まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、同素材シリーズというハンドメイド製作の2つ目のデザインの一場面をお送りしたいと思います。
パープルジャガード花柄生地でバニティーショルダーバッグを製作中です。
前回のドーム型のショルダーバッグと同じく、バニティー型も同じように、取っ手をアイレットカン仕様に変更する点は今回初の試みとなります。
こうして、製作に新しい試みを取り入れながら研究もしていくスタイルです。
目的は持ち上げた時の力のかかり具合の緩和、蓋にハード厚芯を使用
今回は、他の製作中のデザイン4型では使わない、このバニティならではの芯地を使います。
ハード厚芯というものです。
その他の別芯であるハード薄芯に比べて、ハード厚芯の方はかなり厚く硬めです。
こちらをバニティの蓋パーツに使用するのです。
では、なぜここにハード厚芯を入れるのかということです。
その理由は、まずは、この部分に取り付ける取っ手1本に全体の重さがかかるので強固にしておきたいということです。
取っ手1本で全体の重さを支えるということが特徴なのがバニティー型なのです。
ハード厚芯が入っていないと、柔らかくて、蓋が持った時にかなり変形します。
バニティとしては、蓋は比重のかかる場所であり、しかも視線のいく場所。
よって、取っ手と共に共同でこの部分を支える役割がとても重要であるわけです。
そうすることで楕円型フォルムもすっきりと見せてくれます。
ハード厚芯は、それ自体結構重みがありますので、よほど必要な部分にしか使わないようにしています。
大きなバッグの本体に前面にハード厚芯を入れて作っていたことがありますが、生地も含めた完成の状態で800gあたりまで重さがいってしまいました。
せっかくの布製バッグの軽さが活きません。
それなので、基本的には、本体に入れる芯地はハード薄芯で対応しているのが通常です。
あとがき
バニティーバッグは、多くがインテリア使いやメイクボックスとして保管用に室内で使うイメージが今まではありました。
このアイテムにショルダーを付けたり、リュックにすること、縦や横のサイズを伸ばしたりすることで、バニティーのイメージから離れたところにも行けそうです。
バニティーの特徴として、置いた時の安定感も際立ちます。まるで箱のようなのですね♪。
トラディショナルなバニティーバッグのイメージは、ちょこんと手で持つというハンドバッグのイメージでした。
そんな今までのイメージを打ち破り、サイズを変え、持ち方も、肩掛けしたり、背中で背負うリュック型が過去にはあまりなかった新しい持ち方のようです。