温泉バッグ・水辺用のバッグには、回避や防衛の意味でポケットを複数付け、本体の中で濡れたくないアイテムを守りたい【1244】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、表地も裏地もナイロン撥水の生地を利用して、大容量の温泉バッグなるものを製作中。

水辺のシーンを意識していますので、まずは素材を撥水にすることを選択。

そして、その後のバッグ内の構造にもお水対策をした工夫をする案をこの度考えました。

回避も1つの案、バッグの構造から見ると側面に位置するポケットの存在は良き避難場所、豊富な3つを設置した充実ポケットの意味はここにある

まず、このたび製作するポケットは、今までの製作の中のポケットの良い部分を組み合わせたコンビネーションです。

貼り付けポケットから引用のフラップと隠しポケットとのコンビになります。

隠しポケットの入り口をフラップで隠します。この図は、フラップを閉じた状態。デザイン性があります。
隠しポケットの入り口フラップをオープンにした状態。フラップはデザイン性と共に「隠す」機能を有します。

今までは、貼り付けポケットにしかフラップを使用していないことがほとんどでしたので、この時に生まれた新しいデザインになります。

そして、更に3つのポケットの内の1つは、上の図のように、大きく広がったたっぷりな容量に作ります。

一方残りの2個のポケットは、反対面に段差を付けて互いに邪魔しないように並べて配置します。

中サイズのポケットと小サイズのポケットをこうして斜めに配置することに決めました。

応用編の作り方としては、横の幅はもう1方へ侵入しても製作可能です。

というのも、裏面で重なる部分があっても袋が分かれていれば、互いに邪魔はしないのです。

過去のこのタイプの製作例(2018年製):横に並ばなくても段差で大きなポケットを取り付けることが可能です。

2018年当時は、ファスナーを使っていましたが、これも後に見直し、開閉の際の余計なストレスを解消したのが、「片玉縁風」であり、ファスナーは必要ないのだと行き着いています。

このずらした配置によった裏側での隠れた重なり構造は、狭い面積に豊富にポケットを設置したい時のヒントにもなると思います。

同デザインで3サイズのポケットの裁断(接着芯貼り済):大-35cm巾・中-20cm巾・小15cm巾。

裁断からは、左右が縫い代で各1-1.5cmずつ奪われますので、出来上がりはもっと狭まりますが、どれもなかなかの容量です。

一番大きい片面にいっぱいの容量をとるポケット(大)は、本・靴下など、メインスペースでは濡れがちなケースを想定し、避難場所としてのお部屋を確保したものになります。

しかもゆったりとした十分な容量をとることで、新しい使い方・想像を超えた使い方のフィードバックをいただけるかもしれません。

そして、(中)はお財布やスマホが、(小)はカードやパスが入ります。

随分充実したお部屋が実現できるのも、大きなバッグのメリット、大きなバッグを製作する際には、ポケットの豊富さも同時に価値の高まりに貢献してくれそうです。

あとがき

このたびは、裏地にポケットを取り付ける方針で進めるのですが、そもそも、水辺に特化のバッグということならば、内側にポケットを付けない、表面のみに付けるというアイデアもあります。

しかし、そうしてしまうと水辺以外には外れたセキュリティー性の甘さも露出。

ということで、用途は可能性を広げるために、外に飛び出しの無い隠しポケットによる内側付けを選択しています。

この出来上がりは、【1255】の記事でご覧いただけます(^-^)。

 書き手:ピクチャレスク

かつての2種のデザインの一長一短あったそれぞれのポケットを混合型へ、たった1つの一番優れたポケットのみを今後の定番とした【1154】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグには必ず必要なもの、それは「ポケット」というお部屋。

サブバッグ的なバッグはかえってポケットが無い方がすっきりとすることや、自らがサブバッグのポケットを使うことが無かった経験から除外しています。

ここ何年も定番になったリュックでは2個付けることもあり、ポケットは充実したお部屋でありたいと追求しています。

このたびは、2007年からスタートのハンドメイドバッグ道なるもののポケットデザインの変遷の中で、ここ近年定番化した2種のポケットをご紹介しまして、更にもっと内容を高めたたった1つのデザインへの混合型に変化した様子をお届けしたいと思います。

2022年くらいまでが前者の2種のポケット、2023年以降は1種混合型という変化です。

それぞれのデメリットもあった2種のデザイン違いのポケットを掛け合わせて混合型のたった1つの定番ポケットへ

ポケットの大別2種:左は貼り付け、右は内袋タイプとその構造が随分違い2種を1点のリュックに場所違いで設置。
フラップポケット:貼り付けポケットにフラップを付けたもの。2パーツとも表へ飛び題して設置しています。
デメリット:フラップは非常に良いのですが、貼り付けポケットの底の「L字」のラインが歪みがちなのです。

ニットというわけではなく、織物でもどうしてもLの字が歪みがちな難しさが悩みでした。

このポケット1つで見た目が悪くなる可能性を孕んでいたのです。

隠しポケット:巾1cm程のボックスの空きを作る「玉縁:たまぶち」の手法をスーツの胸ポケットから引用。

大変スタイリッシュなデザインです。

デメリット:口が完全に覆われないことに少しの不安が残り、目の前の胸にあるジャケットとよりも監視が困難。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.11.09からおよそ2年後の2024.10.14に、ブログ記事の手直しの順番でタイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

後で貼りますYouTube動画は、2022年当時のものであり、そこからさらに発展をしています↓。

たった1つの混合型のポケットデザイン(2023年以降):隠しポケットとフラップポケットの良い所を1つに。

いわゆる「そぎ落とし」の決め方であり、貼り付けポケットの悩みのLの字のラインは出ないように、貼り付ける作り方そのものを取りやめ。

隠しポケットの方を採用し、スタイリッシュなスーツみたいな「片玉縁風」デザインは大いに活かし、その出来上がりにフラップを設置のデザインです。

フラップは写真のように、無地の中に柄としておしゃれ度を高められますし、馴染む目立たない擬態化のようなセキュリティー性重視の方向へもできます。

あとがき

2種類あることが「豊富である」という価値観の過去、それよりもたった1つでも「すべてが追求されたデザイン」であるという今、これが発展の姿です。

たった1つでも誇れるものならそれでいい、ファスナーを付けない理由は使い勝手のわずらわしさを感じた過去があったからです。

今後定番となる1つのポケット、この変遷こそまずはお伝えしたいことだったのでした(^-^)。