まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
人気のツイード生地、元は服地ではありますが布製バッグにおいても人気の素材であるとこれまでのファンシーツイードのバッグ製作で手応えを感じております。
このたび登場の生地は、ファンシーツイードよりも希少な存在のイタリア製のマルチツイードが非常に可愛らしかったのでバッグ製作にと選んだ生地。
生地だけ見ていてもうっとりするような美しさ、赤がベースなので明るく快活な印象です。
実際に手にして感じたファンシーツイードとの違いは、起毛であることで毛羽立ちが縫い合わせを困難にさせる厚みを生んでいたことです。
いつもと同じ感覚で作ってしまい、一度失敗に終わっています(下に貼りますYouTubeはここまでの過程を撮ったもの)。
その後、解体して作り直しをして完成させた姿を最後にお伝えします。
起毛ウール素材だからこそ美しい宝石のようなマルチツイードリュック、きちんと出来上がるためのクリアな見え方の確保の大切さ

@¥5,800/mの良いレベルの生地です。
物流事情としては、おそらくヨーロッパからは飛行機だと思われるので(船は時間がかかり過ぎる)、輸送費等の輸入諸費用が含まれると予想すると、日本製で@¥2,000-¥3,000/mに該当するレベルかな。。などと考えました。

写真を両方写せていませんが、ジャガードで両面使いが可能な生地です。


ここでフリルをやめる決断をし、フリルを外しました。



そして、裏地のあまりの極薄さが、表地の厚みと相性が悪く皺が寄りがちで綺麗に縫えなかったという点もやり直しの1つの原因でした。
ここからは、上の一度目の完成後の仕立て直しに移った様子です↓。



織が丈夫でありながら生地自体は普通の厚みのポプリンは、最初の極薄生地よりも相性が良かったです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.10.24からおよそ5年後の2025.09.11にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
この時期(2020年秋冬)ではこうした巾着型の隙間問題の解消を試行錯誤していました。
それでも結局は完全に塞げなかったことで、2021-2022念は巾着デザインを作りませんでした。
そして時は2023年、新しいアイデアが生まれそのアイデアは更に2025年現在にも引き継がれました。
巾着タイプのバッグの隙間の解決はこちら↓。

確かに厚みある生地がくしゅくしゅとなり隙間はありますが、手を入れるなどということができない隙間が少しずつ均等に分配されることで解決。
完全に隙間を解消するならファスナーを使うところですが、インテリア生地は厚みがありファスナーとの相性は良くないのです。
そうした時に、「絞る」という物理的な動きを融通が利くように比較的薄手の生地で10個設置の巾着ひもホールタブで可能にしていったのでした。
2020年の時の赤系の起毛のミックスツイード生地は、何とか仕上げたことでその後ご購入いただいたことに感謝申し上げます。
2020年当時拙い製作ながら、認めて下さったことがその後の何よりの励みになったことが間違いございません(^-^)。
