まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
バッグにおいて、ユーザー様が自らポケットの場所を探る時、1つの目印のようなものとして「フラップ」の存在をそのようにとらえています。
内部に隠れたタイプのセキュリティー性が高く容量がより確保できるポケット、そこには、その入り口を深く覆うフラップが望ましいと考えます。
このたびは、「中表」でひっくり返してカーブラインを出すタイプのフラップとは別の、「外表」のまま縫い代を内側に折り込み2枚を貼り合わせるタイプのポケットをご紹介。
ひっくり返すことで角のシャープなラインを失うことが予想される場合、「外表」は大変有効だと考えます。
たった1パーツの丁寧さの集まりで1つのバッグが成り立っているのだという見方を、このたびの「変六角形」のフラップを通してお伝えできればと思います。
壮大な大地のようなバッグ内部の裏地の中にある1つの門、スタイリッシュで美しい変六角形のポケットフラップ作り
家の鍵などをバッグに入れて持ち歩く際に、内側に設置のポケットは非常に有難い機能。
これは、実体験からなのですが、マジックテープ付のフラップの付いたポケットを開け閉めすることが時にストレスを感じることがありました。
マジックテープもなかなかしっかりしたものなので、片手が難しいのです。
しかも内側なので実際は手探り、まじまじと見ながらポケットを開け閉めすることなど少ない、実際の現場というのはこういうものです。
そうした時に、マジックテープがしっかりくっつきすぎていて、一度で開けられず何か煩わしさを感じたのです。
その後、マジックテープを付けなくても、フラップ自体の護衛機能の働きとメインファスナーがあれば、問題ないと思うようになりました。
とにかく、マジックテープを付ける・付けない両方にも対応できるフラップです。





あとがき

当ブログ記事は、最初の2020.05.02の投稿からおよそ5年後の2025.05.03にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
その後の研究では、この「変六角形ポケットフラップ」は「中表」でも角がちゃんと出るように作ることができると判断。
なぜ鋭利な角がひっくり返してもちゃんと出たのかは、その角度にありました。
90度のような究極では鋭利には出ない角も、もっと大きな値の90度以上に開いたものであれば融通が利くようなのです。
「縫い代が広い角度に渡りゆったりと広がることで落ち着く」という外からは見えない現象が内部では起きているのでした。
これも製作者の成長、今までは目の前に見えることしかノウハウに盛り込めなかった当時の2020年でした。
その後2025年現在では、「実は奥では何が起こっているのか」を考えるようになったのです(^-^)。
