パンツの自主リフォームの時の参考になるかもしれないポイント【824】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ワードローブのミニマム対策をやり始めて、失敗がありました。

前もって決め過ぎて、着る前に飽きてしまったという事実。

なんということでしょう。

この原因を考えてみたところ、本当に自分の求めているものとのずれがあったのかもしれません。

もともとブランドが好き。

確かにそれらもブランドではあったのですが、老舗の百貨店ブランドのようなものだったのです。

なぜ飽きてしまったかというのも、レア度の少なさかもしれません。

渾身のチョイスをしたつもりでしたが、類似品が他にもあるので次々に違うものも見つかるといった状況で、レア感が感じなくなったのかもしれません。

と、ここで、ブランドをしぼりました。

もともと、イタリアのフェンディやアルマーニのラインの美しさが好きで一時期その両方の中でチョイスしていた時期がありましたが、フェンディの方は洋服は数は多くないです。

今回その時とも違う、アルマーニ1ブランドにしぼったチョイスのミニマムワードローブにしていこうと決意。

そして、ちょこちょこ季節に1セットずつのみを集めています。

季節はやや細かく分けて、冬、梅春/晩秋、春/秋、初夏、盛夏の5シーズンの5セットのみ。

私の場合、一人で事業をするタイプの事業主なので、通勤がないので、いろいろ持っても宝の持ち腐れ。

一番気に入ったものだけをその季節に1つだけ用意しておくのです。

これは過去最もミニマムなワードローブとなります。

そして、今回は、そのようにして集めた中でリフォームが必要な場面が出てきます。

パンツのお直しですね。

丈を短くしたり、ラインを変えたりがその内容。

ラインを変えるというところまでするのはややリメイクとリフォームとの境界線があいまいで、ブランド様の商標権の事が気になりますので、写真は裾上げのみにとどめます<m(__)m>。

3本のパンツをリフォームして学んだポイントのご紹介

まず1本目は、一番自主リフォームがやりやすそうな裾上げです。

パンツはスラックスタイプでとてもラインが綺麗なので、このまま活かしまして、裾上げのみです。

ロックミシンも使いながら、手まつりです。

もともと股下80cm近くの長いかっこいいパンツでした。

チャコールグレーのウールで、まさに今の季節用ですね。

今回は、短い時間でスピーディーに行いたかったので、丈の長さにこだわるのではなくて、出来上がっている状態からいかに手間をかけずにというところを注視しました。

最初の状態では、折りが結構深めでしたが、うんと丈が長かったので、リッパーでほどく作業の省略で、ロックミシンの箇所でハサミでカットしました。

そして、すぐロックミシンをかけます。

そして、あまり折り過ぎると今度は短くなりすぎるので、1.5cm程度のみアイロンで折りました。

そして、まつっていくわけですが、まつり時の基本的なポイントは、まず、ハギ部分の線をぴたりと合わせて待ち針をします。

内側と外側と2箇所ありますね。

そして、その間の部分も横向きが良いですが、待ち針で位置を固定して、待ち針をとめたまままつっていくとずれ防止になります。

何もせずにただまつろうとすると、慣れた人はできるかもしれませんが、ずれてひきつってみっともないことになったりする過去の経験があります(^_^;)。

そして、完成したら、今一度アイロンでピシッとさせるのがスラックスの時特に重要です。

そうはしても、もとのプレス済みの状態のようには折り目ははっきりつきませんが、アイロンで幾分かは引き締まります。

2本目と3本目は、いずれもパンツのラインを変えることをしました。

これらは少し難易度が高いですね。

まず、デニム系のカジュアルな物であっても、スラックスのようなドレスライクなものであっても、ハギの部分でラインを変えていくのが基本。

そして、YOUTUBE動画でリフォームを熟知されている方と思われる動画を見させていただいたところ、ひざ下からラインを変えていくのがよいそうで、ヒップや太もも周辺は動きがあるためゆとりがある程度必要でいじるのが良くないということです。

なので、もともとの地縫い線をゆったりと自然に裾に向かって狭めていく斜めの線を入れて印をしっかりつけて行うというものです。

私の例だと先端の裾をもともと25cmほどもあったものを、19cm周辺にするという具合のテーパード寄りのようなラインにしました。

ロックミシンは変更後の地縫いを二重縫いしたその後でカットをしながら元のロックに自然につなげていきます。

ロックの先端は長めにしておいて結びやすくし、コマ結びをして余分をカットするという玉止めをするとよいです。

今回の場合どれも片倒しであったので、ロック後はアイロンで片方へ倒すぐらいです。

1本は、外側のラインのみをテーパード寄りに変えました。

もう1本は、内側のラインのみをテーパード寄りに変えました。

結果、外側のラインを変えた方がパット見のラインの変化は分かりやすい者でした。

それで、ここからさらに、私ならではのポイントです。

テーパード寄りというこの「寄り」という言葉の重みです。

テーパードも流行の波で少し前にブームでしたが、その後ワイドの仲間のガウチョパンツへ流れが移行したかのようにも見え、あまりに極端なテーパードだと将来また気になるラインになるといけないと予想しました。

そして、テーパード寄りということにとどめたのです。

そうすれば、どんな流行が来ても、定番型のようななんでもない流行に左右されないようなラインが出来たのかなあと思っています。

やはり、流行というのはクセが表現されてこその感覚として感じるものですから極端というのが末永く同じ物を着ていくには禁物なのです。

古着を今後も末永く着ていくためには、大胆にやり過ぎないことも1つ考え方としてあるかと思います。

あとがき

古着というのはまだまだたくさん見つかると思います。

いかに今まで多くの洋服が作られてきたかということです。

古いものを着る時に並行してリフォームというのは、着心地を良くするためには必須だと思います。

また、ご紹介はしていきたいのですが、なかなかお写真がご用意できないのがもどかしいですね。

別で、洋服からバッグへのリメイクも現在自分用に作っているのですが、ブランドさんへ商業利用の件についてこの機会に連絡をとりたかったのですが、その大手の会社さんがすでに、倒産しているのです。

その倒産後の行く先として、一部のブランドは別会社へ吸収されたようなことが分かりましたが、そのリメイク中の該当ブランドの行方が分かりませんでした。

そういった場合どうすればよいのでしょうか。

誰に聞けばよいのでしょうか。

今そこを考え中です。

その点リフォームはリメイクと違って元の姿がほぼそのままのような裾上げはとりあえずお写真をお見せできましたが、これもまだまだリフォームとしては入り口ですものね。

いろいろ、同じことをしている方達とも共有したいと思います(^-^)。

洋服のリメイクの許可が得やすいのは昔のすでにもうブランドがなくなってしまったようなお品だと思っています。

けれど、そういうものでも必ずデザイナーさんがいたわけですので、そのデザイナーさん個人に著作権が残るのではないかと私は考えています。

そうするとなかなか進めませんので、ここをなんとかいずれ解決していきたいと思っています。