まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイドバッグ製作をある共通の括りで<○○シリーズ>として続行中、現在は<動物シリーズ>です。
このたびは、当シリーズの3点目でありラスト、2020年の干支に相応しい「ねずみ」で締めくくりたいと思います。
特に絵画が得意でもないピクチャレスクは、製作のしやすさとして、「多角形」を引用して動物をデフォルメすることに。。
ねずみさんの多角形での表現の仕方にもご注目下さればと思います。
<動物シリーズ③最終回>柔らかいフリースで多角形を形作ることの難しさと融通、変8角形のねずみボディーバッグ





柔らかなフリース生地に対して角張った多角形のコンビは難しかったです。
別の案としては、顔も耳もカーブラインで型紙を見直すことですが、随分印象は変わる出来上りになるかと。。

一番下の写真は、出来上がりからは裏面に当たりますが、ファスナーの端をスタイリッシュに馴染ませ共布の花柄タブでカバーしてすっきりと仕上げます。
ファスナーの縫い付けは2列で安定感を重視、ファスナーの端は1列のみではヒラヒラ2列目で初めてぴったりと馴染むのです。



ベルトは、①の犬と全く同じ黒のシートベルト・プラスチックDカン・線コキのセット。



あとがき

本当の心の内を吐露しますと、ぱっと見の可愛さとのギャップで、耳の重なりなどの美しさは全くなっていなかった製作だったと反省します。
そもそも、扱いにくいフリース生地を多角形と組み合わせたことなどもアイデアとしてどうだったのかという点もあります。
厚みあるウール素材などの方がもっとラインが綺麗に出たかもしれません。
しかし、これも当時の生地との出会いを活かしたものであり仕方が無かったのです。
そして、その後もずっと気になって、結局は取りやめに至った「外表」の作りについては、この時に限界も感じました。
フリースのような生地をピッタリ合わせて両面均等にに縫い合わせることの難易度です。
しかし、このフリースグレーだったからこそのねずみらしさ、扱いにくい生地ながら、望ましかったと思うのです。
こうして、生地に条件が生まれてしまうような製作としては、後の「ノウハウのご提供」には相応しくない部分です。
当ブログ記事は、最初の投稿の2020.01.20からおよそ5年後の2025.04.15にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2025年においてもボディーバッグを作る機会が出てきますので、その時に今一度この「外表」の構造を見直してみたいと思います。
もともと「中表」ではひっくり返しの無理強いがたたり、使っていく中で縫いが外れてしまう可能性を鑑み、頑丈に出来上がるようにと考えたやり方。
ただ、そこにも限界や条件があったということでその後の出口を探している最中なのです。
ハンドメイドバッグ道も長い長い旅路であると言えます。
