切替えの多いデザインで製作したミス、壮大な薔薇柄の生地はシンプルで広いバッグの造形でこそ立派に映える【17】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年では、バニティバッグ・巾着バッグ・ボストンバッグに並び並びもう1つ立体的なバッグである「リュック」に初挑戦。

エレガント志向のバッグ作りからは、カジュアルなテイストを持っているリュック。

しかしそれもイメージによる固定観念であると解き、カジュアルなイメージが広がっている現在のアイテムをいかにエレガントに寄せられるかも今後のポテンシャルであるととらえました。

近年の健康志向の高まりからは「シンメトリー」がキーワードのバランスの良さこそ大きな重要ポイントであり「価値」になると思います。

このたび掲載してまいります2019年に初製作のリュックの完成度、自主判断としては失敗でした。

せっかくのリュックに踏み出した第一歩でしたが、美しく出来上がらなかった一番の理由を見つけました。

服地を使用したリュックは正解ながら、黒地に映える豪華な薔薇柄が存分広がらなかった切替えデザインの失敗

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.05.06からおよそ5年販後の2025.01.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

せっかくの柄をわざわざ分割してしまったデザインに対して、全体を俯瞰していないこと、せっかくの素敵な生地を最大限に活かすための意識の欠如と未熟さが原因でした。

2025年にこうして振り返ることができることも2019年からの発展、当時においては精一杯の結果でしかなかったのでした。

あまり既製品を参考にしない独自の試行錯誤のみで、かえって難易度が高まる頭と本体を分けるなどという構造で製作したのでした。

表面がスエードのよう(あくまで、スエード風の域で実際は布地)ということで、スエードという言葉が使われているようです。

見たところ、「ピーチ」という桃の皮のような毛羽立った様相の織り方に類似です。

同時期に購入していた色違いも後の製作で使用していきます↓。

<表地:黒地のマルチカラー薔薇柄>スエードプリント、ポリエステル/100%、日本製。美しい生地です。
失敗の一番の理由:壮大な柄はこのように分割したデザインはせっかくの柄の一続きを途切ってしまうのでした。
当時の精一杯の考えで、ヘッドは「外表」ボディは「中表」という分け方をしたことから別々に分割したのです。

確かに当時ならではの考えあってのこの構造、むやみに分割したわけではなかったのでした。

完成(前面):<サイズ>縦22cmx横27cmxマチ6cm。コンパクトなサイズのリュックです。
完成(後ろ面):ショルダーの幅は1.5cm幅。ヘッドとボディを合体するデザインはかえって難易度だらけです。
入口ファスナーはアシンメトリーに設置。使い勝手としては柔らかい布の場合入り口がたっぷり開きます。
<裏地:黒>スポーツメッシュ、ナイロン/94%、ポリウレタン6%、日本製。後日色違いで調達するほどの生地。
実際の着用イメージ:この柄ならもっと丸みのある袋型の方が柄が生き生きと映えると思いました。

そもそもの、企画案への反省です。

素敵な薔薇柄生地、切替えなどせずむしろ一繋ぎのシンプルな形で柄を主役にすることは、「敬意ある製作」でもあるのでは。。

あとがき

2025年から見て、2019年は随分立体的なバッグ製作に挑戦していたのだと振り返ります。

同時に高級生地にも背伸びをするような形で一歩踏み出していましたから、未熟な技術のせいでほとんどが「幻」に。。

とはいえ、「製作品アーカイブ」にその姿を保管していますので、未熟な製作であろうが現在の技術が高まった製作であろうがフラットな気持ちで展示しています(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク