最もかっこよくカットされたキューブ型の「ヘマタイト」のロングネックレスがホワイトゴールドチェーンに肩を並べた瞬間【533】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ヘマタイト」というシルバー色のストーンをご存知でしょうか。

特にレアな天然石ではないのですが、丸い珠のヘマタイトからその他のカットのヘマタイトまでいろいろ見てきて最終的に一番だと思ったのが、比較的小粒のキューブカットです。

これはなかなかお店には売っていない粒の形をしたヘマタイトネックレスで、問屋さんでストーンの連を購入して自分で繋げて仕立てたロングネックレス意外見たことがありません。

その銀色が、とても美しい輝きを放ち、時にチェーンネックレスに良い勝負を挑むことがあります。

ヘマタイトの色はステンレスや18金ホワイトゴールドに近い色をしています。

もしかして代用のような考え方でその利用価値も高まるかもしれないのです。

キューブ型の小粒が活きる銀色はヘマタイトならではの強味である

こちらが、4mm程度の粒をつなげたロングネックレス。

ヘマタイトのキューブネックレスです↓。

〇ネックレス:長さ106cm。ヘマタイト4mmのキューブカット。留め具はK18WG。 

せっかくのかっこいいネックレスになったことで、留め具も立派なK18WGの引き輪とダルマ板、ぶし玉でびしっとそろえ、高級感を出していきました。

〇ブレスレット:留め具含む長さ22cm。天然石ヘマタイト4mmのキューブカット。留め具はすべてK18WG。

ネックレスと全くのお揃いです。

〇リング:K18WG台のヘマタイトとガーネットがブロック状に設置された個性的な厚みあるリング。13号。

間にダイヤモンドがストライプ状に入ります。

ヘマタイトがこんな風にジュエリーに本格的に使われることが珍しく、シルバー925台との組み合わせのイメージからするととても希少なリングです。

3点セット:どれも四角いモチーフだけでできていて、スッキリとスタイリッシュにまとまります。

ちなみになのですが、このヘマタイトのキューブ型は、もう少し大粒もございまして、そちらはショートで作ってみました↓。

こちらは粒が大きい方のキューブ型。バランスを取りショートネックレスです。6mm程度だと思います。

あとがき

かつて、移動型の宝石屋様が各地のホテルや催事場にに来られてクレカと提携の催しでもらったのがヘマタイトの丸い連を使ったペンダントでした。

あのように無料で配布のプレゼントになるのだから普遍的なストーンである印象だったのですが、固定観念を覆したのがこのキューブ型でした。

キューブ型の存在を知っている人はまだそれほどいないと思います。

パワーストーン流行時代の2010年代でも丸珠とゴムの組み合わせのブレスレットばかりが注目されて、キューブ型やスクエア型の多面カットはニッチな存在でした。

もっと深堀りしていくと、実に美しいストーンのカットがまだまだあります。

ストーンの種類がよくあるものならは、カットの仕方が個性的で素敵なものを選ぶという手があります。

そうしてよくあるストーンでもレベルアップがはかれるのです。

どうぞ、このたびの意外なカットのデザインをきっかけにいろんな天然石を多角的に眺めてみてくださいませ(^-^)。

お土産物の天然石のヴィンテージネックレスのメッキ留め具への不満、しっとりと良質な品物になるようSV925へ交換するリフォーム【226】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年を過ぎた頃からの天然石ブームの影響で、随分と自身も自作で天然石の一連ネックレスを作ったものです。

その中で天然石の中では定番のような存在の「オニキス」のネックレスも作った経験があります。

ただ、自作の場合は、同じサイズの珠の一連を購入して1点物として製作したので、その出来上がりは、円形のようなフォルムになりました。

そう考えますと、お土産物のヴィンテージネックレスのオニキスが玉のサイズが、場所によって変わっていて、おさまりのよいU字に装えるという魅力がここにあります↓。

古いオニキスネックレス:胸元に向かうにつれて珠のサイズが変えてあるこの作りこそがヴィンテージの証。

多面カットの中でも特に表情があると感じる32面カットのオニキスネックレス。

留め具をこのたびメッキからシルバー925へ変えていきます。

一度バラバラにして組み直しをするといった作業を致します。

よって、ネックレス1本を自作することとほとんど同じ作業です。

珠のサイズの並びは、元のままをそのまま続行するのがよい

珠のサイズが、今回の場合はばらついています。

小さいものは、5-6mm程度、大きいと10-11mm程度までの幅があります。

首周辺が小さいものを、一番視線が向かうトップ周辺を大きい珠のサイズというように、だんだんと大きくなり、また首の方へ戻っていく時にだんだん小さくなります。

この配置が美しいバランスのとれたU字を描きます。

作業手順と注意点

まずは、留め具の部分をカットします。

この時に、ニッパーという刃の付いたペンチのようなものを使います。

ニッパーという道具を使って留め具の根本をカット。

次が早速注意点。

バラバラにするといっても、玉のサイズの違いがうまく配置してあるのですから、このままを活かしますので、そっと上側に置きます。

留め具を外した後は、もとの糸が通っているままそっとそのまま置きます。

この順番で1粒1粒移動するように新しいテグスにはめていく、それが取りこぼさないようにはめ込み直すための確実なやり方です。

必要パーツ:まずはテグスの8号。釣り糸と同じもの。左からつぶし玉2個、ダルマ板1枚、引き輪1個。

つぶし玉でさえSV925製なのです。

こうした細かなパーツにもこだわりを入れ込みます。

一番最初に通すのがつぶし玉。
そして、引き輪をその次に通し、再び折り返して、つぶし玉にテグスをくぐらせます。
そして、つぶし玉を引き輪に近づけて、適正な位置でつぶし玉をペンチでカシメます。
1個目の珠にテグスを通しました。先端はテグスが二重になっていてできれば2本ともすっきりと穴に収納。
そして、次々に珠を元の並び順の通りに1つずつとって新しい方へはめ込んでいきます。
全部通し終わったら、ダルマ板取り付けに当たって、まずつぶし玉を通します。
そして最後ににダルマ板を通しまして、折り返して再びつぶし玉の中へ。。
最初の引き輪の時とと同じようにペンチでつぶし玉をかしめます。余ったテグスをカットし、穴へ隠して完成。

テグスがだらりと余らぬよう、それでもキツくなり過ぎぬよう、目安はダルマ板が遊べるぶらぶら揺れる程度を保ちながらの位置にして行います。

そして、最初と同じように一番最後の珠の中に隠れる最大限の長さでテグスをカット。
ニッパーでテグスをカットしました。
ヤットコで飛び出しているテグスをつまみ、回転させながら一番最後の珠の中へ入れ込みます。
金属がシルバー925で統一されていて気持ちが良いです。前の取り外した留め具が左手のもの。
オニキスのショートネックレスリニューアル。美しいです♪。
使用した道具:一番左端の「ビーズリーマー」をのぞく3点。「ニッパー」、「ヤットコ」、「ペンチ」です。

ジュエリーで今回のようなちょっとした手直しなどをする場合、真ん中の「ヤットコ」の出番は多いです。

通常ヤットコは2個を1組で使うことがとても多いので、実はもう1点同じ物を持っています。

あとがき

オニキスのネックレスは、1点持っていると黒コーデに映えやすく使える場面が多いです。

それは、黒というカラーが強い色だからということも大きいです。

豊富に産出され珍しい天然石ではないものの、バッグや靴に黒が多いということに歩調を合わせるかのようにオニキスジュエリーが良き小物として活躍してくれる場面は多々あるのです。

このたびの32面カットのネックレスでしたが、以前に12mm珠一連で製作した際には、K18YGの留め具にこだわってエレガントな雰囲気を目指して自作したことがあります。

一部分しか映っていませんが、自作のオニキスの12mm珠ネックレスです。整った64面カットです。

エレガントにもカジュアルにも顔を変化させられるオニキスという天然石は万能です。

もともと影響を受けたのは、アメリカの女優さん(「ジェニー・ガース」様)が黒いワンピースに着用していた写真を拝見しての参考からです。

セレブ様達は目立つ存在ですので、よくその装いを参考にさせていただいています。

ゴシップ生地などの写真も誰それとどうこう関係なく、どんな装いなのかに細かく注目して見るという研究の仕方もしています(^_^;)。