高級な地金や天然石をまとわぬメッキ素材のコスチュームジュエリーの価値はどこにあるのか【809】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、「本物志向のレンタルジュエリー」というキャッチフレーズで、地金が18金やプラチナで、天然石が組み合わされた、貴金属とか宝飾品、宝石といった部類のジュエリーのレンタル事業をさせていただいております。

事業にすべて本物を根こそぎご提供した事業者である私の宝石箱の中身というのが、メッキやブランドコスチュームジュエリーの自主カスタムのもの。

これらの事業の本物と対極にあるお品を数点のみ時々たまのお出かけ時に身に付けます。

今回は、本物志向を謳っている者が、その目線を持ったまま、対極にあるメッキ素材やコスチュームジュエリーの部類のお品に、「作りの良さ」とか「おしゃれ感」を見つけていくということをしてみました。

ビンテージ市場にある素敵なメッキジュエリーのメーカー

今回、3アイテムのメッキジュエリーをご紹介致します。

AVON社製:まずは、ペンダントトップです。房タイプでチャームが先に付いて素敵です。シルバー部分も何ら925素材など一切使われておらず、ALLメッキ。実際の着用は、チェーンをステンレスに変えていて、首に当たっても金属アレルギー反応が出ないよう自分使いにカスタムしています。ここでは、ブランド様の商標権の配慮で元のオリジナルの部分のトップのみのお写真です。

AVONは、エイボン・プロダクツというどちらかというと現在では化粧品のイメージの強いメーカー。

実は、わたし、隠れAVONファンで、化粧品の部類の、メイク落とし、アイライナー、アイブロー、アイシャドウがすべてAVONです。

顔に乗せた時の粉やペンシルの付きが非常に良く、滑らかで、他の一流ブランドのコスメに近い良いレベルだと思っています。

そのエイボンがこういったメッキジュエリーを昔作っていたようなんです。

ビンテージジュエリーの中でたまに見かけます。

このチャームもガラスに色を入れたような決して高価な素材というものではないのですけれど、丁寧にデザインされれていて、色が付いていることでお洋服にも合わせやすいです。

チャームがひらひらと舞うイメージが湧き、楽しいですし、やはり一味も二味も際立つおしゃれ感があります。

MONET社製:モネはかつて百貨店などに専門ショップとしてあった記憶があります。こちらもシルバー色ではありますが、ALLメッキ。時計のような作りがそのままブレスになっていて、留め具もきちんとしたパチンと留まる作りの良いもの。厚めで金属をたっぷり使ったお品は高級感あるコスチュームジュエリーのようです。

今では難しいことなのかもしれませんが、1980年代頃はMONETのお店の店員さんのお話によると、18金を表面にメッキしてあったようで、とりあえず、購入時の時点では、フルに18金が塗られ、様相が18金と同じでした。

地金価格のアップした現在では、K18のコーティングはあまり見かけませんね。

ビンテージ物の中にあるあまり使われていないものの中には、そういったものもあるかと思います。

aliexpressのサイト内のお店:ダブルリングの台はピンクゴールド色。

こちらは、ブランドは特に無名のようですが、作りがとてもよく出番も多いです。

中国のサイト、アリババが運営のaliexpress(アリエクスプレス)で購入。

このサイト内のメッキジュエリーはお洒落です。

何かこのサイトは、こういった小さめの工業品に長けているかのように見えました。

以上3アイテムをご紹介しました。

メッキジュエリーの使用シーン

こういったメッキジュエリーは最初から高額なお品ではないことを心得ていますので、使うシーンを工夫すると良いです。

例えば、暗がりの場面。

明るくなければ、宝石も何が何だか分かりません。

なので、特に本物であると映りにくい場合に、華やかには装うもののこういったメッキの出番があるかと思います。

そして、旅行です。

遠方への外出というのは気が散漫になりがちであることと、もしも忘れたり失くしたりすると見つけにくかったりするもの。

最初からそういったリスクがあるので、後で嘆かなくても良いような気軽に着けられるこういった質のものが活躍してくれます。

反対に本物というのは、人と近くで会うようなシーンですね。

ぱっと目に入った時に、その金属の本物の輝きとかダイヤモンド、天然石の美しさは本物ならではの良さがありますので。

あとがき

今回ご紹介したメッキジュエリーが素敵なブランドさんは他にもあり、「サラコベントリー」などは有名かもしれません。

一般に宝石と呼ばれる素材の部分である、地金や天然石を取っ払った時に残る価値というものは、「作りの良さ」と「おしゃれ感」だと思っています。

フェイクパールと本真珠を見分ける確実な2点のご紹介【692】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

レンタルジュエリーの事業をさせていただいております。

picturesqueのレンタルジュエリーにも真珠のセットが10セット程あります。

その中には、フェイクパールというのは1アイテムさえ入れていません。

すべて本真珠になります。

ここ最近思うのは、真珠の採取高が少ないのかな、、、ということ。

そして、古き良きお品である真珠も以前より見つけにくくなったことです。

しかし、真珠というのは、冠婚葬祭に定番のジュエリーですので、必ずニーズは一定にあったりするので、人気というかそれを求める人というのは、この世にセレモニーがある限り不動のものだと思います。

今回、素敵なデザインのパールブレスを入手しまして、それを例に、本真珠の見分け方をつかんだことで、早速、その決め手の点を2点のみの確実な点でご紹介したいと思います。

いろんな可能性がある中、これが確実といった2点の見どころ

本真珠の見分け方につきましては、真珠をお取り扱いされているプロの宝石商の方々がたっくさんYOUTUBEなどでその見分け方を発信されています。

私もいくつか参考にさせていただき、視聴させていただきました。

どうもありがとうございます<m(__)m>。

そのいくつかの見分け方のコツの中には、こうだと本真珠の可能性が高いというものもあれば、確実であるというのが混在しています。

そこで、宝石鑑定の資格などを一切持っていない私が、ただただ真珠が好きでたくさんの真珠を見て、持ってきた経験も含めて、今回決定的になった2点のみをお伝えします。

こちらの下の写真、実は、本真珠ではないブレスレットになります。

購入させていただいた販売者様も全く分からないということで事前情報はありません。

自分の目で見て判断することになりました。大変良い機会を得たということになります。

デザイン性が凝ったパールブレス:最終的な私の判断は本真珠ではありませんでした。ただ、貝パールの可能性はあります。

まず、1点は、「重さ」です。同じくらいのボリュームの本真珠と比べてはるかに軽い。

比べなかったとしても、ずっしりとした重工感が本真珠にはあるものです。

そう考えたときに軽いということを感じました。

ただ、このブレス。かなりその辺りが良く考えられています。

重さをアップするためと思われる、クラスプのパールの飾りの数が8個もあります。

このことは裏を返せば、本真珠にはせいぜい1粒を真ん中に飾る程度の飾りであるということ。

ただ、それは可能性の範囲内なので、今回の決めての2点には入りません。

そして、2点目です。

真珠をこすり合わせたときの、ざらざら感や引っ掛かり、これがあるのが本真珠だというのです。

このブレスは、ツルツルでしたが、手持ちの本真珠はどれもこれとは異なるざらざら感、引っかかり感がしっかり感じられました。

ということで、①重みがあることと、②こすり合わせたときのざらざら感、引っかか感があることこの2点が確実性の高い決め手だと私は思いました。

よく見分けるポイントの中に出てくる、SILVERの刻印がクラスプにあるというのも、あてにはなりませんでした。

このブレスにはしっかりと刻印があったからです。

もし、もう1点い決め手となる点を入れるとすると、珠の穴のくり抜き具合が、綺麗にくり抜かれているか、割れたりいびつだったりしていないか、この綺麗な方が本真珠だとのこと。

これは、すべての穴がいびつだったり、ヒビが入っていたりしたのを見ました。

しかし、比べる相手の本真珠の方が、ぎゅっとしっかりとつなげて間にクッションも入っていたので無理矢理引っ張ることをしたくなくて、比べておりませんので、今回③には入れませんでしたが、これもおそらく大きな決め手になるかと思います。

②のこすり合わせも強くやるとキズの原因なので、優しくやるということが注意点です。

易しくこするだけで分かりますので。

あとがき

と、こんな感じで、鑑定士でもない私が、この2点は確実に見分けられる点だと思った本真珠の見抜き方でした。

とても嬉しかったです。

本当は、このブレスも本真珠であれば嬉しいところですが、そうそう、この様相で本真珠が見つけられるということはないということですね。

このフェイクパールのブレスは、実は、珠の糸が切れていますので、自分でつなぎ直して、コスチュームジュエリーのように、自分使いをしていこうかと思います。

今まで、真珠が好きで、とにかく本真珠ということで、本真珠ばかりを見てきました。

そうすると、見分け方という点では疎かったと思うんです。

やはり、その反対のフェイクパールも手にしてみて、見比べてその違いがどの点なのかなどを研究したことが一切なかったので、本真珠を持ちながら見分ける力はなかったのですね。

けれども今回とても良い学びになりまして、今後はしっかり見分けていけそうです。

そして、フェイクパールであっても、今回のようにすぐに本真珠ではないと見抜けないほどの良い作りの物も多いということです。ちゃんとシルバークラスプが立派に据えられて、オシャレ度も高い。

珠の間に糸の結び目も丁寧に入れられて手間がかけられたお品なのです。

ということで、コスチュームジュエリーと言えども、良い作りであるというところは見どころであると思いました。

素材が天然であればそれは良いお品だという判断がいかに簡単すぎる判断であるかということを考えさせられる今回の経験でした。