追加だけなら「タブ式」を推奨、マグネットボタンの交換なら跡をカバーできる「直接式」、トートバッグへのマジックテープ後付け2通り【1199】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグの留め具。。

かつてはお決まりだった「マグネットボタン」、時代の変遷と共に、複数持ち歩くカード類はマグネットの磁気の影響で機能が故障する事態を実体験しました。

今や、外注リフォームでお願いしてまでも、すべてのマグネットボタンを手持ちのバッグから排除しています。

特に入口にメインに付いている大きめのマグネットボタンは強力であり、カード類や通帳を片っ端から壊したのです(*_*)。

このたびは、何も入口に留め具が無いタイプにマジックテープ付のタブを設置する「タブ式」とマグネットボタンを取り外して新たにマジックテープを付け直す「直接式」の2つのマジックテープ開閉の留め具の付け方をざっくりと図解でご紹介したいと思います。

具体的なやり方はまた別で投稿しますので、このたびは1つのアイデアとして、困った時のアイデアの一助になればと思い、2通りをご紹介したいと思います。

トートバッグにマジックテープを後付け2通り、「タブ式」はタブにマジックテープを、「直接式」は本体に直接マジックテープを縫い付ける

バッグの中でダントツに多いモデルは、「トート型」ではないでしょうか。

なかなかの高級品でありながらも入口は何もついていないことも多いトートバッグ。

ここへもっと使用シーンを広げるために、マジックテープを付けていきます。

その付け方としてご紹介したいのが実際に行った2通りです。

「タブ式」のマジックテープ付け:追加するのみの場合にはこれが作業しやすいです。オスメス両方。
「直接式」のマジックテープ付け:マグネットボタン取り外しのリフォームを伴う際に有効。オスメス両方。
それぞれの実物写真を附随:「タブ式」の方がバッグ内の容量を確保できるかもしれませんがケースバイケース。

あとがき

このたびのマジックテープの設置方法は、既製品に対しても満足のいかない点がある時・最初から自主製作する時のいずれにも使えるやり方です。

「シンプルなデザイン」と呼ぶのも奥が深いと思うのです。

シンプルで、何も機能を付けないことがかえって良いのか、シンプルと呼ぶものでもあるべき機能の1つに加えるのかの選択があります。

この入り口のセキュリティー性は今までも工夫してきたことですが、価値観もかなり分かれます。

近くへ持ち歩くエコバッグには入り口のマジックテープは無い方がストレスが無いこともあるのです。

一方、遠くへお出かけ・人混みを通り抜け・交通機関を利用のようなシーンには、セキュリティー性が気になります。

様々な可能性に対応できるのは、「ミシン1台携えて、自主リフォームが可能な環境」とも言えます。

どうしてもブランドバッグのお直しは「著作権」「商標権」がグレーゾーンな部分があります。

実物を伝達することはこうして控えましたが、「不足の安全性の強化」という目的なら認めていただきたいアレンジなのではないかと考えます(^-^)。

バッグから取り出すその様子がエレガント、毎日がドラマチックで物語のようなシーンでありますようにとご用意した小物ケース【262】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドのミニポーチを製作、作った品物そのものに対してではなく、その後のご利用シーンを常に想定するべきであると思います。

そうしたことで、製造に入れ込むメッセージのようなものが増してゆくのです。

このたびは、どんな生地でも作ることが可能なミニミニポーチなのですが、とびっきり春の草原のボタニカルな風景を演出するような3点を製作致しました。

ミニサイズながら大きなサイズのバッグと変わらぬ手の込んだ仕立て

例えば、新しい音楽のメロディーを聴いて、「このミュージシャンの曲なのでは?」と分かったり、歌声だけを聴いて歌い手が予想できたりということがよくあります。

この例のように、商品をパッと見て、「あっ、これは〇〇社製だ」と一目見ただけでで分かってもらえることは大きな目標です。

生地の選定、デザインの特徴、雰囲気すべてにおいて特徴あるものとして伝わったらとても嬉しいものです。

ここで、小さなこういったポーチのようなケースの特徴あるお仕立ての工夫をご紹介します。

1)バッグに使用する接着芯と何ら変わらぬ芯地を全面に貼る

ハンドメイドバッグと何ら変わりのない同じことをします。

芯地の種類ももちろん同じで、小さいものだからといって種類を変えたりはせず、そのまま大きなものが小さくなっただけのような仕立てをしています。

1)バッグに使用する接着芯と何ら変わらぬ芯地を全面に貼る。

2)マジックテープの補強に裏側にハード芯を当てる

こちらも1)と同様、ハンドメイドバッグと同じ手法です。

ハード芯は、ハード厚芯とハード薄芯の間のようなふんわりしていて硬くはないけれど、厚みは1mmほどあるような芯地を利用。

よく使う開閉の時のマジックテープ部分の補強に影の力として役立ってもらいます。

考えてみると、小さいからといってこの仕立てをしないということが反対に「なぜ?」と疑問に感じます。

2)マジックテープの補強に裏側にハード芯を当てる。

3)裏地を取り付けるお仕立て

ハンドメイドバッグの作りと同じように、表地と裏地を合体する形なので、裏地もきちんと取り付けます。

裏地があることにより、更に特別な芯地を入れずとも、ふんわりとしたものになります。

3)裏地を取り付けたお仕立て。

はぎれですので、表地と同じ生地でやむなく作ることもあり、全く別生地であることもありますので、バッグで作った時の組み合わせと違う裏地になるところも1点物志向が貫けます。

今回の場合は同じ表地です。

裏地が付くことでぐんと高級感が増しますし、仕立てもひと手間かけた手の込んだものになります。

長い目で見たら、この方が断然良いと考えます。

以上の主に3点が仕立ての特徴です。

完成した3点が実際に使われるイメージをしてみる

一番上から時計回りに、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無し)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し)

とりあえず、「コスメケース3点セット」という名目なのですが、使い道は自由。

ボールペンを細長いケースに入れても良し、キャンディや鍵を入れても良いのです。

ただ、特に日本人の性質として、与えられたその使い道に忠実という傾向があるようで、入れ物の使い方に対しては受動的なのです。

蚤の市などでよく、「何を入れる物ですか」と聞いてしまうところ、以前販売したレンタルボックスでお世話になった時にも「入れる目的が思い浮かばない」などのフィードバックをいただきました。

しかし、こんな風にも考えられるのです。

「何にも縛られず自由に自分だけの使い道ができるケース」であると。

あとがき

「はぎれ」に対しては、こんな選択をしています↓。

はぎれなのだから手間暇かけずにさっと作るものなのか、大きなバッグを作った時と何なら変わらぬ同等の物に作るのかといったこと。

結局、後者を選びました。

バッグそのままの仕様で作ることがかえって自然であると。

出来上がるとじっくり眺める時間をとっています。

小さなものでも何かぐっとくるような感動がある品物を作った方が作った甲斐があるのです。

人生という「舞台」で、人間のさまざまな行動やちょっとした動きやしぐさは、すべて「演出」だと考えます。

1つ1つが素敵でエレガントなムーブメントでありたいものです。

バッグの中から、ボタニカルなミニポーチを取り出す「その人」が舞台の主人公なのです(^-^)。

バッグみたいに手持ちで運べるクッション性ある厚芯内蔵のトート型ドラムスティックケース【75】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、はぎれから作ったドラムスティックケースをご紹介したいと思います。

細長いのでドラムスティックでなくとも、容量にうまく対応できるものであれば、特に仕切りを設けていないので可能です。

何か細長い物を入れる入れ物として応用を考案していただけるきっかけになればと思います(^-^)。

足りない部分は、パッチワークによって面積を確保するというアイデア

今回は、表地のマルチボーダー生地が細長く余っていたことを活かしました。

表地は、グリーンとゴールドが綺麗なマルチボーダー、裏地はキラキラなゴールド1色のラメ素材です。

左-表地:シルク混マルチボーダー、綿/46%、ポリエステル/24%、絹/20%、麻/10%、日本製。
右-裏地:クリスティーヌ、ポリエステル/60%、メタル/40%、日本製

ボーダーは、この余り具合が、都合よく左右にカットして利用できるので柄合わせも可能となりましたことが大変幸いです。

一方ゴールドの裏地は、面積は合計しますと相応だったのですが、1面しかまともに裁断できないとぎれとぎれです。

よって、もう片方の面に関しては、「はぎ」となりました。真ん中に大き目パーツ、その両サイドに中くらいのパーツ、そして端に小さいパーツと大、中、小というリズムをきざみます。

はぎも、きちんと作ると逆にかっこよくなるんです。

パッチワークは大変有効であるとつくづく思った瞬間です。

裏地を5枚つないで1面にする方法:ここにさらに、つなぎ目の線の両サイドをステッチ。
逆にしゃれた面持ちになります。
ステッチをする前に比べると劇的な変わり様です。
デザインなのかな?とさえ思われるぐらいのものになります。
こんな風に面積の不足をカバーしてくれるのがパッチワークの良さです。

本体にハード厚芯を入れる効果

さて、今回のポイントの箇所になるのですが、本体には、ハード厚芯を貼ります。

ハード厚芯は通常全パーツに貼る接着芯の薄芯にプラスして貼るものです。

接着機能はないため、ボンドを使います。

粗裁ちしてボンドのシートを兼用して貼ります。
そして、貼り終わるとアイロンを当てるとよりくっつくとのメーカー様のサイトのご説明通り、
アイロンをかけ、そして乾いたら余分な縁をカットします。

そして、ここから飛びますが、このハード厚芯の効果がこちら。

まだ裏地を取り付けていない状態:ハード厚芯の影響で勝手に膨らんでいます。
ふんわりと出来上がるのが特徴です。

出来上がりご披露

その他の製作部分は後で貼りますYOUTUBE動画ではもっとお伝えしていますので、後程ご視聴くださいね。

ドラムスティックケース:<サイズ>縦12cmx横43cmxマチ無し。
・・・入り口はマジックテープを数か所取り付けますので、スティックがこぼれる心配はありません。

あとがき

ドラムスティックだけならず、ヘアーアイロンのコード付きだとかその辺りの細長なものに対応していけると思います。

やはりそのままトートバッグの中などに実物を入れ込むよりも、1クッションあるケース入りの方が優しい持ち運び方になります。

こうしたケースというのも、物を末永く持つということに貢献できる良きパートナーなのでしょう。

「愛用している」といには、その物自体だけをずっと使っていく事だけではなく、「物の保管の仕方」も「愛用」につながるということです。