まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
接着芯は形状がはっきりとしたタイプをハンドメイドバッグ製作に使いたいと思っております。
実際に、「織芯」と「ニット芯」を生地によって使い分けています。
「不織布芯」は過去にアイロン(中)で解けたことがあり、あいまいなイメージを持っています。
ただ、無接着の「ハード薄芯」「ハード厚芯」「ソフト厚芯」は接着芯に使わないだけで、どれも不織布。
これらははっきりとした形状だと感じており大いに利用させていただいております。
このたびは、接着芯において、特に「織芯」が表地とくっつく時に地の目が表地、接着芯共にピタリと同じ方向であることの勧めを綴らせていただきます。
芯地も生地みたいな作りであることの理解と意識が自然と向きをそろえさせる
ニット芯は伸びるのであまり向きが違っても違和感もなく見た目にも影響したことは無かったです。
ただ、織芯に関しては貼った後の風合いの美しさに影響することだと感じており、ニット芯の場合も幾分かは影響しているのではないかと考え、織芯・ニット芯関わらず地の目の向きを表地にそろえる意識でおります。
接着した状態をイメージとして考えてみますと、織芯を表地に貼ると、2点の素材がぴたりとくっつき同化しているような姿なのです。
。。ということは、当然ながら相性良く互いに重なるには地の目の向きをそろえようと思わずにはいられないわけです。
この写真は、同じ5cm巾、表地の裁断方向の地の目が縦のものとバイヤス(45度)の向きのものが含まれています。
その2つの表地の地の目の違いに芯地も合わせている様子を見ていただきます↓。
縦裁ちはストレートの部分に、バイヤス裁ちはカーブを描いた部分に施す縁の始末のパイピング用生地です。
こうして、地の目を合わせて接着した風合いは綺麗で自然です。
変なしわが寄らず、びっしりと表地になじむものになります。
織芯を好む理由は、ニット芯よりも風合いに迫力が出る点で、良い意味での頑強さを「たくましさ」のようなものとして感じているからです。
このたびの作業としてはパイピングをする布としてのパーツ。
パイピングする時も、織芯であるとパンパンに張ってやりやすいので、結果綺麗にできると考え選択しています。
あとがき
どうなんでしょう、地の目を合わせたことが後の何年後かに何か影響があるのでしょうか。
大変地道なことではあるのですが、今を100%に作業せずして、未来の結果が正しく判断できるのかということです。
過去にその時点だけのメリットを考えた裏地の合皮使いのバッグが20-30年後の経過で無残な内部に劣化した姿を見る例からも、「つけ」があるようなのです。
接着芯くらいと思うものの、表地全体に貼るものであり、経年による姿の可能性を考えますと、「今可能な限りを尽くす」ということになりましょう(^-^)。