる部分や強味、他社の人が親切に言ってくれる印象にも大いに耳を傾けたい【1152】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近は、新書中心の読書をしています。

ファッション分野に関わらず、とにかく新しい本を他分野・他業種に関わるものでも、時には小説までもを事業のヒントにしていくというスタイル。

小説のどこが事業に繋がるのかは、「相手の心理の深い所を読む」という点です。

全く繋がらないことはない、小説には人間の心の奥の「機微」がたくさん表現されているからです。

さて、このたびはベタなマーケティング専用の本ではありますが、楽しく拝読。

「はじめてのマーケティング:久保田進彦/澁谷覚/須永努 著」です。

今更初めてではないのではないかということもあるのですが、いやいやそんなことはなかったです。

実際の事業の例をいくつも引用して書かれている点がタイムリーに感じますし、分かりやすかったです。

「はじめて」とタイトルに謳われながらも今がスタートではない事業者がこの本を読むことの醍醐味は、すでに行っている工夫などがマーケティングの本に書かれていることと照らし合わせながら読んでいける点です。

知っているようで知らなかった「ポジショニング」が当「本物志向のレンタルジュエリー」では何になるのかを考えてみたら奥の方にしまい込まれていた

本の中で登場の項目の「ポジショニング」は1つの最も大切なキーワード。

〇〇と言えば、「picturesque(ピクチャレスク)」だというような、競合他社との差別化ができる独自の持ち味みたいなもの。

レンタルジュエリーの〇〇に当たる部分は、「コーデされた」という言葉、あらかじめコーデされてセットになったジュエリーが1商品になっていることという意味です。

ただ、これも、真似ごとが次々に起きるとだんだんレッドオーシャンになっていくようで、常にそういったことにはアンテナを張っている必要があると思います。

レッドオーシャンの中には、「真似」というキーワードが混在していると思うのです。

これまでの発信によく登場させていたキーワード、もしかして真似されているのかも。。と気づいた時には、別の表現や差別化を強調し、素早くシフトしていく「アンテナ」を忘れずにいます。

とこのように、本を読む前に実は「工夫」というシンプルな言葉で考案してきたことがたくさんあります。

「ポジショニング」の項目では、その言葉を新たに知ったこと、やってきたことの確認という意味でも良き出会い。

すべてのノウハウが書かれた最後に、「とはいえ、マーケティングは簡単ではない」と述べられている点が非常に正直。

これだけやればOKとか簡単なことだと述べられた本よりもよほど実直であり、非常に好感が持てました。

そういった著者様の志がこの本に対する全体の良かったと思えるレビューになります。

あとがき

では最終的な感想です。

この本がまず、分かりやすくて実直な点がとてもお勧めであるということがまずとりあえずの一番の感想です。

そして、同時にマーケティングというものは技術のようなものに過ぎないことも否めませんでした。

マーケティングは確かに売れていくためのノウハウであり知っておくべきテクニックではあると思いますので重要です。

ただ、結局は技術のあれこれを駆使するだけではお客様は永久のお付き合いではないかもしれないと。

そう考えると「信頼」ということが結局は、一番長い期間を経て築き上げていく大切な事であると思っています。

マーケティングの手法は多くの人にリーチしていくためのものであるので、技術ばかり駆使していては、信頼を得るというところが希薄になってしまわぬよう注意するということもちゃんと心の片隅に持っていたいと思います(^-^)。

すべてお得なお品揃えばかりではお客様には魅力的に映らない、背伸びした「夢ある」高額ラインナップも設置することが全ての品物の高級感へ【1016】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび素晴らしい1冊の本を拝読、「儲けの教科書:主藤孝司 著」です。

とても読みやすく、「個人事業主」様は全員読んでいるのではないか、是非読むべきではないかと思った本になります。

「うんうん」「なるほど」と感動し共感するところが多数の中、厳選した1つ、知っているようで実際は意識しきれていなかった「高級ラインの設置」のその後の影響について考えてみました。

すべてが手の届くお買い得商品ではなく、「高級品」を設置することで揺さぶる「あこがれ」「夢」「プライド」の心理

お客様は確かにお買い得商品を喜んでいただけるものではあるのは間違いないです。

しかし、「お買い得商品だけをずらりと並べ、高級品を設置しなかった事業主が廃業の形になった」ことが書かれていました。

それほどに、「高級」ということが商業にとっては大切であり、庶民的なラインナップの中にも必ず必要な物だということなのです。

高級な商品というのは手が届きそうもない存在でありながら、「あこがれ」や「夢」でもあり、そのラインナップ、そのお店が素敵に思えるのは、やはり、この高級なお品の存在なのです。

かつて、別の本でもそんなことが違う書き方ではありましたが、書かれていたのを思い出しました。

入り口としては敷居を低くしてお買い得な「浴衣:ゆかた」を販売するのだけれども、高級な「着物:きもの」が奥にはひかえていて、そこまでの道のりの最初のステップとしての「浴衣」だというのです。

なるほどと大きく頷きました。

やはり、お客様にもショッピングのストーリーがあり、いつかあの高級品もほしい、利用したいという夢がある商品ラインナップのお店がリピートされ、お気に入りにしていただけるのです。

そして、ここからが私見なのですが、おそらくどのお客様にも、人間である以上、より良質で高級なお品を得たり利用するプライドを伴う強い願望が心の中にあるのだと。

人間の心理は浅いものでは決してなく、表面的には安い品物に多くの人が飛びつくイメージですが、奥に隠された「欲望」「プライド」は、さりげなく高級品も設置することで、より購買意欲を高め全体を潤すものだということです。

そして、周りの格安商品でさえ、その信用のもとに、評価され高級志向の品ぞろえだと思ってもらえるのです。

当然ながら販売側は、「粗悪だから安い」を決してするべきではなく、良質な品物ありきの前提です。

あとがき

しぼりにしぼった1項目をご紹介しました。

よく、マーケティング手法として、「フロントエンド」「バックエンド」という言葉がありますが、ここにも重なる部分があります。

言葉の一人歩きではなくて、現実的なお話の仕方である点が親切な本。

「個人事業主」様は、この本は一度は読まれるとよいということでお勧めしたいですし、すでに、多くの事業主様がこの本を読まれているような気がします。

いろいろなところでお話を聞くことも数多くありましたので、過去に多くの人がこの本や類似の内容からの学びを得られているのかもしれません。

2006年の本ですが、15年以上経過の現在でも根本的なところは学べますので決して古くはなかったです。

ネット通販が当たり前の昨今ですが、この本の出版の頃はネット通販が多くの会社様がやられているわけではなかった頃かもしれません。

そうであっても、著者様はネット通販の必須を説いておられましたので、この先見は確かなもの。

最近は、こうしたマーケティング関係の本も読ませていただいております。

たくさん学んで事業に活かしたいと思いますし、アウトプットも欠かさずやっていきますので、是非またこの<読書>カテゴリーのブログ記事にお立ち寄りいただきたいと思います(^-^)。

一人の人間を他人が理解できるほど単純なものじゃない、「ペルソナ」が簡単ではない複雑さは「ギャップ」を持ち合わせていることにあるのか!?【952】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグはどうもハイブランドバッグが好き、ヴィンテージ物の古いモデルに限りますが。。

同一人物がハンドメイドバッグを布で作ってきた。。

同一人物がインテリアとして持つケースや小物入れに薔薇柄をたくさん取り入れている。。

こんな事実から、よくマーケティングで解説される「ペルソナ」なるものが単純に分かるものではないということを、率直な思いとしてまずお伝えしたいと思います。

不思議なのですが、ブランドバッグが好きだから、お部屋内のインテリアにもブランド物のロゴの入った小物を置くかと言ったら決してそうではないのです。

一方で、シックな、薔薇柄の世界観がとても好きで、そこはなかなかブランドバッグと結びつきにくい点です。

しかし、いずれにしてもかなりの拘りなので、その拘りが寄せ集まった1人の人間ということになります。

「ペルソナ」は解説としてはよく語られていますが、実際にどこまで的を得ているのでしょうか。

このようなことまで本当に見抜けているのでしょうか。。反旗を翻す気持ち一方で、事業者として、同じような立場で商品に相応しい人物を考えていく時に一番何を理解すればよいのかの研究をしたいと思います。

この着目は、事業活動へのヒントになるかもしれません。

実際にあった購買行動を「ペルソナ」と絡めてみました

少し前なのですが、こんなティッシュケースを購入。

駅の構内の催事場でひときわ輝きを放っていた柄のティッシュケース。即決でした(^-^)。

ちょうど、ティッシュケースが無いので、ゆっくりではありますが探していました。

黒ベースにピンクの花柄が映えているこの素材は、お洋服の黒コーデに合うようでした。

ティッシュケースは小物ではありますが、シーンを想像してみると、バッグから取り出した時に、そのティッシュケースを持つ姿という一瞬のショットは、黒コーデの洋服にマッチするもの。

ちぐはぐな柄よりも、洋服にもマッチする小物を持つことで、本人も心地良いのです。

すでに、それっぽいサイズのブランドの片開きのポーチは持っていましたが、ティッシュにはサイズが少し大きかったので、使っていませんでした。

しかし、そのブランドも同じ花柄ではあるのです。

このことは、ロゴの付いていないハンドメイド品のティッシュケースがブランド品に勝った瞬間でした。

気の利いたサイズや心を打つ柄がブランドロゴに勝利したのです。

なぜ、購入に至ったかは、お品そのものだけではないのかもしれません。

購入した環境も大いにあったかと思います。

駅の構内というのは、通りすがりで、次の機会というのが読みにくいものです。

今購入しないと機会がないかもしれない。。そんな心理もあってか、購買意欲がいつでも購入できる環境よりも倍増。

そうしますと、旅先など、その時でなければ二度と機会がないかもしれないような状況での出会いというのが、購入を後押しすうものなのかもしれません。

では、ブランドバッグが好きな点をもっと深堀りします↓。

ハイブランドバッグを好みますが、すべて新品ではないヴィンテージ物の中古品を好むという特化型。

ですから、同じ「ハイブランドバッグが好きな人」と言葉は共通していても、「エルメスのバーキンを集めている人」とは全く違う人物だと言えます。

そして、ただの品物に対する趣味嗜好の考え方のみならず、生活スタイルも大いに「ペルソナ」に関連付くことはよく語られています。

上述の「バーキンコレクター」様は比較的分かりやすく、生活スタイルも高級マンションに住み、高級なお店でお食事。。というすべての分野のとがった部分を行く分かりやすさに偏っています。

一方、「時々そんなお店にも足を運ぶこともあるが、基本的にはおうちごはんで過ごすブランドバッグ好き」のギャップを持った方も居ます。

ここをどう理解していくのかと言うと非常に難しいと思うのですが。。

ほんの一人の例でこうした複雑さがあるので、多くの人がこういった複雑な趣味嗜好を持っていると思うのです。

そう考えますと、先ほどの偏った分かりやすい層にターゲットされるところから始めていることが非常に多いのではないでしょうか。

「バーキンコレクター」様とは真逆の層も、対極の先端なのでこれもターゲットを実際にすでにされていると思います。

あとがき

最後にハンドメイドバッグの商品について見てみます。

こうして見てみますと、ハンドメイドバッグがピンポイントで受け入れられることの難しさも痛感します。

「バッグはブランドが好きだけれど、インテリア小物は凹凸感ある薔薇のジャガードなどで集めている」という人物の場合、過去の製作のフクレジャガードなどのリュックとかバッグはてんで的が外れていることになります。

そうしますと、同じ素材をバッグではなくインテリア小物として作るとか、少し目的をずらした感じでトライしてみるというのもやってみる価値が大いにあると言えます。

まだまだ研究途中であり、「ペルソナ」をうまく作ることができません。

自分なりに見出したコツのようなものはこれ↓。

1)「人の性質をしっかり見抜く」という普段の心がけ

2)付いて下さったお客様からのフィードバックをたくさんもらう

3)考え方に共感していただき、似た考えを持つ人を集める

ということを意識する中で作って行ければと思います(^-^)。

ハイブランドからファスト系ブランドまでの4種類の分類のバッグ、迷わず「ヴィンテージハイブランド品」のコスパがダントツ【672】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

一度【669】の記事でご紹介致しました本、

「ファッショングッズプロフェッショナル事典:ジェーン・シェイファー&スー・サンダース 著/山崎真理子 翻訳」

からこのたびも引き続いてバッグの話題を引用させていただき綴りたいと思います。

もともとバッグについてのあれこれが書かれた本を探すところからのこの本との出会い。

お洋服に比べるとバッグについて書かれた本は数が少なく貴重なのかなと。

マーケットサイトのカテゴリーの分け方から見ても、バッグはお洋服と並ぶメインファッションアイテムなる位置付けだという印象です。

このたびは、バッグという大きなカテゴリーの中でも、そのブランド様やレベルによって4種にバッグを分類されている点を引用、そして自らの嗜好と照らし合わせて現在のバッグライフのスタイルをお伝えします。

大きく、4種に分けられるブランドバッグのブランドレベルの分類、自分のスタイルがどこに属するのかを照らし合わせてみました

「セグメンテーション」という言葉が使われています。

単純には、消費者のニーズは嗜好によって、似たものを集めて複数にグループを分類することです。

今回の4種にブランドバッグを分けられたのも「セグメンテーション」の結果です。

もしかして、違う著者様であったら3種だったのかもしれませんが、その点はこの本の著者様の意向ということになります。

この4種に分けるセグメント化のお話も、大きく見ると、リサーチの一部をしていることになります。

リサーチをするにあったっての手法とか見方の事が書かれている部分に登場した内容です。

よく、「ハイブランドバッグ」と呼ばれるものが有名ブランドの集まりです。

ああいったバッグメーカー様が最初に位置付けられています。

納得の分類であり、やはり「最高級」「一流」と呼ばれるに相応しいバッグであるとを解釈されているのだと思います。

マーケットを俯瞰したような見方をした時のバッグは4種。価格でいうと高い順です。

上述の「ハイブランドバッグ」というのが、「ラグジュアリーブランド」に該当、次に「デザイナーブランド」、次に、「ハイストリートブランド」、最後に、「バリューブランド」。

写真のすみに、それぞれのブランドの種類の代表的なよく知るブランド様の名前を記しました。

さて、この中の一番最初のハイブランドである、ラグジュアリーのグループの特徴です↓。

「素材のレベルが高い・技術力の高さ・デザインのレベルの高さ・威厳の高さ・長持ちである・製造場所や方法・販売方法」などに特徴があるということ。

製造場所の例や製造方法の例、販売方法の例などは具体的ではありませんでしたが、分かりやすくは、残りのハイストリートやバリューが東南アジアでの大量生産による低価格志向とは無関係のヨーロッパ内での製造であることが「MADE IN 〇〇」という原産国表示に見ることができます。

自分で勝手に途中に線を入れましたが、上のラグジュアリーとデザイナーが同じような内容なので、その他の2種とは一線を画すという点で線を引いてみました。

ただ、上の2つも互いに、実は大きくかけ離れたもので、伝統、ネームバリューなどは比べ物にならないほどの差があります。

その他、デザイン的な趣向では、「ラグジュアリー」は意外とシンプルで典型的な形だったりするモデルが多いです。

反対に、その年の流行とかトレンドを入れ込むことをスタンスとしているのが、「ハイストリート」とか「バリュー」です。

取って付けたような高級感もそれほどあるわけではないような大きなリボンのついたバッグがどこか今持つとかっこよくないのは、そこにクセが入っているからです。

クセは流行やトレンドを象徴することが多く、その時々で「メッセージ」のような役割として分かりやすくデザインに投影させているのです。

ただ、流行も、作られたほんの短い期間は斬新ですが、経年にはトレンドを盛り込み過ぎたデザインは負けてしまうと思うのです。

では、自前バッグのセグメントはどこに。。

ということですが、正解は「属していない」とも言えるのですが、それはヴィンテージ物だからです。

ヴィンテージ物という限定でこのセグメンテーションを当てはめてよいなら、間違いなく一番最初の「ラグジュアリー」となります。

ハイブランド様のヴィンテージ物バッグの収集をこれまでしてまいりましたのも、「コスパの良さ」です。

同じヴィンテージ物なら遥かにラグジュアリーがダントツだと考えます。

あとがき

ラグジュアリーブランドというのは、圧倒的にブランディングがありますので、何を作ってもある程度受け入れてもらえるところがあるかと。

しかし、長年の血と汗との結晶と言っても過言でないほどの努力が実は隠されているのです。

本来、その点(良質な最高級の物をと志高く存続している点)が注目する部分だと思うのですが、照れておられるようで、そういったことを隠しすました姿でおられるところがまさにラグジュアリーブランド様の特徴とも言えるのです。

ライバルも多く、そこに手を抜いたら地位が転落してしまう恐怖もある中での闘いの日々なのだと思います。

ある日突然無名の小さなブランドが一世を風靡するなどということはあり得ません。

伝統あるブランド様こそ、地道に世代交代しながらも何百年と継続してきた実りが「ブランディング」という結果だと思います。

その地道という部分は、ミニサイズの規模のお店も何ら公平に与えられたタスク。

ハイブランド様から学ぶことは、むしろ華やかな現在の姿とは裏腹の、「たくさんの試行錯誤・努力・良いものを作ろうとする志」であるべきなのではないかと(^-^)。

商品発送の際に同封の商品自体の情報だけでは書き切れないメッセージをホームページQRコードに託す方法【560】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドリュックをご購入いただきました。

感謝しております、本当にありがとうございます。

バラ柄の撥水のかかったサッカー生地のリュックは、それはそれは撥水に関する苦労のストーリーが詰まっていました。

今回は、ご購入いただいた商品をきっかけに「情報」をご購入者様にお送りするためにやっていることをご紹介したいと思います。

製作時をふりかえったエピソード的なものはブログ記事で

ご購入いただいたハンドメイドリュック:<サイズ>縦36cmx横28cmxマチ11cm。

全体に強力な撥水剤で雨対策がしてあります。見た目からは、え、この生地に?と意外に感じられるかもしれません。

こんな感じの薔薇柄のサッカー生地のもので、綿/100%素材。

一見見た目だとまさか撥水がしてあるとはという意外な印象かと思うのですが、そこが製作時のポイントです。

元々撥水がされている生地というのは限定的にしか見つかりません。

そうではなくて、どんな生地にも撥水を施工すれば、すべてが撥水の効いた商品になる可能性を追求したのです。

そうして、究極の凸凹感ある生地である「サッカー」で挑んだ撥水実験をやっていったのでした。

その撥水剤に考えたのが、「ceramicprotextile:セラミックプロテキスタイル」というカー用品の1つで、1ボトル300ml入りの高級品。

こちらを1本は軽く使ってしまいまして、2本目には確実に突入していました。

結局撥水施工も、生地にある程度条件があって、平らな表面の生地だったり、ポリエステル系だったりなどあるみたいですが、そこを一切無視して、とにかくこれに施工したいのだという生地に施工して撥水機能が生まれるまでやり続けたのです。

結果は、何度かのトライの末、じょうろでかけたシャワーのようなお水を玉のようにはじくところに至り完成したものです。

やはり、サッカー、リップル、その他凹凸のあるジャカードなどの生地には簡単には施工しにくいという結果です。

けれども、不可能ではないということも分かりました。

この撥水剤のもともとの優れた性質も持ち合わせて、撥水剤による別のダメージなどは今までも起きたことも感じたこともありません。

とてもやさしい液体のようなのです。

カー用品だと、車のシートの布の部分とか、マットなどに使います。

車用のものをハンドメイドバッグに施工したということがなかなか他の人はやらなかったこと。

これも1つの偶然で、生地に撥水加工をしてくれる業者さんを検索していきついたのが近隣の地域にあるカーコーティングのお店やさん「ポリッシュガレージ」様だったといういきさつです。

以上が、その商品が出来上がるまでのエピソードとしてここで語れることでした。

商品発送時にしていること。。ピンポイントの情報は「しおり」で伝える

商品発送時にルーティーンとなった作業があります。

ハンドメイドバッグは、1度っきりのお取引になりがちです。

商品があふれているこの世の中で、有難くこのたびは、良いと思っていただいてご縁があったわけですが、商品が一方通行にお届けで終了のお取引。

そこで、工夫したアイデアの1つが、バッグの中に情報の入った「しおり」を入れるということをしています。

今回の商品がどんな生地の素材のものだったのか、値段、そして、QRコードでホームーページへご案内できるよう情報シールの付いたかわいいしおりです。

本にでも使っていただけると、ふと見たときに覗いてもらえるかもしれません。

この「使えるもの」というところがポイントで、すぐに捨ててしまいがちなアイテムでは無意味です。

よって、自分もよく商品についている可愛いブランドの厚紙でできたタグを本のしおりにしていることからのヒントで、同じことを考えました。

ブランド名だけでは不足、それ以上の何かというところで、「情報」に行き着きます。

ビンなどのガラス容器に貼るためということで透明なシールがあるのですが、それです。
こちらが裏面の情報の部分。長い所が6-7cm程。情報も多くの事は載せきれません。単純で明快な書き方が必須。

そして、その後は、梱包と発送です。

今まで保管していたビニール袋は埃でねっとり。爽やかな新品に交換して発送です。

ご購入いただいたその事実だけで得られるもの

もちろんご購入いただくとお代金はいただけますが、「価値のヒント」というものも得られます。

こちらがむしろ大きいのかもしれません。なぜご購入いただけたのかは、何らかの価値を感じてもらえたからということです。

今回のこの撥水施工の件についても含まれていると思いますし、その他、生地が季節に合ったサッカーであったことが何かこれから暑くなるにあたり、わくわくするような感じの新鮮味とマッチしたものなのかもしれません。

そして、薔薇の柄がシックで、フリルなどの装飾も一部分施してあります。

生地もなかなか翌年に同じ物が入手できることはほとんどありません。

一度っきりの物となることがほとんどです。

よって、その時に見つかった出会いの機会というものが大変貴重。

ということで、今後も価値を込めた商品を作っていく時の肥やしになるのがご購入いただいたというその事実であったと言えます。

QRコード掲載の重要さは長い目で見たつながりになる

しおりの裏面の右上に印刷の「QRコード」の存在はとても重要。

今回のご縁がその後にもつながっていく「可能性」を一緒にお渡しするこということになります。

QRコードは当ホームページ「ピクチャレスクのホームページ」にご案内できるものになります。

ホームページを一度でも覗いてもらえれば、コンスタントにブログも投稿させていただいていることに気づいてもらえます。

そうして、何かの時に思い出しては、お立ち寄りいただけるのかもしれません。

あとがき

フィードバッグというものがありますが、もちろん、それもとても大切で、良い悪いいずれにしても、今後改善していったり、継続していった方が良いのかなどの判断には大切なものです。

けれども、単純には、ご購入いただいたというだけでもある種のフィードバッグにはなるのです。

他にもあるのにこれをチョイスしていただいたその価値とは何なのかというのが、絞ってその商品の中で探れるという点では、選ばれたということに感謝したいと思いますし、そのお買い上げいただいた商品の中に答えが入っているということです(^-^)。

「行動経済学」の本から型通りに実行することに対する躊躇の理由、種明かしが分かった時の「信頼」の喪失の懸念【387】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「行動経済学」という分野の本を拝読。

「不合理な地球人:ハワード・S・ダンフォード著」です。

もとは昔からの長きにわたる「経済学」という分野では、「人間は常に合理的な志向で買い物をする」という考え方がベースだったようですが、実際はいろんなことに惑わされるなどして、結果不合理な答えを多くの人が選択しているという実態。

これは、もう合理的ではない部分があるということの証明であり、その部分を解明していく学問的な分野が新しく近年生まれた「行動経済学」に当たります。

この本の中では、「行動経済学」を「経済学と心理学との融合を試みた学問」ととらえられています。

この解明しにくく、白黒はっきりしていない実態こそが現実であるということだと思います。

心理が関係すると通常合理的な考え方ではありえない選択をしたり行動をしてしまうようで、それこそが人間らしいリアルな姿なのだということになります。

このたびは、この本による「集客」の技術を3つご紹介しながら、自身の考えをまとめたいと思います。

不合理を利用したお客様を多く呼び込むテクニックx3点

①「価格差別」

同じ商品でも、高い値段でも買ってくるれる人には高い値段を付け、安い値段しか買わない人には損しない限りで安い値段で売ると売上を最大化できるというもの。

これはヤフオクで拝見したことがあり、同じ商品でも価格が変えてあるのを見たことがあります。

ここには少し疑問もあります。

別の「ハコ(サイト)」でこれを行わねば、見破られると反対に信頼を失う可能性があると思いました。

すでにヤフオクの出品者の人は、私に見つかっているわけで、「あーあ、こんなことしてるんだ」と思ったものです。

それがこういう種明かしなのだとは知りませんでしたが、あまりクリアなイメージはなかったので好印象では決してないということです。

私がもし自分の事業にこのことを取り入れるとしたら。。

これを考えてみました。

全体として大きくとらえます。

商品にラインを3つ程もうけます。高価格帯、中価格帯、低価格帯と。

そして、価格同士にそこそこ開きを入れて、購買層の違いがある商品としてラインナップをはかるというものです。

さすがに同じ商品を違う値段というのははばかられます。

自身が購買者だと見つけてしまうかもしれません。

その「同じ商品」という部分を、「同じテイスト」ということに自身の場合このテクを少しかすめました。

やはり、本のように本当にまともに全く同じ商品を違う値段で販売しないと意味がないのでしょうか。。

なかなかその気にはなれませんでした。

②「デフォルト効果」

この例として分かりやすいのが、販売サイトの購入時のボタンで、チェックを外すのかそのままなのかという場面にです。

ここにまさに利用されているようです。

「人間は、最初の状態のままで維持したい傾向にあるという性質があるようで、その後メルマガを受け取りたい方はチェックを入れてください」、よりも、「メルマガはこのままだと配信されることになりますが、必要ない人はチェックを外してください」、の方が、結果はチェックが入ったままということに結びつきやすいとのこと。

なるほど、最初にチェックを入れてあるのは、このことだったのです。

メルマガとか案内とかアプローチはほとんど興味がなく(自分の求める内容とずれていることがとても多いという理由)、常にチェックを外しています。

しかし、実際は、多くの人がチェックを外さず結果アプローチを受けることになっている実態があるようなのです。

つまり、効果が出ていると実証されている手法のようです。

③「おとり」

とても怖い言葉ですが、これが一番面白いと思われるのではないでしょうか。

売れない商品を売れるようにする得策のようで、人間の心理には、「真ん中を選ぶ性(さが)」というものがるとのこと。

売れない商品をあえて、真ん中の価格帯に据える。

そして、それより安い商品、高い商品を設置。

そうすると実験結果から真ん中の売上を得ることができたというものです。

なるほど。。ただここで疑問です。

真ん中を選んでもらうために、わざわざ設置した低価格、高価格の商品の行方は。。

そこにこめられた商品に対する信念は。。

などが不明確で突っ込みたくなりましたし、分かりにくかったです。

感想のまとめ

これを教科書にその通り実行するには、私がちょくちょく記載したような疑問も生まれます。

あくまでもテクニックの究極な形として分かりやすく表現されているのでしょうけれど、実際にそのまま利用というのも露骨すぎて見破られそう(^_^;)。

まともにコピーする引用の仕方はまずいと思います。

自分の中のフィルターに通して、アレンジしてこういったテクニックを少し含んだ独自の対策が望ましいのではないかと思いました。

あくまで、本の内容に関しては、「提案」であり「引用」であるべきだと。

ということで、とても面白いとは思いましたが、あまりまともに受け止め過ぎず、最後まで客観的でいようという気持ちを持ちながら読んだものになります。

おそらくそんなつもりで書かれたのではないかとさえ思います。

あとがき

事業では、「信頼」とか「信用」ということが一番だと思います。

こうしたことが本当に信頼や信用を損ねないのか。

お客様とのより良い関係を築けるのかというところは常に同時に意識したいものです。

今回3点ほどのピックアップでしたが、いろいろもっと内容が詰まっていて、お伝えしきれませんでした。

よろしければ、この本をご一読をお勧めします(^-^)。