まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、ハンドメイドバッグにおきまして、シリーズものを企画しました。
全くの同素材でデザインのく違う5つのバッグを作ってみます。
名付けて「同素材シリーズ」です。
目的は、デザインによってどれぐらい雰囲気が変わるのかを見てみることです。
そして、素材を同じにすることでデザインの特徴を分かりやすく研究するためです。
美しいイタリア製の生地と高級感ある衣装生地がメイン材料
パープルや、ブルー、ピンクを黒地に乗せた冬色と呼ばれるテイストの生地です。
とても美しい生地で、イタリア製ならではの風通ジャガードです。
ここまで美しいと複数連続製作しても飽きないかもしれません(^_^;)。
製作の順番などの予定
まずは、もしかして一番難しいのではないかと思われるデザインのカーブの入ったドーム型からスタート。
難しいものを先に製作するのだという考え方で行ってみます。
順番に下記の通りに5デザインを作っていきます。
①ドーム②バニティ③巾着④ボストン⑤リュックです。
隠しポケットは隠れているだけでなく、手間をかけた奥深い苦労も隠れている
さて、今回は、①のドーム型です。
他のデザインにも共通して出てくることですが、前々から気になっていたことがあります。
隠しポケットの入口を覗いた時の縫い目をファスナー上に綺麗に出したいということです。
ちょっと分かりにくいですね(^_^;)。脱線した縫い目が目立つようなことがないようにという意味です。
ここで、このことを写真と共に解説させていただきますね↓。
ファスナーに合わせた糸の色は裏地の糸の色と微妙に違うから、ファスナーの範囲内の狭い箇所にステッチを徹底したいという意味です。
それならば、いっそ裏地の上に乗るようにすれば。。というのも位置が違ってきてしまいます。
表のボックス縫いを大きな枠にせねばならなくなります。
それは、ファスナー付けの丈夫さなどを考慮すると望ましくないことなのです。
せっかく綺麗に出ている裏地の縫い付けの2本線を邪魔してしまうことにもなります。
YOUTUBE動画の中でもお話していますが、結局、対策としては、2つ。
1)裏地をファスナーに取り付ける時に、務歯から適度な距離をとる
2)裏地付きのファスナーを表地本体にボックス型に縫い付ける時に、逆に務歯に適度に近づける
この2つに私は結論付けました。2つともやりすぎは禁物です。「適度に」という加減が非常に大切です。
あとがき
そうして、完成した隠しポケットがこちらです。
この、ポケットを開けた時に視界にはいるような位置というのが、いろいろな場面で違うケースで登場することがあります。
じゃあその位置は裏なのか表なのか。。。私は、目に映る位置はたとえ内側であっても「表である」と結論付けています。
とにかく目に映る範囲内の箇所は表面にあることと同じように考えて、美しく見えるよう工夫をしていくという決意を新たにしたこのたびでした。