「同じ・類似」はAIがすでに担当し始めている、では、「違う・差別化」をAIが上手く表現できるのか【1226】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前にも読んだことがある分野、「行動経済学」はマーケティングには非常に役立つ人間の行動を研究した学問とのことです。

今回は、そういったことも一緒にチームになった研究者様達の記録、「買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか? :デイビッド・ルイス 著/武田玲子 訳」を読ませていただきました。

脳の未知の分野を探るような「ニューロマーケティング」というものです。

おそらく、テレビなどで脳に何か機械を付けて、行動をした時の温度とか心拍数を測るような実験はご覧になったことがあるかもしれません。

そういった実験や検証から脳のどの部分が実際の「買い物」の時の反応に関係しているのか、ということなどから、購買するに至るための人間の体内で起きている反応を調べるということです。

すごい試みですね。

脳がいかに未解明の部分もまだまだ多いかというようなこともあようです。

この本の中の項目で登場していました、「ビッグデータ」というものの活用についても書かれていまして、今回は、この辺りを私が思っていることを交えて記事にしていきます。

本の中の「ビッグデータ」と関連して、よくある「おすすめ」について思うこと

私には、こんな疑問があります↑。

YOUTUBEでも、「関連動画」というものが評価されたりすることもYOUTUBEをやっている人は皆さまご存知です。

いかに関連付くかというのがテーマであるといってもよいYOUTUBEの文化を見ます。

けれど、人と同じような類似動画に対して、自身の満足度はありません。

やはり、差別化された特有のチャンネルにしたいのです。

そうすると、テーマが、「差別化とか特異」ということも重要だと思っています。

こういったことをYOUTUBE様によくアンケートでお伝えしていまして、みんながやっていないことをやると視聴してもらえないというジレンマに苦しむ自分の思いをお伝えしてあります。

そして、もう1つの例としましては、マーケットサイトで購入後に、「あなたの購入した商品と同じ商品を他の人も注目しています」というもの。

「は?」と思います。

もう購入後なので、一足遅いメッセージなのはどういった意味があるのだろうと。

私が購入したお品と同じ物を他の人が購入することには私は興味が無く、反対に、他の人が購入したからと言ってそれに揺さぶられて私も購入したいと思うことはあまりないタイプなのです。

いかにそういった推奨の内容が実際の人物にマッチしていないのかの現実の1つを自身が体験しています。

やはり、それは、上述のように「同じ、類似」というベースがあっての単純な機能だと思っています(かなり辛辣(^_^;))。

しかし、有難いこともあります。

購入前に、探しているお品と類似のお品が登場してくれる推奨というのは、候補が増えますから、もしかして、自分が見つけられていなかった範囲にあったお品を漏らさずに網羅してくれているようで、素晴らしいです。

とまあ、私としては、この本を読みながら、このようなことを考えたわけです↑。

あとがき

今後、「ニューロマーケティング」が一気に加速していくこともあるのでしょうか。

購買意欲を悪い方向で使われてしまうことにも気を付けねばならないと思っています。

商品を売れることばかりに力を入れていくと、変なサブリミナル効果にはまって本当は欲しくないものを購入させられたなどは、後から後悔することがあれば、信頼は失い、その時限りの購入ということになります。

一番は、本当に欲しい人へ欲しいものをお届けするベストマッチを目標にするべきなのだと思います。

それを機械的に変なトリックでいざなうということには少々疑問です。

上手くこういった研究が利用されることが望ましいと思います(^-^)。

分野関係なし、複数同時購入の理由はこの2つ【1169】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、事業以外の不用品販売なども含めて、何かしらのお取引というものをさせていただいてまいりました。

不用品販売も事業へのヒントになります。

現在は気軽に個人間同士でサイトにお世話になりながら、かなりカジュアルにお取引ができることで利用者も多いです。

私も、ここ2年くらい、メルカリ様がやはり利用しやすく、かなり要望に対応した進んだサイトだと感じています。

しかし、私の場合は、過去15年以上はヤフオク様を利用させていただいてまいりまして、こちらも現在もちょくちょく利用させていただいております。

こうした購入、販売は一種のお取引と呼べるものです。

今回は、この販売の面で、実際に不用品を販売してみて、そして、2018年にスタートの事業での販売もすべてひっくるめて、あることに気づきました。

特に最近この2022年現在によく起こっていたことで、複数同時購入をしていただけることがが多いということです。

あくまでこれは割合です。全体ではそれほど多くもないですが、ご購入いただくとなると複数であることが「あれっ?」と思う程目立ちます。

ということで、ただの偶然でもなさそうであったので、なぜなんだろうと理由を一度しっかり考えてみようと思いまして、この度の記事投稿とさせていただきました。

まさにマーケティングの内容になるかと思います。

理由①:お得感がある

コスパを感じていただいたのだろうと思います。

やはり、こういうところで思うのです。

まずは、お値段関係なく、とにかく良質な商品を作ることをすることは必須であると。

良質だからこそのお得感であり、粗悪品の低価格は全く意味をなさないと確信しています。

お客様が複数購入していただけると、1点だけとは違い、こういう事業者だとの判定に行き着いていただけるのが早いと思うのです。

よって、複数ご購入いただくことをとても喜んでいます。

理由②:テイストがはっきりと統一されている

おそらく、世界観、ブランディングにつながることだと思いますので、とても重要な事項だと思います。

そして、実際はなかなかおざなりになりがちなことだとも思っています。

なぜなら、長年かけるものであることで、その場のテクニックなるものでもないからです。

だからこそ、地道に活動してきた長年培ったものを大切にしていくことがとても重要になるわけです。

テイストというのは、物集めのコレクションの中にも現れます。

集めるという行為は、形がたとえバラバラであっても、何かしらベースに何かの共通事項があって集めることになります。

そうでないと収集に至りません。

よって、集めることが好きであって、これまでとにかく好きな分野の物を徹底的に集めてきた者の強味となります。

コレクションは小宇宙を作り、その小宇宙こそが世界観と呼べるものです。

この複数購入も、何かの共通事項に共感していただき、気に入っていただいたからこそ2点目もご検討いただけたわけです。

事業者様のお品揃えへの活かし方

あれもこれも。。。とたくさんの商品が存在するのがにぎやかな感じに一見思えますが、実はそうではないのかもしれません。

ある特定の分野をとことん追求した、すっきりとそろったテイストのお品を見せてくれるお店こそがファンを生み、魅力的で唯一となりうるということですかね。

にぎやかに見せなければならないからとあれこれ飾ってしまいがちですが、入手しにくくても数少ないながらも、和柄だけをそろえたり、ブルージーンズのみにあえて特化したりなど、私だったら。。。とちょっと思い浮かべてみました。

特にお店でなくても、商品というものを扱う事業というものすべてに活かせることだと思いました。

現在コンテンツを作っているデジタルの分野であっても、あれもコンテンツという商品ですので、同じことが言えると思います。

あとがき

今回のYOUTUBE動画なのですが、蛍光色のピンクやブルーが入ってしまい、申し訳ございませんでした<m(__)m>。

原因はよく分かりませんが、私の編集ソフトからのダウンロード時にすでにそう出来上がっていたようであることまでは調べで分かりました。

YOUTUBEもそれほど凝ったものではございませんが、とにかく実直にお伝えすることをモットーとしております。

私の方で何も秘蔵することは無く、とにかく学びや気づいたことの発信が時には貴重であることも含まれるかもしれません。

それを平等にコンスタントに発信していきたいと思います。

また是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

目まぐるしい変化のご時世でマーケティングの本を読むなら現時点で最新の本がお勧めである理由【1152】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近は、読書を新書に絞って図書館でお借りしています。

ファッション分野の事業に関わらず、とにかく新しい本を読んでいくというスタイルにしています。

その中で、結果的には大いに関係付いた内容になりまして、マーケティングの本を手に取りました。

「はじめてのマーケティング:久保田進彦/澁谷覚/須永努 著」です。

今更初めてではないのではないかということもあるのですが、いやいやそんなことはなかったです。

逆に分かりやすく、実際の事業の例をいくつも引用して書かれている点がタイムリーに感じますし、分かりやすかったです。

今がスタートではない事業者のこの本の読み方の醍醐味は、自身の行っている工夫などがマーケティングの本に書かれていることと照らし合わせながら読んでいける点です。

知っているようで知らなかった「ポジショニング」が当「本物志向のレンタルジュエリー」では何になるのかを考えてみた

この本の中で登場の項目の「ポジショニング」は結構大切です。

〇〇と言えば、picturesqueの「本物志向のレンタルジュエリー」だね、というような、競合他社との差別化ができる独自の持ち味みたいなもの。

ただ、これも、真似ごとが起きるとだんだんレッドオーシャンになっていくようですが、常にそういったことを意識するということで多くのお客様に自社の商品に振り向いてもらうということになります。

私のレンタルジュエリーの〇〇に当たる部分は、「コーデされた」という言葉です。あらかじめコーデされてセットになったジュエリーが1商品になっていることという意味です。

これによって、あれこれジュエリー同士を組み合わせる時間の短縮とか、よく分からない場合にとても安心で楽に利用できるなどを見込みました。

あまりジュエリーには普段は注目していない方がたまにご利用いただく場合にはこのあらかじめコーデされたものはとてもメリットが大きいです。

ただ逆に、ジュエリーに精通していて、大好きでしょっちゅうジュエリーに触れる機会がある方などは、この組み合わせに不満があることも。。。

私はそこを徹底的に、これぞ一番の組み合わせである、これ以上の相性は無いという気持ちで組み合わせに力を入れていますので、この組み合わせられてしまっていることのデメリットを解消してきたつもりでいます。

そのジュエリーに精通しているお客様が得るものは、「共感」で、そのコーデをこれぞというものですね、と納得していただけることです。

とこのように、本を読む前に実は私自身もただの「工夫」というシンプルな言葉で考案してきたことがたくさんあります。

今回のポジショニングの項目では、その言葉を新たに知ることと、自身のやってきたことを確認するためにはとても読んでよかったと言えます。

その他、マーケティングノウハウのすべてを意識できていたわけでもなく、やっていなかったこともあったわけで、やはり、一度はこういったやるべきことを読む価値はあります。

この本の素晴らしい点

すべてのノウハウが書かれた最後に、「とはいえ、マーケティングは簡単ではない」と述べられている点がとても正直です。

これだけやればOKとか簡単な物であると述べられた本よりもよほど実直であり、とても好感が持て信頼が持てました。

そういった著者様の志みたいな点がこの本に対する全体の私が良かったと思えるレビューになります。

あとがき

ポジショニングの他に「ターゲティング」という言葉も聞かれますね。

こちらは、似たタイプの人の束というざっくりしたものの分類のようです。

人間がそこまで似たタイプの人が集まっていることを認識するのもとても難しく、なかなか目に見えないものです。

では、最終的な感想です。

この本がまず、分かりやすくて実直な点がとてもお勧めであるということがまずとりあえずの一番の感想です。

そして、同時にマーケティングというものは技術のようなものであることも否めませんでした。

マーケティングは確かに売れていくためのノウハウであり知っておくべきテクニックではあると思いますので重要です。

ただ、結局は、技術のあれこれを駆使するだけではお客様は永久のお付き合いではないかもしれないと。

そう考えると「信頼」ということが結局は、一番長い期間を経て築き上げていく大切な事であると思っています。

マーケティングの手法は多くの人にリーチしていくためのものであるので、技術ばかり駆使していては、信頼を得るというところが希薄になってしまわぬよう注意するということもちゃんと心の片隅に持っていたいと思います(^-^)。

すべてお得なお品揃えばかりではお客様には魅力的に映らない、背伸びした「夢ある」高額ラインナップも設置することが全ての品物の高級感へ【1016】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび素晴らしい1冊の本を拝読、「儲けの教科書:主藤孝司 著」です。

とても読みやすく、「個人事業主」様は全員読んでいるのではないか、是非読むべきではないかと思った本になります。

「うんうん」「なるほど」と感動し共感するところが多数の中、厳選した1つ、知っているようで実際は意識しきれていなかった「高級ラインの設置」のその後の影響について考えてみました。

すべてが手の届くお買い得商品ではなく、「高級品」を設置することで揺さぶる「あこがれ」「夢」「プライド」の心理

お客様は確かにお買い得商品を喜んでいただけるものではあるのは間違いないです。

しかし、「お買い得商品だけをずらりと並べ、高級品を設置しなかった事業主が廃業の形になった」ことが書かれていました。

それほどに、「高級」ということが商業にとっては大切であり、庶民的なラインナップの中にも必ず必要な物だということなのです。

高級な商品というのは手が届きそうもない存在でありながら、「あこがれ」や「夢」でもあり、そのラインナップ、そのお店が素敵に思えるのは、やはり、この高級なお品の存在なのです。

かつて、別の本でもそんなことが違う書き方ではありましたが、書かれていたのを思い出しました。

入り口としては敷居を低くしてお買い得な「浴衣:ゆかた」を販売するのだけれども、高級な「着物:きもの」が奥にはひかえていて、そこまでの道のりの最初のステップとしての「浴衣」だというのです。

なるほどと大きく頷きました。

やはり、お客様自身にもショッピングのストーリーがあり、いつかあの高級品もほしい、利用したいという夢がある商品ラインナップのお店がリピートされ、お気に入りにしていただけるのです。

そして、ここからが自身の考えなのですが、おそらくどのお客様にも、人間である以上、より良質で高級なお品を得たり利用するプライドを伴う強い願望が心の中にあるのだと。

人間の心理は浅いものでは決してなく、表面的には安い品物に多くの人が飛びつくイメージですが、奥に隠された「欲望」「プライド」は、さりげなく高級品も設置することで、より購買意欲を高め全体を潤すものだということです。

そして、周りの格安商品でさえ、その信用のもとに、評価され高級志向の品ぞろえだと思ってもらえるのです。

当然ながら販売側は、「粗悪だから安い」を決してするべきではなく、良質な品物ありきの前提です。

あとがき

しぼりにしぼった1項目を自身の解釈でご紹介しました。

よく、マーケティング手法として、「フロントエンド」「バックエンド」という言葉がありますが、ここにも重なる部分があります。

言葉の一人歩きではなくて、現実的なお話の仕方である点が親切な本。

「個人事業主」様は、この本は一度は読まれるとよいということでお勧めしたいですし、すでに、多くの事業主様がこの本を読まれているような気がします。

いろいろなところでお話を聞くことも数多くありましたので、過去に多くの人がこの本や類似の内容からの学びを得られているのかもしれません。

2006年の本ですが、15年以上経過の現在でも根本的なところは学べますので決して古くはなかったです。

ネット通販が当たり前の昨今ですが、この本の出版の頃はネット通販が多くの会社様がやられているわけではなかった頃かもしれません。

そうであっても、著者様はネット通販の必須を説いておられましたので、この先見は確かなもの。

最近は、こうしたマーケティング関係の本も読ませていただいております。

たくさん学んで事業に活かしたいと思いますし、アウトプットも欠かさずやっていきますので、是非またこの<読書>カテゴリーのブログ記事にお立ち寄りいただきたいと思います(^-^)。

一人の人間を他人が理解できるほど単純なものじゃない、「ペルソナ」が簡単ではない複雑さは「ギャップ」を持ち合わせていることにあるのか!?【952】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私事ながら。。バッグはハイブランドバッグが好きです。

同一人物がハンドメイドバッグを布で作ってきた。。

同一人物がインテリアとして持つケースや小物入れに薔薇柄をたくさん取り入れている。。

こんな事実から、よくマーケティングで解説される「ペルソナ」なるものが単純に分かるものではないということを、率直な思いとしてまずお伝えしたいと思います。

不思議なのですが、ブランドバッグが好きだから、お部屋内のインテリアにもブランド物のロゴの入った小物を置くかと言ったら決してそうではないのです。

一方で、シックな、薔薇柄の世界観がとても好きで、そこはなかなかブランドバッグと結びつきにくい点です。

しかし、いずれにしてもかなりの拘りなので、その拘りが寄せ集まった1人の人間ということになります。

「ペルソナ」は解説としてはよく語られていますが、実際にどこまで的を得ているのでしょうか。

このようなことまで本当に見抜けているのでしょうか。。反旗を翻す気持ち一方で、事業者として、同じような立場で商品に相応しい人物を考えていく時に一番何を理解すればよいのかの研究をしたいと思います。

この反旗は、自身の事業へのヒントでもあると思っております。

実際にあった購買行動を「ペルソナ」と絡めてみました

少し前なのですが、こんなティッシュケースを購入。

駅の構内の催事場でひときわ輝きを放っていた柄のティッシュケース。即決でした(^-^)。

ちょうど、ティッシュケースが無いので、ゆっくりではありますが探していました。

黒ベースにピンクの花柄が映えているこの素材は、自身のお洋服の黒コーデに合うようでした。

ティッシュケースは小物ではありますが、シーンを想像してみると、バッグから取り出した時に、そのティッシュケースを持つ姿という一瞬のショットは、黒コーデの洋服にマッチするもの。

ちぐはぐな柄よりも、洋服にもマッチする小物を持つことで、自分自身も心地良いのです。

すでに、それっぽいサイズのブランドの片開きのポーチは持っていましたが、ティッシュにはサイズが少し大きかったので、使っていませんでした。

しかし、そのブランドも同じ花柄ではあるのです。

このことは、ロゴの付いていないハンドメイド品のティッシュケースがブランド品に勝った瞬間でした。

気の利いたサイズや心を打つ柄がブランドロゴに勝利したのです。

なぜ、購入に至ったかは、お品そのものだけではないのかもしれません。

購入した環境も大いにあったかと思います。

駅の構内というのは、通りすがりで、次の機会というのが読みにくいものです。

今購入しないと機会がないかもしれない。。そんな心理もあってか、購買意欲がいつでも購入できる環境よりも倍増。

そうしますと、旅先など、その時でなければ二度と機会がないかもしれないような状況での出会いというのが、購入を後押しすうものなのかもしれません。

では、ブランドバッグが好きな点をもっと深堀りします↓。

自身は、ハイブランドバッグを好みますが、すべて新品ではないヴィンテージ物の中古品を好みます。

ですから、同じ「ハイブランドバッグが好きな人」と言葉は共通していても、「エルメスのバーキンを集めている人」とは全く違う人物だと言えます。

そして、ただの品物に対する趣味嗜好の考え方のみならず、生活スタイルも大いに「ペルソナ」に関連付くことはよく語られています。

上述の「バーキンコレクター」様は比較的分かりやすく、生活スタイルも高級マンションに住み、高級なお店でお食事。。というすべての分野のとがった部分を行く分かりやすさに偏っています。

一方、「時々そんなお店にも足を運ぶこともあるが、基本的にはおうちごはんで過ごすブランドバッグ好き」のギャップを持った方も居ます。

ここをどう理解していくのかと言うと非常に難しいと思うのですが。。

ほんの一人の例でこうした複雑さがあるので、多くの人がこういった複雑な趣味嗜好を持っていると思うのです。

そう考えますと、先ほどの偏った分かりやすい層にターゲットされるところから始めていることが非常に多いのではないでしょうか。

「バーキンコレクター」様とは真逆の層も、対極の先端なのでこれもターゲットを実際にすでにされていると思います。

あとがき

最後に自身のハンドメイドバッグの商品について見てみます。

こうして見てみますと、ハンドメイドバッグがピンポイントで受け入れられることの難しさも痛感します。

自身のように、「バッグはブランドが好きだけれど、インテリア小物は凹凸感ある薔薇のジャガードなどで集めている」という人物の場合、過去の製作のフクレジャガードなどのリュックとかバッグはてんで的が外れていることになります。

そうしますと、同じ素材をバッグではなくインテリア小物として作るとか、少し目的をずらした感じでトライしてみるというのもやってみる価値が大いにあると言えます。

まだまだ研究途中であり、「ペルソナ」をうまく作ることができません。

自分なりに見出したコツのようなものはこれ↓。

1)「人の性質をしっかり見抜く」という普段の心がけ

2)付いて下さったお客様からのフィードバックをたくさんもらう

3)自身の考え方に共感していただき、似た考えを持つ人を集める

ということを意識する中で作って行ければと思います(^-^)。

ハイブランドからファスト系ブランドまでの4種類の分類のバッグ、迷わず「ヴィンテージハイブランド品」のコスパがダントツ【672】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

一度【669】の記事でご紹介致しました本、

「ファッショングッズプロフェッショナル事典:ジェーン・シェイファー&スー・サンダース 著/山崎真理子 翻訳」

からこのたびも引き続いてバッグの話題を引用させていただき綴りたいと思います。

もともとバッグについてのあれこれが書かれた本を探すところからのこの本との出会い。

お洋服に比べるとバッグについて書かれた本は数が少なく貴重なのかなと。

マーケットサイトのカテゴリーの分け方から見ても、バッグはお洋服と並ぶメインファッションアイテムなる位置付けだという印象です。

このたびは、バッグという大きなカテゴリーの中でも、そのブランド様やレベルによって4種にバッグを分類されている点を引用、そして自身の嗜好と照らし合わせて現在の自身のバッグライフのスタイルをお伝えします。

大きく、4種に分けられるブランドバッグ、自身のスタイルがどこに属するのかを考えた

「セグメンテーション」という言葉が使われています。

単純には、消費者のニーズは嗜好によって、似たものを集めて複数にグループを分類することです。

今回の4種にブランドバッグを分けられたのも「セグメンテーション」の結果です。

もしかして、違う著者様であったら3種だったのかもしれませんが、その点はこの本の著者様の意向ということになります。

この4種に分けるセグメント化のお話も、大きく見ると、リサーチの一部をしていることになります。

リサーチをするにあったっての手法とか見方の事が書かれている部分に登場した内容です。

よく、「ハイブランドバッグ」と呼ばれるものが有名ブランドの集まりです。

ああいったバッグメーカー様が最初に位置付けられています。

納得の分類であり、やはり「最高級」「一流」と呼ばれるに相応しいバッグであるとを解釈されているのだと思います。

マーケットを俯瞰したような見方をした時のバッグは4種。価格でいうと高い順です。

上述の「ハイブランドバッグ」というのが、「ラグジュアリーブランド」に該当、次に「デザイナーブランド」、次に、「ハイストリートブランド」、最後に、「バリューブランド」。

写真のすみに、それぞれのブランドの種類の代表的なよく知るブランド様の名前を記しました。

さて、この中の一番最初のハイブランドである、ラグジュアリーのグループの特徴です↓。

「素材のレベルが高い・技術力の高さ・デザインのレベルの高さ・威厳の高さ・長持ちである・製造場所や方法・販売方法」などに特徴があるということ。

製造場所の例や製造方法の例、販売方法の例などは具体的ではありませんでしたが、分かりやすくは、残りのハイストリートやバリューが東南アジアでの大量生産による低価格志向とは無関係のヨーロッパ内での製造であることが「MADE IN 〇〇」という原産国表示に見ることができます。

自分で勝手に途中に線を入れましたが、上のラグジュアリーとデザイナーが同じような内容なので、その他の2種とは一線を画すという点で線を引いてみました。

ただ、上の2つも互いに、実は大きくかけ離れたもので、伝統、ネームバリューなどは比べ物にならないほどの差があります。

その他、デザイン的な趣向では、「ラグジュアリー」は意外とシンプルで典型的な形だったりするモデルが多いです。

反対に、その年の流行とかトレンドを入れ込むことをスタンスとしているのが、「ハイストリート」とか「バリュー」です。

取って付けたような高級感もそれほどあるわけではないような大きなリボンのついたバッグがどこか今持つとかっこよくないのは、そこにクセが入っているからです。

クセは流行やトレンドを象徴することが多く、その時々で「メッセージ」のような役割として分かりやすくデザインに投影させているのです。

ただ、流行も、作られたほんの短い期間は斬新ですが、経年にはトレンドを盛り込み過ぎたデザインは負けてしまうと思うのです。

では、自身の持つバッグのセグメントはどこに。。

ということですが、正解は「属していない」とも言えるのですが、それはヴィンテージ物だからです。

ヴィンテージ物という限定でこのセグメンテーションを当てはめてよいなら、間違いなく一番最初の「ラグジュアリー」となります。

ハイブランド様のヴィンテージ物バッグの収集をこれまでしてまいりましたのも、「コスパの良さ」です。

同じヴィンテージ物なら遥かにラグジュアリーがダントツだと考えます。

あとがき

ラグジュアリーブランドというのは、圧倒的にブランディングがありますので、何を作ってもある程度受け入れてもらえるところがあるかと。

しかし、長年の血と汗との結晶と言っても過言でないほどの努力が実は隠されているのです。

本来、その点(良質な最高級の物をと志高く存続している点)が注目する部分だと思うのですが、照れておられるようで、そういったことを隠しすました姿でおられるところがまさにラグジュアリーブランド様の特徴とも言えるのです。

ライバルも多く、そこに手を抜いたら地位が転落してしまう恐怖もある中での闘いの日々なのだと思います。

ある日突然無名の小さなブランドが一世を風靡するなどということはあり得ません。

伝統あるブランド様こそ、地道に世代交代しながらも何百年と継続してきた実りが「ブランディング」という結果だと思います。

その地道という部分は、ミニサイズの規模のお店も何ら公平に与えられたタスク。

ハイブランド様から学ぶことは、むしろ華やかな現在の姿とは裏腹の、「たくさんの試行錯誤・努力・良いものを作ろうとする志」であるべきなのではないかと(^-^)。

商品発送の際に同封の商品自体の情報だけでは書き切れないメッセージをホームページQRコードに託す方法【560】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドリュックをご購入いただきました。

感謝しております、本当にありがとうございます。

バラ柄の撥水のかかったサッカー生地のリュックは、それはそれは撥水に関する苦労のストーリーが詰まっていました。

今回は、ご購入いただいた商品をきっかけに「情報」をご購入者様にお送りするためにやっていることをご紹介したいと思います。

製作時をふりかえったエピソード的なものはブログ記事で

ご購入いただいたハンドメイドリュック:<サイズ>縦36cmx横28cmxマチ11cm。

全体に強力な撥水剤で雨対策がしてあります。見た目からは、え、この生地に?と意外に感じられるかもしれません。

こんな感じの薔薇柄のサッカー生地のもので、綿/100%素材。

一見見た目だとまさか撥水がしてあるとはという意外な印象かと思うのですが、そこが製作時のポイントです。

元々撥水がされている生地というのは限定的にしか見つかりません。

そうではなくて、どんな生地にも撥水を施工すれば、すべてが撥水の効いた商品になる可能性を追求したのです。

そうして、究極の凸凹感ある生地である「サッカー」で挑んだ撥水実験を自身でやっていったのでした。

その撥水剤に考えたのが、「ceramicprotextile:セラミックプロテキスタイル」というカー用品の1つで、1ボトル300ml入りの高級品。

こちらを1本は軽く使ってしまいまして、2本目には確実に突入していました。

結局撥水施工も、生地にある程度条件があって、平らな表面の生地だったり、ポリエステル系だったりなどあるみたいですが、そこを一切無視して、とにかくこれに施工したいのだという生地に施工して撥水機能が生まれるまでやり続けたのです。

結果は、何度かのトライの末、じょうろでかけたシャワーのようなお水を玉のようにはじくところに至り完成したものです。

やはり、サッカー、リップル、その他凹凸のあるジャカードなどの生地には簡単には施工しにくいという結果です。

けれども、不可能ではないということも分かりました。

この撥水剤のもともとの優れた性質も持ち合わせて、撥水剤による別のダメージなどは今までも起きたことも感じたこともありません。

とてもやさしい液体のようなのです。

カー用品だと、車のシートの布の部分とか、マットなどに使います。

車用のものをハンドメイドバッグに施工したということがなかなか他の人はやらなかったこと。

これも1つの偶然で、生地に撥水加工をしてくれる業者さんを検索していきついたのが近隣の地域にあるカーコーティングのお店やさん「ポリッシュガレージ」様だったといういきさつです。

以上が、その商品が出来上がるまでのエピソードとしてここで語れることでした。

商品発送時にしていること。。ピンポイントの情報は「しおり」で伝える

商品発送時にルーティーンとなった作業があります。

ハンドメイドバッグは、1度っきりのお取引になりがちです。

商品があふれているこの世の中で、有難くこのたびは、良いと思っていただいてご縁があったわけですが、商品が一方通行にお届けで終了のお取引。

そこで、工夫したアイデアの1つが、バッグの中に情報の入った「しおり」を入れるということをしています。

今回の商品がどんな生地の素材のものだったのか、値段、そして、QRコードでホームーページへご案内できるよう情報シールの付いたかわいいしおりです。

本にでも使っていただけると、ふと見たときに覗いてもらえるかもしれません。

この「使えるもの」というところがポイントで、すぐに捨ててしまいがちなアイテムでは無意味です。

よって、自分もよく商品についている可愛いブランドの厚紙でできたタグを本のしおりにしていることからのヒントで、同じことを考えました。

ブランド名だけでは不足、それ以上の何かというところで、「情報」に行き着きます。

ビンなどのガラス容器に貼るためということで透明なシールがあるのですが、それです。
こちらが裏面の情報の部分。長い所が6-7cm程。情報も多くの事は載せきれません。単純で明快な書き方が必須。

そして、その後は、梱包と発送です。

今まで保管していたビニール袋は埃でねっとり。爽やかな新品に交換して発送です。

ご購入いただいたその事実だけで得られるもの

もちろんご購入いただくとお代金はいただけますが、「価値のヒント」というものも得られます。

こちらがむしろ大きいのかもしれません。なぜご購入いただけたのかは、何らかの価値を感じてもらえたからということです。

今回のこの撥水施工の件についても含まれていると思いますし、その他、生地が季節に合ったサッカーであったことが何かこれから暑くなるにあたり、わくわくするような感じの新鮮味とマッチしたものなのかもしれません。

そして、薔薇の柄がシックで、フリルなどの装飾も一部分施してあります。

生地もなかなか翌年に同じ物が入手できることはほとんどありません。

一度っきりの物となることがほとんどです。

よって、その時に見つかった出会いの機会というものが大変貴重。

ということで、今後も価値を込めた商品を作っていく時の肥やしになるのがご購入いただいたというその事実であったと言えます。

QRコード掲載の重要さは長い目で見たつながりになる

しおりの裏面の右上に印刷の「QRコード」の存在はとても重要。

今回のご縁がその後にもつながっていく「可能性」を一緒にお渡しするこということになります。

QRコードは当ホームページ「ピクチャレスクのホームページ」にご案内できるものになります。

ホームページを一度でも覗いてもらえれば、コンスタントにブログも投稿させていただいていることに気づいてもらえます。

そうして、何かの時に思い出しては、お立ち寄りいただけるのかもしれません。

あとがき

フィードバッグというものがありますが、もちろん、それもとても大切で、良い悪いいずれにしても、今後改善していったり、継続していった方が良いのかなどの判断には大切なものです。

けれども、単純には、ご購入いただいたというだけでもある種のフィードバッグにはなるのです。

他にもあるのにこれをチョイスしていただいたその価値とは何なのかというのが、絞ってその商品の中で探れるという点では、選ばれたということに感謝したいと思いますし、そのお買い上げいただいた商品の中に答えが入っているということです(^-^)。

「行動経済学」の本から型通りに実行することに対する躊躇の理由、種明かしが分かった時の「信頼」の喪失の懸念【387】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「行動経済学」という分野の本を拝読。

「不合理な地球人:ハワード・S・ダンフォード著」です。

もとは昔からの長きにわたる「経済学」という分野では、「人間は常に合理的な志向で買い物をする」という考え方がベースだったようですが、実際はいろんなことに惑わされるなどして、結果不合理な答えを多くの人が選択しているという実態。

これは、もう合理的ではない部分があるということの証明であり、その部分を解明していく学問的な分野が新しく近年生まれた「行動経済学」に当たります。

この本の中では、「行動経済学」を「経済学と心理学との融合を試みた学問」ととらえられています。

この解明しにくく、白黒はっきりしていない実態こそが現実であるということだと思います。

心理が関係すると通常合理的な考え方ではありえない選択をしたり行動をしてしまうようで、それこそが人間らしいリアルな姿なのだということになります。

このたびは、この本による「集客」の技術を3つご紹介しながら、自身の考えをまとめたいと思います。

不合理を利用したお客様を多く呼び込むテクニックx3点

①「価格差別」

同じ商品でも、高い値段でも買ってくるれる人には高い値段を付け、安い値段しか買わない人には損しない限りで安い値段で売ると売上を最大化できるというもの。

これはヤフオクで拝見したことがあり、同じ商品でも価格が変えてあるのを見たことがあります。

ここには少し疑問もあります。

別の「ハコ(サイト)」でこれを行わねば、見破られると反対に信頼を失う可能性があると思いました。

すでにヤフオクの出品者の人は、私に見つかっているわけで、「あーあ、こんなことしてるんだ」と思ったものです。

それがこういう種明かしなのだとは知りませんでしたが、あまりクリアなイメージはなかったので好印象では決してないということです。

私がもし自分の事業にこのことを取り入れるとしたら。。

これを考えてみました。

全体として大きくとらえます。

商品にラインを3つ程もうけます。高価格帯、中価格帯、低価格帯と。

そして、価格同士にそこそこ開きを入れて、購買層の違いがある商品としてラインナップをはかるというものです。

さすがに同じ商品を違う値段というのははばかられます。

自身が購買者だと見つけてしまうかもしれません。

その「同じ商品」という部分を、「同じテイスト」ということに自身の場合このテクを少しかすめました。

やはり、本のように本当にまともに全く同じ商品を違う値段で販売しないと意味がないのでしょうか。。

なかなかその気にはなれませんでした。

②「デフォルト効果」

この例として分かりやすいのが、販売サイトの購入時のボタンで、チェックを外すのかそのままなのかという場面にです。

ここにまさに利用されているようです。

「人間は、最初の状態のままで維持したい傾向にあるという性質があるようで、その後メルマガを受け取りたい方はチェックを入れてください」、よりも、「メルマガはこのままだと配信されることになりますが、必要ない人はチェックを外してください」、の方が、結果はチェックが入ったままということに結びつきやすいとのこと。

なるほど、最初にチェックを入れてあるのは、このことだったのです。

メルマガとか案内とかアプローチはほとんど興味がなく(自分の求める内容とずれていることがとても多いという理由)、常にチェックを外しています。

しかし、実際は、多くの人がチェックを外さず結果アプローチを受けることになっている実態があるようなのです。

つまり、効果が出ていると実証されている手法のようです。

③「おとり」

とても怖い言葉ですが、これが一番面白いと思われるのではないでしょうか。

売れない商品を売れるようにする得策のようで、人間の心理には、「真ん中を選ぶ性(さが)」というものがるとのこと。

売れない商品をあえて、真ん中の価格帯に据える。

そして、それより安い商品、高い商品を設置。

そうすると実験結果から真ん中の売上を得ることができたというものです。

なるほど。。ただここで疑問です。

真ん中を選んでもらうために、わざわざ設置した低価格、高価格の商品の行方は。。

そこにこめられた商品に対する信念は。。

などが不明確で突っ込みたくなりましたし、分かりにくかったです。

感想のまとめ

これを教科書にその通り実行するには、私がちょくちょく記載したような疑問も生まれます。

あくまでもテクニックの究極な形として分かりやすく表現されているのでしょうけれど、実際にそのまま利用というのも露骨すぎて見破られそう(^_^;)。

まともにコピーする引用の仕方はまずいと思います。

自分の中のフィルターに通して、アレンジしてこういったテクニックを少し含んだ独自の対策が望ましいのではないかと思いました。

あくまで、本の内容に関しては、「提案」であり「引用」であるべきだと。

ということで、とても面白いとは思いましたが、あまりまともに受け止め過ぎず、最後まで客観的でいようという気持ちを持ちながら読んだものになります。

おそらくそんなつもりで書かれたのではないかとさえ思います。

あとがき

事業では、「信頼」とか「信用」ということが一番だと思います。

こうしたことが本当に信頼や信用を損ねないのか。

お客様とのより良い関係を築けるのかというところは常に同時に意識したいものです。

今回3点ほどのピックアップでしたが、いろいろもっと内容が詰まっていて、お伝えしきれませんでした。

よろしければ、この本をご一読をお勧めします(^-^)。

複数のデザインに共通する深みのあるテイストこそ「ブランド」を作るのではないか、地道に改良を重ねたハンドメイドバッグの名前付け【323】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ2021年に入りました。

昨年2020年から立てていた目標として、ハンドメイドバッグのデザインの精鋭がありました。

そのためには、いろいろなデザインにも挑戦しないと可否が分からないものなので、いろいろトライしてみた2020年でした。

最終的にひっかかりが残る部分というのは、使い勝手やセキュリティー性の不十分さです。

これがないといくら素敵に見えても、ユーザー様をがっかりさせてしまうからです。

使い勝手というのも少々奥が深く、ストレスのない開閉や機能でなければと思い、頑丈に施錠しすぎて、かえって開閉がスムーズに行えないこともありました。

その辺りのバランスを見て、入り口が完全に閉まっているなら中側のポケットにはファスナーは必要がない方がかえって良いのです。

物の取り出しにストレスを生むことなくスムーズに使えるメリットがあるなど細かいバランスを検討してきました。

そうして、最終的に全7点のハンドメイドバッグを、2021年に製作していくものと決めました。

思えば、20デザインほどもともとあり、7点になったということはおよそ3分の1に絞ったことになります。

価格帯別でいえば、1つの価格帯で1点-3点といった割り振りです。

そして、とても重要になると考えているキーポイントがあります。

それは、1デザインごとにネーミングをしたことです。

このたびは精鋭の7点のそれぞれの「名前」をご紹介したいと思います。

7点のハンドメイドバッグの名前付け、親しみやすく日本製らしさが伝わるようにと「衣食住」の「食」から引用

ハンドメイドバッグ7点の名前・・・身近な食べ物が集まりました。
切餅(エコバッグ):形が切餅のような配分の直方体であることからのイメージ。実際に切餅も入ります(^-^)。
昆布巻き(フラップバッグ):包み込むようなデザインが昆布巻きに繋がりました。ごつい名前とのギャップw。
卵焼き(バニティバッグ):卵焼きを立てた時のイメージから。お弁当バッグにも良いかと思います。
テリーヌ(ブリーフケース):メンズが発祥のデザイン。内側の綺麗なお花柄が特徴。

外側と内側のギャップも楽しめるものになります。

「テリーヌ」はゼラチンを使ったおしゃれな洋食。

作ったことがあるので、よりイメージが浮かびやすかった名前です。

おにぎり(アーチ型バッグ):フリルは最終的に付かないものになります。こんな形なのにリュックになります。
かまぼこ(ボストン型):底がぴったり安定した感じがかまぼこをイメージ。こちらもリュックになります。
餅巾着(巾着型バッグ):ファスナーを一切使っていないのに、セキュリティー性が高い巾着型を実現。

どれも、最初からのサイズやデザインだったわけではなく、改良に改良を重ねて前向きに取り組んだ先の行き着いた姿です。

あとがき

以上の7点に名前を付けました。こうしてこの7点をじっくりと生地の違いを楽しんでいただくようできるだけたくさん作っていきたいです。

今回の写真のようなカラー物はいったん2021年の3月くらいで終了。

その後は、黒ベースのマルチカラーだったりだとか黒を絡めて、黒コーデに合うバッグということにもう少し特化していく計画を組んでいます。

では、2021年もどうぞよろしくお願いします(^-^)。

決して上下の関係ではない横に並ぶ関係がしっくりと来た、同じ物に「共有」の価値観を感じながら発展していくような事業形態【404】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「共有型のハンドメイドバッグ」と「本物志向のレンタルジュエリー」との2つの事業をさせていただいております。

事業名をこのように付けた理由は開始2018年から数年経過のかなり後からです。

このたびは、ハンドメイドバッグからスタートしたプチ事業者としての立ち位置のようなものが大きく変化しましたので、当初との違いをお伝えしてまいりたいと思います。

バッグを製造して販売するという固定観念に当てはめた事業からの開始、その後実際にやってみて変わっていった「事業スタイル」の変化

ブリーフケース:メンズバッグからの引用。会社員時代経理部の外回りのお仕事で実際に使ったモデル。
エレガントさを取り入れたリュック:薔薇柄が好みの自身の趣味をそのまま引用してリュックに製作。
ボリュームを出したジュエリーの装い方:K18YGを思う存分楽しむ重ね付けのレンタルジュエリーのセット。

これらは、事業者である自身と共通の部分のある「商品」をご提案したということになります。

そうして歩んできたのですが、ある時点でもう一度、「同じ」である「場所」を見直すに至りました。

ハンドメイドバッグに関しては、とても大きな変化なのですが、「自身と同じ趣味の品物を販売する」ということが今まで。

見直し後は、「同じ製造をしている方へ向けたノウハウを販売する」ということへのシフトです。

これはかなり大きな変化ということになります。

今までやってきたことと全く違うことと言っても過言ではないほどの変化です。

それでも、この見直しは「正解」だと思っております。

タイトルの「共有」というのは、そういった意味があるのです。

あとがき

「共有型のハンドメイドバッグ」に関しましては、いずれは、在庫を一掃し、「ノウハウ」に特化した形をもっと徹底的にやっていきます。

そして、「本物志向のレンタルジュエリー」では、こちらも同じ「美しさの共有」としてレベルの高い商品をレンタルすることになります。

素敵なジュエリーを装うのは事業者ではないお客様である、装ったお客様からの声をキャッチし、今後の「おしゃれ文化」の発展につなげるような役割をすることこそが事業の意味ということになるのです。

いずれも、事業者自身が教えるという立場でお客様が学ぶ側という上下のような関係では決してありません、横に並びながら互いに高め合うような姿勢を取っていくというものです。

結局、お客様と対等に横に肩を並べた関係である方がフィードバックによってこちらも学べて、発展して行けるのではないかと思ったのです。

自身にはこの形態がとても向いていると思いました。

あれこれ素敵なバッグを作って販売したものをお客様に喜んでもらえる時に自分も喜ぶということを、お客様が喜ぶというところに置き換わるのです。

そして、間接的に自身も喜ぶということができます。

「ハンドメイドバッグデザイナー」としての華やかで嬉しいスポットライトは、「お客様」に浴びてもらう、そんな役割を担いたいというのが本当の自身の根底にあるものだったと気づきました(^-^)。