四角い物好きな者が語らせていただいた、クラシックな雰囲気の四角いジュエリーは永久的な宝石に相応しい形【931】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、インテリアからファッションアイテムまでとにかく「四角い」形に惹かれてきました。

多くの美術品が四角いキャンバスに描かれ、重要な「枠的存在」の四角フォルムは、ジュエリーでもひときわクラシックに不変的に映るのです。

このたびは、四角いフォルムを多くラインナップにも取り揃えます「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者が、四角いジュエリーの眺め方の視点で四角いジュエリーの魅力を綴りたいと思います。

「安定感」「上品」「静謐さ」がジュエリーというアイテムには合っている四角ジュエリーの眺め方

K18YGベースの四角ジュエリー:四角の向きを変えた正ダイヤ型にもご注目を。いろんな四角の表現があります。
K18WG/PT900/PT850ベースの四角ジュエリー:地金が銀色になるとあっさり。青味ストーンと相性が◎。

1つここでお伝えしておきたいのが、長年ジュエリーを組み合わせる作業をしながらの発見だったのですが、平打ちリングという上の写真の右下のような幅広リング。

これは、その物自体は円形を描いたリングですが、正面から指に付けた状態を遠目で見ると、四角くベルトみたいに映るのです。

四角いのはフォルムだけではなくて、「映り」も含まれるということになると、四角ジュエリーの豊富さやポテンシャルを感じます。

また、ストライプやボーダーのような柄になったリングも四角との相性が抜群です。

柄は1クセあるので、行き場に困ることが出てきます。

そんな時には、「四角との相性」を思い出していただくとスムーズに組み合わせが決まることがあります。

そして、上述の「四角く映る」ことの例がもう1つありました↓。

遠目に四角く映るジュエリー:1つずつのパーツは「円柱型」。しかし遠目では長方形が連なったように映ります。

これも立派な四角ジュエリーになります。

そうしますと、ジュエリー同士の組み合わせで、このひとクセあるブレスもすっきりとまとまっていく方向へ進めるのです。

円柱は確かに丸い円の部分もありますが、円形ジュエリーと合わせるよりも、四角の方が何となく説得力がありませんか(^-^)。

あとがき

こうした見方は、レンタルジュエリーの3点1セットである特徴のセットを組む考案をする場合にも役立ちました。

結局は、お洋服も含めた全体のコーデをもっての完成となります。

ジュエリー1点が素敵でもそれが上手く映えなければかっこいい装いにはなかなかなっていきません。

レンタルジュエリーが3点にまとめられているスタイルにしたのも、その最初のお手伝いをできないだろうかというところから始めています。

ただ、その後、その3点もお洋服と合わせていくのがユーザー様になりますので、そこを更に応援したいと思います。

時々コーデのイメージを例を挙げてご紹介などして、行き着く素敵な装いが決まるゴールへの一助となればと思っております(^-^)。

初めて完成したコンパクトなサイズのリュック「巻き寿司」、丸い四つ角が優しいフォルムが実現した今お伝えしたいこと【346】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび1点ハンドメイドバッグが完成しました。

初めて出来上がる「巻き寿司」デザインです。

この記事は当初の投稿が2021.01.24でした。

その後、2024.03.05現在リライティングの一環でブログ記事1投稿ずつを順に手直ししています。

今日この記事【346】の番になりまして、3年後では随分と意向が変わった今見てもこの時の「巻き寿司」の完成はやはり「完成」であったと言えます。

このデザインで初めて作り上げたという達成だけではなく、それ以前にもここに至るまでにはいろいろモデルチェンジをしています。

このたびはこのバッグによってお伝えしたいことを、これと同じようなバッグを作るハンドメイドをしている方へのメッセージとして綴ってまいります。

「巻き寿司」デザインが出来上がるまでに何があったのか、なぜこのデザインに行き着いたのか

まず、なんといってもカーブのラインをラウンドに改良したことによる作りやすさが生まれました。

「作りやすい=美しく仕上がる」という法則は間違いないと実感しております。

「巻き寿司」:<サイズ>縦23cmx横32cmxマチ10cm。
ショルダーが取り外しのリュックになります。リュックで使用しない場合はハンドバッグの使い方もできます。
ファスナーの開閉にこの半月型のタブが活躍。実際開閉には重圧がかかりますので、頑丈に取り付けています。
内側の様子:底板はリムーバルで最後に設置。お洒落になじむように裏地の生地で包んだ8角形の底板です。

当初は、「かまぼこ」というデザインで、底周辺が急カーブの狭いカーブでした。

その部分が難関になってしまい、綺麗に作れる確率の低さを実感。

そして、そのデザインをあきらめ、すべてのカーブがクリアで分かりやすいすっきりしたものに改良することで「巻き寿司」が生まれました。

「テリーヌ」というビジネスバッグもデザインにありますが、作りは全く同じ構造です。

結局行き着いた場所は、「四角なのだけれど角が丸くなったデザイン」なのだと思います。

あとがき

「巻き寿司」と「テリーヌ」は作りが全く同じ構造。

このたびの「巻き寿司」は複数のカーブデザインにおいて、これまで改良した結果1つの点に集まったと言えます。

サイズが違うだけで全く構造が同じデザインは果たして「同じ」と目に映るのでしょうか。

ビジネスライクな「テリーヌ」に対して「巻き寿司」はリュックに背負いお出かけ用のテイストです。

自身がこれまでハンドメイドバッグを何年も作ってきた成果の1つとして、この「構造」が完成されたということになると思っております。

そして、この構造は「ボストンバッグ」にも引用できます。

マチをうんと広げこれらとはまた違ったシーンに活躍するバッグになると思われますが、それでも基本の構造が一緒なのです。

そして、2024年現在では、こうしたアイデアや手法をお伝えする事業へとシフトしようとしています。

こうしたノウハウを広げ、ハンドメイドをする文化みたいなものが根付けば素敵だと思っております。

引き続き浮かんだアイデアは惜しみなく記事にアップしてまいりたいと思います。

上述にもありますが、込み入ったハイブランド様にあこがれたようなデザインは、少なくとも2番手です。

それよりも、単純でもシンプルでもベースの部分から考案して改良を重ねた道を作っていくハンドメイドライフが正解だと思います(^-^)。

通常はたやすく披露しない型紙を撮影、綺麗な自然なラインを出すために改良した未完成の型紙の試行錯誤の様子【332】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、とても重要な型紙変更を致しました。

「おにぎり」デザインのハンドメイドバッグの底周辺のサイドのラインが反ってしまって綺麗にできていないのです。

これをまっすぐにするためには型紙を見直す必要があると、型紙のラインを変える検討をします。

結論からは、この度の型紙ではバッグを完成することさえできませんでした。

とはいえ、何もしなかったことはなく、以前のラインは未熟なものであったことは間違いないということです。

このたびは、試行錯誤の途中ながら、貴重な型紙の写真を撮り、この記録を苦い記録として残したいと思います(汗)。

以前の沿ってしまったサイドのラインを型紙で検証

以前に製作した、サイドが反ってしまった様子。それほどひどくはないですが、生地が余分です。
反り返って出来上がる理由を、底から上がっていくラインがゆるやかすぎると説きます。

なかなか、ここからカーブを急にすることが解決方法だとは思いつきにくいので、しっかり現実的に底の丸いカーブに型紙を当ててラインを描きます。

このように底パーツを当ててカーブの角度をそのまま写し取りました。
そして、直線部分は延長するというようなことをして完成します。

これで仮型紙として一度サンプルを作るということをやってみます。

このような急カーブの型紙になりましたが、急すぎるかもしれません。すごく個性的なラインです。

今回は、なんとなく底パーツにカーブのラインを当てただけですので未知です。

一応、この型紙で裁断して可能な限り作っていくのです。

使用の生地はニットを表地に、マルチカラーボーダーが美しいブルー系の生地をちりめんの裏地と合わせた

<表地>ジャカードニット。ポリエステル/60%、綿/30%、アクリル/10%、日本製。
<裏地>ちりめん。ポリエステル/100%、日本製。

ブルーx黄色中心のマルチカラーが爽やかです。

以前に裏地にも利用したことがありましたが、今回はこのマルチカラーボーダーが主役となります。

あとがき

結果的には、この型紙修正も作り上げることさえできませんでしたが、ラインがおかしい時には、3次元に当ててみて、その出来上がりの形になるには平面ではどんな形で描けばよいのか。。ということを正確に素直にやって行けばヒントが見つかると思います。

お洋服で立体裁断というものを映像で見させていただいたことがありますが、ボディーに当てながらそのまま紙に作図しておられました。

それに類似のことをやっているつもりではあるものの現実答えは見つかっておりません。

ただ、デザインの不格好さは型紙を変更していくという視点と、物理的な学び(この作図でこの立体が出来上がるという経験)が重要で、ここが難易度が高いと思います。

少し苦手な分野です(汗)。

マチ付きバッグの視線が集まる場所はここです、底のハギ目がぴったりと十文字になった美しさの追求のための技術【184】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、「シャネル」様のキルティングがかかったバッグについて、柄合わせの徹底さから、目に映る細かなラインの細部まで美しく整ったものを作っていく「姿勢」というものがとても素晴らしいというお話をブログの記事の中でさせていただいたことがあります。

あのキルトの柄のつながりを見て、チェックやストライプ、ボーダーのバッグを作る時に柄合わせを意識するようになりました。

見た側もとても心地が良い、柄がぴたりと合っていることの美しさと、そこに込められた強い熱意や徹底した方針も見られます。

今回は、<ハンドメイドバッグ教室>でマチ付きバッグのマチの綺麗な出し方をご紹介します。

マチの十文字ピタリと綺麗に出すコツ

マチは、長方形で縫っておいて、つまんで、ハサミでカットという方法もあります。

ハサミでカットしてはいけないような裏無しの場合は仕方がありませんが、間違いなく、マチ付きのバッグの型紙は、最初から角を削った形で用意し、裁断しておいた方が綺麗にできます。

このようにマチ部分を最初から削った型紙で裁断したやり方の方がマチが綺麗に作りやすいです。

それは、目に映りやすい位置にマチの重なりの十文字が来るので、整えやすい状況にまずはあるというのが、その理由。

そして、その環境が上手く整えられた状況で、マチを作りますが、その時に、マチの先端周辺だけを見るのではなく、奥3cm程入った部分までのハギ目の線のつながりを見るのです。

まずは、きちんと両割れしている必要がありますので、事前のアイロンも重要です。

こんな風に3cmほど奥までハギ目部分の線を見ながら十文字を合わせるということをします。
上の方だけを表面的に見ているよりもはるかにぴったり合ってきます。
そして、十文字にぴったり合った位置を指で固定し、真ん中のハギ目に待ち針を打ちます。
決して動かしてはいけません。固定した位置を確実にキープします。
左右もそのままぴたりと合った状態で待ち針を留めます。

コツを実行した結果のマチの出来具合

やることはやったということで、マチを縫った後ひっくり返します。

とりあえず、合格ライン。十文字が綺麗に出ているハギ目は美しく、気持ちが良いです。
これ1つでも良い仕事ができた証(あかし)と言えるのではないかと思います。

あとがき

良い仕事ができたことが分かる商品はやはり価値が上がります。

マチの十文字もいわゆる柄のようなもの。

「シャネル」バッグが徹底して柄を合わせてあるように、左右1つずつのシンプルなものではあるけれど、マチの十文字柄も同様のこと。

ここは重点を置きたい場所です。

マチ部分は、バッグを一目見た時に、視線のいく場所の1つであるかと思います。

びしっと綺麗な十文字にするまてにこのコツを取り入れていただくと、「ハンドメイドバッグ道」のワザが増え、1つステップアップできるのではないかと思います。