バッグの取っ手の付け根のワンポイント効果の片面ハトメ【62】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただ今、ハンドメイドバッグにおきまして、「同素材シリーズ」という企画を続行中です。

【61】の記事からスタートしておりまして、デザインは5つ。

①ドーム②バニティ③巾着④ボストン⑤リュックです。

どれもミニサイズではありますが、生地を150cm巾で1.5m程準備しまして順番に製作していきます。

現在は、①ドーム型の後半部分の製作となりまして、この記事【62】で①ドーム型が完成です。

ここ最近頻繁に登場しています片面ハトメ/アイレットリングを取っ手に使用するのが特徴です。

その後の②-④も同じ片面ハトメ/アイレットリングの取っ手仕様で製作しますので、共通仕様の部分ということで、このたび、その打ち込み場面をご紹介致します。

ワンポイントパーツが入ることでスタイリッシュに映る効果の片面ハトメ

片面ハトメ/アイレットリングは金属であることで、ワンポイントになりやすいです。

バッグと金属はコンビとしては切り離せない組み合わせで多くが作られていることが分かります。

今回は、「プライヤー」と呼ばれる打ち込み道具があるシルバー色のアルミ素材のバージョンなので穴を開ける時だけ金づちで打ち込む作業が入ります。

ポンチであらかじめ印をしておいた部分にポンチと金づちで穴を開けます。
・・・後になって反省しておりますが、新聞紙とコンクリ―都は正解ですが、段ボールは使ってはいけません。
クッションのせいでずれますし上手く打ち込めません<m(__)m>。
そうして、プライヤーという圧力をかけてパーツをプレスする道具で
ぎゅっとかしめてリング取り付け完了です。

この「プライヤー」というプレス道具はこのシルバーのアルミ製のパーツのみ限定の組み合わせだそうです。

メーカーさんに問い合わせてみましたところ、8mmのバージョンは、シルバーのみしかパーツも製造しておられず、プライヤーも他のゴールドなどのパーツには基本合うものではないとのことですので、「8mmのアルミ素材(シルバーカラーのみ)専用」となります。

ゴールドの場合は、メーカーさんがセットして売られているゴールドの打ち込み用のコマを金づちでたたいて取り付ける方法となります。

ゴールドの場合とか、このプライヤーとのコンビでないパーツは、1)穴を開ける時 2)取り付ける時の2度金づちでたたく作業が伴うわけですね。

今回の場合は、2)がプライヤーでぎゅっとすることで出来上がる点が作業しやすいです。

お部屋の中でも静かに作業ができます。

幅5cmの型紙通りで、四つ折りして、細めの取っ手を縫います。

この取っ手には接着芯のみ貼ってあります。

この時のポイントとしては、端っこのスタートと終わりの縫い代は折り込まず、そのままゲジゲジのままで薄い状態にしておかねばなりません。

この後に、アイレットに通す時に縫い代を折り込んであると通らないことがあり、無理矢理ペンチなどで通そうとすると生地も傷みます。

アイレットリングもせっかく固定したのに引っ張りすぎるとゆらぎます。

取っ手は3本線でステッチしました。両端ステッチと、ど真ん中にもう1本ステッチを入れての3本です。
そして、このようにリングの穴に先を2つに折るような感じではめ込むと、すっと入っていきます。
三つ折りしてミシンで返し縫いを2回ほどしてステッチをかけて固定します。

この時に、一時的に取っ手を引っ張り出して、ミシンをかけやすい体勢で行うのがよいです。

返し縫いは、スタート地点と終了時点を同じにすると最後の玉止めが1か所だけですみます。

取っ手を再び表側へ引き出します。
向きに関してですが、意外にも三つ折り部分が見える方を内側に突き出した方がしまりがよいです。

また、同時に、取っ手自体の向きは、取っ手を作る時に折り合わせた「わ」でない方の部分が外側に出る配置が持つ時の手に分厚い方が当たるのでベストだと考えています。

よって、三つ折りする時にある程度最終的な配置を見込んで三つ折りする方がよいですね。

まとめますと、先に取っ手の折り合わせの向きをセットして三つ折りに移るといった手順がうまくいくかと思います。

完成バッグで取っ手のワンポイントを眺める

完成しました。やはり、アイレットカンが2個付く取っ手の付け根がアクセントになり、
見栄えがスタイリッシュになりました(^-^)。

今回アルミの素材ですが、間違えて反対側にプライヤーを使うなどしたハプニングの時に、ひびが入って、外して新しいパーツでやり直しました場面もありました。

そのようなやり直し場面にはアルミはやわらかいので、ペンチでクチャっとつぶして、外しやすくしての直し作業が簡単です。

しかしその分、予期せぬハプニングにより変形したことで外れてしまう可能性が否めません。

なので、アルミは融通が利き過ぎるかもしれません。もっと固い素材の方が良いのかなとも考えます。

まだ研究中であるので私もアルミ素材を使用しましたが、ある時期で真鍮製に変えていくことをお勧めします。

外しやすいということは逆に危険です。使用中に変形して外れやすい物であることの裏付けです。

真鍮製の場合、上述の通り、アルミ以外の素材になりますので、このプライヤーという道具は使えなくなります。

あとがき

今回いったん完成してしまいましたが、そのフォルムに関しては良い出来ではありません。

サイドがエクボみたいにへこんでいますね。そもそも型紙が間違っているのです。

生地なので作ってしまうことはできたものの、もっとその辺りも考えていかねばなりません。

今回は、①ドーム型が完成しましたので、「同素材シリーズ」は、次回が②バニティ型になります。

バニティ型は立体的で作りにくい為か、ハンドメイドバッグの製作の中ではレアです。

だからこそ研究して作りやすい工夫などを探してみたいと思います。