ジュエリーの形のそろえ方、四角い形じゃなくても四角く映る平打ちやくり抜きの円形を取り入れた四角コーデ【317】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーのペンダントのモチーフに四角型があります。

これが少しクセがあってまた個性的でかっこいいのです。

このたびは、最初に入手の四角い透かしペンダントを軸としまして、その他のブレスやリングをどのようにマッチするように同時付けしていくかという例として実際に組み合わせたセットとしてご紹介をしてまいりたいと思います。

最終的には、他の人の目にどういった形で映るのかが重要、丸い形をしても四角く映るアイテムの集結

アイテムそのものが四角いのはジュエリーにおいては、ペンダントトップがまず挙げられます。

その他、ブレスレットのパーツが四角いモチーフでつながったものなど四角だけに注目しがちなものですが、そればかりでもないのです。

例えば、「くり抜きバングル」と呼ばれる天然石のバングルは、確かに丸型ですが、腕にはめて遠目から見ると長方形の横長に映る瞬間があるのです。

同じように、リングも通常円形のものではあるのですが、「平打ちリング」が特に効果があり、腕と同じように指にはめた時に正面から見たら、長方形の帯のように映ることがあるのです。

この「映り方」をもって、それほど豊富ではない四角いモチーフのポテンシャルを高めます。

〇ネックレス:縦24mmx横15mm、シルバー925台。ステンレスチェーンの長さは80cm。

パヴェカットのストーンは、すべてホワイトトパーズ。

透明なのでダイヤモンドなのではないかとも予想するのですが、考え方としては、シルバー925台なのだから、ダイヤモンドと組み合わされることは希だと考え、ホワイトトパーズを予想します。

ダイヤモンドのような希少ストーンは一層高級感が高まる18金やプラチナの高級地金と組み合わせる方が相乗効果でジュエリーとしてのレベルが上げられるからだと思います。

とはいえ、ホワイトトパーズをメインにすることがまた珍しく、どの道このペンダントは優れていると考えます。

〇ブレスレット::チャロアイトという天然石のくり抜きバングル。幅が2cmの太めタイプ。内周は18cm。
〇リング:透かしの蝶や花のボタニカルな柄の装飾のシルバー925製。サイズは17号程度。
3点セット:この見方で遠目の見方を予想できます。「くり抜きや平打ちデザインは、四角と合う」の証明です。

あとがき

四角以外に実は、その他の共通点を合わせた部分があります。

今一度遠目の様子の3点セットです↓。

遠目で見た時の柄にご注目:ペンダント、バングル、リングがどれも込み入った模様と映ります。これが共通点。

ペンダントのアラベスクの透かし、バングルのマーブル模様、リングの透かしのボタニカル柄。

どれもが柄になっているのです。

遠目では〇〇な柄とははっきり分からない、このことが「抽象的な柄」とざっくりと目に映る。

これが共通点です。

お洋服のコーデにも言える、イメージと実際との違いを見逃さぬよう、鏡をよく見て「他人からの目線」で見ることの大切さに通ずるところなのです。

こんな風に、ジュエリーを組み合わせる際に可能性をどんと広げてみてくださいませ。

意外な相性、意外な発見がとても楽しくなると思います(^-^)。

彫りが龍なのにツタの葉に見えることをアドバンテージとする、白翡翠のビッグペンダントをうまくエレガントに寄せることへの挑戦の記録【311】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ごついイメージのある翡翠のペンダントやネックレス。

これを何とかエレガントに新しい装いにならないかと試行錯誤の一環で、このたびビッグな白翡翠のペンダントをそれだけで終わらず続きとして他のジュエリーと組み合わせていきたいと思います。

よくチェーンを布製のひもなどで設置された翡翠のペンダントは正直ごついです。

古物そのままの姿がよほどそうでなければならない理由などないのであれば、思い切ってテイストを変えねば新しくは装えません。

翡翠=昔のものという観念とごつさが頭から離れないからです。

ドラゴンの彫りは縁起物、はっきり分からないことをうまく利用し、ツタのモチーフと組み合わせていく

〇ネックレス:真っ白な美しい翡翠のペンダント。龍や鳳凰の彫り柄が抽象的。直径5cm。チェーンは80cm。
〇リング:925製の幅12mmの透かし平打ちリング。ハスの花が真ん中にあり。サイズは14号程度。
〇リング:、 白瑪瑙(メノウ)/アゲートの多面カットくり抜きリング2個。いずれも15号程度。 

特に意識したところは、ペンダントチェーンにエレガントなフィガロを採用したところです。

これ1つで随分ごつさから脱却できました。

透かしで、トップのごつさをバランスよく解消。

とはいえ、ステンレスチェーンなのでそこそこ重みのあるトップも難なく支えることができます。

ブレスレットはかわいいピンクではありますが、結局こちらも抽象的です。遠目では、ペンダントの白とこの抽象柄がリンクしているように映ります。

バチカンをどのように工夫したのかも突破口となった

細かい点なのですが、細い穴が開けてあるだけの状態へ、細くても頑強なステンレスの丸カンを通すことが正解でした。

穴は大きくは開けられなかったと思われますし、厚みもあるトップですので、直径が特注レベルの丸カンが必要でした。

そこで悩んだ挙句、二重リング(鍵などに途中に付けるフープ状の針金みたいな細さのキーリング)を途中でカット。

そして一重仕立てに変えたところで、ストーンを傷つけぬよう上手く細い穴に通しました。

一度通せばそうは簡単に外れることはありません。

あとがき

白い色をした翡翠だったからこその実現だったこともあると思います。

これについても、ドラゴンをイメージだけで組み合わせて、勇ましいテイストで考えていたのならば、このようには実現できなかったと思います。

最終的な装いによって、「遠目に映る姿」をイメージしたことがポイントだったと思います。

こうして、本新井いかついイメージのある龍のペンダントトップが新しいエレガントな装いとしてスタートを切りました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト

元は同じ鉱物「ベリル」の兄弟的存在同士の集結、エメラルド・アクアマリン・モルガナイトの原石の優しいネックレス【153】

アイキャッチ画像153

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冒頭からお伝えしたいのですが、当ブログ記事は最初の投稿の2020.07.16かおよそ5年後の2020.06.04に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

2010年代の「パワーストーンブーム」への傾向。。このことは、その後の2020年開始の「レンタルジュエリー」事業に繋がるものであったと思っております。

これまで想像していたことを遥かに上回る天然石がこの世に存在していて、どれもそれぞれが非常に美しいという感動から、ジュエリーとして活かす活動を2010年代から始めていました。

つぶし玉・ダルマ板・引き輪を留め具とした連配置のネックレスやブレスの製作、これまで非常に数多くの自作をしてきたものです。

「パワーストーンブーム」の2010年代からは随分久しぶり、ブームなどとうに過ぎ去った2020年、久しくネックレスを自作してみた記録をこのたびの記事に綴りたいと思います。

きっかけはスタートする「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップの1つにと考えたからでした。

同じ場所で成分を共にしながら生まれたミックスベリル、同時に1点のネックレスに作りあげることでこの知識を伝達したい

材料①:「ケンケンジェムズ」様にて購入。「ミックスベリル」というネーミングのパステルカラーが優し気な魅力。

ピンクはモルガナイト、ブルーはアクアマリン、グリーンはエメラルド。

宝石になり切っていない濁ったストーンの気軽でカジュアルな魅力を感じます。

材料②:留め具を高級にするスタンスで製作。K18WGの3つのパーツは、つぶし玉・引き輪・ダルマ板。
材料③:「テグズ」とも呼ばれる釣り糸。太さは天然石に開いた穴との良きバランスでで選択。8号は中間的。
連の解体:元の糸はそのまま使えませんので、外して「テグス/釣り糸」に移し替えていくのです。
つぶし玉にテグスを通す:つぶし玉は二度通すことも考え3mm穴を選択。テグスの線径とのフィット感は重要。
引き輪を通す:つぶし玉に続き引き輪にも通し、折り返して再びつぶし玉へ通しUターンする通し方。

ここでつぶし玉をペンチやヤットコでカシメます(つぶします)。

ストーンへすべて通す:元に連で通してあった通りの並び順に納得、そのままの配置で通していきました。
ダルマ板へ通す:最初の引き輪がダルマ板に変わっただけ。同じやり方でつぶし玉をカシメて固定。
コツ:すべてのストーンの間にすき間が無く配置されるところまで軽く引っ張ります。
カシメる:最初の引き輪の時よりも少し難しめ。理由は緩まないようにテンションをかけながら行うからです。
カシメ完了:ペッタンコになりましたのでここで端が固定されました。
ネックレス完成:ミックスベリルのショートネックレスが40cm程度で完成。留め具が1K18WGお品物はレアです。
木製トルソーへの配置:後のベルベットタイプのトルソーと比較してみてくださいませ。こちらはカジュアルです。
実際のレンタルジュエリーのラインナップへの追加:他のブレスやリングと共に全体コーデに挑みました。

あとがき

その後、「本物志向のレンタルジュエリー」からは、更なるレベルアップのためにこうした地金がわずかな分量の全面的に天然石の連物を2023年に全面廃止、2025年現在でも高級地金+宝石質と本格派スタイル。

さて、2025年現在でもよく思うことがあります。

2010年代の「パワーストーンブーム」の時の本当にたくさんの天然石を集めて触れたり囲まれたりしているその後から人生までも変わっていったような気がするのです。

まずは、考え方が変わっていき、本当に自分が望むことなどを本能レベルで追求するように。。

そういった変遷があっての2020年の「本物志向のレンタルジュエリー」開始があったと思うのです。

「天然石など気軽に持つものではない」とさえ言われるほどのパワーが、実は天然石にはあるようなのです。

私も我欲たっぷりの向き合い方は決してしないと誓っています。

その証の1つとしては、自分がジュエリーによって着飾らない、商品はお客様のための物であるという線引きがあります。

私物ジュエリーは、ほぼメッキで申し分程度にしか持たない、優れたものがあればとっくに商品のラインナップに並んでいるからです。

例えば、独占的にジュエリーを全部自分の物にしたい。。などと思うその心は良くない運気をもたらしたりするのではないかと考えます。

しっとりときちんとした態度でストーンと向き合うことが、地球という場所で長い長い年月をかけて世を見てきたストーンへの敬意です。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク