事業が伸びるには必ず言葉で説明できる理由があった【1067】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今年2022年に読んだ本の数は、私の中では過去最高かもしれません。

一度に6冊同時に借りることができる県営図書館でお世話になっていますが、特に最近は、ビジネス本もよく読んでいます。

事業のことが書かれている主に経営の分野が多いですが、過去の本であってもとても面白いものも多いです。

そこから自分なりにヒントを見つけては自分の事業へ活かせればと思いながら読んでいます。

今回は数社の例が挙げられた、急成長をした会社についてその急成長のポイントを研究した本になります。

「急成長のメカニズム:日本政策金融公庫総合研究所 編」です。

これまでの事業を見直した事業内容のシフトの例

よく言われる、変化をし続けるという言葉がありますが、過去やってきたことを見直して、見切りをつけて同じ分野の業界ながらも別の内容へのシフトという例が一番身近に感じました。

アパレルの会社さんの例でしたこともあり、たまたまの偶然だったことが1つ、この会社さんが以前勤務していた会社の取引先だったことを思い出しました。

進化して名前が少し変わっていましたが、間違いないと思います。

アパレルもなかなか過去を捨てきれず同じことを繰り返して、短い季節に無理やり合わせて不良在庫をかかえて、ぐらりと揺らいでいたわけですが、コロナよりも数年前にもう別の事業へシフトされていました。

そして、成長中の良い状態の時点でこの本が出版されるわけですが、その後、コロナが襲ってきましたので、ここでまた大きな分岐点がどの事業にとっても少なからず起こったと思います。

コロナによって、自分の事業の抱えていたリスクが浮き彫りになったということだと思いますが、この本の出版の時点はコロナ前。

コロナで慌てて見直すにも時すでに遅しというところも多かったかと思いますと、早い段階でのシフトという判断がとても良いアンテナをお持ちであるかとこのアパレル会社さんに対しては思いました。

まだこの先に来ていない未来を見通す先見の明ということは、社長様とか、プチ個人事業主の主である私達が行う最も重要なお仕事です。

良くないのが、いま現状の満足と過去にとらわれることだと思います。

思い切って過去を一掃するほどのシフトも判断としては後に合っていたということもあるのかもしれません。

1960年代以降の作れば売れたウハウハ時代の心地良さがいつまでも忘れられずにいて、古い体質がいつまでも残っているとも言われてるアパレル業界。

そんな中でも、俯瞰して見ることができることはとても前衛的であり、素晴らしいと思いました。

その他、食関係の会社さんも紹介されていて、よく知る冷凍食品会社さんのお話も出てきました。

ご一読どうでしょうか(^-^)。

この本の構造の良さ

普通、こういった政府系の発行者様であると、堅苦しい文言が並ぶイメージですが、そうでもなかったところが読みやすかったです。

本の読み方は人それぞれ自由です。

何も最初から1文字1文字逃さずに読むことが良いということもなく、読み方に関しては自分で決められるのです。

必ず、1社紹介の章の終わりに、急成長のポイントになる点がまとめられていますので、読み方としては、時間がなければそこだけ読んでみて、興味があれば深堀りして本文を読むなどの読み方もできる本だと思います。

あとがき

今、少し思っているのが、コンテンツの作り方の本を読むのかどうかです。

読むとこうするべきという固定概念ができてしまうかもしれませんが、もしかして、スムーズに進むヒントもあるのかもしれません。

そういったWEB知識が疎いにもかかわらず、自分でいったんやろうとしています。

コンテンツ作りなら新刊のような本が良いですよね。