<カーテン作り②>柄に向きがある場合はカーテンの左右が自然と決まってくる、柄のどの部分が方向を決めているのかの把握【1345】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびカーテン作りの実体験をシリーズとして記録にまとめています。

本格的なカーテンを作ったことはこれまでありませんでしたので、実質初めての製作となります。

今回は、②の過程におけるポイントになりまして、柄の向きがある場合の把握の仕方についてのお話です。

花柄やペイズリーは一見方向などが無いように織られているイメージですが、よく見ると今回取り扱いの生地には方向性がありました。

そのことから、こんな場合もあるのだという例として、方向のある柄を正しく活かす見方でカーテンの上下の向きを決めていきます。

ペイズリーとフラワーコンビの柄

レースカーテン地:ペイズリーとフラワーコンビ。

このようにパッとみたとところ何の方向性も無いように感じますが、よく見るとありました。

この指をさしたモチーフがところどころ登場しています。

登場したこのモチーフの向きはどれも一方方向だったのです。

ここでもこの向きで配置しています。
ここも同じ向きです。
葉っぱの中にもお花柄が入っています。この柄の向きが天と地をはっきり指定してくれています。

と、こんな感じで、この「かぶ」みたいなフラワーモチーフが必ずこの向きで織柄として出ていることから、この向きを注目ポイントとして、上下の向きを決めたのです。

全体的な柄の様子:先ほどのポイントの柄が真ん中付近に2つほど位置しています。

あとがき

ボタニカルな柄は向きがどうにでもなるように織られているジャガードも多いようですが、今回の場合は、ある1つのパーツをすべての箇所で登場する様子を見てみると向きが一定でした。

というこは、柄の向きに「方向性あり」と考えられます。

ボタニカルな柄の場合、葉っぱの向きが目安になりやすいです。

葉っぱは天に向かって生えていますので、その自然のリアルな生え方に従った向きが天地である上下を決めてくれることになりますね。

まずは葉っぱが1つの柄の向きの決定のバロメーターになるかと思います。

何か、そんなところにも、自然の姿が柄になって人間の使う身の回りのインテリアになっていくことの素晴らしさを感じています。

さて、こんなスタートを切りながら、カーテンを初トライして作っていきます。

途中山あり谷ありでしょうが、独自のフィルターにいろんな苦労をこして美味しいコーヒーをお届けできるようじっくり作っていきたいと思っております(^-^)。

六つ花が花びらになってさらに六つ花を形作った構造がしゃれている、1ct未満のダイヤモンドが1ct以上にも勝る優れたデザインの価値【511】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーは製造物の商品であるわけですが、「美術品」のような要素もあると思っています。

その出来上がったお品に込められた「意志や思い」、これが最終的にユーザーに感じられるお品というのは、「哲学が入った絵画」のようで価値が高まります。

ダイヤモンドジュエリーは、宝石店では必ずあるものなので普遍的な宝石だと思われるかもしれません。

しかし実際は非常に希少価値の高いストーンなのです。

鉱物としての出土の様子にスポットを当ててみますと、ダイヤモンドこそ奇跡的なストーンであり、本来は地上の人間が手にするような機会はないのです。

深く地下に眠る鉱物が火山噴火などで地上に噴出して、その中でもこういった白く美しくなっていく奇跡的な段階をたどることで出来上がった貴重な石なのです。

ダイヤモンドになり切れなかった石というのも多くあり、装飾品としての宝石まで行き着いた選び抜かれた逸品になったことが奇跡なのでございます。

このたびのご紹介のダイヤモンドフラワーペンダントは、巷で騒がれる「カラット数」に関しての執着や固定観念を一度フラットにしてみてはどうかという問題提起が根底にあります。

ラインがくっきりとしてすっきりと目に映る理由は地金の「台」の緻密な作りにある

ダイヤモンドフラワーペンダントトップ:K18WG台。よく見る1粒ずつのタイプより全体のサイズが大きいです。

このデザインの構造が非常に優れています。

まず、花びら1つずつを六つ花で作ってあり、それぞれの小さな小粒の花びらごとに地金の台が設置されているのです。

そのくくり1つをさらに花びらとして六つ花を作った構造なのです。

さらにそこで地金が使われ、ラインのくっきりとしたかわいいフラワーモチーフが出来上がっているのです。

これでもカラットは1ct以下(実際0.9ctほど)だということに非常に驚かれるかと思います。

結局カラットは結果的なものなのです。

ジュエリーはストーンを披露するだけの物とは思っておりません。

地金との組み合わせや地金の使い方のバラエティーにより、ストーン+地金で成り立つものです。

ダイヤモンドもカラフルストーンの内の「透明色」であると思っています。

丸いフラワーに相性の良いラウンドチェーンを付けました。

チェーンの存在も大切、ペンダントトップのラインやフォルムにぴったりのデザインを選んで相性良く使うことで素敵なペンダントになるかと。。

3点セット:丸いラインをすべてのアイテムに意識した渾身のセット。

とことん丸いラインを意識しまして、ペンダントチェーンとブレスのラウンドチェーンが同じです。

そして、リングのフラワーブーケもペンダントトップと同じ六つ花でとてもすっきりとまとまりました。

あとがき

決して大きくはないけれど、よく見ると根本的な構造が際立っていたフラワーペンダントトップ。

このペンダントトップの作りには、製造者様が込めたこだわりが入っていると感じています。

ダイヤモンドのストーン部分だけに注目しがちですが、地金の台の作りとか使い方も大きくデザインの素晴らしさに影響していると思うのです。

細部までよく見ると「縁の下の力持ち」のような地金の役割に気づきます。

ジュエリーも表だけを見るのではなく、ひっくり返した裏側の構造を見るということも大切にしたいです(^-^)。

クセのあるジュエリーモチーフ、星・リボン・フラワー・ハートに対して「上手:うわて」になるための組み合わせの秘訣【420】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの「形」中で、特にペンダントトップというのは、視線が一番行く場所であり、象徴的なモチーフがやはり際立ちます。

ここに持ってくるモチーフの形やデザインが素敵であることを意識しない人はきっといないでしょう。

さて、このたびですが、特にペンダントに多く見られるモチーフの中でも「クセ」のあるモチーフというものをご紹介したいと思います。

長年のジュエリー好きというだけの目線ではありますが、この「クセ」のあるモチーフはそれ自体が良くても、他のブレスやリングのアイテムとちゃんと合っているかも大切だと考えます。

ということで、いかにひとクセある難しいモチーフを素敵に組み合わせていくのかということに焦点を当ててそのコツをご提案したいと思います。

1)星

星は人気であり、それ自体ではかわいい魅力ある形です。

ただ、星そのもののデザインがクセのあるものであると言えます。

星のモチーフ:これが角丸であったりなどのアレンジがあり豊富なモチーフです。

同じ星という手もありますが、星もいろんな角度、丸みなどが違うとかえって不自然になって合わないと感じることがあります。

そんなことも考えて、1つのご提案なのですが、ラインの一部を利用した「ギザギザ」の引用です。

ギザギザ:当然このギザギザさえも丸みがあったり角度が違うのですが「星」そのものよりも合いやすいです。

2)リボン

リボンモチーフも簡単ではないようです。

これ1つだけ見ているととても素敵で、親しみやすさもあるイメージががリボンの良い所です。

では、これがペンダントになっている場合、どんなブレスとかリングを選ぶことになるのでしょうか。

リボン:ベーシックなタイプをピックアップ。リボン同士でうまくマッチすれば良いのですが。。
スクエア:今までのジュエリーコーデの実体験からすると、リボンにはスクエアが意外と合います。

おそらく、リボンの結び目と「わ」の部分に四角がリンクするから合うと感じるのだと思います。

リボンリングの例:これらにはスクエアなブレスや、スクエアなペンダントなどが自然です。

3)花

さて、ここからは、なかなか苦戦の難易度が高めのクセのあるモチーフになってきます。

お花のモチーフはそれこそエレガントな雰囲気にできそうで華やかでひときわ目を引きます。

これをペンダントトップに据えた時、ブレスやリングは?。

花1:ジュエリーではこういったタイプが多いです。
花2:真ん中の雰囲気だけ少し変わっています。。

お花は、お花同士しか合わないんじゃないかと思うほどイメージが浮かびにくいです。

同じようなお花をうまくそろえることが困難な場合、こんな案を↓。

丸:お花の形にもよりますが、とりあえず、なじみます。お花のデザインによって四角や楕円などもご検討を。

少々、無難なモチーフになってしまいますが、お花自体がインパクトのあるアイテムなので、他は控えたシンプルな存在にするという考え方です。

丸のモチーフも大ぶりよりも小ぶりが望ましいかと。

4)ハート

はっきり言ってハートが一番難しいと考えます。

ハート:カーブの角度や幅の違いで随分違った印象である点が難易度高めです。

いっそのこと、全く同じブランドで同じハートの種類というものでそろえるなら、ぴったりです。

ただ、「面白み」でいうと、「全くのお揃い」というのは、ジュエリーにおいては、あまり魅力を感じておりません。

ハートに関しては、長い間考えてまいりましてたどり着いた案があります。

それは「何もモチーフを入れない」こと。

ペンダントトップ無しのチェーンのみということになります。

リングやバングルなら、柄が入っていなかったりモチーフのないプレーンなタイプを選ぶということです。

パヴェダイヤがちりばめられたものというのも無地ライクなので合うと思います。

別のモチーフを考えてしまうと余計に困難。

そのような時は、「無」という手があることをここでお伝えしたいと思います。

すっきりまとまって、ハートモチーフがより際立ち素敵に映ると思うのです。

あとがき

ご紹介したクセのあるアイテム4種の星・花・リボン・ハートはどれも一度は手にしても、その後手放してしまったりすることになりがちです。

コーデが難しくて出番がなかなか無いから手放すのだと思います。

これには、ポテンシャルを秘めたまま手放されてしまうもったいなさを感じます。

一度だけ、渾身の組み合わせを決め、セットにしてしまうという価値がここで出てきます。

クセのあるモチーフは、到底「付け回し」も難しい。

よって、まるでセットアップ物のお洋服のように一番のお似合いのもの同士常に一緒に保管しておくのです。

そうすることで、クセのあるモチーフに対しての克服のようなことが生まれます。

色々付け回すのに、どんぴしゃ合うわけでもないならば、いつも一緒でも非常に相性が良いということの方が価値が生まれると思います(^-^)。