マス向けの多数の格安模倣デザインバッグと希少価値の高い少量の高級品バッグの共存の意味【730】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「ブランドの条件:山田登世子」という本を読ませていただきました。

単純な感想ではありますが、まずは、とにかく面白かった♪。

有名ブランドの例がピックアップされていたこともあるかと思います。

この本の中で、1つ、とても興味深いことを知りました。

それを今回の記事のテーマとさせていただきたいと思います。

模倣デザインあってこそのオリジナルデザインの価値アップのお話

後に貼りますYOUTUBE動画内では、今回の記事とは別の部分にスポットを当ててお話させていただいておりますので、また後でお楽しみどうぞ。

この記事では、ここから書きます内容をピックアップ致しました。

一流ブランドというものは、模倣に対しては非常に厳しい取り締まりをされているようです。

真似されることで、苦労してオリジナル商品の企画に込めた美学などが曲がって伝わってしまったり、軽々しく扱われたりなど、とにかく大切な宝である権利の侵害ということになるからですね。

けれども、模倣されるという時点で、もはや、される側の価値も同時に認められたということになります。

この妙な矛盾がとても興味深いことです。

もし、模倣品のない高級品の希少価値の高いお品だけだとすると、こうも注目されるかどうか。。。

やはり、真似されるお品があってのかつての貴族に向けた職人技の高級品の価値が浮き立つというもののようです。

結局は、マスに広がるということが一番の発展だということになります。

元々品数が少ない、いや、少なくしかどうしても作れない高級ブランドもマス向けな模倣品と共に生きる運命のようなのです。

すごい矛盾なのですが、それが実体のようで、その辺りは大変学ぶに値する部分になりました。

では、YOUTUBEを貼りますが、YOUTUBE内では、ハイブランドが永続し続けてきているその理由をお話させていただきました。

長きにわたる培った伝統を守るだけではない何かがあるのです。

あとがき

今回の本の著者さんは、とても優れた文筆家といった印象です。

以前にもシャネルについての本を読ませていただきました。

文章のタッチが時折ダイナミックな点が特徴あります。

他にもいろいろお伝えしたいこともあるのですが、特定のブランド名無しで、私のようなハンドメイドバッグを作っているプチ業者であっても必ず持っている「ブランド」というものがある事業主さんには何かのヒントが得られればという視点で今回の記事とさせていただきました(^-^)。