心揺さぶられる美しい迷彩柄の見かけはエコバッグ、しかし内部は多数の隠し場所で溢れ充実した遠出向きの良きパートナー【1411】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

なかなかの時間をかけたトートバッグを製作しました。

過去の生地ストックがまだわずかに残っている分がありその消化も兼ねながら、今まで作ってきたモデルを発展させたようなデザインです。

本来一重仕立てで作るエコバッグの「切餅:きりもち」というデザイン。

これに裏地を付けて、更に内蔵巾着袋もキルトがけの生地を仕立てながら完成していった、手間がたっぷりとかかったお品物です。

是非、完成の様子をお楽しみ下さればと思います。

外から見たらエコバッグ、内部はきっちりと絞られた内蔵巾着袋と奥にあるポケットを含む複数の入れ場所を確保した発展型

巾着袋内蔵トートバッグ:<サイズ>縦37cmx横37cmxマチ18cm。
これまで複数製作してきてもまだ見直した箇所:タブのサイズを今後支柱幅よりも大きくします。

このように変化した理由は、四角い繋ぎ目カバー布のステッチを安定させるためです。

以前の同じ幅だとでこぼこして不安定だったからです↓。

以前の取っ手継ぎ目タブ:確かにスタイリッシュでしたが、生地によってはずれやすかったりするのです。

やはり、どのような生地であってもできるように、易しく製作できるようにという工夫は任務だと思っています。

フラップポケットから糸が飛び出さない上品な始末:左右のUのステッチの端を数ミリ内側で結びカット。

結ぶと同時に内側に向ければ自然に内側へ隠れてくれることが大半、上へ飛び出した場合はアイロンでクセを内側に向ければ思うようになります。

一番上にはステッチが無いことも、後の横ステッチとの交わりが起こらず美しいです。

裏地にはダイヤキルト10cmをかけてあります。ボールペンの跡が残ってしまったことはミスです(^_^;)。
内蔵巾着袋の入り口の様子:しっかり巾着で絞られます。黒生地にも10cmダイヤキルトをかけました。
タブホールを使った巾着ひもは、どんな厚手の本体に対してもタブ生地を薄手にすればうまくいきます。
巾着袋の内部にもポケットを設置:表の支柱ベルトのナイロンオックスを使っています。
片方の面を裏と表を間違えて接着芯を貼ってしまいました、正解は右のチャコール。これもミスでした(^_^;)。
底の支柱ベルトの合致:ピタリと重なることが美しく良質さの表現でもあるのです。
ここまでの充実した内部は、遠出の旅行にも利用できるほどのもの。楽しく整頓しながらお使いいただけるかと。

登場生地は随分種類が多かったので、下のクリップにまとめました、全6種類です↓。

あとがき

多くの生地を組み合わせた、まるでお洋服のコーデのようでしたが、ここまでの種類の生地を使いますとさすがに重いです(1kgくらいありそうです)。

持ち運びはお車というシーンの方が良いかもしれないと思いました。

「フクレジャガード」生地をめいっぱい有効に使えたこの製作は大変今後の可能性を感じました。

生地メーカー様が作ってくれた生地に敬意を表し、きちんとしたお仕立てをして素材の良さを継承することを忘れないようにしたいものです。

この材料が無かったら決して作り上げることはできなかった、そうした自分だけでは成し遂げられなかったことが他の力を借りたことへの敬意のようなもの。

そうしますと、「製造」ということは、やはり安物など作れないという気持ちになるものです(^-^)。

書き手:picturesque(ピクチャレスク)

縦長トートバッグは「ピンタック」を四つ角に入れた方がスタイリッシュになると製作後どうしても気になってしょうがなかった【957】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「インテリア収納袋」を作る企画としまして、比較的短い時間(およそ3時間程度)でインテリア専用のバッグを連続製作しております。

長い期間そのままになっていた生地在庫の一掃の目的と、存分に柄の素敵さを広い面積で味わえる、容積とおしゃれ度重視のバッグ作りへのシフトをしてみたのですす。

在庫を残さない方向ということで生地をめいっぱい使う方法に見合い、これまでの外出用に特化したバッグとは違った柔軟さも生まれています。

必要な時だけ、畳んで収納してある引き出しから取り出して使うという融通があり、室内でただ収納するためだけの入れ物となることで傷みが少ない長持ちなバッグになると見ています。

実際に昔のバッグをいつまでも保管している経験もありますので、おそらく長年の持ちに関しては確かなことだと思います。

このたびは、このシリーズの製作の3点目になりまして、縦長のトートバッグを作ります。

比較的大きいサイズの縦長は、「くったり」となりがちでそんなところをハリコシある裏地とのコンビでバランス良く工夫していきます。

では、どうぞご覧くださいませ。

表地も裏地も同じ形の薔薇柄の相性と、元はステージ衣装のようなワンピース向けの服地である共通点を持ったコンビ

このたびの生地も凹凸感がある生地なのですが、いろんな凹凸感の表し方がある中の1つとして「フロッキー」という素材があります。

ベースの基布の上にまるで貼り付けたような(実際に貼り付けるというようなことに値する構造)凹凸感です。

<表地>シャンタンフロッキープリント、生地:ポリエステル/100%、柄:ナイロン/100%、日本製。

シックなシルバーグレーx黒、この無彩色感がまたクールです。

<裏地:黒>ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。

裏地の前面側と後ろ面側とでツヤが違いますが、奥の方、裏を向けてしまいまして、間違えております<m(__)m>。

手前のツヤのある方が表で本来の向き、奥の方は逆サイドに接着芯を貼ってしまい、ツヤの出方が違ってしまいました。

カラートーンがちぐはぐになって映ってしまい失敗ですが、接着芯が貼り付いてとても剥がせませんので、やり直しせずに作ってしまいました。

完成:縦長のトートバッグ。<サイズ>縦42cmx横33cmxマチ20cm。
縦向きは、何も中に入れていない場合に、どうしてもだらしがなく見えることがあります。
そこで、上の方だけピンタックを四つ角に施してみましたが、ほとんど効果はありませんでした。

そこで、一度中途半端に上の方だけ施したピンタックを外しまして、上から下まで四つ角すべてに入れ直していきました↓。

ピンタックを四つ角すべてに施した本当の完成:これで良いです◎。スタイリッシュに整った造形になりました。

あとがき

背丈にも関係するので、あまり縦長のビッグサイズは万能とは言えないこともありますが、横長にはないスタイリッシュなかっこよさがあります。

こうして、出来上がって思うことは、縦長は、ほぼすべてにピンタックが入っていた方が必ず素敵になるという結論です(^-^)。